結構苦労しましたけど、途中から楽しくなった。
その生き物は、クワガタ虫の親玉みたいな生き物だった。
っというのも、頭に生えた二つの鋏のような角があったからだ。さらに、1.5メートルとかなり大きい。
口は、上下では無く、左右に開いたようになっており、キスする時噛まれないか心配だったが杞憂で終わった。
クワガタ虫と言えば、幼かった頃、男の子達が虫同士を戦わせている姿があったような気がする。
そんなんだからか、大型の虫を召喚した男子生徒が、オレの方が強いだのなんだのと競い合っている姿が見られた。
当然だが大きなクワガタ虫の親玉みたいなのを召喚したルイズも、巻き込まれた。不本意ながら。
やれゼロのルイズの変な虫を倒せだのと、土俵で自分の虫を向かわせるが、ルイズのクワガタ虫の親玉みたいなのは、その角ではさみ、軽々とぶん投げるなどして、全員倒した。
それで捨て台詞と共に、傷ついた自分達の使い魔を連れて帰っていく男子生徒達。
そこへ、カイロスだぁ!っと言ったメイドがいた。
シエスタというメイドに話を聞くと、このクワガタ虫の親玉みたいな生物の名は、カイロス。
シエスタの故郷の森に棲んでいる、でっかいクワガタムシの一種だとか。
寒い時期には、地面に潜って眠るそうだ。シエスタが知っているのはそれぐらいの知識だった。
あと、凶暴で、角を振り回して襲ってくるため、出会わないようにしないといけないみたいに言われているぐらいだった。
その後、虫相撲大会なる、試合が行われるという話が舞い込み、大型の虫を使い魔に持つ生徒達に広まり、特訓まで始める生徒まで出る始末。
ルイズは、出るかどうか悩んだ。確かにカイロスは強い。強いが、ど~も眠たがりで、暇さえあれば寝ている。やる気があったのは、最初の内だけだ。馴れてしまったら気性は大人しいタイプだったらしい。
特訓させようにも、興味も無いらしく、起こそうとしても起きてくれない。ムチで叩いても、硬い外殻が弾いて意味も無い。
なので、ルイズは、虫相撲大会なる試合は、諦めた。
ところが、そんな時にシエスタから土下座された。
何事?って聞いてみると、今度の虫相撲大会なる試合でカイロスを貸して貰えないかということだった。
なんでも、タルブ村の存続がかかっており、虫相撲大会なる試合の賭けで勝てれば村を守れるというのだ。
タルブ村を危機的状況に陥らせた相手が、試合に参加するらしく、優勝の有力候補になっているらしい。
ルイズは、悩んだ。シエスタは、カイロスのことを教えてくれた相手だ。蔑ろにはできない。
そしてルイズは、決心し、寝ているカイロスを必死になって起こした。
そしてシエスタの故郷…、そしてカイロスの仲間が棲む森が危機的状況だということを言うが、カイロスは、面倒くさそうだ。
シエスタは、泣きながらお願いします…お願いします…!っと拝んでいる。
そんな二人を見ていたカイロスは、やがて、ヤ~レヤレっという風に重い腰を上げた。
そして、カイロスは、試合に参加することになった。
試合当日、トーナメント方式で行われた虫相撲大会なる試合を、カイロスは勝ち抜いていき、タルブ村を危機的状況に陥らせた相手も勝ち上がり、決勝戦で当たった。
相手は、デカいカブトムシ。カイロスの倍はある。
だが、カイロスは、臆さない。
突撃してきた相手の角をはさみの角で挟んで、ギリギリとつん張りの末に、角をはさみで切って折った。
そして、一気に腹の下に入り込み、はさみで胴体を持ち上げると、ブンブンと勢いを付けて振り回し、遙か空の彼方へ投げ飛ばした。ちきゅうなげという技である。
こうして、シエスタの故郷…、タルブ村は救われた。
カイロスの説明って、頭のはさみで敵を真っ二つとか、結構えげつないので、どうするか悩んだ末の、虫相撲大会。
タルブ村を危機的状況にやった貴族について追求させた方が良かったかな?
