最近、全然ネタが出ません……。
ツルンとした、表面。水色の皮膚。点のように小さな二つの目。微笑んでいるような大きな口。両手はなくて、二つの小さな足に、お尻に丸みのある尻尾があり、丸みのある頭の左右に耳らしきヒレのようなものがある。
小さなその生き物を召喚したルイズは、コントラクトサーヴァントの儀式を行ったのだが、キスをしたら、ヌメッとしてて、そのヌメリが唇についてピリピリとした。保健室で見てもらったら、どうやらヌメリに毒成分が含まれているらしかった。
無事に使い魔にできたが、この見たこともない生き物は少々困った生き物だった。
ヌメヌメしているので水棲生物だったのだが、それはいい。
問題は、泥んこ遊びが好きで泥まみれになっては、部屋に帰ってくるのだ。しかもルイズに飛びついてくるものだから、当然ルイズも泥まみれになる。
いくら言っても聞かず、今日も元気に泥のついた身体で学院内を跳びはねるように歩いてる。おかげで主人であるルイズが掃除を言い渡される羽目になった。
ルイズが掃除を終えて、トボトボと歩いていると、あの生き物がメイドと戯れていた。
なにやら慣れた様子で接しているので、話を聞くと、シエスタというメイドが語ってくれた。
この生き物の名は、ウパー。
彼女の故郷の森の中の池や泥のある場所に生息する水の生き物だそうだ。
成長する特性があり、成長するとヌオーというとてものんびりとした生き物になるそうだ。
どれぐらいのんびり屋かというと…、水の中で自ら動かず口を開けて餌の獲物が入ってくるのを待つほどのんびり屋らしい。また、痛みにも鈍感らしく、気ままに泳いでいて船底に頭をぶつけてもまったく気にしないのだという。
なにそれ?っとルイズは思ったし、ウパーにたいしてだいぶガッカリした。
そんな使えなさそうな使い魔を手に入れてしまったのかと思ったからだ。
ですけど…っと、シエスタが付け加えるように言った。
かつて亡き曾祖父が飼育していたウパーとヌオーが、雨が降らず水不足に悩んでいたタルブの地を潤したという言い伝えがあり、曾祖父亡き後、野生化したウパーとヌオーがいるせいか、他の土地が水不足になってもタルブだけは水不足にならなくなったと言われているそうだ。
真実かどうかは分からないが、ウパーとヌオーには、雨を呼ぶ力があるとタルブに住む一部の老人達が信じているそうだ。
あなたって…、そんな力があるの?っと聞いてみたが、ウパーはいつも通りにこやかにしているだけで答えない。というか喋れない。
ところが、今年の夏……、トリステインは、例年にない雨不足となった。
一番に悲鳴を上げたのは、平民で構成されている農村の住民達だ。
当然作物も枯れ…、野菜を中心に食料が充分に出回らなくなり、それは貴族の生活にも大きな打撃を与えた。
アンリエッタ達が必死に水不足と食糧難を解決するため奔走していた中、トリステインで唯一水不足を逃れていた土地があった。タルブ村だった。
そんな中で、ルイズがヌオーへと進化を遂げたウパーに、雨乞いをしてくれないかと頼んだところ、のんびりと踊るようになったヌオー(ウパー)。
間抜けな顔も相まって笑いの種になったが、やがて太陽が雲で陰り、雨が降ってきたのだ。
このことは、すぐに王宮に知れ、招集されたルイズは、シエスタから聞いた話を語り、ルイズのヌオーがタルブ近隣に棲むウパーとヌオーを引き連れてトリステイン中で雨乞いを行い、水不足を解消させたのだった。
トリステインを救った救世主とウパーとヌオーが称えられたが、雨乞いしすぎて、今度は水害が起こるようなってしまい、今度はウパーとヌオーを退治しようとする動きがあったりと、今年のトリステインは、騒がしいことになったのだった。
あと、ウパーとヌオーを退治しようとした一部の人間達が、ウパーとヌオーが大人しいと見くびり、地震を起こす力で撃退されたあげく、地震による災害まで呼んだとしてウパーとヌオーが、称えられると同時に、間抜けな顔を被った大自然の化身として恐れられる対象となるのはそう遠くない未来である。
ウパー(ヌオー)は、個人的に大好きなポケモンです。
ほぼ必ずメンバーに入れてましたし、必ず捕まえてました。
雨乞いと、地震のコンボ……。もしアルビオンで地震やらかしたら……、大陸ごと砕ける?
