英雄伝説 異能の軌跡   作:ボルトメン

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星見の塔①

キリコたちは星見の塔へと到着した。

 

「着いたわ」

 

「ここが星見の塔……」

 

「近くで見ると大きいですね」

 

「カビくせぇ場所だな」

 

「ふふ、数百年前の建物ですから」

 

「………………」

 

キリコは近くの森を睨み付けていた。

 

「キリコ?どうかしたのか?」

 

「なんでもない。それより、突入するなら急ごう。教官たちも半分以上進んでいるはずだ」

 

「そうね!待ってなさい、ギャフンと言わせてやるんだから!」

 

「ユウナさん、燃えていますね」

 

「ハッ、せいぜいコケんなよ?」

 

「うるっさいわねぇ!」

 

ユウナたちが入り口の扉を開けて入って行った。

 

「キリコさん……」

 

「何だ?」

 

「先ほどあちらに……」

 

「ああ」

 

「ユウナさんたちには?」

 

「話している暇はない。それより……」

 

キリコはカードを出した。

 

「これを知っているな?」

 

「……………」

 

「……………」

 

「……まあいい。ならミルスティンにでも聞く。急ぐぞ」

 

「………はい」

 

キリコとミュゼも塔の中に入った。

 

 

 

「あれがトールズ第Ⅱ分校、Ⅶ組特務科か。正直期待はしてなかったが、あの青髪と緑髪はなかなか面白そうだ」

 

「特にあの青髪。我々に近い何かを感じる。見極めねばな」

 

 

 

一方、リィンたちはキリコの予測通り、塔の3分の2を進んでいた。

 

「レグラムの古城を思い出すな」

 

「レグラム……というと、ローエングリン城だね。"槍の聖女"リアンヌ・サンドロットの居城と言われる」

 

「はい。そこでも魔物と遭遇したことがあります」

 

「僕もリベル=アークや影の国(ファンタズマ)で似たような敵と戦ったことがあるんだが、どう見ても魔獣とは思えなかったよ」

 

「古の浮遊都市と空の至宝が生み出した虚像のことね」

 

「あ、頭がクラクラしてきたな……」

 

「すさまじい体験をなさってきたんですね……」

 

「その甲斐あって心を入れ替えることができたよ。あの死地があったからこそ、宰相殿と戦える心構えができたんだからね」

 

「殿下………」

 

「さて、そろそろ最上階かな?」

 

「そうですね」

 

「気合いを入れなさい。生半可が通用する相手じゃないわよ」

 

「ああ!」

 

「承知の上よ」

 

「よし、行こう」

 

リィンたちは探索を再開した。

 

 

 

「なんなのよ、こいつら!」

 

ユウナたちは塔内部に入り、上を目指していたが、塔内部の仕掛けや魔導ゴーレムや魔物の妨害に苦戦していた。

 

「チィ!うざってぇんだよ!」

 

アッシュは砲台のようなゴーレムをヴァリアブルアクスで粉砕していく。

 

「今です、クルトさん!」

 

「わかった!」

 

大型のゴーレムをクラウ=ソラスのブリューナクで怯ませ、クルトのレインスラッシュで斬り刻む。

 

「援護しろ」

 

「了解しました!」

 

ミュゼがゴルトスフィアを放ち、キリコが新たなクラフト技フレイムグレネードで魔物の群れを殲滅した。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…。しつっこいわね!?」

 

「ガラクタのくせに知恵がありやがる」

 

「魔導ゴーレムだったか……。数で来られると厄介だな」

 

「大分遅れましたね」

 

「急ぐぞ」

 

キリコたちは戦闘を極力無視して塔内部をかけ上がって行った。

 

 

 

その頃、リィンたちは最上階に到達した。

 

「フフ、遅かったね」

 

「ったく、退屈で死んじまいそうになったじゃねえか」

 

カンパネルラとマクバーンは余裕綽々といった感じで出迎えた。

 

そして奥には神機アイオーンtype-βⅡが鎮座していた。

 

「ずいぶんと余裕そうだな」

 

