響トリオの魔界村大冒険   作:Dr.クロ

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熱く燃え盛る所を渡る響達、そこで待ち受けているのは……


第四話~1-3回る芋虫~

次なるステージに足を踏み入れた響達、出た感想は…

 

猫響「熱い…」

 

ロック響「あつ…」

 

音響「溶岩ステージだね……!」

 

熱いの一言であった。

 

R了子「まぁ、第3ステージは洞窟な感じだが溶鉱炉と言う名前になっているがな…」

 

ミューチェ「このマグマに落ちたら一発でアウトになるわね」

 

翼「落ちないように気を付けろよ立花」

 

あっつーとぼやきながらどこから取り出したタオルで汗を拭いつつ簡略に解説するR了子の隣で注意するミューチェと翼のに落ちた時のを想像して顔を青くする。

 

気を取り直して少し進むと炎の様なボディを持つ熊がいた。

 

R了子「あれはグリリアンだな。口から火炎放射してくるがしゃがめば普通は当たらん」

 

ミューチェ「でも床を貫通してくるから気を付けないといけないわよ」

 

音響「は、はい!」

 

貫通してくると言うのに音響は頷いた後に攻撃を仕掛け、数発当ててグリリアンが倒れた後に…宝箱に命中してマジシャンが現れた。

 

そのまま音響に魔力弾を放ち、一瞬動けなかった音響に命中して…姿が蜂娘な感じになる。

 

音響「蜂になっちゃった!?」

 

翼「青銅だと蜂になるのか」

 

R了子「まぁ、擬人化した蜂なのは少し違う感じだけどな」

 

うえ!?となる音響の後に呟く翼にR了子はそう述べる。

 

 

 

 

音未来&ロック未来「な、ナイスセクシー」Ω\ζ°)チーン

 

猫未来「また二人が死んでる!?」

 

そしてそれを見た2人の未来は鼻血を流してサムズアップしていた。

 

 

 

 

R了子「パターンだから次は罠か武器の筈だったな?」

 

ミューチェ「私はそこまで知らないけどそうなのかしら?」

 

こういうパターンは忘れるといかんな…と言うR了子のぼやきを聞きながら猫響は次の宝箱を開ける。

 

すると鎌が出て来る。

 

R了子「鎌だな。しゃがんで撃つと地形に沿って進んで行く武器だ。ただ、連射が効かず、1発ずつしか撃てない。パワーアップすると威力と貫通力が上がる」

 

翼「これまた癖がある武器だな…」

 

猫響「一応持っておこうかこれも」

 

解説するR了子のに翼は顔を顰めて呟く中で猫響は鎌を持つ。

 

ロック響「了子さん、この飛んで来る小さいのは何?」

 

R了子「ファイヤーキラーだな。いやらしいタイミングで出て来たりして突撃して来る時あるから注意しろ」

 

音響「こんなに小さいと攻撃当てるの難しそうだね」

 

ミューチェ「まあそうね…」

 

進んでる中で時たま現れる奴について聞くロック響にR了子は解説し、音響は短剣でなんとか退治しながら呟き、ミューチェも同意する。

 

ちなみに低い位置で出た時、意外にも先ほど出た鎌が役に立った。

 

モデルZ「しゃがめば地形に沿うから地面に近い位置の奴に当たり易いと言うのは大助かりだな」

 

R了子「ホント武器は使う状況で役に立ったり、足手まといになったりするからな…」

 

翼「そうだな……む?」

 

しばらく進むとマグマで埋め尽くされている所に来た。

 

R了子「………モデルLで凍らせろ。以上」

 

モデルA「雑っ!?なんか雑っ!?」

 

翼「だがそれが妥当だな」

 

ミューチェ「普通ならジャンプして行く感じだけど響達なら絶対落ちそうだしね…」

 

凄くめんどくさそうに言い渡すR了子にモデルAは突っ込むが、翼は目の前のを見て言い、ミューチェが困った感じで呟く。

 

ロック響「2人はどうする?私はマグマで亡くなる自分を想像したくないから了子さんの方法をやるよ」

 

