響トリオの魔界村大冒険   作:Dr.クロ

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後編~パーティー~

厨房

 

??「…じゃあこの芋、お願い」

 

そこでは1人の少女が調理担当のレッドアリーマーに芋を渡していた……渡された数は大量であった。

 

コックレッドアリーマー「た、沢山ですな」

 

??「…沢山貰って食べきれないからいっぱいあげる」

 

冷や汗を掻くコックレッドアリーマーに少女はそう言う。

 

コックレッドアリーマー「は、はぁ……どうも」

 

??「あと石炭もいる?」

 

続けて大量に出されたのにどれだけ貰ったんだ?とコックレッドアリーマーは冷や汗を掻く。

 

??2「スヤ。渡すものも渡したしそろそろ帰るか」

 

??→スヤ「ん」

 

傍にいた女性のにスヤと呼ばれた少女は頷いて出ようとし……

 

ロック響「お」

 

スヤ「あ」

 

ばったり対面した。

 

スヤ「……こっちの魔王…?」

 

ロック響「いいえ、同じ存在の別人です」

 

首を傾げて聞くスヤにロック響はやんわりと否定する。

 

スヤ「同じだけど別人?……?」

 

返された事にスヤははてなマークを浮かべまくる。

 

ロック響「それよりもふわもこなドレスを持ってるでしょ?それをここの人に返しなよ」

 

スヤ「…これ?」

 

そう言ってスヤは1着のドレスを取り出す。

 

ロック響「そう、それ……人の物を盗むのは良くないよ」

 

スヤ「…置いてあったから拾った」

 

何言ってるのか分からないと首を傾げるスヤに価値観が違うんだなとロック響は思った。

 

魔王ヒビキ「あ、居た!」

 

魔王ミク「やっぱりスヤ姫ちゃんとウト姫さんだったね」

 

そこに魔王ヒビキと魔王ミクは来て、後ろから音響達も来て、ウト姫と呼ばれた人物に驚きの声をあげる。

 

音響「あれ!?大人のキャロルちゃんそっくり!?」

 

クリス「こいつもこの世界の住人か?」

 

驚く音響の後にクリスが聞く。

 

魔王ヒビキ「違うよ。ウト姫さんはスヤ姫さんのお姉さんだよ」

 

音未来「お姉さん…」

 

ウト「なんか顔がそっくりの奴らがいっぱいいるな…スライムのように分裂でもしたのか?」

 

驚いて自分を見ている音響達を見てウトは呆れた顔で聴く。

 

魔王ヒビキ「違う違う!この人たちは別世界の私たちで今日やるクリスマスパーティーに招待したんだよ!」

 

ウト「ああ、そっちでもその季節だったのか」

 

慌てて事情を言う魔王ヒビキにウトは納得する。

 

始祖翼「そっちでもってことはもしや…」

 

スヤ「こっちもクリスマス。んでこれ分けに来たの」

 

そう言って先ほど見せたジャガイモと石炭を見せる。

 

Rクリス「なんでジャガイモと石炭?」

 

R了子「ああ、成程、ブラックサンタか」

 

スヤ「…今年も来たの」

 

納得するR了子のにスヤはそう返す。

 

R切歌「ブラックサンタってなんですか?」

 

R了子「ドイツの聖なる夜に現れて、悪い子に対して 鉄と血による粛清を行う悪魔の事だ。姿は、そのまま黒いサンタの場合もあるが、秋田県のなまはげのように悪魔のような姿の場合もあって場所によっては姿が異なっている存在だ。悪い子に石炭やジャガイモをプレゼントしたり、また子供がすっぽり入る大袋を持って現れ、袋に子供を入れ連れ帰ってしまうという話もある」

 

切歌「そうなんデスかー」

 

調「あれ?ってことは…」

 

解説に怖いデスねと呟く切歌の隣で調は悪い子と言うのにスヤを見る。

 

