今は時間が欲しい筆者です。
いつから、彼の事を気にしていただろう。彼とは家が近かった。幼い頃はよく遊んだ記憶がある。遊ぶ場所はうちの家か、リサの家か、彼の家だった。彼の母親は優しい人だった。いつ私たちが遊びに行ったとしても、悪い顔せずに笑顔で迎えてくれた。小学生になっても一緒に遊んでいた。彼は色んなことができた。父親の影響を受けて、バンドの真似をしたこともある。彼は何をやっても上手だった。あの頃は、「彼」も「私」も楽しく遊んでいた。そう、あの頃は…
小学校高学年になって、変わってしまった。思春期のように、おどおどしていたわけではなかった。彼は笑顔を見せなくなった。いきなり1週間休んだときは、驚き、寂しい気持ちになってしまった。もともと、弱音を吐かないひとだったので、余計に影響したのかもしれない。それ以来、彼とは話さなくなった。私も父親の影響で変わってしまった。全ての感情を押し込んでしまった。
中学校は特に思い出はない。彼は頭が良かった。学年の上位が張り出されるランキングで毎回名前を見た。しかし、クラスが違ったため話すときは無かった。私は学校に興味がなかった。もちろん彼にも。だから話そうとしなかった。
高校になっても関係は変わらなかった。今年度になるまでは。同じクラスになり「今年は同じクラスなのね」としか思わなかった。彼は過去状態から変わったと思った。あの苦しそうに、私の依頼を断ったあの顔を見るまでは。変わっていなかった。久々に見た負の感情が表に出た彼の顔。私は気になってしまった。
本当に「あの顔を見て気になっただけ」だろうか?気になっただけなら、なぜ「今年は同じクラスなのね」と思ったのだろうか?なぜ、「テストで彼がいつも上位」ってことを知ったいるのだろう。彼と私は中学校では話したことないからそのような話を聞くはずがない。何故、何故、何故
「蒼人のことどう思っているの?」
今日聞かれたリサの言葉
本当に気になっただけなのか?
多分違う
幼馴染だから?
それも違う
だって、もし幼馴染だけなら過剰な反応をしないはず。
じゃあ別の感情?
それこそおかしい
あのとき、全て押し込んだじゃない
もしかして、あの顔見たときにフラッシュバックした?
もしそれで、過去と今を結びつけてしまい押し込んだものが、少し戻ってしまったら
「『好き』って気持ち」なのかもしれない。
その結論に至ったとき、友希那は顔が熱くなっていることに気づいた。
まさか!私が!蒼人のこと…
でも、そう考えれば納得行くわ。
問題はこの後どうするかよね。
「とりあえずリサに聞いてみようかしら」
友希那はスマホを取り出した。
最近主人公の出番がありませんね〜
近いうちに出番くると思うので(明言はしてません)楽しみに待って頂けたら嬉しいです。
来週の投稿ですが、筆者の都合上遅れるか投稿出来ないかもしれません。
まだまだ話は続くのでよろしくお願いいたします。