2話目から間が空いてしまってスミマセン!!
最新のバンドリイベントやってますか?
つぐみ&有咲推しの俺にとって最高のイベントでした!
やってないよって方は是非、ストーリーだけでも見てください!!
では本編です!!
丸山さんとの約束を終えた俺は、屋上前の空いたスペースで昼食をとっていた。
何故か丸山さんと一緒だ。
彼女に一人で食べないのか確認したところ
『お友達っていうのは、一緒にお弁当を食べるものなの!』
という彼女の謎な理論により、一緒に昼食を取ることになった。
「そういえば、さっきの手紙の続き聞いてもいい?」
「ご自由に」
「バイオリン習ってるの?」
正直この質問が一番来て欲しくなかった質問だ。
先ほど先生に手紙が見つかったのもこの質問で悩んでいたからだ。
俺は理由を誤魔化そうと思ったが
『嘘だけはつかないで』
という丸山さんの言葉が頭から離れなかった。
「辞めました。バイオリンを習うこともバイオリンを弾くことも」
「どうして辞めちゃったの?」
過去の記憶がフラッシュバックしてくる。
辞めた理由を彼女に説明できるはずが無かった。
だから最もらしい理由をつけた。
「俺に才能が無かったからです」
これは本当だ。俺に才能が無かったから、あんな事になった。
「何かをするのに才能なんて必要ないよ!」
意外にも丸山さんが熱くなっている。
彼女なりに何か思うことがあるのだろう。
「バイオリン嫌いなの?嫌いになっちゃったの?」
その質問は自分自身で何度も何度も問いかけた。
答えなんてもうとっくに出ている。
でも俺にバイオリンを弾く資格はない。
だからその気持ちに蓋をしたんだ。
「その質問には答えたくありません」
俺は丸山さんの目を真っ直ぐ見て言えなかった。
「…………そうだ!古澤君、今日の放課後時間ある?」
「放課後ですか?まぁ無くはないですが」
「だったら部活動見学に行かない?無理に入る必要は無いけど、一度見て回るのも楽しいと思うんだ」
確かにそろそろ新しい事を始めた方がいいのかもしれない。そうすればきっとバイオリンの事なんて忘れてしまえる。
「分かりました。では放課後に」
「うん、楽しみにしてるね!私、ちょっと用事があるから先に行くね!」
丸山さんは手早く荷物を片付けると、こちらに手を振り去って行った。悔しいけどその仕草が少し可愛く見えた。
しかしこれは嬉しい事だ。
残りの昼休みは有意義に過ごせる。
俺はクラシックに耳を傾けながら、小説に視線を移した。
そしていよいよ放課後がやってきた。
荷物を纏めて隣の席を見ると丸山さんがニヤニヤしながらこちらを見ている。
「帰る準備はできた?」
「はい、済みました」
「それじゃ行こっか♪ウチは元々女子高だったから、運動部は男子が入るのは難しいかもしれなくて、弓道部と文化系の部活しか見学依頼できなかったんだけどいいかな?」
「むしろありがたいです。俺は運動とか苦手なので」
「そうなんだ!私も運動は苦手だから良かった!それじゃあ、案内するね?」
彼女はスキップで俺の前を進む。
あんまりいいリズムでは無い。
丸山さんは抜けてるとこがありそうだから、転びそうだな……。
「ひゃっ!!」
言わんこっちゃない。
丸山さんは前のめりに思い切り転けた。
不可抗力ながら丸山さんのスカートの中身が見えた。
「水色のしましま」
「…………え?キャー!!」
丸山さんはスカートの丈を押さえながら、涙目でこちらを見てきた。
「み、見た……?」
「正確に言えば見えました。こういう場合はご馳走さまですと言うのが正解ですか?」
「うぅ……///」
何故か丸山さんは俺の胸をポカポカ叩いてくる。
痛くは無いが何故叩いてくるのか分からない。
「こ、これは貸しだからねっ!!//」
「俺のパンツを見せれば貸し借り無しになりますか?」
「み、見せられても困るよ!!」
「ではどうしろと?」
「今度何らかの形で返して貰う!//」
勝手に見せておいて貸しとは中々の迷惑な話だ。