ロック響「悪い子認定受けたと?」

 

ウト「何故かな。妹は安眠を求めて行動してるだけなのにな」

 

R翼「どんな感じに行動してるんだ?」

 

心底疑問と呟くウトにR翼は聞く。

 

ウト「シーツ得るためにおばけふろしきを狩ったり……」

 

クリス「おばけふろしきを狩る!?」

 

音奏「と言うかおばけなふろしきがいるのか……」

 

まず1つ出すウトのに驚くクリスの後に音奏は呟き……

 

ウト「魔物の角でかんおけやすりがけしたり…」

 

猫未来「かんおけのやすりがけ!?」

 

R未来「いきなりは悪いと思いますよ!?」

 

2つ目のに2人の未来はツッコミを入れる。

 

ウト「それには流石に私も優しくしてやれと言ったぞ」

 

ミューチェ「そういう問題じゃないと思うわよ」

 

ミセスS「面白い姉妹じゃのう」

 

面白いで済ませられないわよとミューチェは笑うミセスSにツッコミを入れる。

 

ロック響「他には?」

 

ウト「……毎回牢を出てはトラブルが起きたりするとか?」

 

牢!?と出て来たのに誰もが驚く。

 

アルマージ「この2人は別の世界の魔王に誘拐されてはいるが何度も外に出ている者達だ」

 

モデルW「ああ、魔物からしたら悪い子扱いだな」

 

R奏「いや、魔物とかじゃなくても悪い子認定されても仕方ないと思うぞ」

 

始祖奏「だな;つか誰も止めなかったのかよ」

 

????「止めても聞かないからね。この2人って、特にスヤちゃんがね」

 

アルマージの簡略な説明に何とも言えない顔をする始祖奏に何時の間にかいた緑髪の女性がそう言う。

 

ロック響「どなた?」

 

????→ユウグレ「私は魔王女ユウグレ!魔王タソガレの妹で二人の付き添いだよ」

 

切歌「デース!?魔王の妹さんデスか!?」

 

自己紹介のに切歌を筆頭に驚く。

 

そうだよーとユウグレは笑う。

 

ユウグレ「姉妹姫さんたちがこっちの世界来ちゃったから迎えに来たの」

 

スヤ「もうそんなに時間経った?」

 

コテンと首を傾げるスヤにそうだねとユウグレは頷く。

 

ウト「ならばそろそろ帰るとするか」

 

スヤ「ん」

 

頷いたスヤの頭を撫でてウトは笑う。

 

ロック響「じーーーーーーーーーー」

 

ウト「…なんだ。ジーっと見て」

 

ユウグレ「見られてると恥ずかしいんだけど」

 

そんな3人でウトとユウグレを見るロック響にウトは疑問に思い、ユウグレは少し恥ずかしそうに頬を染める。

 

ロック響「んー、なんか気になって」

 

ファナ「気になるっすか?」

 

音響「何が気になるの?」

 

聞かれてロック響はうーむと唸る。

 

ロック響「なんだか分からないけど、気になるんだよね」

 

ウト「(なんだ気になる事って?)」

 

ユウグレ「(もしかしてあれじゃない?ほら、ハデスさんが言っていた…)」

 

唸るロック響を見ながら小声で話しかけたウトにユウグレがそう言う。

 

ウト「(…あー、アレか)」

 

ユウグレ「(この子、そう言う所が気になってるんじゃないかな?)」

 

納得してハデスの様に感じやすいタイプかとウトは思いながらスヤの背を押す。

 

ウト「では我々は失礼する」

 

ユウグレ「クリスマスパーティー、楽しんでねー」

 

そう言って3人は去って行く。

 

音響「行っちゃったね」

 

音未来「変わったお姫様だったね」

 

Rクリス「アグレッシブでもあったよな」

 

各々に述べた後に魔王ヒビキは芋の量にうわぁとなる。

 