「そうでもないよ?新Ⅶ組の子たちより厄介そうだし」

 

「少なくとも、楽しませてくれそうだしな。ただ、知らねぇやつがいんな?」

 

マクバーンはオリビエを見る。

 

「そういえばそうだね………あれ?その髪、その服装……」

 

カンパネルラはオリビエをじっと見つめる。

 

「ふふ、道化師君は久方ぶりだね」

 

「あ?知り合いか?」

 

「…………………………」

 

 

 

「あっはっはっは!いったい何やってんのさ!オリヴァルト皇子!」

 

 

 

「あ!?」

 

カンパネルラは弾けたように爆笑し、マクバーンは呆気にとられる。

 

「あっはっはっは……そうか、君はあの姿は初めてだったね。オリビエ・レンハイムを名乗ってるけど、オリヴァルト・ライゼ・アルノールその人さ」

 

「おいおい、何で放蕩皇子がこんな所にいやがる……」

 

「そうそう!何でそんなカッコしてんのさ。わざわざ灰のお兄さんたちと一緒に乗り込んで来るなんて」

 

「このクロスベルの想いを正面から受け止めるためさ。リィン君たちは僕のわがままに付き合ってもらっているに過ぎない」

 

「それにしても懐かしいなぁ。4年前の異変以来じゃない?」

 

「オリビエさん……もしかして彼は」

 

「ああ、道化師カンパネルラ君はリベールの異変で暗躍していた一人だ。そして彼のナンバー、0は執行者の中でも特別なものらしい」

 

「おかげであっちこっち行かなきゃいけないんだよね。まあ、盟主の代理人だから仕方ないんだけどね」

 

「盟主の代理人!?」

 

「おい、口が軽ぃんじゃねえか?」

 

「向こうにはクルーガーもいるし、いずれヨシュアやレンとも合間見えるだろうしいいんじゃない?」

 

カンパネルラはマクバーンの苦言をのらりくらりとかわす。

 

「"漆黒の牙"に"殲滅天使"だったかしら?」

 

「な、なんだか物騒だな……」

 

「心配はいらない。その二人も僕やティータ君の戦友だよ」

 

オリビエはマキアスに微笑みながら言った。

 

「色々と込み入った事情がありそうですが──」

 

リィンは太刀の切っ先を向ける。

 

「これ以上、このクロスベルに仇なすというなら、全力でアンタたちを排除する」

 

「へえ……?」

 

「クク……夕べよりは楽しめそうだなぁ」

 

執行者の二人は不敵な笑みを浮かべた。

 

 

 

「さあて、シャッフル♪シャッフル♪」

 

「燃えつきろ!」

 

カンパネルラの奇術で陣形は崩され、マクバーンの焔でリィンたちは苦戦を強いられた。

 

「くっ…!なんだこれは……!」

 

「刧炎だけでも厄介なのに……!」

 

「相変わらず、嫌なタイミングで仕掛けてくるね……!」

 

「ならば!」

 

リィンは疾風でカンパネルラとマクバーンに斬りかかる。

 

「おっと!」

 

「チッ!」

 

二人はやむなく下がる。

 

「まずは道化師から仕掛けましょう!」

 

「ええ!」

 

「了解した!」

 

エマはシルバーソーンをカンパネルラに放ち、アリサとマキアスもそれに続く。

 

「うわっ!?」

 

「おいおい、よそ見してんじゃ……」

 

「緋空斬!」

 

「クイックドロウ!」

 

火球をくり出そうとしたマクバーンにすかさず、リィンは飛ぶ斬擊、オリビエは早撃ちを放つ。

 

「グッ……てめえ……!」

 

「アンタを無視できるわけないだろう?」

 

「さすがにね。ではトリを引かせてもらおうか!」

 

オリビエは集中力を一気に高める。

 

 

 

「少し本気を出させてもらうよ。はあああっ!我が元に集え、大いなる七耀の力!解き放て、アカシックスター!フッ、楽しんでくれたかな?」

 

 

 

オリビエのSクラフトをまともに食らった二人は膝をついた。

 

「や、やった……?」

 