音響「私も賛成で!これ以上残機消費できないからね!」

 

猫響「私もそれでいいよ」

 

聞くロック響に他の2人も賛成し、早速凍らせて進んで行く。

 

途中で下に降りる所もあったがそこは難なく移動出来て、再びマグマの道を凍らせて進む。

 

R了子「確かこの先にはレッドアリーマーがいたな…」

 

ミューチェ「あの最強のね…」

 

翼「最強だと…!?」

 

思い出して言うR了子のに続いたミューチェのに翼は驚く。

 

R了子「中ボスの中で一番厄介な存在だな…下手すればボスより手間取り易い」

 

ロック響「そんなに強いんだ」

 

音響「苦戦しそうだ…」

 

???「こういう風にか!」

 

音響が言いかけた時、その言葉と共に何かが飛んで来て、3人をすれ違いざまに攻撃する。

 

それにより3人は倒れると共にインナーだけになる。

 

猫響「っ!?」

 

翼「なっ!?今のは……!」

 

???「キキキキキ!骨がない!骨がないぞ魔王様の敵たちよ!」

 

誰もが声のした方を見るとオレンジ色の人型の魔物がいた。

 

R了子「レッドアリーマー!」

 

ロック響「あれが…」

 

猫響「凄いスピード…!」

 

ミューチェ「けど、あれは速すぎるわ!」

 

身構える3人にレッドアリーマーはキキキと笑う。

 

レッドアリーマー「お前達を魔王様の所にはいかせん!ここでしねい!!」

 

その言葉と共にレッドアリーマーは襲い掛かる。

 

慌てて3人は避けた後にロック響はバスター、音響は短剣、猫響は槍を投げる。

 

レッドアリーマー「遅い遅い遅い!!」

 

それに対してレッドアリーマーは素早く飛んで避けて行く。

 

R了子「いかんな。強化されてる。普通に上位のボスクラスだぞ」

 

翼「このままでは……!」

 

それにR了子は顔を顰め、翼もやられると思った後…

 

レッドアリーマー「まずは1回目!!!」

 

モデル「(ん?()()()…?)」

 

その言葉と共に3人は2回目の攻撃を入れられて1ミスしてしまう。

 

レッドアリーマー「けっけけけけけけ!」

 

消えた響達を見てレッドアリーマーは笑いをあげる。

 

 

 

 

聖バレンチヌス「いやー、どうやら強敵が現れたみたいだね』

 

音響「本当に強かったです……」

 

猫響「でも次こそは……!」

 

いつも通りの空間で聖バレンチヌスのに音響は困った顔をし、猫響もグッと手を握り締める中で焦ったらだめだよと聖バレンチヌスに宥められる。

 

聖バレンチヌス「焦ってしまうのは仕方ないけど、あのレッドアリーマー改は普通に挑んでも勝ち目がない。各々の能力を活かさないと駄目だよ」

 

ロック響「私達の…」

 

音響「能力……」

 

そう言われて、3人は見合わせる。

 

聖バレンチヌス「後、宝箱を1つ見逃してるから開ける順番に気を付けてね~」

 

 

 

 

R了子「ああ、確かにあの一番下行ってある行動をしないと出ない宝箱があったな」

 

聖バレンチヌスの見送りの際に言ったのに了子は思い出した様に頷く。

 

翼「ある行動?」

 

ミューチェ「どういう行動だったかしら?」

 

R了子「ああ、確かにあのだんだんと梯子で下に降りる所で下から2段目の通路の所に行ってある行動をしないと出ない宝箱があったな」

 

聖バレンチヌスの見送りの際に言ったのにR了子は思い出した様に頷く。

 

翼「ある行動?」

 

ミューチェ「どういう行動だったかしら?」

 

R了子「ほら、左側に道がないのに邪魔する様に溶岩を流す口があっただろう?あれの真ん中まで行って戻らないと上の段に宝箱が出ないんだよ」

 

ロック響「ああ、あったね。道ないならと他の奴の様に氷龍で凍らせなかったけど」

 

首を傾げる翼と思い出そうとんーと唸るミューチェにR了子はそう言い、ロック響も思い出して言う。

 