魔王ヒビキ「こりゃパーティーの料理に芋料理たくさん増えそうだね」

 

R了子「フライドポテトなどが沢山出来そうだな」

 

じゅるりと舌なめずりするR了子にホントにこの了子は響に負けず劣らずの食いしん坊ね……とミューチェは思った。

 

始祖翼「確かにこれは凄い量だな…」

 

始祖奏「どんだけ持ってきたんだあの姫様たちは」

 

切歌「これならフライドポテトを作るのに困らないデス!」

 

調「切ちゃん。揚げ物以外にも目を向けよう」

 

コックレッドアリーマー「魔王様。会場に料理を運んでおりますのでパーティは出来ます。芋の方は出来上がったら順次持って行きかせますので」

 

調理されて行く芋を見ながら各々述べているとコックのレッドアリーマーが調理し続けながらそう言う。

 

魔王ヒビキ「わかった!じゃあみんな、パーティ会場に行こう!」

 

魔王ミク「ようやく始められるね」

 

そうだねと魔王ヒビキは苦笑する。

 

R切歌「パーティ楽しみデス!」

 

キリカ「いっぱいごちそう食べるデス!」

 

切歌「賛成デース!」

 

わー!と先に進む切歌達に詠も続く。

 

調「もう、切ちゃんたちったら…」

 

シラベ「お互い大変だね」

 

R調「ホントだね」

 

お互いに苦笑して調達も続く。

 

R奏「それにしても、羽の掃除とか大変そうだよな」

 

奏「換羽期とか大変じゃないのか?」

 

カナデ「あーそん時は本当にもう大変でさ、散らばりまくるから他の掃除がホントにな……」

 

始祖奏「確かにそうだよな……アタシも翼を出す時にその時だったら羽ばたかせるだけで散らばるしな」

 

こっちはこっちで羽関連の話をしている。

 

R翼「髪を弄られない様にするにはどうすれば良いだろうか」

 

音翼「近づかないようにするしかないのではないか?」

 

ツバサ「あとは帽子をかぶるとか…?」

 

始祖翼「帽子をかぶるのはなんだか負けた気分になりそうだな」

 

こちらは髪を弄られない様にの対策会議を開いていた。

 

Rセレナ「同じ人が複数人いると分かり難い感じになりそうだね」

 

始祖セレナ「そうですね。何か特徴とかあればいいんですが…」

 

セレン「確かに分かり易い方が良いですもんね」

 

音セレナ「(なんだろう。同じなのに凄く、アウェイ感を感じる;)」

 

こちらはこちらで比べ方ので話しているが音セレナは同じ人物の筈なのに(自分は幽霊と言うのを除いて)インパクトの強さで違いを感じていた。

 

ファナ「自分は同じ人物がいないから仲間外れで少し寂しいっす…」

 

ミューチェ「いやぁ、それはそれで良いんじゃないかしら分かり易くて;」

 

しょぼんとしてるファナにミューチェはそう言う。

 

音奏「アタシの好きなファナはお前だけさ、それで十分だろ」

 

ファナ「か、奏さん…!」

 

そんなファナに音奏は抱き締めて囁き、ファナは顔を赤くする。

 

R奏「おうおう、おお熱いね」

 

マリア「早くパーティ会場に行きましょ」

 

料理が冷めちゃうわよと言う言葉にそうだなと音奏は頷いてファナと共に続く。

 

そしてパーティ会場に着き、並べられた料理にうわーと音響や切歌ズは目を輝かせる。

 

音響「凄い料理がたっくさん!」

 

切歌「いっぱいデース!」

 

R了子「ふむ、見事だな」

 

ロック響「了子さん。涎涎」

 

目を輝かせながら近づく面々に魔王ヒビキと魔王ミクは笑う。

 

魔王ミク「料理もスイーツもたくさんあるからね」

 

