提督「いろんな艦娘にマジギレドッキリを仕掛けてみる」   作:名無しニキ

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加賀編

ーー加賀編ーー

 

提督「次は加賀だ」

 

明石「え、加賀さんにですか...後で大変なことになりそう」

 

提督「大丈夫だって安心しろよー平気平気、ヘーキだから」

 

青葉「ドッキリの後頭に来ましたって言って殺されても知りませんよ?」

 

提督「ヘーキ...(震え声)」

 

提督「おっほん、と、とにかく!加賀にドッキリ仕掛けるの!」

 

明石「小学生特有の好きな子にイタズラするガキみたいですよ」

 

提督「たまには童心に返っても悪くはなかろう?」

 

青葉「ダメな方に戻ってるんだよなぁ...」

 

明石「で?どんな方法でやるんですか?」

 

提督「加賀が瑞鶴にキツく当たったが故に瑞鶴が自殺したことを責める、みたいなのは?」

 

青葉「うわぁ...不謹慎ですね...どうなっても青葉たちは知りませんよ?」

 

提督「提督がそんなにすぐくたばる訳ないから大丈夫だろ。明石は頃合いを見てネタばらししてくれ」

 

明石「は~い」

 

ーー食堂にてーー

 

加賀「やっぱり間宮の料理は美味しいですね」ムシャパク

 

赤城「ええ、とっても」ニッコリ

 

加賀「そういえば最近赤城さんはとても笑顔が増えましたね。何かあったのですか?」ムシャパク

 

赤城「ええ!提督との距離が...はっ!」

 

加賀「...少し頭に来ました」

 

赤城「加賀さんも提督ともっとお話ししては?このままだと誰かに取られてしまいますよ?」ニヤッ

 

加賀「んなっ!...わ、私は赤城さんが居れば...」

 

赤城「ふふ」ニコッ

 

明石「あ、いたいた、加賀さん。提督が後で執務室に来て欲しいですって」

 

加賀「わかりました」ムシャパク

 

明石(加賀さんもすごい量だなぁ...)

 

ーー執務室前ーー

 

加賀(提督から話だなんて...何のことでしょう?)

 

ーコンコン

 

提督「入って、どうぞ」

 

加賀「失礼します」ガチャコン

 

提督「...お前か...」

 

加賀(お前...?提督は怒っているのでしょうか...)

 

提督「お前には話がある。...瑞鶴の事だ」

 

加賀「瑞鶴?」

 

加賀(一体何の話でしょう?瑞鶴が成長しないから私がしっかりと教えろ、ということでしょうか?)

 

提督「お前、瑞鶴に何をしたか言ってみろ?」

 

加賀「え?」

 

提督「瑞鶴に何をしたか言えと言ってるんだ!」バァン!

 

加賀「ヒッ」

 

提督「さっさと話せ。2回も同じことを言わすな」

 

加賀「ぇ...瑞鶴には練習の指導をしていたのですが...」

 

加賀(提督が怖い。一体何が起きていると言うの?)

 

提督「どんな練習だ」

 

加賀「どんなって...普通にあの子の練習の指導をしていたのだけれど...」

 

提督「それは嘘偽りのない正直な発言なんだな?」

 

加賀(嘘偽りがない?私は嘘を言っていると思われてるの?)

 

加賀「提督。私は嘘など言っていないわ」

 

提督「ほう、そうか。ならこれを見てもまだ同じことが言えるのかな?」(紙を渡す)

 

加賀「え...これは...」

 

 

 

翔鶴姉、提督さん。ごめんなさい

私はもう我慢できません

どんなに練習しても加賀さんから貶され、五航戦はダメだと翔鶴姉まで貶されるんです

弓を引けば「姿勢が悪い。やっぱり五航戦はダメね」

射れば「やっぱり中心からずれてる。これだから五航戦は」

MVPを取れば「どうせ人のをかすめ取ったのでしょ?五航戦は手癖も悪いのね」

私も今や装甲空母になり鎮守府を支えるメンバーという自負があります

何故私はこんなにも言われなければならないのでしょうか?

思い詰めた挙句、この選択を取りました

これを見ている頃には恐らく私は死んでいるでしょう

提督さん。せめて加賀さんに処罰を与えて下さい。それをして私の供養としてください

瑞鶴

 

 

提督「察しの通りだ。瑞鶴は自殺したんだ...お前のせいでな!!」(うっそぴょーんww瑞鶴は他の鎮守府へ派遣されてるだけでーすwww)

 

加賀(そんな...私はただ...瑞鶴に強くなってもらいたいから...)