猫響「凍らせてからそれやればミスもしないね」

 

音響「それじゃ早速取りに行こう!」

 

早速決めた後にその場所へと向かう。

 

しばらく目的の場所に辿り着き、氷龍で凍らせた後にロック響がやった後に上からごとっと言う音が響いたので戻ると宝箱があり…

 

???「ぶはぁぁぁ!!?やっと出られた!!」

 

???2「感謝する」

 

開けるとモデルZとは違う赤いライブメタルと紫のライブメタルが飛び出す。

 

ロック響「モデルFとモデルP」

 

モデルF「おう!助かったぜ響って同じのが3人いやがる!?」

 

モデルP「久しぶりだな別世界の響にさらに別世界の響、拙者は影のライブメタル、モデルPと申す」

 

猫響「はじめまして、私の事は猫の響って呼んで」

 

翼「ロックの方の立花の聖遺物はホントに個性豊かだな」

 

驚くモデルFと静かに名乗るモデルPを見ながら翼はそう呟く。

 

R了子「ふむ…よし、作戦は決まった」

 

音響「作戦ですか?」

 

ミューチェ「どんな作戦なの?」

 

そう言った了子のに2人は聞いてR了子は概要を話す。

 

 

 

 

魔王「ふむ、なるほど。そう来るのか。ならば……」

 

それを映像で見ていた魔王はレッドアリーマーに繋げる。

 

レッドアリーマー『キシシ、どうしました魔王様』

 

魔王「奴等の作戦を伝える。それを逆手に取り奴等を逆に罠にかけろ」

 

そう言って魔王は話されていた作戦を伝える。

 

レッドアリーマー『分かりました魔王様!奴らをもう一度やってやりましょう!』

 

魔王「頼むぞ」

 

ははっ!と頭を下げてから映像が消え、魔王は笑う。

 

魔王「これでまた死ぬのは確定だな」

 

 

 

 

ロック響「もうすぐだね」

 

音響「うん、今度こそ倒そうね」」

 

グッと手を握り締める音響を見てから了子は言う。

 

R了子「では、作戦の確認だ。音響が音の弾を発してレッドアリーマー改を油断させた所で猫響が短剣を連発、ロック響はモデルFで一撃を叩き込む」

 

猫響「うん、分かった」

 

翼「短期決戦になるが、そうしないとならない程の強敵であるからな」

 

誰もが呟く中でいざ…と進んだ所で…

 

ドン!

 

飛んで来たレッドアリーマーの蹴りが音響に炸裂する。

 

音響「っあ!」

 

ミューチェ「響!?」

 

レッドアリーマー「ケケケ!お前が一番だ!」

 

不意打ちに誰もが驚く中でレッドアリーマーはそう言って音響を掴んでから続けざまに地面へと強く叩きつける。

 

消える音響の後にロック響と猫響は攻撃を仕掛けるが避けられる。

 

ミューチェ「ど、とういうこと!?」

 

翼「こちらの作戦が見破られている……!?」

 

驚く2人だがR了子だけは冷静に見ている。

 

R了子「(先ほどの音響を狙っての不意打ちと撃破…もしかすると…)」

 

その間に2人も同じ様に倒されてしまう。

 

 

 

 

聖バレンチヌス「どうやらそっちは見られてるみたいだね」

 

ロック響「見られてる?」

 

音響「それってもしかして……!」

 

「ほぅ、よく分かったな…」

 

聖バレンチヌスのに3人は驚いているとその言葉と共に4人の前に魔王が現れる。

 

ロック響「あんたは…」

 

音響「未来を攫った魔王…!」

 

猫響「アンタが作戦を盗み見していたんだね…!」

 

身構える3人だが聖バレンチヌスは…

 

バレンチヌス「ちょっとちょっと、流石にまだラストステージまで行ってないのにラスボスが注意部屋とかに出て来るのはKYだと思うよ。出て来るならラストステージで出てからじゃないと」

 

ロック響「指摘する所そこ;」

 

魔王「む、そうか。これからは気をつけよう」

 

音響「律儀!?」

 

