響トリオの魔界村大冒険   作:Dr.クロ

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大切な者が連れ去られた時、世界を越えて同じだが違う道を歩みし者達が集う。


※なお序盤の猫響のネタはとある方のネタを許可をとって使わせて貰いました


第一話~集まる3人の響~

とある日、猫の始祖の力を持ったグレ響、通称猫響はふうと息を吐いてある物を見ていた。

 

それはガングニールのシンフォギアである。

 

猫響「(まさか貰うとは思わなかった…)」

 

思い出すは先日、二課に呼ばれた時だ。

 

了子『響ちゃん、これお土産ね』

 

そう言ってしばらく自分のメンタルチェックを担当していた了子からある物を手渡される。

 

それはシンフォギアのペンダントであった。

 

猫響『え、これって…』

 

了子『そう、ガングニールよ~実は二つ作ってあって、もう1つは予備として持ち合わせていたのよ~弦十郎君が貰った並行世界の装者の子達のデータを見た感じじゃあこれでもあなたはシンフォギアを纏える筈だから持ってて損はないわよ~』

 

驚く猫響へと了子は笑って答える。

 

と言うやり取りの後に了子に手渡されたのだ。

 

言われた通り試してみたが、前の様に纏えず、見ていた了子曰く、響の心で何かが足りないのではないかとの事だ。

 

猫響「(どうしたらまた纏えるようになるんだろ…)」

 

前に出会った平行世界の自分を思い出しながら唸っていると響~と自分を呼ぶ声が猫耳に入り、顔を向けると未来と翼がいた。

 

猫響「あ、未来。翼さんも…」

 

未来「どうしたの?こんなところで悩んで」

 

翼「もしやガングニールの事で悩んでいるのか?」

 

心配そうに聞く未来の後の翼のにまあねと猫響は弄りながら返す。

 

猫響「……私に足りないものってなんなのかな?」

 

未来「響に足りないもの…それなら前に話していた別世界の響達に聞いてみたらどうかな」

 

聞くと言うのに猫響はうーんと唸る。

 

それは翼も同じようでそこを指摘する。

 

翼「しかし、聞くにしても、立花は纏えないからこっちからでは現状は私しか行けないからな…私が聞きに行った方が良かろうか?」

 

猫響「……その方が良いかな?」

 

提案する翼に猫響はお願いする。

 

翼「なら思い立ったが吉日だ。今は時間に余裕があるからノイズ警報が出ない内に叔父様に連絡してからあっちに出向いて聞いて来ようと思う」

 

猫響「ありがとうございます翼さん」

 

そう言った翼に猫響は礼を述べ、礼には及ばないさと返される。

 

いざ翼が行動を開始しようとした時、猫として直感と戦士のしての勘で2人は構える。

 

いきなりの事で戸惑う未来を背にした2人の前に…黒いローブを見に纏った人物が現れる。

 

???「……見つけた」

 

未来「え……誰?」

 

未来を見て呟いた人物に見られてる本人が戸惑う中で翼はギアを纏う。

 

翼「貴様、何者だ!」

 

???「私は……魔王」

 

アームドギアを構えて問う翼に対して答えた事に猫響は眉を顰める。

 

猫響「魔王…?ふざけてるの?」

 

???「この子は…他の子同様に私が貰う」

 

その言葉の直後、2人の体に衝撃が走る。

 

それにより翼と猫響は吹き飛ばされ、未来は逆に引き寄せられる。

 

未来「きゃっ!?」

 

猫響「未来!未来から離れろぉぉぉ!」

 

未来を助け出す為に猫響は駆けだし、無意識に聖詠を歌う。

 

それにより響の体にガングニールが装着される。

 

翼「立花、その姿は…!」

 

???「この子を返してほしければ我が城に来るが良い…!」

 

その言葉と共に未来を抱えた人物の後ろに黒いゲートが現れ、その中に入って行く。

 

猫響「逃がすか!」

 

翼「待て、立花!私も…!」

 

それに猫響は飛び込み、翼も慌てて飛び込んだ。

 

その後にゲートは閉じてしまう。

 

 

 

 

ー………お………ちょ………-

 

猫響「ん……誰…」

 