「いえ、ここからです!」

 

「ククク……わかってんじゃねえか……」

 

マクバーンは不気味な笑い声とともに身体から高熱を発した。

 

「グッ……」

 

「火焔魔人……!」

 

「コイツも使ってもいいよなぁ」

 

マクバーンの手元の空間が歪み、片刃の大剣が顕れた。

 

「《魔剣アングバール》……!」

 

「レオンハルト君の持っていた《魔剣ケルンバイター》と対をなすという剣か」

 

「ええ!外の理で作られた武器よ」

 

「ちょっとちょっと!塔ごと灰にするつもり!?」

 

カンパネルラは慌てて諌めようとするが、同時に手遅れであることも理解していた。

 

「そうなったらそうなっただ。それより出せよ。鬼の力をよ!」

 

「……………」

 

リィンは黙って太刀を構える。

 

「リィン!」

 

「使うんだな?」

 

「ああ。さすがに出し惜しみはしてられない。二人とも、頼む!」

 

「わかりました!」

 

「仕方ないわね!」

 

リィンは目を瞑り、集中する。

 

 

 

「神気合一!!」

 

 

 

リィンの頭髪が白くなり、力を解放する。

 

「いいねぇ、そう来なくちゃな。そんじゃ──

 

 

 

遊ぼうぜ!リィン・シュバルツァー!!」

 

 

 

灰色の鬼と火焔魔人の死闘が始まった。

 

 

 

『!?』

 

最上階を目指すキリコたちは響いてきた振動に足を止める。

 

「な、何よ今の!?」

 

「上で何かあったようだな」

 

「まさか……教官……」

 

「刧炎、いえ火焔魔人と……?」

 

「チッ、もうおっ始めてんのかよ!」

 

「とにかく急ぎましょう!」

 

ユウナたちは階段をかけ上がって行く。

 

「…………………」

 

キリコは後ろを一瞥し、先を急いだ。

 

 

 

「ここまで来るのに大分かかったな」

 

「さて、運命はどちらに転ぶ?」

 

 

 

火焔魔人と化したマクバーンの火力はアリサたちの想像を超えていた。

 

「何よこの熱さは……!」

 

「呼吸が上手く出来ない……!」

 

「さすがに……きついね……」

 

「くっ…!こんなに熱いなんて……!」

 

アリサたちはマクバーンの火力に息も絶え絶えになっていた。

 

「集中なさい、エマ!あいつはもっと熱いのよ!」

 

セリーヌはエマを叱咤する。

 

 

 

「ハアアアアアアアッ!!」

 

「ウオオオオオオオッ!!」

 

リィンとマクバーンは互いに斬擊をくり出す。

 

ただし、リィンは相手の攻撃をかわして斬りつけるのに対し、マクバーンは斬られようがお構い無しに魔剣を叩きつける。

 

剣術そのものはリィンが上である。だが、マクバーンは人ならざる存在故にタフネスでは人間を上回る。

 

結果的にリィンは劣勢を強いられた。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…!」

 

「なかなかやるじゃねえか」

 

マクバーンは膝を付くリィンを見据え、アングバールを振り上げる。

 

「期待してたんだが、ここまでか……」

 

「リィン!」

 

「リィンさん!」

 

「じゃあな……」

 

マクバーンはアングバールを振り下ろそうとし……

 

 

 

ガキィーーーーン!!

 

 

 

何かに弾かれ、体勢が崩れる。

 

「!?」

 

音のする方法を見ると、アーマーマグナムを構えた青年が立っていた。

 

「あ………」

 

「君は……!」

 

「教官」

 

「……! ここだ!」

 

 

 

「明鏡止水、我が太刀は静。うおおおおっ!斬!灰の太刀・滅葉!」

 

 

 

リィンのSクラフトを受けたマクバーンは大きく後退した。

 

 

 

「教官!」

 

キリコの後ろからユウナたちがやって来た。

 

「ユウナさん……」

 

「すみません、遅くなりました!」

 

「てめえ、美味しい所横取りしてんじゃねぇ!」

 