とにかくこれ以上貸しを作らないように気を付けないと。
そんなこんなで今回の部活動見学唯一の運動部である、弓道部を訪れた。
静かな空間が正直俺には合ってるなと思った。
「初めまして、同じクラスで風紀委員も務めています。氷川紗夜です」
「初めまして、古澤晃です」
「あのね!紗夜ちゃんは学年2位でとても頭がいいの!」
「学年2位ということはいつも一番が取れていないということなので、決して誇るべきことではありません」
「でもでも、凄いことには変わらないよ?」
「それは丸山さんの意見に同意です」
「古澤さん、いつの間に丸山さんと仲良くなられたんですか?」
「いえ、仲良くはなっていません。成り行きで一緒にいるだけです」
「うぅ……酷いよー」
「では今日は見学ということで練習を自由にご覧になってください。入部の有無はそこまで重要視しませんから、古澤さんにとって実りのある時間になればと思います」
類は友を呼ぶと言うが、この氷川さんと言う方は丸山さんとは真逆の人間だと思う。
整った顔立ちは丸山さんと通じるものがあるが、落ち着いた立ち振舞いに綺麗な言葉遣い正直どれも丸山さんには不足している能力だ。
月とスッポンとはこの事だ。
「今、失礼な事を考えなかった?」
「考え過ぎです」
昔読んだ本に書いてあった女の子という生き物は勘が鋭いというのは本当らしい。
「それでは早速実演に移らせいただきます」
氷川さんが弓を構える。
その美しく神々しい姿に、思わず俺たちは息を飲んだ。
そしてそこから放たれる白羽の矢は容易に的の中心を射抜いた。
「「おぉー!!」」
条件反射で声と拍手が出た。
それほど素晴らしい演技だった。
「凄いよ紗夜ちゃん!」
「ありがとうございます。古澤さんはいかがでしたか?」
「大変素晴らしかったと思います。凛として美しく、それでいてカッコ良かったです」
「美しい……ですか?」
俺はどこかで地雷を踏んでしまったのだろうか?
氷川さんはほんのり顔が赤い。
「ちょっと古澤君!?何で紗夜ちゃんはベタ褒めなの!?」
「ベタ褒めですか?俺はただ思ったことを述べただけですよ?」
「とにかく!私達は次に行くね?」
「氷川さんありがとうございました」
丸山さんは俺の背中を押すように次の部活へと急いだ。
「あの二人微笑ましいですね。もっと仲良くなれたらいいですが」
続いて美術部に見学に行ったのだが、俺には美術の才能は全く無い事が判明したので美術部の詳細は割愛させてもらう。
続いての茶道部である、教室の一角に畳を敷いて茶道具が並べてある。
陶器の茶碗達がいい味を出している。
その中で丸山さんと友達と思われる二人が声を掛けてきた。
「若宮イヴです!彩さんとは一緒にお仕事させていただいてます!今日は彩さんの新しいお友達の茶道部の部活動見学ということで気合いを入れておもてなしします!」
「それで……着物ですか?」
「そうです!これが趣という物です!」
「な、なるほど……。おもてなし感謝します。申し遅れました、古澤晃と申します、よろしくお願い致します」
「彩さんのお友達ということは私にとっては先輩に当たりますので、お気軽にイヴとお呼びください!私は晃さんと呼ばせていただきます!」
こ、この子はグイグイ来る子だな……。
俺は苦手なタイプかも。
「イヴちゃん、あんまりグイグイ行くと古澤君困っちゃうよ?」
グイグイ来る若宮さんを青髪の少女が間に入って押さえてくれる。
正直助かる。
「えっと……私は松原花音です。二年A組で古澤君と彩ちゃんとは隣のクラスで彩ちゃんとは同じバイト先だよ」
「よろしくお願いします。つまり、若宮さん、松原さん、丸山さんは同じバイト仲間ということですね?」
「違うよ?」
「え?先ほど若宮さんは丸山さんと一緒にお仕事していると仰っていたと思うのですが?」
若宮さんと丸山さんは一緒に仕事をしていて、松原さんと丸山さん一緒に働いているのに松原さんと若宮さんは一緒に働いていないとはどういう事だ?