飛び込んだ後、意識を失った様で猫響は目を開ける。

 

ぼやけていた視線が戻って行くと…見知った顔が2つ入る。

 

それは…自分自身であった。

 

片方は自分の様にツリ目で、もう片方はほんわかしてる感じであった。

 

響?「あ、起きた」

 

響2?「大丈夫?」

 

同じ顔2人に見られてギョッとした猫響は思わず跳び退って猫の様に威嚇する。

 

響?「うわ、話に聞いてたけどホントに猫だね」

 

響2?「でしょ?私も見た時驚いたよ」

 

猫響「…ってあれ?もしかして……片方は音を使う未来の方の私?」

 

それに目を丸くする1人にもう1人が頷いていると猫響は威嚇を止めて確認する。

 

響2?→音響「うん、久しぶりだね」

 

猫響「じゃあそっちの私は…?」

 

響1?→ロック響「んー…私も平行世界のあんたで…使う奴のからロックって呼んで」

 

笑顔で言う音響からもう1人を見て、もう1人はそう返す。

 

翼「目を覚ましたか立花」

 

猫響「あ、翼さ…ん?」

 

同じ様に飛び込んだ翼の声に猫響は顔を向けて…言葉を失くす。

 

そこにいたのは…小さくなってよくある妖精が来てる様なレオタードを着て…頭がヤシの木な感じにされた翼がいた。

 

翼の後ろに満足気なプラチナブロンドの髪の同じサイズな妖精と笑いを堪えてる金髪の妖精がいる。

 

ロック響「かみなりさん。髪、弄られてるよ」

 

翼「む、何時の間に…」

 

猫響「えっと翼さん?なんで小さくなってるの?」

 

指摘するロック響に翼は気づく中で猫響が聞く。

 

翼「うむ、実は此処で目を覚ましたら何時の間にかこうなっていたのだ。で私の髪を弄ったのはお前か?」

 

妖精→R了子「ああ、私だ。ちなみに反応が斬新だったぞ。あ、ちなみに私は桜井了子だ」

 

聞く翼にプラチナブロンドの妖精がそう返す。

 

あ、なんとなく分かると見た目は違うがノリのから猫響はそう思った。

 

翼「では目には目と行こうか」

 

R了子「何?」

 

シュン

 

そう言った翼にR了子はん?となった後に翼の姿が消え…R了子は髪の違和感から手鏡を取り出してみると…パイナップルになっていた。

 

R了子「ほう…なかなかの技」

 

それにはR了子は感嘆の声を漏らす。

 

翼「フッ、これぐらい防人の実力なら簡単だ」

 

R了子「やるな…こっちの翼とはホントに違う感じで面白いな」

 

不敵に笑う翼にR了子はそう評する。

 

ロック響「えっと、こっちは了子さんで、そっちはミューチェさんか」

 

ミューチェ「ええ、久しぶりね」

 

猫響「うん。…ってあれ?ロックの私にも見えてるんだ」

 

その後にそう言うロック響のに猫響は少し驚いて言う。

 

ロック響「見えてる…って幽霊みたいな感じなんだねホント」

 

R了子「私達がここにいる時点で彼女は目視できてたがな…やはりこの空間は異質みたいだな…まぁ、私やミューチェ、そこの翼がこの姿になってる時点でな…」

 

ミューチェ「そうね…それにしても何者かしらあの魔王ってのは」

 

猫響「!それじゃあもしかして二人も…」

 

そう返したロック響に続いて言ったR了子に頷いたミューチェのに猫響と翼は驚く。

 

???「どうやらそちらも同じ感じで来た様だね」

 

そう言って青い石が浮かんで言う。

 

ロック響「モデルXの言う通り、そっちも未来が誘拐されたようだね」

 

翼「石が喋っている…!?」

 

猫響「モデルXって言っているけど何それ?見た限り普通じゃないっぽいけど」

 

驚く2人にああ…とロック響は頭をポリポリ掻く。

 

ロック響「この子はライブメタルモデルX…私の仲間で聖遺物な完全聖遺物」

 

モデルX「初めましてだね異なる世界の響に翼、紹介された様に俺はライブメタルモデルXと言う。宜しくね」

 