魔王ヒビキ「特にスイーツは未来とクーリスちゃんの手作りだよ!」

 

R奏「お、そうなのか」

 

モデルW「色々とあるな。おい奏、ロックオンして俺にも食べさせろよ!」

 

ほへぇとなるR奏にモデルWがそう言う。

 

R奏「えーそれじゃあ服変わっちまうだろ。我慢しろよ」

 

モデルW「こんなご馳走あるのに生殺しさせる気かよ」

 

音響「食べさせてあげたいけどどうしよう…」

 

ファナ「と言うか食べれるッスか?」

 

R奏の前で上下に動くモデルWを見てファナは聞く。

 

R奏「ああ、こいつとロックオンすると左手がこいつの生首になってさ、それで食べられるんだってさ」

 

モデルW「生首って言うんじゃね!顔と言え!」

 

クリス「なるほど。そう言う事か」

 

音翼「と言うかそれだとそっちの奏はその、モデルWが食べた分のとか大丈夫……なのか?」

 

恐る恐る聞く音翼のに何がを察して……R奏と音奏は挟んでグリグリをする。

 

R奏「音の方のつ~~ば~~さ~~~言わなかっただろうけど、それはデリカシー無さ過ぎだろ~?」

 

音奏「乙女にそれは禁句だぞ~」

 

音翼「ご、ごめん~~~~~!!!?」

 

Wグリグリによる痛みに悶える音翼に誰もが苦笑する。

 

音未来「ねぇ響、モデルWって前弓美ちゃんがやってた流星のロックマンのウォーロックが元じゃないかな?彼も最初のアルファベットがWだし」

 

音響「あ!あの電波生命体の?」

 

まだ騒ぐモデルWを見て音未来はそう言い、音響も思い出して呟く。

 

モデルW「あん?確かに俺はウォーロックだが?」

 

ファナ「やっぱりそうだったんっすか!?」

 

切歌「じゃあ宇宙人ってことデスか!?」

 

聞こえてたのか、モデルWは答えた後の切歌のにあーと唸る。

 

モデルW「半分そうで、半分違う感じだな。まっ、それよりも飯だ飯!!とにかく食ったら解けば良いだけだろ」

 

R奏「解けばって、どれ位食べれば気が済むのかが問題だけどな」

 

マリア「(イメージ的に沢山食べそうなキャラね)」

 

クリス「(響みてぇに食べそうだな)」

 

分かったわかったとぼやいてからR奏はモデルWを持つ。

 

R奏「ライドウェ~ブ~シューティングスタ~モデルW~ロックオ~ン!」

 

聖詠を歌うとR奏の姿は白い所が青く染まったギアに左手にウォーロックを装着した姿になる。

 

モデルW「よっしゃ飯だ飯!!」

 

R奏「あ、こらっ!!」

 

グイッとR奏の体を引っ張ってモデルWはフライドチキンにかぶりつく。

 

モデルW「うめぇ!」

 

R切歌「あー!ズルいデス!」

 

切歌「アタシたちも食べるデス!」

 

キリカ「デース!待たされていた分!食べるデース!!」

 

うひょぉ!!と叫んで勢い良くがっついて行くモデルWに切歌トリオも突撃する。

 

調「あ、待って切ちゃん!」

 

シラベ「もう!」

 

R調「食い意地と言う意味では切ちゃんもな……」

 

そんな切歌トリオに調トリオも続く。

 

音奏「ん~!美味いなこのコロッケ!」

 

始祖奏「中がホクホクしてるぜ」

 

カナデ「こっちのポテサラも美味いぜ」

 

R奏「モデルWががっつきたくなるのが分かる美味さだなホント!」

 

各々に料理に舌鼓しながら楽しんでいる様子に魔王ヒビキと魔王ミクは笑う。

 

ロック響「このケーキ美味しい」

 

R翼「確かにこのクッキーも良いな」

 

ファナ「このタルトも美味しいっす!」

 

