響トリオの魔界村大冒険   作:Dr.クロ

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シグマとの戦いが始まった。
姿を変えるシグマに響トリオは……


第十四話~2-6変貌のΣ/明かされる正体~

シグマ「ふん!!」

 

ロック響「うお」

 

開始と共に振るわれるビームサーベルをそれぞれ避けた後に音響は槍を投げ、猫響はボウガンで攻撃する。

 

シグマ「ぬるいわ!」

 

それに対してシグマはビームサーベルで薙ぎ払って行く。

 

猫響「はあッ!」

 

ドゴッ!

 

そんなビームサーベルを振り切った所を猫響がボウガンから斧に持ち替えて直接叩き込む。

 

シグマ「ほう、猫の耳と尻尾を持ってる通り、なかなか動きが良いみたいだな」

 

だが、それは左腕のカギヅメで受け止められてしまい、慌てて猫響はカギヅメによる攻撃を避けて距離を取る。

 

猫響「こいつ、今までのやつらのなかで一番強い…ッ!」

 

シグマ「一番強いのは当然よ。ワシをこれまでのレプリロイドやフォルスロイドどもと同じと考えて貰っては困るからな」

 

その言葉と共に額のランプのようなパーツからはビームの弾を放つ。

 

音響「たあッ!」

 

シグマ「ぬう!?」

 

ビーム弾を避けて女神の腕輪で攻撃する音響にシグマは腕で防ぐ。

 

猫響「そこだッ!」

 

続け様に瞬発力で後ろに回り込んでいた猫響がシグマの後頭部に回し蹴りを叩き込もうとする。

 

シグマ「甘いわ!!」

 

次の瞬間、シグマの姿は一瞬で消え、回し蹴りは外れてしまう。

 

ロック響「どこに?」

 

モデルX「!猫の響、上だ!」

 

猫響「なっ!?」

 

その言葉に上を見るとカギヅメを振るおうとするシグマが目に入って慌てて前に転がって避ける。

 

シグマ「ほう、咄嗟の回避も上手ではないか」

 

音響「さっきのって何!?ワープ!?」

 

モデルZ「みたいだな。どうやらXや俺達がこれまで戦って来た時の能力を全部使えるみたいだな」

 

称賛するシグマを見ながら先ほどのに驚く音響へとモデルZがそう言う。

 

シグマ「ゼロの言う通り、ワシはお前達と戦って来た全ての姿の攻撃と能力を使えるのだ!」

 

ミューチェ「全ての姿の攻撃と能力ってどれくらいあったのかしら…」

 

えっと……と思い出そうとしたミューチェのを語らせまいとシグマは雷の玉を複数同時に発射する。

 

ロック響「ホント厄介だね」

 

シグマ「当然だ!エックスを倒す為にワシは幾度も挑んだからな!」

 

猫響「しぶとすぎでしょ」

 

モデルZ「ホントにこいつのしぶとさには呆れるもんだ」

 

低、高、中と三つの異なる軌道を持つ火球を六発連続で発射しながらそう返すシグマに響達は必死に避ける。

 

モデルL「ホントめんどくさい相手ね」

 

翼「弱点とかはないのか?」

 

モデルX「弱点は色々と変わっていたけど、ダメージを与えてた部分は顔だった」

 

聞く翼にモデルXはそう返す。

 

ロック響「なら決まりだね」

 

音響「うん!」

 

猫響「あの顔をフルボッコにすればいいんだね」

 

その言葉と共に3人は散開して別々の方向から攻撃を仕掛ける。

 

R了子「こうなると相手の隙を見つけないと厳しいだろうな」

 

ミューチェ「もしくは隙を作らせるか…」

 

作るか……と翼は響トリオを押してるシグマを見る。

 

翼「だがどうやって作るか…」

 

ううむ……と翼が唸る中で……

 

R了子「……禿げ頭」

 

シグマ「誰が禿げだ!!「隙あり」ぐほぉ!?」

 

モデルF&モデルM「隙出来た!?」

 

ボソリと呟いた事にすぐさま反応してロック響のチャージショットを左頬に受けるシグマにモデルFとモデルMは叫ぶ。

 

