進む先で待ち受けているのは……
ロック響「はっ!」
猫響「くらえっ!」
最初のミスを活かし、ロック響が射撃し、猫響が槍を投げ飛ばして倒して行く。
後ろで音響が応援してる。
翼「ふむ、なかなか良いコンビネーションだな」
ミューチェ「そうね。これなら何とか進んでいけそうね」
途中で敵を倒すと何かが落ちる。
それは…松明であった。
ロック響「松明が出て来た……」
R了子「ああ、武器だな」
音響「これも武器なんだ!」
翼「使ってみたらどうだ音の立花」
R了子のに音響は驚いた後に翼へとは、はいと答えてから松明を手に取る。
R了子「松明は青い火の玉を放物線状に投げる武器で、地面に着弾すると火柱が上がってその火柱は敵を巻き込む。強化されると火柱がより高くなる。ちなみにシリーズによって威力が変わる武器で超魔界村の場合は出てくる武器の中で2番目に当たるぞ」
猫響「へー、なんか強そうだね」
ミューチェ「まあそうね……」
感嘆する猫響のにミューチェは苦笑する。
だって槍以外の他のはホント癖があるからだ。
その後は新しく手に入れた松明で音響で動きを止めた所で猫響とロック響が倒して行く。
するとまた敵が何かを落とす。
それは…斧であった。
R了子「ザ・大外れだな」
ミューチェ「それは拾わなくていいわよ」
翼「そこまでなのか!?」
真顔で言う2人に翼は驚く。
R了子「こいつはな、ゲームでは敵を貫通するんだが、円を描きながら前方に飛ぶ感じで、連射は効かず1度に1発しか放てない他、画面内に斧がある間は再発射のクールタイムが長く、相当時間をおかないと画面内に斧がある状態での再発射は不可能な程のだ。パワーアップすると一度上昇してから元の高さに戻り、前方に飛ぶという軌道を描いてダメージ判定が大きくなるが、弾速が遅く連射も利かない。しかも上に屋根があるとそれに当たって消滅すると言う。キング・オブ・超絶・縛りプレイ向けの武器だ」
ロック響「つまり、広い場所じゃないとマトモに使えないと…」
音響「でも此処はゲームじゃないんだし軌道はともかく連射は出来るんじゃないかな?」
猫響「あー確かにあり得るかもね」
試しに猫響は拾って投げる動作をする。
すると斧は円を描いて前方に飛んで行ってから再び投げようとして…
スカっ……
ロック響「出ないね」
猫響「ここまでゲームと同じだとは……」
音響「ホント、不思議な世界だね」
全然出ないのに3人はうわぁ……となる中でモデルXが気づく。
モデルX『了子、そのゲームでは新しい武器は取ると前に持っていたのは消える仕様なのかい?』
R了子「ん?ああ、そうだが…成程、質問の理由はそういう事か」
いきなり聞かれ、そう返した後にどうしてモデルXがそんな質問をしたのかを下を見て納得する。
釣られて響達も見ると槍がまだ残っていた。
ロック響「あ、残ってる」
翼「そこはゲームと違うみたいだな」
音響「それじゃあ斧も一緒に持って行きましょう!何かで役に立つと思いますし」
その言葉と共に音響が背中に槍を背負い、斧を持つ。
そのまましばらく進むと…なのやらガサゴソと動く宝箱が見えた。
ミューチェ「…動いているわね」
猫響「…動いているね」
ロック響「ミミックみたいなモンスターかな?」
音響「じゃあスルーしとく?」
誰もがそれに警戒して通り過ぎようとして…
ーおーい!ここから出せ!!ー
ロック響「!この声!」
宝箱から聞こえてきた声にロック響はバスターで箱を攻撃すると箱は開き…モデルXと似た様な赤と黒の石が出て来る。
ロック響「モデルZにモデルA!」
モデルA「あ、響って同じ顔3人!?」
モデルZ「もう1人は前に出会った奴で…猫耳は初めてだな」
音響「二人とも久しぶりだね!」
猫響「この二人?が行方不明だった仲間なの?」
驚くモデルAとモデルZに音響は嬉しそうに声をかけ、猫響が興味深そうに見る。
ロック響「うん。赤いのがモデルZ、黒いのがモデルAだよ」
モデルZ「初めましてだな。紹介された様に俺はモデルZ」