普通に注意して普通に受け入れる魔王に音響は驚く。

 

魔王「さて、話を戻すが…貴様らには絶対に死んでもらう」

 

猫響「どうしてそこまで私達の死にこだわるの?」

 

そう言った魔王のに猫響は問う。

 

魔王「……それは城まで来たら教えてやろう」

 

そう言い残して魔王は消える。

 

聖バレンチヌス「…彼女は悲しみに包まれておる」

 

ロック響「?何か言った?」

 

ああ、いや、なんでもないよと聖バレンチヌスは言った後に咳払いする。

 

聖バレンチヌス「とにかくバレンチヌスから言えるのはバレない様に作戦を考えないといけないんだよ」

 

猫響「バレないように作戦をか……」

 

音響「あ、それじゃあこんなのはどうかな?」

 

そう言って音響が何かをすると聖バレンチヌスが何か喋ってる様だが聞こえない。

 

モデルZ「これは…音を漏れ出さない様にしたのか?」

 

音響「はい!これなら作戦を立てれます!」

 

猫響「やるね。音の私」

 

ならばと3人は頷いた後に意識を現実に戻す。

 

 

 

 

R了子「やはりか…それで今は音を聞こえない様にしてる。行く道中で聞いたが始祖の力とはホントに凄いな」

 

ミューチェ「まあね。色々微妙なのもあるけど」

 

納得が言った様子の了子のにミューチェは肩を竦めて言う。

 

モデルX「だけど、ここからは違うね」

 

翼「ああ、そうだな」

 

音響「頑張って聞かれない様にしますよ!」

 

誰もが頷いた後に作戦を考える。

 

 

 

 

 

魔王「む?聞こえないな……これでは作戦がわからないな」

 

一方で水晶で見ていた魔王は仮面で見えない眉を顰めた後にレッドアリーマーへと繋げる。

 

レッドアリーマー『また作戦が分かったのですか魔王様』

 

魔王「いや分からん。だから自力で何とかしてくれ」

 

そう聞くレッドアリーマーに魔王はそう返す。

 

レッドアリーマー『了解しました。だがあんな奴らに負けるなどありえないですよ。ギャギャギャギゃ!』

 

そう言って高笑いしながらレッドアリーマーは通信を追える。

 

魔王「……城の奴等はまともで良かったな……」

 

そんなレッドアリーマーの性格にぼやきながら魔王は仮面越しに顔を押さえるのであった。

 

 

 

 

ロック響「ふう…宝箱がミスする度に配置リセットされてるのは助かったね。お蔭で1人だけだけど鎧を強化出来たし」

 

猫響「でもこの状態でも難しいよね」

 

音響「そう言えば黄金の鎧になったらどうなるんですか?」

 

進みながら、青銅の鎧になった音響を見ながら言うロック響のに顔を顰める猫響の後に音響が気になって聞く。

 

R了子「ああ、黄金の鎧になると魔法が使える。現状持ってるので説明すると槍は落雷を受け止めて左右に拡散し、左右上方向にダメージを与える事ができる(サンダー)の魔法だ。短剣は炎をまとった龍を呼び出し、大きく上昇して出現した後にアーサーの後方へ飛び、折り返して前に飛んで今の場合では地面這うように進む火竜(ファイヤードラゴン)の魔法。たいまつは使用者を中心に回転する3つの光球を出現させてバリアを張り、光球を敵に接触させることでダメージを与えられる他、一部の敵の弾も防げる(シールド)の魔法。鎌は2つの竜巻が使用者の周りを回るように現れ、その後上空へ去っていく竜巻(トルネード)の魔法。斧は放射線状に光線を放つ雷光(ライトニング)の魔法なんだが、作り出される光線の隙間が大きくてな…」

 

ミューチェ「魔法によってはレッドアリーマーも倒せるのよ」

 

翼「そうなのか!」

 

モデルM「それにしても色々とあるんだな」

 

長く説明するR了子とミューチェの補足に翼は驚き、誰もが感嘆する。

 

R了子「まぁ、一部の武器の魔法は攻撃技ではないのもあるけどな、その例が…」

 