翼「うむ、よろしく頼む」

 

猫響「えっと…よろしく」

 

音響「あれ?他のライブメタルのみんなは?」

 

名乗るモデルXに戸惑いながら2人が返した後に音響が気になった事を聞く。

 

ロック響「絶賛行方不明」

 

モデルX「どうやらこの空間に来た時に散り散りに飛ばされたみたいだ。今は俺と意思のないモデルGしかいないよ」

 

R了子「ホント困り者だ。あの魔王と言う奴は…」

 

音響「一体何が目的なんだろうね」

 

肩を竦めるロック響とR了子に音響は呟く。

 

猫響「でもどんな目的でも未来を誘拐したのは許せないよね」

 

音響・ロック響「うんうん」

 

R了子「うむ、安定してていいぞお前達」

 

ミューチェ「いつも通りね」

 

翼「立花にとって小日向はとても大切なのは何処の世界でも変わらないのだな」

 

代表で言う猫響の頷いた2人の響のにR了子とミューチェは達観してて、翼は苦笑する。

 

ロック響「とにかく、進んでみようか」

 

そう言ってモデルXを持つ。

 

ロック響「ルーメン~インフィニタス~モデルX~ロックオ~ン」

 

聖詠を歌い、モデルXが輝いてロック響を包み込んだ後に…

 

ロック響「ん?」

 

胸と腕、足を鎧で包み、スカートを見に纏った騎士風なギアを纏った姿になった。

 

ロック響「あれ?変化してる?」

 

音響「あれ!?私も変わってる!?」

 

猫響「私のもだ…」

 

驚くロック響の後に同じ様にギアを纏った2人も自身のギアの変化に戸惑う。

 

それぞれ鎧については違いはないが色が違っていた。

 

ロック響は使っているモデルXのだからかメインの色が青色

 

音響はイメージカラーである黄色

 

猫響はオレンジ色であった。

 

後は頭のヘッドギアが前部分がないヘルムで、猫響は耳が出る様になっている。

 

R了子「どうやらこの世界の影響でギアが変化している様だな…言うなれば騎士型ギアか」

 

ミューチェ「一体どんな力があるのかしらね」

 

翼「私としてはギアが変化する事に驚きなんですが…」

 

顎を摩って言う推察するR了子のにミューチェは困った顔をして翼がそう返す。

 

音響「私達の方ではギアってよく変化しますよ。水着型やメイド型、クリスマス型とか」

 

猫響「おかしくない?それ」

 

ロック響「話に聞いたけど…コスプレ対応してるねシンフォギアって」

 

付け加えた音響のに猫響はツッコミを入れて、ロック響は身も蓋もない事を呟く。

 

R了子「それで、あっちが進む道みたいだぞ。ご丁重に矢印板がある」

 

ミューチェ「あら本当ね。ん?なんか下に書いてあるわね」

 

翼「えっと…此処から第一ステージ…?どう言うことだこれは?」

 

飛んで行って指すR了子に続いてみたミューチェと翼は首を傾げる。

 

R了子「大方、ここから先は複数のステージで分かれてるって事だろう。1個1個順番にクリアしなければ進めないって事だ」

 

音響「道が長そうだね…」

 

猫響「色々とありそう…」

 

ロック響「けど行かないと魔王に捕まってる未来達の元にいけないし」

 

頷きあった後に一歩踏み出した。

 

外に出て歩くと…墓場が続く道に入る。

 

ロック響「これはまた…うたずきんと切ちゃんが泣きそうな場所だな…」

 

音響「確かに二人が怖がりそうなところだね…」

 

それを見て感想を言うロック響のに音響もあーと納得する。

 

翼「む…立花!下から何か出て来るぞ!」

 

猫響「え…?」

 

翼の注意に猫響や他の2人も飛び退ると地面が盛り上がり…

 

ゾンビ「あー…」

 

土を払いのけながらゾンビが這い出て来た。

 

ロック響「墓場での定番だね」

 

音響「これはクリスちゃん達気絶しそうだね;」

 

猫響「とっとと倒して先に進もう」

 

その言葉と共に音響と猫響は突撃し、ロック響が後ろで2人の援護射撃をする。

 

音響「たぁあ!」

 

猫響「はぁあ!」

 

ドガっ!