モデルA「ご紹介に預かった様にモデルAだよ!宜しくね猫耳の響!」
猫響「ん、よろしく」
挨拶するモデルZ達に猫響は頷く。
その後にロック響はZXになろうとしたがなれず、弾の連射力に長けたモデルAにチェンジする。
ロック響「まさか、2つ使うのが出来ないとは…」
モデルX「モデルGとの奴以外は…と思ったけど甘かったね」
音響「もしかして武器扱いになってるのかなライブメタルたちも」
猫響「ああ、なるほど。だから二つ同時には使えないと」
ううむと唸るロック響のに音響がそう言い、猫響も納得する。
R了子「んー、そろそろステージ1の後半部分に当たるかもしれないな…」
ミューチェ「後半ってどんなステージだったかしら?」
ある程度進んでから呟いたR了子のにミューチェは聞く。
R了子「確か骨の車が地殻変動ので所々妨害する密林だったな…ああっと、言い忘れていたがステージは2つのエリアで構成されてる。ちなみにこのエリア1の終盤は津波で地形が変わるから岩の上にいといた方が良いなゲームの奴的に考えて」
音響「津波!?」
猫響「それ、岩の上に居て防げるものなの…?」
出て来たのに4人はギョッとする。
R了子「言いたい事は分かる」
ミューチェ「まあ飲み込まれないように気をつけなさい」
その言葉に誰もが不安になりながら進む。
R了子「岩が見えたな」
翼「と言うことはそろそろ津波が来るな」
音響「き、気を付けないと…!」
それに3人は岩に飛び乗ってから…津波に飲み込まれて意識を失う。
☆
立花ちゃん、立花ちゃん、立花ちゃーんー
ロック響「(この声は…)」
頭に響き渡りし声にロック響はまた来たのかと感じて目を開ける。
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャン
聖バレンチヌス「シェギナベイベー!!」
なぜかマラカスを振ってるテンション高い聖バレンチヌスがいた。
ロック響「(すっ)」
聖バレンチヌス「ああ、なんで目を閉じるの!?それに目を閉じても意味ないから!」
そのまま寝転がって目を閉じるロック響に聖バレンチヌスは叫ぶ。
ちぇと思いながらロック響は体を起こす。
聖バレンチヌス「いやーまさかただの背景演出だった津波がプレイヤーを飲み込むミス要因だったのはバレンチヌスもビックリだよ」
ロック響「と言うか、あんな大きいの、普通にジャンプしただけじゃあ飛び込せないんだけど」
そう言う聖バレンチヌスのにロック響はぼやく。
聖バレンチヌス「え?飛び越えられると思うよ?」
どういう事?と首を傾げるロック響に聖バレンチヌスはギアを指す。
聖バレンチヌス「もしゲームのアーサーのを元にしてるならあれも使えるとバレンチヌスは思うんだ。あ、そろそろ時間だからここまで、頑張るんだよ洸ちゃん♪」
☆
ロック響「それは父さんの名前!!響だよ!?(ガバッ)」
音響「あ、起きた」
猫響「…またバレンチヌスに会ってたの?」
ツッコミながら勢いよく起き上がるロック響に音響は喜び、猫響は呆れる。
かくかくしかじか…
R了子「あーーーーー…そう言えばあれがあったな…あれ…確かにあれを使えばお前等の脚力なら津波位飛び越えられるな」
ミューチェ「あれって言うと……ああ、二段ジャンプね」
猫響「二段ジャンプできるの!?」
聞いて早々に頭を掻いて呟くR了子のにミューチェも最後ので察し、4人は驚く。
R了子「ああ、ゲームでもアーサーは普通に2段ジャンプを可能にしてたからな…イメージしやすくするなら空気を固めてそれを踏み台にする感じだな」
音響「それなら津波も避けれるね!」
ミューチェ「ただジャンプしている間に敵の攻撃受けて海に落ちるとかすると一発でアウトになるのよね」
そう説明するR了子に音響が喜ぶがミューチェが注意する。
R了子「そんなの、移動しながらジャンプするからそうなるんだ。敵が来たなら真っすぐ飛べば良いだけだ」
翼「ふむ、確かにそうだな…」
猫響「じゃあギリギリ着地する瞬間に当たったら?」