ロック響「あ、武器見つけた」

 

そういった了子のを遮って敵を倒して宝箱を開けたロック響がそう言う。

 

それはボウガンであった。

 

ミューチェ「ボウガンね。強化されると相手に自動的に当たるわよ」

 

猫響「へー便利だね」

 

R了子「しかも、これが言おうとしていた魔法が使える武器だ。それが画面内の宝箱を出現させるほか、画面内に留まってしまったボウガンの弾を消せる他、攻撃判定は無いが無敵時間が全魔法中最も長い探索(シーク)の魔法だ」

 

ロック響「ああ、それは確かに宝箱を探してる時に便利だね」

 

補足した了子のにロック響はそう言う。

 

まだライブメタルが見つかってない以上。もしも隠されていたら厳しいからだ」

 

猫響「でもそれを使うには黄金の鎧にならないとね」

 

音響「あ、そうだった…」

 

モデルF「その為にも、奴を倒して先に進まねえとな」

 

指摘する猫響のに音響もそうだったと気づいた後にモデルFがそう言う。

 

ロック響「うん。頑張ろう」

 

ミューチェ「今度こそ勝って先に進みましょう」

 

翼「今度は聞かれてもないからな」

 

3人は頷いて駆け出す。

 

ロック響「そろそろ着く。今度こそ勝つ」

 

音響「うん!絶対に勝とうね!」

 

お互いに気合を入れてレッドアリーマーのいるエリアへと足を踏み入れ…

 

レッドアリーマー「しゃああ!!」

 

音響「!はあ!!」

 

ガキィン!!

 

襲い掛かろうとしたレッドアリーマーの攻撃を音響が音で受け止める。

 

レッドアリーマー「んな!?お前達はまだ魔法を使えない筈!なにをした!?」

 

ロック響「教える訳ないでしょ」

 

猫響「そういう事」

 

驚くレッドアリーマーへとロック響がモデルLでのハルバード、猫響は斧の一閃を浴びせる。

 

その後に氷龍でレッドアリーマーの地面に叩きつけて顔以外を凍らせる。

 

レッドアリーマー「う、動けぬ!?」

 

ロック響「悪いけど、こっちは3度目も負ける訳には行かない」

 

音響「だから全力であなたを倒す!」

 

そのままモデルFに変えたロック響と音響が全力の攻撃を叩き込む。

 

グランドブレイク!!

 

我流!ビートパンチ!!

 

同時に叩き込まれたパンチでレッドアリーマーは上空へ吹き飛んだ後に音の衝撃が襲い掛かる。

 

レッドアリーマー「ぐが!?ま、魔王様…も、申し訳ありませぇぇぇぇぇぇぇん!!!!」

 

ドカーン!!!

 

そのままレッドアリーマーは爆発四散する。

 

翼「やったぞ立花!」

 

ミューチェ「ついにレッドアリーマーを倒したわね!」

 

ピッピー!

 

誰もが喜ぶ中でR了子がどこからともなく取り出した笛で注目を集める。

 

R了子「喜ぶのはまだ後だ。奴は中ボスであってここのボスじゃないからな。それにレッドアリーマーはこの先も出て来る。さっきの奴の様に上手く行くとは限らん。気を引き締めろ」

 

音響「は、はい!」

 

ロック響「(こういう所って杏子さんの影響を受けてるな)」

 

そう言うR了子に音響は慌てて返事し、ロック響が思う隣でこっちのと全然違うな…と猫響と翼は思った。

 

ミューチェ「それじゃあ先に進みましょう」

 

猫響「うん、ようやく進めるね」

 

R了子「次は塔を登って浮遊する床で次の塔に移動する感じで進んで行くぞ。全部で4つあって、3番目は真っすぐ進み、最後の塔を降りてボスの所に向かう感じだ。1つ目と2つ目は蝙蝠が左右から攻撃を仕掛けて来る。3番目と4番目はプチゴブリンと言う魔物が上から降って来るから上へ攻撃しろ」

 

3人へとR了子は解説する。

 

音響「はい!最初と次が左右から、三番目と最後が上から来るんですね!」

 

