ゼロの使い魔×ポケットモンスター   作:蜜柑ブタ

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今回は、ミツハニー(ビークイン)。


勢いがあるうちに書く!


でも面白くはない……。ネタが尽きてるな…。


『ルイズが召喚したのが、ミツハニーだったら?』

 えっ? 蜂の巣?

 

 それが第一印象だった。

 

 しかし、穴が三つある大きな蜂の巣の形が不意にブーンっと羽音を立てて浮き上がった。よく見ると左右に虫の羽があり、蜂の巣の穴の中に可愛いシンプルな顔がある。どうやら三匹の蜂がひとつになっているらしい。なんとも不思議だ。

 

 コルベールに促され、コントラクトサーヴァントの儀式を行い、この不思議な蜂(?)を使い魔にした。

 

 なんの蜂かしら?っと思って調べたが、図鑑にも載っていないし、生物に詳しい教師すらも分からないと言っていた。

 

 そんな時、ミツハニーだ! っと驚いて声を上げたメイドがいた。

 

 話を聞くと、この蜂の名は、ミツハニー。

 

 ビークインという女王蜂を中心として、ミツハニーが群れで従い、ビークインのために蜜を集めてくるそうだ。

 

 なぜそんなことを知っているんだと聞いてみると、なんてことはない、彼女、シエスタの故郷ではビークインとミツハニーによる養蜂が行われていたのだ。

 

 ビークインとミツハニーを、シエスタの曾祖父がどこから連れてきて、タルブ村に住み、その後子孫達がその養蜂を受け継ぎ、近隣の森に野生化したビークインとミツハニーが棲み着くなどしているそうだ。

 

 ビークインとミツハニーの養蜂に関しては、曾祖父の遺伝である黒髪を持つシエスタの一族にしかできず、小さな村でしかないタルブの貴重な収入源のためリーダーを務めているとか。

 

 ビークインは、そのフェロモンでミツハニーを操り、敵を攻撃するそうだが、ビークインのフェロモンの強さで従えられるミツハニーの数が変わるそうだ。

 

 ただし…、ミツハニーは、メスのみが成長することでビークインとなれるのでそのほとんどはオスらしい。

 

 ミス・ヴァリエールのミツハニーは、メスですねっと、だから将来ビークインになりますよっと、シエスタは言った。

 

 ルイズは、シエスタが語ったハチミツの品名を聞いて、それが王家御用達で、なおかつ病弱な姉のカトレアのために、極たまに仕入れることがある高級品だと分かった。

 

 ミツハニーがビークインになってくれれば、カトレアのためそのハチミツを仕入れられるのに…っと思い、シエスタにミツハニーをビークインに育て上げる方法を教えてくれと頼んだ。

 

 シエスタは、恐縮しつつ、自分は養蜂に携わってないので、親戚に頼んでみますっと、故郷に手紙を送った。

 

 そして返信が返ってきたが、結論から言うとタルブ村のビークインとミツハニーは、シエスタの曾祖父が飼育していたモノの子孫達で、ほぼ野生であり、その成長については知らないということだった。

 

 なら、タルブ村に行くわよ!っとルイズは鼻息荒く意気込んだ。なんとしてでもミツハニーをビークインに成長させたかったからだ。タルブの森から来るならそこに成長のヒントがあるはずだと踏んでのことだ。

 

 そして休みの届けを出し、シエスタと共に彼女の故郷であるタルブ村へ。

 

 到着するなり、ルイズのミツハニーが森へ行ってしまった。

 

 どうします?っと心配そうに聞くシエスタに、しばらく様子見よっとルイズは、内心不安を押し殺しつつ毅然と答えた。

 

 宿もないタルブ村で、シエスタの家に泊めてもらったのだが、数日してもミツハニーは帰ってこなかった。

 

 やがて休み届も限界の日数になったので、心配するシエスタに気丈に振る舞いつつ帰り支度をしていると、ブ~ンっと大きな羽音が聞こえたので、家を飛び出すと、そこにはシエスタの一族が育てているビークインよりも大きなビークインがいた。しかも、ミツハニーをとんでもない数引き連れていた。

 

 あなたなの?っとルイズが尋ねると、ビークインがコクリッと頷いた。

 

 その後、学院に帰ってからというもの、シエスタの一族から貰った巣箱を設置するなどしてビークインとミツハニーのハチミツを集めさせるようにした。

 

 実家にいるカトレアに送る一方で、ロイヤルゼリーなる女王蜂しか食べられない特別な蜜をルイズは自分のビークインからもらうようになり、その結果…、幼児体型に変化が!