 

向かって来たゾンビを2人は殴り飛ばし、逃れたのをロック響が撃ち抜いて行く。

 

R了子「ふむ、今の所は大丈夫か…」

 

ミューチェ「だがどんどん出て来るな…」

 

翼「このままだと数に押されてしまうぞ立花」

 

ミューチェ「だがどんどん出て来るわね…」

 

翼「このままだと数に押されてしまうぞ立花」

 

誰もが見守る中で猫響のゾンビの攻撃が掠る。

 

猫響「っ、……ってええ!?」

 

次の瞬間、鎧が消え、インナーだけになってしまう。

 

ロック響「鎧が消えた…!?」

 

了子「(んん?攻撃が当たるだけで鎧が消える…はて…)」

 

ミューチェ「攻撃が当たるだけで鎧が消える?なんかどっかで見た気が…」

 

起こりし現象に了子とミューチェが訝しむ中で今度は音響が当たってしまう。

 

音響「あわわ!?私のも消えちゃった!?」

 

猫響「っ、この!」

 

ドスッ!

 

慌てる中で猫響が殴り飛ばす。

 

ロック響「数が多くなってきたね……これはちょっとヤバイかも」

 

猫響「!音の私、後ろ!」

 

顔を顰めながら呟くロック響の後に猫響が叫ぶが…

 

音響「あっ、しまっ…」

 

ザシュッ!

 

ゾンビからの爪攻撃が当たってしまう。

 

猫響「音の私…!大丈…」

 

慌てて声をかけようとした猫響だったが…

 

カラン、カラカラン

 

次の瞬間、音響の姿が消えたと思ったら骨が落ちた。

 

ロック響「……え?」

 

ミューチェ「え?」

 

思わず唖然とする中で猫響も攻撃されると骨を残して消える。

 

翼「なっ……!?」

 

ミューチェ「まさか二回攻撃受けたら骨になるの…!?」

 

それに翼やミューチェが驚いている間にロック響は撃ち抜いていくが進めず…

 

パキーン!

 

ロック響「つう!」

 

投げられた壺を避けられずにあたってしまい、バスターを除いて消えてしまう。

 

ロック響「くぅ!」

 

ミューチェ「何なのこの世界…!ハードすぎるのにも程があるでしょ!?」

 

翼「二度攻撃を喰らえば死…それも当たっただけでとは…!」

 

呻いてる間に抵抗していたロック響も後ろから攻撃を受けた後に3人の意識は失われる。

 

 

 

 

ー東田君…あ、違った。立花ちゃん、立花ちゃん、立花ちゃーんー

 

ロック響「(誰、私を呼ぶのは…)」

 

頭に響き渡りし声にロック響は浮遊感を感じながら目を開ける。

 

そこにいたのは…2頭身のミトラをかぶった司祭なおじさんが現れた。

 

聖バレンチヌス「どうも、東田君と良くチョコので会っていた聖バレンチヌスです♪いえーい♪」

 

ロック響「かるっ」

 

ノリが軽いのに思わず驚く。

 

聖バレンチヌス「いやー災難だね立花ちゃん。いやこの場合はロック立花ちゃんと呼ぶべきか、どうやらあの世界だと魔界村方式みたいだね~」

 

ロック響「魔界村?と言うか私は死んだのか…?」

 

首を傾げるロック響に聖バレンチヌスは違う違うと手を振る。

 

聖バレンチヌス「確かにやられちゃったけど、いわばゲームで言う1ミスだよ。だけど何回もやられたらどうなるかはバレンチヌスにも分からないから敵の攻撃は極力避けた方が良いね。あ、けどマジシャンって奴の攻撃は大丈夫かな?とにかく他の2人にも伝えておいた方が良いよ」

 

ロック響「うん。ありがとう」

 

いえいえーと手を振った後に聖バレンチヌスは言う。

 

聖バレンチヌス「それと…やったよ東田君小説出演しちゃったイエーイ」

 

 

 

 

ロック響「メタイ!」ガバッ!