翼「間違えないように気をつけろよ立花」

 

確認する音響のに翼が肯定するのにいやお前も初めてだろとR了子がツッコミを入れた後に塔へと踏み入れた。

 

話通り、蝙蝠たちは襲い掛かって来たが斧や槍、短剣などで普通に倒して行く。

 

そして宝箱もついでに壊し…黄金の鎧が出る。

 

R了子「お、ついに出たか、音響、早速取れ」

 

音響「はいッ!」

 

言われた通りに手に取ると音響の鎧が金色になる。

 

R了子「良し、これで魔法が使える様になったな」

 

猫響「それでまずはどの魔法にする?」

 

ミューチェ「えっと持っていて使えるのは…」

 

モデルX「槍が(サンダー)、短剣が火竜(ファイヤードラゴン)、ボウガンが探索《シーク》、松明が(シールド)、鎌が竜巻(トルネード)、斧が雷光(ライトニング)だね」

 

思い出そうとしたミューチェに変わり、モデルXが答える。

 

音響「えっとこのステージ後はどんな感じなんですか?」

 

R了子「ボス的な意味では名前はデスクローラー、巨大なイモムシの化け物でゲームではアーサーの周りを高速で回転したり、画面外から弾を飛ばしてくる。頭部が弱点だから頭部を狙え、次のステージと言う意味では…あ…これ、対策立てないと鎧破壊されるな高確率で」

 

モデルL「高確率なの!?」

 

質問する音響のに答えたR了子のにモデルLは驚く。

 

了子「ああ、第4ステージは一定地点到達時に回転して地形が変形する場所なんだよ…とある場所に乗らないとな…」

 

翼「とある場所?」

 

猫響「回転するなんて変なステージだね。一体どんなステージなの?」

 

出て来た言葉に猫響が代表で聞く。

 

R了子「体内ステージ」

 

ロック響「体内……え?体内?」

 

直球で言われた事に4人は顔を見合わせる。

 

ミューチェ「つまり私達…」

 

音響「食べられるって事ですか!?」

 

うえぇぇ!?と驚く5人に仕方ないだろうとR了子は顔を顰める。

 

了子「ゲームでも進んでいるから、ボスを倒したらきっと大きいのが来るんだろうな」

 

モデルF『それ、下手したら脱出するのは…』

 

モデルZ「待て、流石にそれ以上は言うなモデルF」

 

翼「それ以上は禁句だぞ……!」

 

思わず言おうとしたモデルFをモデルZと翼が止める。

 

R了子「とにかくボスを倒しに行くぞ。そう言うのは後に考えろ」

 

ロック響&猫響「お、おー…」

 

音響「は、はい……」

 

先のを思うと気が重くなった一同は重い足取りで進む。

 

3番目のに着くと上からモンスターが落ちて来る。

 

ロック響「ホントに落ちて来たね」

 

音響「たあっ!」

 

それに音響は早速ボウガンが強化された追撃のボウガンで追尾性能を持つ3発の弾を放ち、プチゴブリンを撃ち抜いて行く。

 

音響「うわ、すっごい楽だねこれ!」

 

翼「自動的に撃ち落としてくれるからな…」

 

R了子「まぁ、便利ではあるが宝箱を優先的に狙うからな…今の様に」

 

おおと感嘆する音響と翼に了子はそう言って現れた宝箱に矢が当たるのを見て言う。

 

その後にマジシャンが現れて音響に魔力弾を当てる。

 

それにより…メイド服を着た状態になる。

 

しかも肩だしで胸元が見えてるセクシーなのであった。

 

R了子「ん?原作だと村人な女の子になるが…こっちも違う感じか…」

 

音響「うわっ、これは少し恥ずかしいね…」

 

ミューチェ「(…これみたら未来、死ぬわね)」

 

顔を赤くして恥ずかしがる音響にミューチェはそう思っていた。

 

 

 

 

音未来&ロック未来『…逝ける!!』

 

猫未来「逝っちゃダメェええええ!?」

 

魔王「おい、逝くなぁああああ!?お前たちも手伝えぇええ!!」

 