 

 あっという間に噂は広まり、実家に送りきれない、または自分でも消費しきれない分は、ルイズ印を付けて売った。サイフが潤い、仕送り無しでも十分すぎるほどになった。

 

 

 

 




ビードル、キャタピー、ケムッソ、そしてミツハニー…。

しかし、ミツハニーは、メスしか進化しないのにほとんどがオスってのは……。まあ生態体系としては正しいんだろうけど。


タルブ村で、シエスタの一族からビークインとミツハニーの養蜂の仕方は教わってます。




いつも詳しく書いてもらっているミッキィさんからの説明文。


●【ミツハニー】
▪️生まれた時から3匹セットのポケモン。3匹の人格は独立しており、蜜の趣向も異なる。

▪️女王のビークインの為に夜明けから日暮れまで蜜を集めつづける。生息地もソノオの花畑やミアレの庭園など花の多い地域になる事がほとんど。夜になるとミツハニー同士が100匹程集まって眠る。

▪️時々その蜜を好んで横取りしてくるガーメイルは天敵である(ガーメイルは夜行性である為、昼行性のミツハニーが夜に寝てる隙に巣からミツを奪って逃げる)。

▪️♂️と♀の違いはおでこ。ヤトウモリ同様♀しか進化ができない(ヤトウモリの場合は♀にエサを搾取される為に栄養不足で♂️は進化できないとの事で、♂️も進化できる可能性もある)。

▪️♂️8:1♀という確率である。なので運が悪いと大体♂️しかでなかったりする。

▪️進化後のビークインを考えるに、おでこにマークがある子がそのままビークインになるのかもしれない。

▪️XYでは『あまいかおり』で群れバトル発動要員として役立つ。

▪️超不思議のダンジョンでは、蜜集めに気がたっていた為、スピアーと共に主人公とパートナーに襲いかかる。


●【ビークイン】
▪️ミツハニー達の女王。胴体が子供達の巣になっており、ミツハニーが集めた蜜で子供を育てている。1つの群れにいるビークインは1匹だけ。

▪️様々なフェロモンにより、ミツハニーを自在に操って敵と戦う。フェロモンを放つ量が多いビークインほど、多くのミツハニーを従えている。

▪️「子供たち」という存在が謎めいており、ミツハニーとは別物扱いとも言われている。ところがビークインを親にして作ったタマゴからは当然ながらミツハニーしか生まれない。謎である。

▪️実は『性別が固定のポケモンの中で唯一コンペボールと隠れ特性を両立できるポケモン』である。進化前が♂と♀の両方が存在するポケモンであるためである。

▪️超不思議のダンジョンでは、蜜集めに気が立っていたスピアーとミツハニーを治め、母親の為に蜜を取りに来たスボミーに蜜を渡した。
ポケダンではスピアーも従えてるようである(蜜蜂とスズメバチだけど)。


◾【アニポケ】
▪️DP32話にて『琥珀の城』の主でビークインが登場。ミツハニーは蜜集めの際に「ミツハニーウォール」を形成して編隊飛行を行う。ちなみにフルCG。
ビークインはパワージェムでロケット団を撃退し、モミに『おそろしくあまいミツ』の一部をあげた。

◾【ポケスペ】
▪️ミツハニー
7章で登場。ソノオタウンにやって来たダイヤが柵で囲われた木をなぎ倒し、たにまの発電所の所長の娘が花畑に住むミツハニーの為に塗ってあった『あまいミツ』を舐めてしまった為、所長の娘が泣いてしまい、ミツハニーが怒ってダイヤ達に襲いかかった。

▪️ビークイン
7章でギンガ団に金で雇われたスキンヘッズの手持ちとして登場。
こうてつ島で修行中のダイヤとゲンに襲いかかり、ゲンとルカリオの目に『ミツ』を浴びせて波導を封じ、パワージェムを発射して攻めたて、更にビークインの指令ひとつで行動する無数のしもべ達を使ってゲンとダイヤを追いつめた(このしもべ達はゲンが苦戦したこうてつじまのボスであるハガネールを倒している。更にスキンヘッズはリオルのタマゴを盾にするという卑劣な行為をしていた)。
しかし、特訓の成果を出したダイヤのるー(ドダイトス)により敗北した。

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