シグマ「くぅ、人が生まれた時から気にしてる事をぬけぬけと……」

 

モデルX&モデルZ&モデルE&モデルB「(ケイン博士に作られた時から気にしてたんだな……)」

 

音響「そこだッ!」

 

呻くシグマに上記ライブメタル達が思う中で音響が光の短剣を飛ばす。

 

シグマ「二度目は喰らわん!」

 

向かって来る短剣の光を避けると共に肩からブーメランを放ち、3人は避けた後に戻って来るのを再び避ける。

 

猫響「くっ…!厄介なブーメランだね!」

 

シグマ「そらそら!まだ行くぞ!「連続はズルいぞ禿げ」だから禿げでは(ぐさぐさ)ぐぬぉぉぉぉぉ!?」

 

呻く猫響のに笑いながら撃っていたシグマはR了子の煽りにまたも注意が逸れて戻って来たブーメランが2個突き刺さる。

 

音響「あ、ありがとうございます了子さん!」

 

R了子「うむ、想定以上の効果だな」

 

罪悪感を感じるので何とも言えない顔で礼を述べた音響はシグマを見る。

 

シグマ「小娘どもが……一度ならず二度までもワシの気にしてる所を言いおって……!」

 

ロック響「いや、それ言ったの私らじゃないし」

 

猫響「引っかかった自分の責任でしょ」

 

うるさい!と憤慨するシグマは咆哮すると体から光を放つ。

 

誰もが光に顔を守り、手を退かして驚く。

 

そこにいたシグマは体がネビロスのにメカニックなアーマーを付けた様な姿となっていた。

 

シグマ「ネビロスシグマと名乗って置こう。ここからが本番だ!」

 

R了子「けったいな姿になったもんだ」

 

翼「だが先ほどより凄い力を感じるぞ…!気をつけろ立花!」

 

気を引き締める響トリオにネビロスシグマは両腕から光弾を放ち、目からビームを放つ。

 

音響「ふっ、はっ!」

 

猫響「よっ、はあッ!」

 

同時に槍と短剣で攻撃を仕掛けるが、光の短剣の光りや槍が当たったのにネビロスシグマは怯む様子やダメージを受けた様子を見せずに火炎放射して来る。

 

ロック響「っ、効いてない!?」

 

ミューチェ「もしかして…響!女神の腕輪で攻撃しなさい!」

 

それを見てミューチェは音響に指示し、音響もわかりましたと女神の腕輪を装着するが……

 

ネビロスシグマ「攻撃などさせんぞ!!」

 

その言葉と共に放たれる魔力弾やビーム、かえんほうしゃに音響は攻撃できず、必死に逃げる。

 

音響「これじゃ、攻撃、でき、ない!!」

 

顔を歪めて必死に避ける音響にネビロスシグマはくくくと攻撃しながら笑っている所に……

 

ドン!!

 

顔にロック響が放ったバスターが命中してそれにより発生した煙で一時的に見えなくなる。

 

ロック響「ダメージなくても怯ませられれば隙が出来る」

 

ミューチェ「その隙に響!」

 

音響「はい!」

 

その言葉と共に音響は攻撃を仕掛ける。

 

ネビロスシグマ「馬鹿め!声がする方へと攻撃すればよいだけよ!!」

 

その言葉と共にネビロスシグマは自分からして聞こえた方へと口から火炎弾を放って煙を打ち払うと同時に攻撃する。

 

攻撃した先には避ける……猫響の姿があった。

 

ネビロスシグマ「何!?」

 

音響「はぁああッ!!」

 

狙ってたのと違うのにネビロスシグマが驚いている間に横から音響が女神の腕輪での攻撃を放つ。

 

ネビロスシグマ「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

不意打ちだったのもあり、ネビロスシグマは避け切れず、女神の腕輪による攻撃が命中すると叫びながら倒れる。

 

音響「やったね猫の私!作戦成功!」

 

ネビロスシグマ「くっ、まさか同じ存在と声と言う事でそれを利用しての囮か……」

 

呻くネビロスシグマにその通りと猫響は肯定する。

 

猫響「だからお前の視覚さえ塞げば簡単にだますことができるって訳」

 