レッドアリーマートリオ「は、はい!」

 

そしてそれは当たっていて、2人の未来が笑顔で天使に誘われかけてて魔王と待機していたレッドアリーマートリオが必死に繋ぎ止めていた。

 

レッドアリーマー1「魔王様……敵対してるあいつ等に同情しかけた自分は悪いでしょうか?」

 

魔王「ううん、わた…我もしたから問題ない」

 

なんとか戻した後に疲れた顔をして言うレッドアリーマーの1体のに魔王は肩を落としながらそう返す。

 

 

 

 

ロック響「…なんだか未来が昇天しかけてる気がした」

 

R了子「ああ、してそうだな」

 

翼「おい、音の立花大丈夫か?」

 

音響「ハッ!今なんか、天使に導かれそうになってた!」

 

猫響「え…?」

 

こっちでもなんとなくロック響は感じとっていて、音響は共有してるので一緒に逝きかけて猫響はどういう事と冷や汗を流す。

 

R了子「とにかく、次の塔を下ればデスクローラーとのバトルだ」

 

ミューチェ「ようやくボスバトルね」

 

猫響「どんなボスでも攻略して未来達の元に向かうんだ」

 

お互いに頷いた後に4つ目の塔を突き進み、浮遊する床をジャンプしていく。

 

ロック響「扉が見えたね」

 

R了子「あの扉の前に立つとデスクローラーが現れる。だから1人だけ前に立て、他の2人は武器を構えて警戒しろ」

 

猫響「それじゃあ私が行くよ」

 

音響「こっちも援護するから気をつけてね!」

 

その言葉にロック響と音響は構え、猫響は警戒しながら扉に近づき…その周囲を囲む様に巨大な芋虫が現れた。

 

R了子「撃て!」

 

ロック響「!」

 

音響「ええいッ!」

 

合図と共にロック響はバスター、音響はボウガンでデスクローラーの頭部に攻撃を仕掛ける。

 

続けて猫響も短剣を投げる。

 

デスクローラー「!!」

 

R了子「効いてるな。そのまま攻撃を維持しろ」

 

音響「はいッ!」

 

ミューチェ「これは楽に勝てそうね」

 

確かに普通にデスクローラーは他のと違って全然変化はないのでそのまま攻撃し続けていると断末魔をあげてその体を崩壊させて行く。

 

モデルL「あら、すんなりと行けたわね」

 

モデルX「確かに、2つのステージでのボスより攻略は楽だったね」

 

翼「だからレッドアリーマーが強くなったのか?」

 

誰もが思う中で鍵を取るとゲートは…開かない。

 

誰もがハテナマークを浮かべる中で…巨大な蛇が通過して6人を飲み込んだ。

 

 

 

 

立花ちゃん、立花ちゃん、立花ちゃーんー

 

ロック響「(この声…ミスしたの…)」

 

聞こえてくる声にロック響は目を開けると…

 

聖バレンチヌス「ゲッツ」

 

某ダンディな芸人の恰好と芸を披露した聖バレンチヌスがいた。

 

ロック響「古!?」

 

音響「何で今それ!?」

 

猫響「…ふざけてるの?」

 

それには各々にツッコミを入れ、猫響のにごめんごめんといつも通りの恰好に戻る。

 

聖バレンチヌス「いやね。バレンチヌスは君達が凄く肩に力を入れてるかなと思って少し抜こうと思ってやったの、バレンチヌスはアドバイスしか出来ないから」

 

猫響「そうなんだ……ありがとね」

 

音響「それで私達なんで此処に?」

 

ミスしたのと思う3人に違う違うと返す。

 

聖バレンチヌス「飲み込まれた時に意識を失ってるだけだからすぐに戻るよ。ここに来て貰ったのは未来ちゃん達からの伝言を伝えに来たの」

 

ロック響「!未来から?」

 

音響「伝言!?」

 

出て来た言葉に3人は詰め寄る。

 

聖バレンチヌス「いや、なんか意識を失う感じのがあったとの事で、それで偶然、バレンチヌスの所に来ちゃったみたいなの、ちなみにロックの響ちゃんと音の響ちゃんの方ね」

 

