英雄伝説 異能の軌跡   作:ボルトメン

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原作の依頼と半オリジナルの依頼を先にやってから島に向かいます。


ブリオニア島①

昼食を食べ終えたⅦ組はウォレス少将から受け取った封筒から書類を取り出した。

 

 

 

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二つの商会 (任意)

 

西ラマール街道の魔獣調査 (任意)

 

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「2件だけですか」

 

「この魔獣調査とは?」

 

「書類によると西ラマール街道で今まで見られなかった大型の魔獣が確認されたとのことだ」

 

「未確認の魔獣?」

 

「他所から流れて来たタイプでしょうか?」

 

「突然変異か何かじゃねえのか?」

 

「そこは何とも言えないが、依頼をこなしつつミリアムの足跡を追おう」

 

「オルディスと西ラマール街道ならなんとかなるかもしれません」

 

「本当に手間をかけさせてくれますね……」

 

「やっぱりミリアムさんが心配なのね」

 

「違います」

 

アルティナはきっぱり言いきった。

 

(以前に比べて感情的に返したな。アルティナ自身も変わってきているみたいだな)

 

リィンは腕を組み、アルティナを見つめた。

 

 

 

[ユウナ side]

 

依頼に入る前に、あたしたちはミリアムさんの足跡を辿ることに。

 

船員酒場の女将さんによると、お昼頃に特製のパエリアを食べに来たとのこと。本当に美味しかった!

 

北区の屋台のおじさんによると、午前中に焼きソーセージを買ったとのこと。これは確かにつられるわね。

 

中央広場のアイスクリーム屋台のおばさんによると、午後に三段アイスを買ったとのこと。なんでもこのアイスクリーム屋台は夏至祭の時期にしか出店しないとか。

 

以上の情報からミリアムさんは午前に北区、お昼頃に港湾区、午後に中央広場にいたことが判明。

 

アッシュの言うとおり完全にグルメツアーね……。

 

その後、貴族街でミリアムさんを見たという人に会った。ミリアムさんはブリオニア島っていう島を見つめてたらしいの。

 

次に昨日お世話になった係員のエストンさんに写真を見せると、ビンゴだった。ミリアムさんはブリオニア島に行ったみたい。

 

また、エストンさんは白い人形を見たらしいけど、まさかねぇ……?

 

目的地が分かったところであたしたちは依頼をこなすことに。

 

[ユウナ side out]

 

 

 

目的地をブリオニア島に定めたⅦ組は依頼のあったリヴィエラスコートにやって来た。

 

リヴィエラスコート支配人のフェリスは挨拶もそこそこに、依頼内容を話した。

 

「クライストモールからの嫌がらせ?」

 

「ええ、あちらが出店してから何度かありましたの」

 

「それはどんな?」

 

「こちらを煽ることでお客様を離れさせたり、主要な取引先に圧力をかけることで取引を妨害したり、ですわ」

 

「なっ!?」

 

(煽るだけ煽って客をその気にさせたり、金が動きそうな試合に目を付ける。ゴウトやバニラがバトリングで良く使っていた手法だな)

 

キリコは前世で大金を掴もうとあの手この手を駆使していた仲間たちを思い出した。

 

「それで?俺らに注意してこいってか?」

 

「いえ、そういったことは私たちの仕事です。皆さんには午後の便の見張りを任せたいのです」

 

「見張り、ですか?」

 

アルティナは意外そうに言った。

 

「本日、港に私どもの船が入港します。皆さんにはそこでクライストモールの従業員の方が妨害行為をしないか見張っていて欲しいんです」

 

「見張りということは積み荷を荒らされたりはあるのか?」

 

「今のところは。ですが、絶対にないとは言いきれません。皆さん、どうかお願いいたします」

 

フェリスはリィンたちに頭を下げ、従業員たちもそれに倣った。

 

「わかった。出来る限りのことはさせてもらうよ」

 

「リィンさん……」

 

「では、さっそく配置につきましょう」

 

リィンたちは港湾区へと出発した。

 

 

 

港湾区に到着したリィンたちはそれぞれ、海に面したベンチ、貴族街方面の階段下、船員酒場のテラスに待機。

 

そんな中、リィンはARCUSⅡでどこかに連絡していた。

 

(おそらく……ええ……お願いします)

 

(………逃がさないための布陣か)

 

リィンの隣でARCUSⅡのメッセージに目を通していたキリコは通信内容に何となくであるがあたりをつけた。

 

すると、クルトがリィンたちとユウナたちに合図を出した。

 

静かに近づくと、金髪でサングラスをかけたスーツの男がチンピラのような身なりの二人と何か話しているのが見えた。

 

(あれって……)

 

(クライストモールの店員だな)