2019/11/03
ド忘れが、特殊防御力アップだったことを忘れていたので後書き一部削除。
いつも詳しく書いてもらっているミッキィさんの説明文。
●【ウパー】
▪️普段は冷たい水の中で暮らしているが、涼しくなったり夕暮れになると地上へ出てきてエサを探しにくる。
▪️皮膚が乾燥すると死んでしまう為、全身透明な粘液をまとっている。実はこれ『毒の粘液』で、素手で触るとピリピリ痺れてくるので注意。
▪️レベル20ですぐにヌオーに進化できる。
●【ヌオー】
▪️いつもぼ~としており、よく川底や船底、岩などによくぶつかっているが、気にならないらしい。川底で口を開けてエサが飛びこんでくるのをひたすら待つが、動かないのであまりお腹が空かない。
▪️ぼーっとした愛らしい見た目と裏腹に、優秀なタイプと特性で常に一定の活躍を見せているポケモン。レベル習得するわざも強力で使い勝手の良いものが多く、シナリオでも戦力+水辺の移動要員として連れていきやすい。
『ニンテンドウカップ2000のマリオスクール番組代表決定戦』で準優勝を果たしたパーティにエントリーされていた。
3世代でカイオーガを完封、4世代でエレキブルに有利に戦える+しめりけで爆発無効、5世代で積みストッパー...現時点でも対戦で使用されているらしく、かなり侮れないようだ。
▪️♂の方が背びれが長い。
▪️ポケダン・マグナゲートでは、チームメンバー管理と(特に「なかまモード」での)アイテムショップ店主を兼業している。宿場町の近辺に住んでおり、温厚な性格。何かと世話を焼きつつ、主人公達の成長を暖かく見守ってくれる。
老齢で普段はぼーっとしている事が多いが、実は『GODヌオー』と呼ばれる凄腕の悪人ハンターでもあり、悪人を見つけると徹底的に叩きのめし、二度と悪さをしたく無くなるほどにまで締め上げてしまうという。
●【アニポケ】
◆ウパー
無印から現在にかけて、モブの手持ちだったり、ロケット団から逃げたり、保護されてたり、治療受けてたり、調査の手伝いしてたり、ちょくちょく登場する。
◾無印148話
ウパー専門の保育園が登場。管理者のサナエによると、その地域では人気の高いポケモンの様子。サナエが留守の間サトシ達が面倒を見ることになったが、皆やんちゃでやりたい放題。しかしトゲピーがタンバリンを扱ったことで統率が取れ、外の池まで行進して戻っていった。その後はタケシとトゲピーが面倒を見ている。
ウパーの飼育心得
1『ウパーに接するときは、愛情をもってよしとする』
2『言うことを聞かせるときはタンバリンを使うこと』
3『私(サナエ)のウパーと戦うなかれ』
▪️ハートのウパー
他と異なる胸にハートの模様がついた個体。やんちゃでイタズラ好きで、保育園の建物を見つけたサトシ達を見つけては、タケシの首元に飛びついた。室内から池に戻した際にも1匹だけはぐれており、保育園の外まで逃げ出してはサトシとカスミを振りまわした。純真な瞳はロケット団すらも癒してしまうが、その癒しパワーを狙われロケット団に捕らわれるが、サナエが声をかけるとあっさりと逃げ出し、さらに単独でアーボックとマタドガスを叩きのめした。そのパワーは、しっぽだけでアーボックを掴み地面に叩きつけ、振り回して投げ飛ばすほど。
◾湿地帯のウパー
声がかわいいのが特徴の個体。サトシのヌメルゴンととても仲良し。
XY112話・113話では、トライポカロンに出場しているセレナを湿地帯のポケモンたちと応援している様子が見られ、とても愛らしい姿を見ることができる。
◆ヌオー
◾無印127話
ヨシノシティで保護されているポケモン。ヌオーが生息するということは、それだけヨシノシティの川がきれいだという証明になる。その為ヨシノシティではヌオーを保護する条例を制定していた。事情を知らないサトシ達がジュンサーさんに『ヌオー保護条例違反』の現行犯で逮捕されたが、オーキド博士の謝罪に免じてお咎めなしになった。
休憩中のサトシ達の前に顔を出し、コダックと謎の意思疎通を見せた後に、置きっぱなしだったGSボールを咥えて逃げ出した。その後ゼニガメの活躍で取り戻したが、GSボールをよほど気に入ったのか、またサトシ達のところへ来てはGSボールを奪って逃げてしまった。
川上でロケット団に捕まるが、それは群れの一部で、逃れていた群れが協力して『みずでっぽう』で木の実を飛ばしロケット団に攻撃、撃退した(やはりぬるぬるしている為、ロケット団は口上を気球の上から述べながらヌオーを捕まえようとしたが身体が掴めず、悪戦苦闘しながら早口で言い終えていた)。
ヨシノシティのヌオーは『青い満月の滝』に生息しているといわれている。毎年この時期に街に来ては、気に入った『丸いもの』を持ち帰り、川をさかのぼっていく。持っていかれたものの一部は翌朝川の流れに乗って戻ってくるが、これは『きれいな水と幸運を運んでくる』と昔から信じられており、特に最後に戻ってきたものには最高の幸運が運ばれるらしい。最後に戻ってきたのはGSボールだった為、「今年一番の幸運を得た者」として、サトシ達は街の人々から拍手が送られた。
◾ジムリーダー・マキシのヌオー
ジム戦で2匹目として登場。相性が悪いはずのナエトルを退けるが、ブイゼルの『氷のアクアジェット』という奇策に敗北し、さすがのマキシも驚いていた。
◾XYでは、湿地帯のポケモンとして登場。
XY123話でフラージェスにつるのむちでお仕置きされて喜んでいる。(しかも草は4倍弱点である。Mかな?)
◾SMではエーテルパラダイスのポケモンとして登場。変身しても顔だけがそのままというメタモンが、さほどメタモンと顔が変わらないヌオーに変身し、ヌオー達に紛れ込んでいた。ED後のラストで、バーネット博士が間違えて本物のヌオーを連れていってしまう。さすがのヌオーも汗だらだらで焦っていた(メタモンはバーネット博士がいなくなった後、変身を解いている)。
●【ポケスペ】
◾ウパー
ワカバタウンに現れたインチキゲーム屋(密猟者)のポケモンとして大量に登場。
『逃げ惑うウパー達を1分以内に捕まえれば豪華賞品ゲット』であった為、ちょこまかと逃げ回っていた。
◾ヌオー
ジムリーダー・マキシの手持ちとして登場。
フローゼルが敗れた後、2匹目として現れる。プラチナのエンペルトと『ふぶき』対決し、体力が満タンであった為、エンペルトに勝利。続いて、ダイヤから借りていたるー(ドダイトス)と力くらべし、るーが有利かと思われたが、なんと重量級のるーを持ち上げてプールへとぶん投げるというパワーを見せつける。