猫響「あーもしかして…」

 

音響「さっきの…?」

 

出て来た言葉に3人が納得する中でバレンチヌスはコホンと咳払いして伝言を言う。

 

聖バレンチヌス「『響、私達は無事です。魔王は特に何もせずに私達に貴方達の様子を見せてます。だから体に気を付けてね…』」

 

ロック響「未来…」

 

音響「無事で良かった……」

 

それに誰もが安堵し…

 

聖バレンチヌス「『PS.帰ったら見せてくれたメイド服を作って着せるね♥by音の方の未来より』」

 

 

 

 

翼「おい、大丈夫か立花……」

 

音響&猫響「未来ぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」

 

声をかけようとした翼はガバッと起き上がった2人の響にうお!?と驚く。

 

R了子「何かあったのか?」

 

ロック響「んー未来のいつも通りな事」

 

モデルA「あっ(察し)」

 

モデルM「また発動したのか…(困惑)」

 

ミューチェ「あれね…」

 

聞くR了子にロック響が答え、猫組を除いて察してなんとも言えない顔をする。

 

R了子「成程、大方あのメイド服のだろう。奴なら戻ったら着せるだろうなとうすうす思っていたからな…そして相馬さんとなずなが弄りのネタに使うと言うのも来る」

 

ロック響「ホントにしそうだから止めて」

 

音響「ホント、ごめんね。うちの未来が……」

 

猫響「いや大丈夫…こっちの未来が心配だな(染まるか的な意味で)」

 

そう言ったR了子のにロック響は癒そうにぼやき、音響が前に追いかけまわした事があるので猫響に謝って、猫響はそう返す。

 

とにかく今は少し休んでから進もうと言う事になり、一時休憩を取る

 

 

 

 

魔王「ふむ、休憩するようだな……ちょうど良い。あそこまで進んだ褒美をやるか」

 

休んでいる響達を見て魔王はそう呟く。

 

レッドアリーマー1「魔王様、褒美と言うと?」

 

魔王「あいつらの好物だ。たらふく喰わせてやろう」

 

聞くレッドアリーマーに魔王はそう返す

 

レッドアリーマー「わかりました。それでどこに配置すれば良いでしょうか?流石に奴らがいる場所では回転でなくなりそうですし、魔物から出た所に置いとくのが無難かと私は思います」

 

魔王「ふむ、ではそれで頼む」

 

そう進言するレッドアリーマーに魔王は了承する。

 

では…とレッドアリーマーが出て行った後にああそれともう1体控えていたのに魔王は言う。

 

魔王「未来たちの方にも料理を頼む」

 

レッドアリーマー2「ははっ!」

 

出て行った後に魔王はふうと息を吐く。

 

魔王「疲れたな…少し風呂に入るか」

 

そう呟いた後に玉座の隣の部屋に入ると光った後に纏っていたのが消え、喪服の様な黒いドレスを見に纏った姿になった後にドレスを脱ぎ捨てて、仮面を外す。

 

魔王「(ふぅ、いい湯だな…)」

 

風呂に入り、見上げた後に目に入った鏡を見る。

 

映りし自身の顔に魔王は顔を歪めた後に逸らす。

 

魔王「…ああ、やはり憎たらしい」

 

顔を手で覆って呟く。

 

見るだけで思い出してしまう。

 

自分が魔王となる切っ掛けを…憎さが沸き上がる記憶が…

 

魔王「ああ、憎い…憎い…■■が憎い…」

 

バキッ!

 

ぐぐぐともう片方の手で握った風呂の縁部分が壊れた音で魔王はハッと我に返る。

 

その後に深呼吸してから風呂を出る。

 

魔王「(落ち着け…我はもう■■■じゃない。魔王だ…!)」

 

黒いドレスを見に纏った後に仮面をつけてから口ずさむと魔王とのしての服装となった後に玉座に座って響達を見る。

 

魔王「さあ次のステージで魔物の栄養源にしてやる」

 

無事に乗り越えられるかなと先ほどの憎しみを隠して笑みを浮かばせて言う。

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