そう言うR了子のに一理あると翼が頷いた恐る恐る手を上げて猫響は聞く。
R了子「それは……運に任せるしかないな」
ロック響「そうなるか……」
音響「まあ頑張ろうね……」
そう言った3人だが……
☆
聖バレンチヌス「いやね。君達の実力ならどんどん進んで行ってバレンチヌスの出番はもうないかなと思ってたの、けどねバレンチヌス甘く見てたよ…バトル以外での君達の運」
ロック響&音響&猫響「言わないでください」
空間の中で困った感じに言う聖バレンチヌスに正座した3人はそう言う。
バレンチヌス「いやね。ホントにね、バレンチヌスはホント少ない感じでいけると思ったの、けどまさか3回目と4回目が敵が丁度現れて足を踏み外して、5回目は足を滑らせてはホント反応に困っちゃうから」
音響「ホント呪われているって言うほど運がないよね私達…」
猫響「世界が違ってもこの不運は変わらないんだね…」
聖バレンチヌスのに音響と猫響は遠い目をする。
聖バレンチヌス「見ていて思うけど猫の立花ちゃんはこう、野生の危機感知な事は出来ないの?」
猫響「それでもああなるんだよ…」
なんかごめんね……と聞いてから目を逸らして嗚咽する聖バレンチヌスにいえ……と猫響はなんとも言えない顔をして目を逸らす。
聖バレンチヌス「ああ、そうそう、バレンチヌスが思った事なんだけど、9回死んだらいけないと思うの、だから後4回ミスするのは駄目だからね」
ロック響「4回…」
音響「なんで9回なんですか?」
首を傾げる2人に聖バレンチヌスはあ、時間だと言い……
聖バレンチヌス「あ、後ロックの響ちゃんが忘れてる事、モデルAってホバーで移動できるんじゃないっけ?」
☆
ロック響「そうだった…モデルAってジャンプからのホバー移動が出来るんだった…だから普通にジャンプしてホバーとか出来るのに…私、忘れ過ぎ…(¥¥)」
モデルA「ご、ごめん、僕も言うべきだったね;」
音響「ま、まあうっかり忘れちゃうことってよくあるよね!」
猫響「ん……まあそうかな?」
指摘された事で思い出して顔を恥ずかしさで押さえるロック響に音響が励まし、猫響も相槌を打つ。
R了子「うむ、私もすっかり忘れてた…んで、9回と言うのは私も同感だな」
翼「む?どういう事だ?」
ミューチェ「あ、なるほど。残機ね」
そうだろうなと気づいて言うミューチェのにR了子は肯定してから4人に説明する。
R了子「魔界村も残機制なんだが、その最大値が9でな…お前達3人一緒で9とするなら…と考えてだろうな」
ロック響「…そうなると1ステージで半分以上使ってるのはまずい」
音響「確かにこのままじゃ未来助ける前にゲームオーバーになっちゃうよ!」
猫響「これ以上はミスできない!」
3人は頷きあった後にさらに気合を入れる。
その後はお互いをカバーしあう様に進んで行き、密林も骨車を避けて行く。
R了子「そろそろボスだな。ここのボスは変わってなければコッカトリス、姿は巨大な怪鳥で口から卵を吐いたり、首を伸ばして攻撃してくる。頭部が弱点だ」
ミューチェ「首は意外と伸びるから気を付けてね」
音響「はい!ありがとうございます二人とも!」
解説する2人に音響は礼を述べ、2人も気合を入れる。
ロック響「さて、色々と何が出るか…そのままか、それとも別か…」
猫響「何が出るかは行ってみないとわからないよね」
その言葉と共に足を踏み入れると…向こうから巨大な鳥が降り立つ。
音響「デカっ!?」
翼「かなりの大きさだな…!」
R了子「まぁ、私らは小さくなってるから余計にデカく見えるもんな」
驚く音響の隣で冷や汗を流す翼にR了子はそう言う。
ロック響「とにかく攻撃に気を付けて頭部を攻撃しよう」
猫響「うん、そうだ…」
コッカトリス「クケー!」
するとコッカトリスが3人めがけて体当たりを仕掛ける。
ロック響「あぶなっ!?」
音響「うわっ!?」
誰もが慌てて避ける。
ぐいーーん
そんな3人の中でロック響へと首を伸ばす。
しかもミューチェとR了子が知るよりも長く伸ばしている。
ロック響「ながっ!?」
ドスッ!