ミューチェ「良い甘さね。このモンブラン」

 

最後のデザートを各々に食べていると魔王ヒビキが言う。

 

魔王ヒビキ「それじゃあそろそろプレゼント交換タイム!」

 

おお!と誰もが興奮する。

 

魔王ヒビキ「いろんなプレゼントを用意したからどんなのかは楽しみにしといてね~」

 

魔王ミク「今番号の札をランダムに飛ばすからそれに書かれた番号を呼ばれた人は来てね」

 

そう言って魔王ミクは持っていた札を飛ばすとそれぞれのメンバーに1つずつ飛んで行く。

 

魔王ヒビキ「じゃあまず…5番の人!」

 

ファナ「あ、自分っす!」

 

呼ばれたファナは早速魔王ヒビキの元へ向かう。

 

魔王ミク「はい、どうぞ」

 

ファナ「ありがとっす!」

 

中身は何かなとファナは早速開ける。

 

ファナ「あ、ペアリングっす!」

 

音奏「ほほう」

 

それに音奏はすぐさまファナを抱き寄せる。

 

音奏「綺麗じゃないか。ファナに似合う宝石も付いてるしよ」

 

ファナ「あ、ありがとうっす」

 

可愛い奴めと撫でる音奏にファナは顔を赤くする。

 

魔王ヒビキ「次は…11番!」

 

音翼「私だな」

 

2番目に音翼が呼ばれ、早速プレゼントを開ける。

 

音翼「…これは、剣か?」

 

誰もが出たプレゼントになんで?と思った。

 

魔王ヒビキ「あ、それツバサさんのからだ」

 

音翼「魔物の私からか」

 

うむとツバサは嬉しそうに語りだす。

 

ツバサ「私のコレクションの中から選んだ逸品だ。切れ味もなかなかだぞ」

 

カナデ「こいつ剣とかそう言うの集めるのが趣味なんだよ」

 

キラキラした目で言うツバサにカナデが苦笑して補足する。

 

魔王ヒビキ「カナデさんも宝石集めるの好きですよね」

 

切歌「集めるの好きなコンビなんデスね」

 

そうなんだよな~とカナデは笑う。

 

魔王ミク「次は……4番!」

 

R翼「あ、私だ」

 

何かな……と楽し気に開けてみると……バニースーツであった。

 

Rマリア「あらあら~可愛らしいうさぎさんになってくれるのね翼」

 

R翼「ぴゃ!?」

 

マリア「(バニー翼…前にクリスとしたあれね)」

 

それを見た瞬間、しなだれかかってうっとりとした目でR翼の耳をフーするRマリアにマリアは前に見せて貰ったのを思い出す。

 

魔王ミク「次は…八番!」

 

マリア「あ、私ね」

 

呼ばれたのでマリアはプレゼントを貰って中身を見る。

 

マリア「あら、綺麗な服ね」

 

出て来たオシャレな服にマリアは感嘆する。

 

音翼「おお、マリアに似合いそうな服だな」

 

マリア「ありがとう」

 

そう述べる音翼にマリアは微笑む。

 

その後も誰もが呼ばれてプレゼントを受け取って行く。

 

魔王ヒビキ「次は…おおっと、一番の人!」

 

猫翼「む、私か」

 

呼ばれた猫翼は細長いプレゼントを渡されて、何が入ってるかなと開けてみる。

 

猫翼「これは…剣?また魔物の私のコレクションか?」

 

そう言って入っていた鳥が翼を広げた形の青い柄をもち、刀身の根元に3つの三角形が刻まれた両刃の長剣を手に持つ。

 

R奏「って、これってゼルダの伝説のマスターソードじゃね!?」

 

R切歌「おお!?あのゲームのですか!?」

 

猫翼「マスターソード?」

 

驚きの声をあげる2人や他の面々に猫翼は首を傾げる。

 

ロック響「知らないの?」

 

