今回は、会話文多めです。誰のセリフか分かりにくいかもしれません。
では、どうぞ。
蒼人についての話し合いを終わりにしたあと、何回か合わせたら、空はオレンジ色になっていた。
他のRoseliaのメンバーとはCiRCLEで別れたあと、友希那いつも通りリサと帰っていた。
「で友希那〜、結局蒼人の事どう思ってるの?」
「えっ?」
突然のことに驚いてしまい、変な声を出してしまった。
「ただの幼馴染だと思っているけど。なぜリサは聞くの?」
「だって、さっきの反応がおかしかったから〜」
「ただの幼馴染よ。なぜそこまで聞くの?」
「今まで、そこまで心配する友希那見たことなかったから、もしかしたら蒼人のこと好きなのかな〜って思っただけ」
「そっ、そんなわけないでしょ」
友希那は、冷静に返答したつもりだったが、感のいい彼女にはバレてしまったようだ。
「やっぱり、蒼人のこと気になってんだ〜」
「ただの幼馴染よ、でもなんていうか…うまく表現できないけど、放っておけない感じ」
「放っておけない感じか〜。それで、友希那はどうしたいの?」
「どうってどういう意味?」
「自分の気持ちもそうだし〜蒼人の件もそうだけど、どうしたいのかな?」
しばらく友希那は考えていたが、自分の中では決まったようで、口を開いた。
「どちらも解決したいわ、どちらの問題にしても気にしてては練習に支障が出るから」
ふと周りをみると、見覚えのある門の前に居た。どうやら、話しているうちに家に着いてしまったようだ。
「友希那また明日」
「リサ、おやすみ」
二人はそれぞれの家に入って行った。
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「はぁ〜」
自室のベットに仰向けになり、リサはため息をついた。
友希那が蒼人に対する気持ちには気づいてはいた。普段なら、音楽以外に無関係な友希那が、様子がおかしいことでそこまで落ち込むはずがない。リサが、考えていたのはどの形で「彼女」を応援するかだ。友希那は、自分の気持ちを分かってはいない。音楽以外無関心な彼女が、気づかないのも無理もない。かと言って「彼」に頼むのもよくない。彼が何に対して悩んでいるか、分からないと下手したら地雷を踏んでしまうかも知れない。そしたら、二人の関係は出来るどころか、逆に離れてしまう。リサは、二つの思いに挟まれていた。
「やっぱり、友希那に気づいてもらうしかないか〜」
口から出てきた声は、明るさはなく小さかった。
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「はぁ〜」
ベットに腰掛け、友希那な深いため息をついた。蒼人に対する自分の気持ちと、蒼人の悩みを解決したい気持ちと、自分のやるべきことのどれを取ればいいか分からなかった。
「私は何を優先したらいいの?」
彼女の悩みに答える声はなく、彼女の声はまだ寒さの残る夜空に溶けて消えた。
今回のタイトル「The first branch」意味は、「最初の分かれ道」です。内容から理解できたとはおもいますが、やっと最初の分かれ道です。(タイトル詐欺って言われずに済むとホッとしています)何をすればいいのか、別れ道に直面した二人の選ぶ道は?そして、今回出番がなかった主人公の行方は?近日公開(予定)