新手のナゾナゾなのか?
「と、とにかく!今日は部活動見学なんだから、私の事は置いといて早速実演に入ろう?」
とっさに話を切り替えた…………怪しい。
まぁ丸山さんにも触れて欲しくない事があるのかもしれないな。
自分の事は話さないのに、相手の事を聞くのは野暮という物だ。
「私としたことが大変失礼しました!それでは早速茶を立てさせていただきますね」
茶道具の横に腰を降ろした若宮さんが丁寧に茶を立て始める。
丸山さんと俺は若宮さんに勧められ練り切りを食べ始めた。
「お先にいただきます」
「ん~♪おいひいね♪」
確かこの黒文字という楊枝のようなものを使って食べるんだったよな。
「晃さん、作法の心得があるんですか?」
「いえ、先ほどスマホで軽く調べました」
「え?いつの間に?」
「丸山さんがTwitterで何かを調べている間です」
「うぅ……私もちゃんと調べていれば良かった……」
「作法なんてお互いが楽しみ合う為のマナーみたいな物なのでそこまで気にしなくても良いと思います」
「晃さんの仰る通りです。彩さんが来てくださっただけでも私は嬉しいです!」
「イヴちゃん……ありがとう!」
俺も少し悪かったかもしれない。
作法など気にせず楽しもうとする気持ちが無かったかもしれない。
「さぁお茶が立ちましたので召し上がってください!」
「いただきまーす♪…………うぇ……苦いよ……」
「それがわびさびという物ですよ彩さん!」
丸山さん酷い顔してる。
「アハハ……」
「あっ!晃さんが笑いました!」
「え?気のせいでは無いですか?」
俺が笑った?
そんなはずは無い。
笑顔なんて遠い過去に置いてきてしまったはず。
「………………」
「彩ちゃんどうかした?」
「え?……ううん、何でもない!」
どうしたのだろうか?
丸山さんの顔が少し赤くなっている。
俺に笑われたと思って恥ずかしくなったのか?
まぁとにかく抹茶をいただこう。
「ん……」
口の中に強い苦味と共にほのかな甘味と香味が広がってくる。
そして抹茶のだまが出来ないように丁寧に丁寧に立てた若宮さんの人柄がしっかり出ていた。
「結構なお手前で」
わびさびというのか心落ち着く雰囲気に多少心が惹かれた。
しかし茶道部に入る訳では無いので、これでお暇させていただこう。
「では俺たちはこれで失礼します」
「また抹茶が飲みたくなったら、いつでも立ち寄ってください!」
「週一回しか活動してないから、来たくなったらいつでも言ってね?」
「はい、ありがとうございます。また寄らせてください」
俺と丸山さんは茶道部を後にすると、その後は何個かの部活動を見学したがこれといった部活は無かった。
吹奏楽部と軽音部はちょっといいなと思ったけど……。
「丸山さん、これで最後ですか?」
「あと管弦楽部で終わりだよ!」
管弦楽部か……。
正直一番行きたくないかもしれないな。
でも、見に行くだけ行ってみよう。
音楽室に着くと、窓から練習を見学させてもらう。
管弦楽部というからヴァイオリンやチェロだけかと思ってたけど、クラリネットやトランペットなどもありしっかりオーケストラ用の楽器は揃っているんだな。
「♪~♪~♪♪♪」
音の統率が取れていない。
個人個人で見ればそこそこ演奏できる人がいるが、指揮者の勉強不足が目立つ。
そしてヴァイオリンの演奏者達の呼吸が一番合っていない。
これは演奏者のレベル云々の問題ではない。
それに気づいているのか、金管楽器の演奏者が演奏に気を使っているな。
まぁ、俺には関係無いが。
ベートーヴェンの『ロマンス 第2番へ長調 作品50』。
ベートーヴェンが1798年に作曲したヴァイオリンと管弦楽のための楽曲でとても有名なクラシックだ。
「何かみんな格好いいね」
「音がバラバラです。これならオーケストラと呼べませんよ」
「彩!!」
丸山さんの知り合いと思われる人が駆け寄って来る。
少し慌ててるみたいだ。
「ゴメン、今日は先輩達の機嫌悪そうだから早めに上がってくれないかな?」