猫響「翼さん、あまりゲームとかはしないから…」

 

音響「魔王の私、どこで手に入れたのこれ?」

 

驚いた顔で音響は魔王ヒビキに聞く。

 

魔王ヒビキ「実は魔界の森の中にあってね。見つけてきたの」

 

ツバサ「魔王がそれを持って帰ったとき城中大騒ぎだったぞ」

 

Rクリス「そりゃあ退魔の剣を魔王が持って帰ってきたら大騒ぎだろうな;」

 

なぜあるかの理由を述べる魔王ヒビキのにRクリスはそう呟く。

 

R了子「この世界にその剣があるとはな……下手な完全聖遺物より貴重だろうな」

 

ファナ「もしかして魔王ヒビキさんの魔界って色んなゲームのが混じってるんじゃないっすかね?」

 

ミューチェ「あー確かにあり得そうね」

 

呆れた様に呟くR了子の後に推測を言うファナにミューチェは何とも言えない顔で漏らす。

 

アルマージ「確かにまだまだ探索していない所があるから見つかる可能性がありえるだろうな」

 

魔王ヒビキ「これは探索隊を結成してみないとね」

 

魔王ミク「それ、リーダー自分って考えてるでしょ」

 

あ、バレた?と舌を出す魔王ヒビキにもうと魔王ミクは何とも言えない顔をする。

 

R切歌「剣以外にも何かありそうデスね!」

 

切歌「伝説のアイテムとか沢山眠ってそうデース!」

 

キリカ「お宝探しデス!」

 

元気よく言う切歌トリオに魔王ヒビキはロマンありまくりだよねと笑う。

 

アルマージ「王よ。出るのならば職務を終わらせることだな」

 

魔王ヒビキ「うっ…やっぱし?」

 

魔王ミク「それはそうでしょう」

 

釘を刺すアルマージのに呻く魔王ヒビキに皆が笑う。

 

ロック響「……お?」

 

するとロック響が外を見る。

 

誰もが同じ様に見ると雪が降っていた。

 

切歌「おぉ、雪デース!」

 

ミセスS「ほっほー丁度良いのう」

 

誰もが雪に見とれる中で魔王ヒビキは猫響に近づく。

 

魔王ヒビキ「ねえ、猫の私」

 

猫響「ん?何」

 

呼びかけられた後に少しメンバーから離れる。

 

魔王ヒビキ「…もし、もしもだよ?そっちの世界の未来を失ったとしても…かつての私みたいにならないでよね」

 

猫響「…なんでそれを私に?」

 

告げられた事に猫響はそう聞く。

 

魔王ヒビキ「だって未来への依存度高そうだし失ったらなりそうかなと思って」

 

猫響「………」

 

その言葉に猫響は否定できなかった。

 

確かに自分は未来に依存している。

 

もしも彼女に何かあったら全てをかなぐり捨てて行きそうだと言える。

 

魔王ヒビキ「でも前の私とは違ってあなたには翼さんやみんなが居る。仲間を頼る事を知ったからこそ、皆を頼ってね」

 

猫響「……うん」

 

優しく言う魔王ヒビキに猫響は頷く。

 

魔王ヒビキ「それにもしもの時は魔王である私も助けに行くからね!」

 

猫響「はは、魔王様なら心強いね」

 

ふんす!と気合を入れる魔王ヒビキに猫響は苦笑する

 

猫響「それなら…困ったときはお願いね魔王さん」

 

魔王ヒビキ「うん、任せて!」

 

元気よく答えた後に魔王ヒビキは雪を見ている面々に加わり、魔王ミクと手を取る。

 

猫響「(私は一人じゃない。未来や翼さんがいる……色んな世界の仲間がいる……なら、平気、へっちゃらだ)」

 

そう考えて猫響も加わって行く。

 

こうして、楽しいクリスマスの夜が過ぎるのであった。

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