 

猫響「あ、起きた」

 

音響「大丈夫?ロックの私」

 

勢い良く起き上がったロック響に猫響と音響が近寄る。

 

その近くに了子たちもいる。

 

ロック響「2人とも…ホントにバレンチヌス様の言ってた通りだったんだ」

 

猫響「バレンチヌス様…?」

 

音響「えっと…ホントに大丈夫?」

 

呟いたロック響のに2人は思わず心配する。

 

とにかくロック響はバレンチヌスから聞いたのを話す。

 

R了子「ああ、そうか、魔界村か、どおりで見覚えのあるビジュアルなゾンビだったのか…ならギアもアーサーギアと言った方が良いな」

 

ミューチェ「思い出した!そう言えばミセスSがやってたのを見たことあるわ」

 

翼「魔界村?一体何なのだそれは?それにアーサーとは?アーサー王の事なのか?」

 

話を聞いてあーと納得する了子とミューチェに翼は首を傾げる。

 

違う違うとR了子とミューチェは翼の言った事を否定する。

 

R了子「まぁ、お前達の世代じゃあ見かけない昔のゲームだから知らないのも当然か…特に翼ではゲームとかあんまり触れないし」

 

ミューチェ「一言で言えば…かなり難しいレトロゲームシリーズね。アーサーはそのゲームに出る主人公の男性騎士よ」

 

音響「そんなに難しいんですか?」

 

そう言うR了子とミューチェのに音響は聞く。

 

R了子「そうだな…そこの翼はともかく、私らの世界の翼じゃあ…瞬く間にミスしまくる初心者殺しのゲームだな」

 

ミューチェ「裸の状態で攻撃受けたらアウト、色々個性的な武器、二周しないとクリアできない。とことん初見殺しね」

 

ロック響「うわぁ…」

 

猫響「何そのヤバいゲーム…」

 

音響「しかも二周しないとクリアできないなんて…」

 

2人の言った事に4人は顔を顰める。

 

R了子「音響のを補足するが、2週目も重要なアイテムが手に入らなければループさせられることもあるからな」

 

ロック響「うわ、すっごく面倒」

 

音響「つまり私達は地獄ともいえる世界に来てしまったってことだよねそれ…」

 

翼「魔界に相応しい場所だな…」

 

ぼやくロック響のに音響は顔を引き攣らせ、翼もしかめっ面をする。

 

R了子「まぁ、ぼやきたい気持ちは分かるが、あいつ等がいるからな」

 

猫響「そうだね。その地獄を乗り越えてでも未来を助けないと…!」

 

お互いに頷いた後にロック響は頷いてから周りを見渡してある物を見つける。

 

向かおうとしていたので気づいてなかったが、宝箱が置いてあるのだ。

 

ロック響「なんだろうこれ?」

 

試しに近づいて開けてみると槍が入っていた。

 

音響「槍だ!もしかしてこれが…」

 

ミューチェ「ええ、さっき言った個性的な武器の一つよ」

 

R了子「連続で2発、水平に飛ばして相手を攻撃する魔界村の主人公の初期武器だ。武器は宝箱およびランダムに出現する壺を持った敵キャラクターを倒すと出現する事がある…武器は鎧を強化する事で見た目は変わるが…場所によっては弱体化する事があるな」

 

ロック響「弱体化するの?」

 

手に持ってみる音響にミューチェは言い、補足したR了子のにロック響は聞く。

 

R了子「ああ、武器は基本的に投げ道具で…槍以外は結構、軌道が複雑なのが多い、パワーアップするとそれは特に出る」

 

ミューチェ「特にクロスソードが凄い特徴的なのよね」

 

翼「そんなになのか」

 

猫響「それは戦いづらそうだね」

 

渋い顔をして言う2人にそれだけ扱いづらいんだなと4人は思った。

 

ロック響「それで…誰が持つ?私は自前のバスターあるから遠距離は出来るけど」

 

猫響「じゃあ私が持つよ。私、さっき纏ったばかりだから」

 

音響「それじゃあ私はバリアで二人を守るよ!」

 

R了子「あ、慢心するなよ音の響、この世界で使えたとしてもすぐに剥がれるタイプになってるかもしれないからな。だから武器を持つまでロック響の後ろにいろ」

 