音響「これぞ!同じ自分だからこそできるひっかけ作戦!」

 

自信満々に言う音響にもうちょい作戦名良いの出せなかったのとロック響にツッコミを入れられる。

 

ネビロスシグマ「くく、成程な。エックスと同じ様に可能性を秘めてる事だけはある」

 

ミューチェ「可能性ね……それを見たらあなたは倒れてくれるのかしら?」

 

そんなわけなかろうとネビロスシグマは起き上がりながら体の埃を払う。

 

モデルZ「こいつのしつこさはホントにしつこいからな」

 

モデルA「死んでも自力で来る感じだからねホント」

 

ネビロスシグマ「くかか、褒めても何もでんわい」

 

猫響「褒めてないよ…」

 

翼「音の立花の攻撃を受けていても余裕を持ってると言う事はまだあるのか?」

 

笑っていたネビロスシグマは首をコキコキと鳴らした後に響達を見る。

 

ネビロスシグマ「さて、そこの年長者どもはうすうす気づいてるだろう?」

 

R了子「ああ、ネビロスになれるなら奴にもなれるだろうとな」

 

ミューチェ「さっさとなったらどうかしら」

 

その言葉と身構える響達にネビロスシグマはさらに笑う。

 

ネビロスシグマ「ぐははははは!ならば見せてやろう!魔帝の力を!」

 

モデルX「魔帝!」

 

音響「も、もしかして…!?」

 

その言葉と共にネビロスシグマは黒い霧の様なのに包まれた後に黒い霧はドンドン大きくなっていく。

 

R了子「おうおう、元と同じ大きさになる気か」

 

翼「マズいな。あの大きさで先ほどまでの早さの行動をされたら苦戦は免れないぞ」

 

その間に黒い霧は晴れ、新たな姿となったシグマが現れる。

 

両腕の上に先端がバスターとなった両腕が追加されていた。

 

シグマ「サマエルシグマと呼んで貰おうかな」

 

ロック響「これが魔帝……!」

 

音響「さっきよりも凄いオーラを感じる…!」

 

自分達を見下ろすサマエルシグマに3人は圧倒されかけるがすぐさま攻撃に入る。

 

様々な所にバスターや槍、女神の腕輪の攻撃が入るが……

 

サマエルシグマ「ふはは!効かん!効かんぞ!」

 

猫響「女神の腕輪も効かないなんて…」

 

翼「いや、さっきのを考えればダメージを与えられる所が1つになっているからじゃないか?」

 

R了子「翼の言う通りだ。奴の弱点を元のサマエルと同じならば顔だ」

 

笑いながら攻撃を仕掛けるサマエルシグマに驚く猫響へ翼とR了子がそう言う。

 

音響「ならまた顔を狙えば…!」

 

すぐさま顔へと向けて女神の腕輪による攻撃を放つ。

 

ガキン!

 

が、届く前に何かに阻まれる。

 

ロック響「バリア?」

 

サマエルシグマ「くくく、そこの奴らなら大体の理由を解ってると思うぞ」

 

起こりし現象に呟いたロック響へとサマエルシグマはR了子やミューチェを見て言う。

 

モデルX「そうなのかい?」

 

R了子「きっとサマエルの攻略の仕方と同じことをしろと言う事か」

 

モデルA「ちなみにその攻略法は?」

 

ミューチェ「えっと確かサマエルが出す板の上に乗って、そこから頭の位置に来たら攻撃してダメージを与えていく感じだから、一定の高さまで行かないとバリアで無効にされるんだと思うわ」

 

アドバイスに分かりましたと音響が返事をした後……

 

ロック響「で、相手は素直に板を出すの?」

 

R了子「ないだろうな(断言)」

 

猫響「だよね…それなら」

 

自分へと顔を向ける猫響のに音響は成程!と分かり、ロック響はモデルHに変えて飛び上がる。

 

音響「はあッ!」

 

気合の声と共に音の足場を形成して、それに飛び乗って行く音響に猫響も続く。

 

サマエルシグマ「ほう!考えたな。だがそう簡単に顔を攻撃されぬ…」

 

接近する3人にサマエルシグマは嘲笑おうとし……

 

猫響「えい」

 