それにロック響が驚いている間にロック響のどてっぱらに炸裂する。
ロック響「っ!」
それによりロック響の鎧が消えてしまう。
音響「ロックの私!」
猫響「このっ!」
追撃をさせない為に猫響は音響の背中にある槍をコッカトリスの頭部に向けて投げ飛ばす。
コッカトリス「!」
ドスッ!
槍は見事にコッカトリスの目に刺さる。
コッカトリス「くけぇぇぇぇぇぇ!!」
ロック響「お返し」
顔を顰めながらロック響はバスターから連続射撃を浴びせながら下がる。
ロック響「助かった」
音響「大丈夫?」
コッカトリス「くえええええ!」
ふうと息を吐くロック響に音響が声をかける中で目を攻撃されたのに怒ってかコッカトリスは飛び上がった後に足の爪で猫響を攻撃を仕掛ける。
猫響「ふっ!」
ズバッ!
それに対して、猫響は避けると共にジャンプして爪を伸ばしての引っ掻きを逆に浴びせる。
コッカトリス「!!!?」
音響「たぁああ!」
ズバッ!
絶叫するコッカトリスに音響が斧を持ってコッカトリスの翼を切断する。
ミューチェ「まさかの投げずに!?」
R了子「まぁ、斧は振るう物だからな」
翼「本来投げるのがおかしいな…」
驚くミューチェの隣でR了子と翼はうんうんと頷く。
ロック響「これで終わり」
倒れ伏したコッカトリスへとモデルXに変えたロック響はチャージバスターを放つ。
コッカトリス「!!?」
それを受けたコッカトリスは断末魔をあげながら消えて行く。
音響「やったー!倒した-!」
猫響「ふぅ、なんとか一機も減らさずに倒せたね」
誰もがそれに息を吐き、ロック響は消えた場所に鍵が落ちているのに気づく。
R了子「これで次のステージに進めるな」
ミューチェ「そうね」
ロック響がカギを拾うと鍵は光となり、飛んで行った方を見ると門が見えた。
光はそのまま門へと当たり、門はゴゴゴと音を立てて開いて行く。
音響「門が開いた!」
猫響「このままクリアしていって未来を必ず助ける…!」
意気込んだ後に一同は次なるステージへと足を踏み入れる。
☆
???
とある城の様な場所、そこでは魔王と名乗った者が響達を見ていた。
魔王「へぇ……第一ステージをクリアしたんだ…」
玉座に座り、感心した様子で言う中で口元をにやつかせる。
魔王「でもこの城までには絶対に全滅させて墓の中に埋葬してやる。戦いの世界に未来を巻き込んだ事は絶対に許さない。未来には平穏な世界で過ごす権利があるんだ…」
その後に怒気を纏わせて魔王はギュっと手を握り締める。
魔王「だからこの世界で朽ち果てるがいい…この世界全てがお前たちの棺桶だ…!」
憎悪の籠った目で見た後に笑う。
魔王がなぜ、響達を憎しみで見ているのか…それはまだ分からない。