 

(静かに。そろそろ本題だ)

 

リィンの推測どおり、スーツの男は二人にリヴィエラスコートに火を放つよう指示を出した。

 

二人は放火という行為に躊躇ったが、スーツの男は激昂し、何がなんでもやれと言い放った。

 

(教官)

 

(ああ、行こう)

 

リィンたちは男たちの前に出た。

 

「な、なんだお前ら!?」

 

「クライストモールの従業員の方ですね?先ほどから聞いていましたが、何やら物騒な会話ですね」

 

「リヴィエラスコートに火をつけろとか聞こえました」

 

「クク……」

 

「逃がしませんよ」

 

アッシュとクルトは男たちの背後を取る。

 

「てめえ………!」

 

「ハ、ハーマンさん……」

 

「こいつ、灰色の騎士なんじゃ……」

 

チンピラの二人は完全に怯えていた。

 

「ク、クソッ!どけっ!」

 

灰色の騎士と聞き、旗色が悪くなったハーマンは二人を見捨て、導力バイクで逃走した。

 

「ああっ!」

 

「一人だけ逃亡を図るつもりですか」

 

「俺が追います」

 

「わかった、任せるぞ!」

 

「了解」

 

キリコは導力バイクのキーを持って、ハーマンを追った。

 

「さて、あんたたちにいくつか聞きたいことがあるんだが?」

 

リィンは置いてきぼりにされた二人に事情聴取を始めた。

 

 

 

一方、キリコはハーマンを追っていた。

 

「クソッ!しつこいガキが!」

 

「…………………」

 

ハーマンはドリフト走行を駆使して振り切ろうとしたが、キリコは高い運転技術で確実に追い詰めていた。

 

「これでも食らいやがれっ!」

 

痺れを切らしたハーマンが拳銃で導力バイクのタイヤを狙う。

 

「……………」

 

だが、銃口の向きを見切ったキリコがそれら全てを回避した。

 

「嘘だろっ!?」

 

「……………」

 

突然、キリコの導力バイクは減速した。

 

「へ、へへっ……先にガタが来やがったか。ならこのまま………!?」

 

ハーマンの前方にはコンテナが道を塞いでいた。

 

「し、しまっ……!」

 

ハーマンは激突寸前で停車した。

 

「お疲れさん。キリコ、ケガはねえか?」

 

「ありません」

 

コンテナの横で待機していたランディがキリコを労った。

 

「このコンテナはリィン教官からの連絡ですか?」

 

「おおよ、戦術科総出で準備してたんだ。おっ、リィンたちも来やがったな」

 

振り向くと、リィンたちが導力バイクでこちらに向かっていた。

 

「さて、とりあえずこいつをどうするかだな」

 

「オルランド教官、その前にいいかい?」

 

レオノーラがランディを引き止めた。

 

「レオノーラ?こいつと知り合いか?」

 

「ああ、こいつは元護衛船団銀鯨の一員であたしの昔の仲間さ……」

 

(確か海賊のターゲットとなる商船の用心棒だったか。陸の猟兵団、海の護衛船団と区別されるそうだが)

 

「レ、レオノーラ……」

 

「ハーマン、アンタ──」

 

 

 

グオオオオオッ!!

 

『!?』

 

 

 

突如、獣の咆哮が響いた。

 

「なんだ!?」

 

「い、今のって……」

 

「! 皆さん、あれを!」

 

ミュゼの指さす方に、紅い花が咲いた。

 

「オイオイ、ありゃあ……」

 

「プレロマ草……!」

 

「まさか、未確認の魔獣とは……」

 

プレロマ草の近くの空間が歪み、大型の獣が姿を現した。

 

「幻獣!?」

 

「ラマール州にも現れるなんて!」

 

「チッ!洒落になってねえぞ!」

 

幻獣の出現にⅦ組とⅧ組は動揺した。

 

「狼狽えんな!」

 

ランディが一喝した。

 

「近接担当は俺に続け!射撃担当は援護しろ!レオノーラは……」

 

「あたしは大丈夫!続くよ!」

 

レオノーラは得物のライフルを構える。

 

「教官!」

 

「ああ!Ⅶ組総員、戦闘準備!Ⅷ組戦術科と共に幻獣を討伐するぞ!」

 

『イエス・サー!』

 

幻獣との死闘が始まった。

 

 

 

リィンとランディの指揮により、Ⅶ組とⅧ組は近接担当と射撃担当に別れ、幻獣ウルクガノンに攻撃を加える。

 

だが、ウルクガノンは攻撃をものともせず、電撃を吐いて打ち崩そうとした。

 

まともに受けた者はダメージと同時に体が痺れ、武器を握る手に力が入らなくなったがその都度、キュリアのアーツで対処した。

 