「まあまあ」

 

キリコを睨み付けるアッシュをミュゼが諌める。

 

「殿下もご無事で何よりです」

 

「へ?殿下?」

 

「ユウナさん、目の前にいらっしゃいます」

 

「え………ええっ!?」

 

ユウナは腰が抜けるほどの衝撃を受けた。

 

「フフ、そりゃ驚くよねぇ」

 

「!?」

 

振り向くと、カンパネルラが頷きながら立っていた。

 

「やれやれ、応えてはいなさそうだね」

 

「まあね。それより……」

 

カンパネルラはキリコを見た。

 

「なかなかやるね。まさかアングバールを狙撃するなんてさ」

 

「………………」

 

「うん、資格はありそうだ」

 

「………………」

 

「キリコ、結社に来ない?」

 

『!?』

 

「………………」

 

カンパネルラの誘いにキリコ以外が驚愕する。

 

「な、何言ってんの!?」

 

「僕は本気だよ?執行者として見込みがありそうだしね」

 

「ハァ!?」

 

「キリコさんが?」

 

「執行者って何も強さだけで決まるものじゃないんだ。重要なのは心に何かしら闇を抱えていることなんだよ」

 

「闇……?」

 

「………………」

 

「待ってください。その理屈ではキリコさんは闇を抱えているということですか?」

 

「僕はそう見てるよ。常人のそれとはかけ離れた望み。欲望とも言い換えてもいい。それこそが闇さ。もちろんそれが何なのかまではわからないけど」

 

「わ、わけのわからないことを……」

 

「理解不能です……」

 

「ったく、仕事熱心だな」

 

いつの間にか元に戻っていたマクバーンは呆れていた。

 

「久々の大器だからね。それだけの価値を持っているよ、キリコは──」

 

「勝手に話を進めるな」

 

キリコがカンパネルラの話を遮る。

 

「キリコ………」

 

「そんなわけのわからないものに関わる気はないし、利用される気もない」

 

「だそうだぜ?」

 

「えー。断るの?」

 

「二度も言わせるな」

 

キリコは毅然とした態度で返す。

 

「キリコ君」

 

「ハッ、そう来なくちゃな」

 

「ふふ、それでこそキリコさんですね」

 

「というわけだ。勧誘は諦めてくれたまえ」

 

オリビエが銃口を向け、微笑みながらカンパネルラに言い放つ。

 

「………………」

 

カンパネルラは目を瞑り思案していたが、やがてフッと笑う。

 

「仕方ないね。それじゃ、こっちの方を始めようかな」

 

「!?」

 

「まさか……!」

 

カンパネルラは取り出した端末のボタンを押した。

 

「来るぞ!」

 

光に包まれ、神機アイオーンtype-βⅡが動き出した。

 

 

 

「教官!」

 

「ああ!」

 

リィンは太刀を納め、右手を突き上げる。

 

「来い、灰の──」

 

「おっと、させないよ!」

 

カンパネルラが指を鳴らすと結界が覆い、リィンたち旧Ⅶ組とキリコは閉じこめられた。

 

「しまった!」

 

「さすがに面倒だからね」

 

だが、リィンには考えがあった。

 

「ユウナ!演習地に連絡を!」

 

「はい!」

 

ユウナはARCUSⅡで通信を入れた。

 

「もしもし、ティータ!?」

 

『はい、聞こえます!』

 

「例のアレ、お願いできる?」

 

『了解しました!』

 

 

 

「ドラッケンⅡ、シュピーゲルS、セット!」

 

ティータの指示で2機の機甲兵を指定の場所に移動させる。

 

「ティータちゃん、フルメタルドッグは?」

 

「はい、置いておくだけでいいそうです」

 

「いいのか?」

 

「はい、キリコさんがそう言っていたんです」

 

「わかった。射出準備は?」

 

「整ってます!」

 

「了解!5秒前、4、3、2、1……0!」

 

「射出!」

 

トワの指示でドラッケンⅡとシュピーゲルSが射出された。

 

 

 

「ん?」

 

「なんだ?」

 