聞くロック響に猫響が言い、提案した音響にR了子が注意して指示する。

 

ミューチェ「宝箱を見つけたらできるだけ開けるようにね。ただマジシャンには気をつけなさい」

 

音響「マジシャン?」

 

翼「厄介な存在なのですか?」

 

ロック響「そう言えばバレンチヌス様がそいつの攻撃は大丈夫かな?と言ってた様な…」

 

R了子「ああ、まぁ、確かにマジシャンの攻撃でミスする事も破壊される事もないが…」

 

そう言ったミューチェのに首を傾げる3人へとロック響も思い出しての呟きに対し、R了子は困った感じに唸る。

 

R了子「まぁ、実際にあった時にで、これは特におも…ゲフン。大変な事ではないからな」

 

モデルX「今、何を言いかけてなかったか;」

 

ミューチェ「気のせいよ。他には何か聞きたいことある?」

 

言い直すR了子にモデルXがツッコミを入れるがミューチェがはぐらかす。

 

と言うか微妙に2人とも笑いを堪えてる気がする。

 

音響「(なんだろう…とても嫌な予感がする;)」

 

猫響「(変なことになりそう…絶対マジシャンの攻撃は避けるようにしよう)」

 

ロック響「(こう、なんと言うか、羞恥心的な意味で何かが起こりそうだ)」

 

それぞれ思いながら各々に気合を入れ直す。

 

なお、その決意は達成できないと言うのをここだけの話。

 

猫響「それじゃあ改めて行こうか」

 

音響「うん!未来たちを助けに!」

 

ロック響「行こう」

 

その言葉と共に3人は改めて踏み出した。

 

不思議な世界に迷い込んだ3人の響達。

 

未来達を助ける為の旅が始まる。

 

 

ちなみに…

 

東田「はっ!今バレンチヌス様が喜んでる姿が浮かんだ!」

 

宮越「マジか!?」

 

親しい者達が騒いでいたのは些細である。




キャラ設定

猫グレ響
猫の始祖になってしまったグレ響。そのため猫耳と尻尾が付いている。
性格は気まぐれで自由奔放、ツンデレと原作とあまり変わらず
音楽の始祖の響(音楽響)側のお父さんがまともなことを少し羨ましがってる。
音楽響と違って勉強ができる。
猫舌で熱いのを飲むときはフーフーする。
ねこじゃらしに夢中になったりまたたびに酔うなど様々な猫の特徴を持っている。

猫の始祖能力
大抵のものなら切れる程爪が鋭くなる
猫に無条件で好かれる
顔が入れる隙間なら通れる
猫になることもできる

音響
猫響が出会った音未来の世界の響
音楽の始祖の片割れで
父親が失踪してない。
前向きな自殺のがミューチェの説教で多少おさまってる(が無茶するのはあまり変わっていない)。
未来ので彼女に何かあったら原作より暴走してしまう。

ミューチェ
概要
音楽響の世界の先代音楽の始祖の女性
ある時偶然訪れていたシンフォギアの世界で落とし物をし、それを探してくれた未来と響に出会う。
2人が蛇の残党に誘拐された二人を助けに行くが、その二人の命を救うために自身の始祖としての力を二人に継承させた。
現在は響と未来、あとは始祖にしか見えない亡霊になっており、始祖の回復能力を調整したり助言したりと二人のサポートをする。
性格はプリズマイリヤのキス魔じゃないクロエ・フォン・アインツベルン

ロック響
概要
シンフォギアXDであった1つの世界に住んでる少女
ライブメタル達を使いノイズやイレギュラーと戦っている。
性格はクールな感じだが天然な所がある。
翼の事をかみなりさんと呼んでいる。

R了子
概要
ロック響の世界の桜井了子
見た目はフィーネそのまんまだが性格などは狂気的な所を省いてWORKINGの白藤 杏子の様な大食いやめんどくさがりなどを代わりに入れた感じの持ち主
翼の髪を弄る事を趣味としていて、奇抜な感じのにしている。
ミューチェともども年長者として響達にアドバイスする。

翼(猫響)
概要
猫響の世界の風鳴翼
猫響の事を気にかけていて、未来と支えている。
冷静でツッコミ役である。

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