「そうなんだ?ゴメンね?ありがとう、行こう古澤君!」
「そうですね」
「ちょっとアナタ達!!」
先輩と思われる人の声に驚いた丸山さんが声の方向を向く。
どうやら俺たちに言ったようでは無かった。
「コンマスである私の足を引っ張らないで!やる気あるの!?」
確かにあのコンマスは下手では無い。
そして慣れてない子もいるのか、確かに音が遅れそうになっていない所もある。
「いい!?私は区内のコンクールで上位を取った優秀なバイオリニストなの!!アナタ達凡人とは違ってコンクールの練習もしなくちゃいけないんだから、下手なアナタ達に付き合ってられないのよ!」
「酷い……」
丸山さんがボソリと呟いた。
「あの人の言い分も分からなくもないですよ。ただ不慣れの人もいるから、それを考慮してあげないと可哀想ですね」
「いい!?アナタ達凡人が都内代表コンクールに出る私と演奏できるってだけで光栄な事なの!!下手は下手なりに足を引っ張らないようにしなさいよ!!」
「それな言い方はあんまりだと思います!!」
「丸山さん!?」
部外者の俺たちが入っていくのは問題だって!!
「上手い人だけがオーケストラを作ってる訳じゃないんです!!みんなで演奏するのがオーケストラだと思います!頑張っているみんなの努力をアナタが否定しないでください!」
丸山さんの言い分は分かる。
でも努力だけじゃ音楽は成り立たない。
やはり才能が必要だ。
「アナタこそ何様なの!?部外者が勝手に入って来て口出ししないでちょうだい!!」
俺は慌てて丸山さんと先輩の間に入った。
「部外者が失礼しました。コンクール頑張ってください。ほらっ、丸山さん行こう!」
丸山さんって温厚でポーっとしてる人かと思ったのに、意外と感情的になるところもあるんだな。
俺が丸山さんの腕を引っ張ると俺たちは音楽室の出口へ向かった。
「アナタ、あのPastel*Palettesの丸山さんね?アナタ達の新曲聴いたわ」
Pastel*Palettes?新曲?何の事だ?
丸山さんって音楽活動しているのか?
「アナタ酷い歌声ね……。才能無いんじゃない?そんなことで良くボーカルが務まるわね!?」
「うぅ……」
「きっとメンバーもアナタがボーカルで迷惑だと思っているわ!」
丸山さんは泣きそうになりながら膝をついた。
顔は相手に見えないように隠している。
俺は丸山さんに肩を貸した。
「アナタ達凡人は辞めてしまえばいいのよ!!」
先ほど俺は確かに"才能が必要"だと言った。
しかし辞める辞めないなんて本人以外に決める権利は無い。
俺は珍しく感情的になっていた。
「丸山さん、少し椅子に座っていてください」
俺は丸山さんを椅子に座らせると先輩を睨み付けた。
「先輩、ヴァイオリンに自信があるなら俺にヴァイオリンを教えてくださいよ」
「あら、アナタもヴァイオリンを弾くの?」
「いえ、才能が無かったので辞めてしまいました」
「アナタも凡人なんじゃない」
「ですから、今からアナタと同じポジションで『ロマンス 第2番へ長調 作品50』を弾きますから、どこが悪かったのかアドバイスをください」
俺は音楽の授業用にあったヴァイオリンを手に取ると音の確認をした。
安物だが悪くないな。
「皆さんも余興に付き合わせてしまって申し訳ありませんが、一曲だけ俺にお力を貸してください」
指揮者は困っているようだったが、他の先輩方が乗り気だったので演奏を始めることとなった。
「♪~♪♪~♪」
ヴァイオリンを弾くのは久しぶりだが、やはり身体が覚えている。
全く違和感なしに演奏に入れた。
まずはヴァイオリンの経験が浅い人達を音でリードしながら、オーケストラという方舟をコントロールしなければ。
俺の演奏に合わせ、チェロやヴィオラ、コントラバスが主旋律を奏でる。
このコントラバスは中々巧いな。
続いてトランペットやクラリネットが音を奏でる。
さっきよりは音が纏まって来た。