遠くから響いてくる風斬り音にカンパネルラとマクバーンは眉をひそめる。

 

「これって……」

 

「来たわね」

 

演習地の方角からドラッケンⅡとシュピーゲルSが飛んで来た。

 

「なあああっ!?」

 

(あれが新型ユニットか……)

 

キリコは腕組みしながら機甲兵を眺めた。

 

本来なら戦場で敵から目を離すことは絶対にしないが、結社の実験には何らかの手順があるらしく、今はその時ではないと判断したからである。

 

「へえ……?」

 

「あんなモンを用意してるとはな」

 

事実、カンパネルラとマクバーンは攻撃をしてこない。

 

ユウナとクルトは機甲兵に乗り込んだ。

 

【よし!これで!】

 

ドラッケンⅡはガンブレイカーで殴りかかるが、結界に弾かれた。

 

【なっ!?】

 

「いい忘れていたけど、昨日より頑丈だよ。内と外から同時に攻撃をしないと破れないよ」

 

「なんだそりゃ!?」

 

「機甲兵と人間では無理だね♪」

 

「……不可能です……」

 

【ここまできて……!】

 

【くそっ……!】

 

ユウナたちは悔しさを滲ませる。

 

「………………」

 

だがキリコは冷静だった。キリコはエマに問いかけた。

 

「あんたの力を借りたい」

 

「力を?」

 

「これの使い方を知っているはずだ」

 

キリコはカードを見せた。

 

「カード?」

 

「!? これは……!」

 

「ちょ、ちょっとアンタ!どこでこんなモノ手に入れたのよ!?」

 

「俺が知るか」

 

「やっぱり、来ていたのね……」

 

「あの女……どういうつもりよ」

 

「それで、どうなんだ?」

 

「………わかりました。キリコさん、カードを貸してください」

 

エマはカードを受け取った。

 

【え?え?】

 

【何をするつもりだ?】

 

「カードみたいですが」

 

「ああん?」

 

(キリコさん……ごめんなさい……)

 

ミュゼは心の中でキリコに詫びる。

 

エマが念じると、カードが輝き、魔方陣が顕れる。

 

「こいつは」

 

「うーん、これは予想外だったね」

 

執行者の二人は何が起きるのかを確信していた。

 

 

 

「あれっ?」

 

「どうかしたの?」

 

「フルメタルドッグが無くなってる……」

 

「えっ!?ホントだ!なんで!?」

 

デアフリンガー号最後尾の車両からフルメタルドッグが消えていた。

 

 

 

同時刻、顕れた魔方陣からフルメタルドッグが姿を現した。

 

【ええええーーーっ!?】

 

【なっ!?】

 

「転移の魔法?」

 

「オイオイ、オカルトにも程があんだろ……」

 

ユウナたちは目の前で起きた出来事が信じられなかった。

 

「なあああっ!?」

 

「これって……!」

 

「クロチルダさんの?」

 

「ええ、姉さんの転移術のようです」

 

「ほんっとうに何考えてんのよ……。よく見たら肩に術式まで彫ってあるし」

 

「……………」

 

キリコは若干苛つきながらも、フルメタルドッグに乗り込む。

 

【ユウナ、クルト】

 

【へっ!?な、何?】

 

【どうした?】

 

【結界を破壊する。合わせてくれ】

 

【う、うん!】

 

【だが、どうやって?】

 

フルメタルドッグは右アームを上げ、二連装対戦車ミサイルの発射体勢をとる。

 

「まさか!」

 

「セリーヌ!防御!」

 

「ああもう!アンタどんな躾してんのよ!」

 

エマとセリーヌが防御結界を張る。

 

それを確認したキリコは狙いを定め、ミサイルを発射した。

 

【クロスブレイク!】

 

【双剋刃!】

 

ドラッケンⅡとシュピーゲルSもそれに合わせる。

 

内と外同時にダメージを受けた結界は粉々に砕けた。

 




フレイムグレネード

CP40

ダメージ+火傷の追加効果

改造を施した携帯爆薬による範囲攻撃



次回、神機戦です。
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