何時の間にか接近していた猫響がサマエルシグマの顔をエネルギーで作った猫の爪で引っ掻く。

 

サマエルシグマ「ぐあああああああああ!?」

 

モデルA「あっさり引っかかれてるじゃん!!」

 

翼「今のうちだ!音の立花!」

 

はい!とモデルAがツッコミを入れてる間に音響が攻撃を入れようとする。

 

そうはさせないと腕の上のバスターから広い範囲のビームが発射される。

 

慌てて音響は避ける。

 

サマエルシグマ「そう二度も攻撃をさせぬわ!!」

 

音響「はぁああああああッ!」

 

咆哮するサマエルシグマに音響は音の壁を沢山作りながら飛び移って行きつつ、女神の腕輪のエネルギーを拳に溜めて、巨大な拳にする。

 

サマエルシグマ「ぬっ!?」

 

音響「あなたがどんなに強くても私たちは絶対未来たちを助ける!だから、ここで止まってなんて、いられるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

咆哮と共にサマエルシグマの顔を力強く殴りつける。

 

サマエルシグマ「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

ずぅぅぅぅぅん!!!

 

殴られた衝撃で仰向けに倒れるサマエルシグマを背に音響は着地する。

 

モデルK「決まったじゃない!」

 

音響「はぁ…はぁ…」

 

音の壁やエネルギー収束ので肩を上下させる音響の隣に猫響とロック響が立った後に土煙の中から元の姿に戻り、火花を散らしたシグマが現れる。

 

シグマ「くく、エックス同様、底の知れん女であるな……」

 

猫響「まだやるつもり?」

 

胸を抑えながら言うシグマに猫響は構える。

 

シグマ「いや、さっきの一撃でもう戦う力はない。思い出すぞ。最初の戦いの時にエックスが見せた波動拳の様な一撃だったわい」

 

ロック響「なんでそこでストファイ?」

 

モデルX「いや、博士に教えて貰って……」

 

音響「なんで博士さんストファイ知っているんだろ;」

 

懐かしむ様に言ったシグマのにツッコミを入れるロック響のにモデルXは困った様に返し、音響が疑問を感じる中でシグマはコホンと咳払いする。

 

シグマ「とにかく、お前達は魔王との闘いの挑戦権を得た。だが、果たして()()()()()()()()()()()に勝てるかな?」

 

モデルZ「()()()()()()()?」

 

翼「それはどういう…」

 

意味深な言葉に翼は問うがシグマは笑うだけで語らず……

 

シグマ「サラバだ!エックスの力を持つ女と同じ存在2人よ!」

 

ドカーーーン!!

 

そう言い残すとシグマは爆発四散する。

 

ロック響「意味深な事を言い残したね」

 

音響「一体どういう事なんだろう…」

 

モデルP「……その意味を察してる様だな桜井了子よ」

 

首を傾げる中でモデルPの言葉にR了子に視線が集まる。

 

R了子「まあ、大体はな……さっきのシグマの言葉で確信に至ったがな」

 

ミューチェ「……やっぱりそうなのね」

 

悲しそうに呟くミューチェのにどういう事と思って聞こうとした所で周囲の景色が変わる。

 

先程の場所よりも暗く、恐ろしさを感じさせる部屋であった。

 

モデルZ「最終ステージと言う所か……」

 

翼「いよいよ魔王と決着をつけるときが来たか…」

 

ロック響「それで、魔王の正体って何?」

 

R了子「それについては……と、その前に出たみたいだな」

 

その言葉と共に奥を見ると魔王がゆっくりと近づいていた。

 

音響「魔王…!」

 

猫響「あの時以来だね。未来達を返してもらうよ」

 

身構える3人と一定の距離を保って魔王は止まる。

 

魔王「…取り戻してどうする。また未来たちを危険な世界に戻すのか?」

 

R了子「だからこそ、お前はそうやって小日向達を連れて行ったと言う事か、魔王……いや、()()()()()()()()()()()()よ」

 

え?と誰もがR了子を見る中で魔王は頭のフードを取り、続け様に仮面を外す。

 

その顔は響そのものであった。

 

再び対面した魔王はまさかの響。

 

そしてR了子の言った事は……

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