黄金を纏う者   作:味噌神のスペリア

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黄金騎士・牙狼

昔、悪魔と天使と堕天使の三つ巴の戦争があった

互いに傷付き死んでいく仲間…だが、その戦争はある出来事で休戦となる。

突如現れた赤い龍と白き龍の乱入により

悪魔の親玉の魔王たちと天使の親玉の神は死んだ

悪魔と堕天使のボスに天使たちは協定を結び

赤と白き龍に戦いを挑むがそれは惨敗してしまう

 

「…ここまでなのか…」赤髪をした悪魔は呟くと

周りは絶望する…赤と白き龍は止めをさそうとするが

天から降り注ぐ光によって防がれた。

悪魔、堕天使、天使たちは空を見上げる

そこには、黄金の馬…黄金の馬に股がる黄金騎士…全てが黄金に出来た狼の騎士が天にいた。

 

「貴様は何者だ!」と赤き龍は黄金騎士に向かって言った。

黄金騎士は三角のエンブレムがついた剣を掲げるとその剣は大剣へと変わる。

 

【我が名は牙狼!黄金騎士・牙狼!】

 

牙狼は大剣を突き付けると黄金の馬は走り出す

牙狼の大剣から緑の炎が現れ赤き龍の身体に真っ直ぐ向かうが赤き龍は拳を振り下ろし大剣とぶつかるが大剣の勢いは止まらず赤き龍と白き龍の2体の身体を貫通させ

2体の龍は静かに倒れた。

 

黄金騎士は倒れた龍たちを見て静かに消えた。

そして、彼らは黄金騎士・牙狼に感謝を述べる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、月日は流れアメリカのとある実験施設

施設で暴れているアルビノカラーの化物と白い特異な装束を纏った少女が対峙していた。

 

 

「セレナ‼やめて!!」

 

「……姉さん…」

 

セレナと呼ばた少女は白い特異な装束…もとい、アガートラームと呼ばれる聖遺物を纏い、彼女は今暴走をしているアルビノカラーの化物…もとい、完全聖機物ネフィリムの暴走を止める為にそれ相応のエネルギーベクトルを操作する絶唱というシンフォギアの最大の出力であり禁忌とも呼べる攻撃を放つために纏っている。

 

燃え盛り倒壊を始める研究施設…セレナにとっても時間がないのは判っていた…そしてその後ろでは自身の姉、マリア・カデンツァヴナ・イヴが彼女を止めるために言う。

 

「セレナ…セレナ‼待って!!」

 

「姉さん…あれをネフィリムを止めれるのは私と私のシンフォギアのアガートラムだけ…だから私は行くよ……姉さんは生き残っている人たちを救うためにね……」

 

 

「セレナ!!」

 

セレナに手を伸ばそうとするマリアだが、倒壊した研究施設の一部がマリアの行く手を阻んでしまい、セレナの元へ行くことができない状態になってしまった。

 

 

 

「セレナァァァァァァァァ!!」

 

 

無常に響くマリアの叫び…

 

変わってセレナは絶唱を歌う決意をしようとしていた。

 

 

「姉さん、ごめんなさい…ネフェリムを止めるためとはいえ私は絶唱を使わないといけない……だからどうか姉さんは生きてください……」

 

 

セレナは目の前にいるネフィリムを見る…

 

「Gatrandis babel ziggurat……」

 

セレナは覚悟を決めて絶唱を歌はじめた時・・・ネフィリムがセレナに攻撃をしてきた。

 

 

「!!」

 

 

セレナは絶唱途中のため動けない状態になっていた・・・

 

(いや…嫌だよ…まだ…死にたくないよ…姉さんたちを守れていないのに……誰か…助けて!)

 

 

覚悟を決めても、覚悟すら成し遂げられないまましぬ恐怖に、来ない救いを求めてしまうセレナ。

その時、天から一人の騎士が舞い降りる

 

「あれ?私…生きて…る」

 

【大丈夫か?お嬢ちゃん】

 

セレナの目の前には黄金で出来た狼の仮面と黄金の鎧を纏う騎士がいた。

 

「あなたは…」

 

【我が名は牙狼!黄金騎士・牙狼!行くぞ!ウォォォォォォッ!】

 

牙狼か持つ三角のエンブレムの剣【牙狼剣】を持ちネフィリムと戦う。

ネフィリムは手を伸ばし牙狼を捕まえようとするが

牙狼は牙狼剣でネフィリムの手を斬り吹き飛ばす。

 

【これで終わりだ!】

 

牙狼はライターを取り出し火をつけると

その火は緑の火が吹き出し牙狼剣にその火を纏わす。

 

【喰らえ!ウォォォォォォッ!】

 

牙狼剣をネフィリムの腹に突き刺すとネフィリムは緑の火に焼かれ機能が停止しネフィリムは灰となって消えた。

 

【…生きろ、必ず諦めるな】

 

牙狼はセレナに向かって言い姿が消えた。

 

「黄金騎士・牙狼様…」

 

これが始まり、黄金騎士としての始まりだった。

 

 

 

 


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