「キリがありません……」

 

「ユウナたちはこんなのを相手にして来たのか……」

 

「さすがにキツすぎだろ……」

 

幻獣との戦いでⅧ組生徒たちの気持ちが折れそうになる。見かねたユウナが何か言おうとしたその時──

 

「まだだ!」

 

回復薬を飲み干したウェインが仲間たちを叱咤する。

 

「今こそ訓練の成果を見せる時だ!まだ諦めるには早いぞ!」

 

「ウェイン君の言うとおりよ!ここで手こずるようじゃ、強くなんてなれっこないわ!」

 

ウェインとゼシカの言葉を受け、戦術科全員の闘志に火がついた。

 

「みんな……!」

 

「へへっ、ユウ坊、あいつらだって成長してんだぜ?」

 

ランディはユウナたちに笑いかける。

 

「僕たちも負けられないな」

 

「ったりめぇだ!」

 

「そうですね!」

 

「相手に焦りが見える。このまま一気に倒すぞ!」

 

『はいっ!』

 

気持ちを奮い立たせたⅦ組とⅧ組は猛攻を加える。

 

アーツ、クラフト技、戦術リンクのバーストを受け続けたウルクガノンの体勢は大きく崩れた。

 

「後少しです!」

 

「ここは私が」

 

アルティナが意識を集中させ、クラウ=ソラスが発光する。

 

 

 

「いきます。トランスフォーム。シンクロ完了。GO.アルカディス・ギア!よーい、ドン!ブリューナク展開、照射!止めです。ハアアアアッ!斬!」

 

 

 

アルティナのSクラフトを受けたウルクガノンは断末魔の叫びを上げ、完全に消滅した。

 

 

 

「やったわ!」

 

「まさか幻獣が出てくるなんてな……」

 

「確かに未確認の魔獣ですね」

 

「とにかく、これで依頼は達成か」

 

「ああ、そう思ってくれていい。さて、後はあっちだが……」

 

リィンたちは座り込むハーマンとそれを見つめるレオノーラの方を向いた。すると──

 

「ふざけんじゃないよっ!」

 

レオノーラが俯くハーマンの胸ぐらを掴む。

 

「確かにあたしたちは政府の命令で解散させられた。けど団長が言ってただろ、どんな人間になろうと銀鯨の誇りを忘れるなって。なのに……これのどこに誇りがあるって言うのさ!?」

 

「それは……」

 

「今のアンタはチンピラ以下だよ!それで胸を張って団長やみんなに報告できるのかい!?」

 

「レオ姉……」

 

ユウナは胸に手をあてる。すると──

 

「────そのあたりにしてもらえないだろうか、お嬢さん」

 

近くに停車した導力車から眼鏡をかけた青年がやって来た。レオノーラは思わず手を離した。

 

「あの人は……」

 

「ヒューゴ!?」

 

「久しぶりだな、リィン」

 

ヒューゴと呼ばれた青年は挨拶もそこそこにハーマンに近づく。

 

「し、支社長……」

 

「ハーマン、俺の命令がわかってないようだな」

 

「し、しかし!支社長はリヴィエラスコートを追い込めと……!」

 

「確かにそう言った。だが、それは商売での話だ。顧客や主要取引先をこちらに引き込み、リヴィエラスコートを傾かせろとな。だが犯罪が絡むとなれば別だ。俺の顔に、ひいてはクライスト商会の看板によくも泥を塗ってくれたな」

 

「……………」

 

ヒューゴの視線にハーマンは青ざめ、口も聞けなかった。

 

「リヴィエラスコートには既に賠償金を支払ってある。お前はクビだ」

 

「な………」

 

「待ってくれ、ヒューゴ。それは──」

 

「部外者は引っ込んでてくれ。だがこの辞表は受理していない。どうやらお前は末端の連中をまとめられるだけの何かはあるらしいな。そこで向こう三ヶ月間、減俸処分とする。以上だ」

 

「し、支社長……」

 

「騒がせて悪かったな。後はフェリスに聞いてくれ。ハーマン、乗れ」

 

ヒューゴはハーマンに車に乗るよう指示した。

 

「待ってください」

 

ユウナがヒューゴを引き止める。

 

「何かな?」

 

「その……リヴィエラスコートの件で、あなたからは何もないんですか?」

 

「特にないな。商業や金融で発展したことで知られるクロスベル州出身の君ならわかると思うんだが?」

 

「!?」

 

「なぜそれを?」

 

「ヒューゴ……」

 

「もう少し話したいところだが、あいにく商談でな。またどこかでな。後、ベッキーに伝言を頼む。そんなやり方じゃ儲からないぞってな」

 