 

加賀「こ、これが...瑞鶴の本心だったのね...」ウルウル

 

提督「艦娘が死んだことも一大事だし、況してや鎮守府を支えるエースが死んだんだ。これは鎮守府、延いては国防にまで関係してくることになる。お前の心無い言葉が日本の興亡にまで関係してきてるんだよ!」

 

加賀「私は...私は...」ポロポロ

 

提督「お前は解体処分...としたいが瑞鶴が居なくなった今正規空母のお前まで失ったらいよいよ鎮守府が終わる。だから解体処分は出来ないんだ」

 

加賀「もう...解体して下さい...」

 

提督「それが出来たら苦労しねぇよ。お前には直接的な処分をしない。」

 

加賀「え...?」

 

提督「ただしこの事は艦娘全員に伝える。鎮守府のエースを殺した張本人が近くにいると知ったら皆はどんな反応をするんだろうなぁ...?」ニヤッ

 

加賀「ま、まさか...」ゾクッ

 

提督「勘のいいお前なら分かるだろ?お前は一生差別されて生きてくんだぞ」ニヤニヤ

 

加賀「そんなっ...私は...」

 

提督「瑞鶴はそれ以上の苦しみを背負ってたんだ。それくらい瑞鶴と比べたら塵にもならんわ!」

 

加賀「殺してください...」ポロポロ

 

提督「ダメだと言ってるだろ。俺だってお前のことは拷問にかけてからじわじわと嬲り殺しにしてやりたいくらいだ」

 

加賀「ならっ!」

 

提督「だからできれば苦労しねぇと言ってるだろ!国防の関係でお前を使わざるを得ないんだよ!」

 

ーコンコン

 

提督「誰だ!?」(おっ来たか...)

 

明石「明石です。って!加賀さんどうしたんですか?そんなに泣き腫らしちゃって!」ガチャコン

 

加賀(あぁ...あぁ...ついに知られてしまう...)

 

加賀「うっ...あ...あぁ...」

 

提督(不味いな...心が壊れかけてる...早急にネタばらしだな...)

 

提督「明石、お前はなんの用事だ?」

 

明石「あ、開発の報告です」

 

提督「よし、では頼む」

 

加賀「あぁ....」ガクガク

 

明石「えーと...今日の開発は烈風1、失敗1。あと加賀さんがドッキリに引っかかりましたね」

 

提督「おっそうだな(適当)加賀が思いっきり引っかかりってるな」

 

加賀「へ...?」

 

提督「では?せーの!」

 

明石「ドッキリ大成kって、提督も言ってくださいよ!」

 

提督「ははっ、よくやるだろ?こういうのw」

 

加賀「あの」

 

明石「にしても瑞鶴さんが自殺とかすごい不謹慎ですよね」

 

提督「まぁ多少はね?派遣から帰ってきたら瑞鶴にはご馳走を振舞おう」

 

加賀「ちょっと...」

 

明石「今回のドッキリはなかなかにキツいものですよね~私が加賀さんだったら心壊れてますよ...」

 

提督「ちょっと今回は反省かな?次回もやるんだし」

 

加賀「頭に来ました」スチャ

 

提督「わわっ!ストップストップ!悪かった悪かった!!」

 

加賀「質問に答えてください。これは何ですか?」

 

提督「ドッキリです...」

 

加賀「は?」

 

提督「ドッキリです...」

 

加賀「頭に来ました!」スチャ

 

提督「わわっ!すいません!許してください!何でもしますから!」

 

加賀「ん?今なんでもするって言ったよね?」

 

提督「えっそれは...」(やべぇ殺される)

 

加賀「なら、私にあーんというのをして下さい///」

 

提督「えっ///俺に得しかないじゃないか(憤怒)」

 

ーー食堂にてーー

 

提督「ほら、加賀さん、あーん」

 

加賀「あーん///」パクッ

 

ザワザワ...テイトクダイタン...ワタシモサレタイ...イイナ-...

 

提督「なんかこっちも気恥しいな///」

 

加賀「これは...気分が高揚しますが...場所選びを失敗しましたね...///」

 

提督「まぁ俺が役得だからいいんだけどさ」

 

加賀「えっ、提督が罰と感じないのならば…私があーんをするしかないですね///」

 

提督「えっ」

 

加賀「ほら、あーんです。あーん」

 

提督「あーん」パクッ

 

キャー!カガサンモダイタン・・・イイナー・・・フウフミタイ・・・

 

加賀「ふ、夫婦!?///」

 

提督「俺も将来はこんな美人と結婚できたらな…なーんて、できる訳もないかw」

 

加賀「つ、妻なら私が…(小声)」

 

提督「ん?何か言った?」

 

加賀「いえっ!な、何も…///」

 

赤城(加賀さんが提督と恋仲になれるのはまだまだ遠そうね…)クスッ

 

ーー加賀編終了ーー

 


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