まあ、別にルイズが関わることじゃないし、ヴァリエール領じゃありませんしね。
以下、いつも詳しく書いてもらっているミッキィさんの説明文。
【ゲーム】
◆元々は『ストライク』と対であった(ポケスタ金銀のミニゲームでもわかる)が、今では対のポケモンは『へラクロス』となっている。ストライク・へラクロスがライバルで良くバトルになるらしい。
アローラ地方だと『クワガノン』が最大のライバルとなっており、なぜか『へラクロスとは仲良し』。
◆名前の由来はギリシャ語で『刻む』『切断する』『虫』を意味する。
◆初代ではゲームコーナーの景品にもなっており、サファリパークにも出現する。
◆BW2では【まよいのもり】の【かくしあな】に【特性:じしんかじょう】を持つカイロスが出現するが、ホワイト2の方が出現しやすい(ブラック2だとへラクロスが多い)。
◆USUMでは、ナッシーアイランドのアローラナッシーに取りついていた事でアローラナッシーが困っていた。3匹いるのだが、そのうちの一匹が何故か『はっさむ!!』と鳴く。
◆【ポケモンGO】では、レアポケモンでは無いものの、レアポケモンがでる『10Kmタマゴ』から孵ることがある為、憎まれる事があった。しかし、同情と愛着が湧いたからなのか『カイロス先輩』と呼ばれるようになる程の人気。カイロス好きな人を『カイロサー』と呼ぶとか呼ばないとか
実際は本編とバトルとかの仕組みが違うので、虫タイプとしては1世代で最強である。
◆カイロスは自分の体重より、通常時で2倍・メガシンカで10倍重い物を持てるが…へラクロスは通常時で100倍・メガシンカで500倍持てるという、リアルのカブトムシとクワガタ同様に悲しい程の実力差がある。
◆使用トレーナーは、本編ではジョウトジムリーダーのツクシ、スカル団のボスのグズマ。ポケモンコロシアムではスナッチ団のボスのヘルゴンザ。
【アニポケ】
◆無印4話で『サムライ』というトレーナーの手持ちとして初登場。サトシのピジョンを圧倒するものの、トランセルの『かたくなる』により逆にダメージを受けて敗北。
◆AGでは、フロンティアブレーンのダツラのポケモンとしても登場。
◆他にも無印では『へラクロスゲット回』や『サトシの回想』、AGでは『サトシのユキワラシがオニゴーリ進化した回』、『お前ら人間じゃねえ!!回』、『XY特別編 最強メガシンカAct1の冒頭』にも登場する。
【ポケスペ】
◆1章の15話で初登場、レッドと対決する。
◆エックスの【ルット】
▪️12章主人公エックスが、手持ちを完成させるべく『メガシンカできるポケモン』を探していた所、ライバルであったストライクが生命エネルギーをほとんど無くしてしまった事から暴れていたところを発見。グリーンのハッサムと戦わせた事で『闘争本能』は落ち着き、『ストライクが元気になるまで一緒に戦おう』というエックスの説得により手持ちに加入(これでエックスの手持ちはフルとなる)。
▪️ティエルノとサナが『カイロスナイト』を見つけてくれた為、メガシンカが可能になった。メガシンカすると空中戦が可能。
▪️真後ろから投げられた物をハサミで挟んだり、目を閉じた状態で相性が悪いはずのルチャブル4体の攻撃をかわせる程に実力が高い。
▪️幼なじみでヒロインのワイちゃんに化けたエスプリに対して、【容赦なく頭部を挟む】といういくら偽物で相手が特殊なスーツを着ているとはいえ、やべー事をやっているそれを指示したエックス…恐ろしい子。
カイロスの図鑑説明の要約→「君がッ 死ぬまで 挟むのをやめないッ!」
▪️ストライクの説明でもあったが、ルットを捕獲しようとして珍しくへまをしたグリーンが見れる。