指揮者のイメージを上手く纏めて演奏者との中継になる。
コンマスはこれでいい。
「ふーん、多少はやるみたいね」
「…………//」
先輩は俺を値踏みするように見つめ、泣き止んだ丸山さんはずっとこちらを見ている。
問題ない、人に見られるのは慣れている。
曲も中盤に差し掛かり、コンマスの見せ場であるソロがいよいよやってきた。
先ほどまでは調和に力を注いできたがここだけは俺が主役。
遠慮はいらないな。
「♪♪~♪~♪♪♪」
艶の入った音で周囲を魅力する。
正直、コンマスの役割よりソロの方が遥かに自信がある。
「………………」
先輩も言葉を失っているようだ。
そしてヴァイオリン舞台に気を抜かないようにアイコンタクトを送っておく。
「♪♪~♪~♪…………」
演奏を終えるとコントラバスの人が走ってきた。
「アナタ素晴らしいわ!是非ウチに入ってよ!」
「いえ、もうヴァイオリンは弾かないと決めているので」
俺は先輩に歩み寄ると見下しながら捨て台詞を吐いた。
「これが才能です……。アナタも凡人だったようですね。アナタは井の中の蛙だ!大海を知ってください!そして、楽器をするしないを選べるのは本人だけだ!他人にどうこう言う資格は無い」
俺は教室を出た。
すると過去の映像が一気にフラッシュバックしてきた。
俺はトイレに駆け込むと胃の中の物を全て吐き出した。
「うぇ……」
しばらくトイレで吐いていた俺は無意識に校舎のうらかわに来ていた。
ベンチに倒れ込んだ俺は、目の前が真っ白になり気絶した。
『お前に才能は無い……、兄さんのようにはなれない。だからお前はヴァイオリンを弾く資格も無いし、俺の息子として必要無い。何故、お前何かが生まれて来たんだ!』
『でも僕、ヴァイオリンが好きなんだ……。だからヴァイオリン続けたい……』
血飛沫が舞う。
『黙れ!お前ごときが俺に口答えするな!この古澤家の面汚しが!!』
何度も何度も血飛沫が舞う。
『お父さんごめんなさい……。ごめんなさい……。生まれて来てごめんなさい……』
『……くん、……くん!古澤君!しっかりして!』
俺は意識を取り戻した。
どうやら夢を見ていたようだ。
「丸山……さん……?」
「うん、凄くうなされてたけど大丈夫?」
「はい……。大丈夫です……」
そして落ち着きを取り戻した俺は、真上に丸山さんの顔があることと頭の下にとても柔らかい感触があることに気がついた。
「あの……これって?もしかして?」
「言わないで!!//あとこっち見るのも禁止!!//」
丸山さんに目を手で隠される。
こうすると頭の下の感触に意識が行ってしまって俺も少し恥ずかしい。
「…………//」
「…………情けないでしょ?」
「???」
「俺、ヴァイオリンを弾くと吐き気がして酷い場合はさっきみたいに気絶しちゃうんです」
「…………」
「俺、何か寝言呟いてました?」
「ううん、それは大丈夫」
「だったら良かったです」
「それとね?」
「???」
「情けなくないよ?ヴァイオリン弾いてる姿はちょっとカッコ良かったよ?私、ヴァイオリンの事良く分からないけど、あの中で古澤君が一番巧いのは分かった」
「…………だったら鑑賞料をいただかないといけませんね」
「えっ!?私あんまりお金持ってないよ?」
「…………もう少しだけこのままでいさせてください」
「………………特別だからね///」
安心したのか、しばらくすると俺は意識を手放した。
ただし今回は過去の夢なんて見る事は無かった。
「『生まれて来てごめんなさい』か……。彼にどんな悲しい過去があったんだろう?私なんかが、軽い気持ちで踏み込んじゃダメだよね?」
いかがでしょうか?
これから晃の過去を少しずつ出して行きますので期待してください!。
もう一作品の『流星堂の新米教師(仮)』も見ていただけると幸いです!
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それではまた次回!ほなっ!(^^)ノシ