ヒューゴはそれだけ言って去って行った。

 

「な、なんなのよあの人……」

 

「なるほど、あの人がヒューゴ・クライストさんですか」

 

「クライスト商会の支社長という人か……」

 

「ギトギトの商売人って感じだな」

 

(クライスト商会は政府とズブズブの関係らしいな。おそらくユウナ……いや、分校のことは伝わっているはずだ)

 

キリコはヒューゴがユウナの素性を言い当てたことからクライスト商会の裏に政府の存在があると想像した。

 

「やれやれ、とんだ幕引きになっちまったな」

 

ランディがリィンたちの所にやって来た。

 

「とにかく俺たちはオルディスに戻ります。ランディさん、ありがとうございました。Ⅷ組のみんなもご苦労だったな」

 

「良いってことよ。よし、お前ら!帰還するぞ!」

 

『イエス・サー!』

 

ランディの指揮の元、Ⅷ組生徒たちは演習地に帰還して行った。

 

リィンたちは導力バイクでオルディスに戻り、リヴィエラスコートで待っていたフェリスに報告した。

 

フェリスは賠償金が既に支払われていることを理由に今回の騒動を公にしないことを決めた。

 

また、この一件を気に、自分たちのやり方を見つめ直すということを語った。

 

ユウナは完全にすっきりはしなかったが、フェリスの言葉を受けて、納得することにした。

 

 

 

依頼を全て終えたⅦ組は港湾区のエストンの所にいた。

 

「では、ボートはあちらです。演習、頑張ってください」

 

「ありがとうございます」

 

リィンはお礼を言い、生徒たちとボートに乗り込んだ。運転はキリコが担当した。

 

「ブリオニア島か……」

 

「リィン教官は行ったことはないんですか?」

 

「ああ。特別実習の時はラウラとフィーとエリオットとマキアスが行ったんだ。俺は残りのメンバーとノルド高原に行ってたな」

 

「ほ、本当にいろんな場所に行ってるんですね」

 

「そういえば、当時ノルド高原で共和国と一触即発の事態が起きたそうですが?」

 

「ああ。俺たち旧Ⅶ組と帝国解放戦線の幹部との衝突だな。猟兵崩れに帝国軍監視塔と共和国軍基地を襲わせてな。本当に開戦寸前までいったんだ(そういえばミリアムと会ったのもノルド高原だったな)」

 

「マジかよ……」

 

呆れるアッシュの横でクルトは顎に手をやっていた。

 

「ノルド高原か……」

 

「クルト君?」

 

「あ?興味でもあんのかよ」

 

「いや、興味があるのはもちろんなんだが、兄上と叔父上に縁があるなぁって思ったんだ」

 

「現在、ノルド高原には第七機甲師団が詰めていますね」

 

「それ以前はゼクス将軍率いる第三機甲師団だったな」

 

「ノルドの地で挙兵したドライケルス大帝の傍らにはクルトさんのご先祖がおられたそうなので何かしらあるのかもしれませんね」

 

「じゃあ、クルト君が軍に入ったらノルドに飛ばされるの?」

 

「……まったく笑えないんだが………。それに軍人になるかもわからないし」

 

クルトは肩を竦める。

 

「教官、そろそろ到着します」

 

「わかった。総員、そろそろ切り替えてくれ。何があるかわからないからな」

 

「了解です」

 

「同じく」

 

「てめえの姉ちゃんもいるらしいしな」

 

「だから姉ではありません」

 

アルティナはピシャリと言った。

 

「はぁ……キリコ、あそこに着けてくれ」

 

「了解」

 

「さて、何が出てくるのでしょうか?」

 

一行はブリオニア島に上陸した。

 

 

 

ブリオニア島に上陸したリィンたちは管理小屋で休息した後、探索を開始した。

 

その途中に石段があり、登ってみると、祭壇のようなものを発見した。

 

「なんだこりゃ?」

 

「大昔の祭壇でしょうか?」

 

「教官、あれを」

 

キリコが指さす方向には白いバッグが落ちていた。

 

「あれ、ミリアムさんの?」

 

「どうしてここに落ちているんだ?」

 

「この島に来ていることは間違いないようですね」

 

「この祭壇が怪しいわね。よーし、ここは力ずくで……」

 

「待て待て。さすがにダメだ」

 

「ったく、脳筋女が」

 

「なんですってぇぇぇっ!」

 

ユウナは憤慨した。

 

「……動かしたような跡はない。仮に壊しても時間の無駄だろう」

 

「やはりこの島を回ってみるしかもないようですね」

 

「とにかく、探索してみよう。島の東側から向かった方が近いな」

 

リィンの言葉に頷いたキリコたちは探索を再会した。

 




次回、探索の続きをやります。

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