君の為に変革す   作:サボテンダーイオウ

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~さらっと説明~
xxxHOLICの次元の魔女とは昔からの腐れ縁でとある異世界で古代の龍神の巫女として生きていたが、ある出会いにより龍神と恋仲になってしまう。
その所為で他の神々から罰を受け、その龍神は封印され自分は呪われた身となってしまう。
何度も同じ記憶を持ったまま転生を繰り返す。だが一度だけ子を生すことが出来るが、それは自分の一族を生み出すための機会として実行したことはない。
その生に終わりはなくいつしか死が救いであると歪んだ思考を彼女に受け付けてしまう。
侑子は親友を不憫に思い、様々な助言を送る。そして次なる転生先へ。毎度おなじみお店に立ち寄ってから転生に向かう親友に侑子はこう云った。

『生き残りなさい。人生しっかりと謳歌して死になさい』

彼女が唯一願う死とは全く異なる筋書き。果たして、彼女が願い未来とはいかなるものか。


【刹那】

いつものお店にいるのはいつもの意地っ張りな魔女。やたらと胸がデカくてそれが腐れ縁である少女にとっては許し難し事実なのだ。真っ白なワンピース姿で少女は見事な土下座をして見せた。なぜか?それは筆舌に尽くしがたいことなのだ。もはや己の力だけでは何ともできない。だからこそこのような行動をしてまで縋っている。

 

「侑子、その脂肪……下さい!」

 

「土下座しても分けてあげないから」

 

「くぅううう―――!ここまでしてもダメなの!?」

 

廊下にこすりつけた額がヒリヒリと赤くなっているが少女は痛がる素振りもなくバッと顔を上げては情けなく縋るように眉尻を下げる。捨て犬のようにキューンと鳴いているように魔女は見えた。だがバッサリと斬り捨てるのは決して意地悪ではない。

 

「そもそも分けられないでしょ。胸をどうやって分けるっていうの。このお馬鹿」

 

魔女からの指摘にくわっと目を吊り上げて食って掛かる少女。

彼女の胸はまな板のように真っ平なのが理由だ。それこそ一番の執着心はそこなんじゃないかと言えるくらいに少女は必死だった。

 

「馬鹿だけどこれしかないからやってんじゃないの!だったらお願いで巨乳にしてもらおう「対価がっぽりもらうわ」慈悲もなしの言葉に撃沈してしまう私」

 

ショボーンと肩を下げて縁側に座り込む少女を一瞥して魔女は徳利に入っているお酒をお猪口に慣れた手つきで注ぐ。ぐいっと一杯やってから少女に尋ねた。

 

「次は何処に行くか分かっているのかしら」

 

「えーっと、……わかんない」

 

そうケロッと答えた少女は「私にもちょうだい」と魔女のお猪口を奪おうとするが魔女は「永遠未成年はジュースで十分でしょう。マル、モロ」と言いながら少女の顔を手で押しやる。

 

「なんだいけちヤロー」

 

少女は不貞腐れながら用意してくれた少女二人に礼を言ってジュースをちびちびと飲む。

 

「野郎じゃない。―――相当生き残るには厳しい世界みたいよ。それなりな力がないとあっさり暗殺されてしまいそうね」

 

「笑顔で言わないでくれますか侑子よ」

 

「生き残るには生に執着心がなければだめよ」

 

「……だったら私はあっさり脱落するね。それもそれで仕方ないか」

 

少女は諦めた顔で笑った。笑うことで誤魔化そうとした。けれど魔女は妥協など許さない。ましてや腐れ縁ではあるが大切な友人が死をあっさりと受け入れることに腹を立ててさえいた。静かな怒りを含ませて魔女は言った。

 

「生き残りなさい。人生しっかりと謳歌して死になさい」

 

「なんか命令されてるような」

 

「してるわ」

 

「はい?命令されてもするわけないし」

 

少女と魔女の知り合いの男は魔力があまりに強すぎるが故に願っただけで現実が歪められてしまうくらいな力を秘めていた。だからここに魔女はいるわけだが。まるで魔女はそれでも構わないと言いのける。

 

「するわよ、アンタは。死だけが救いだと願うひかりにはね」

 

魔女は変えたかったのだ。この少女の捻じ曲げられた運命を。ずっとずっと何度も何度も繰り返してきた少女を救いたいと願ったのだ。別の未来があってもいいと思ったのだ。だから、願った。

 

「………何か知ってる顔だ」

 

「ええ、知ってるわ」

 

「教えてくれないよねぇ~」

 

「必然ですもの」

 

いつもの決め台詞を口にして魔女は意地悪くニヤリと口角を上げた。少女はガクッと肩を落として落胆した。

 

「だよね~。はぁ、侑子がそれいうと会話終わるからなぁ」

 

「いいじゃない、分かりやすくて」

 

「ですね~」

 

「さっさと行ったら」

 

「ですね~」

 

手で追い払われる仕草をされムッと不満そうに唇を尖らせるが少女はこれ見よがしに深いため息を吐いて

 

「はぁ~、気が重い~」

 

と呟きながら縁側から立ち上がり庭先に突如出現した真っ黒な穴に向かって歩き出した。背を向けながら手をヒラヒラと振って魔女に挨拶をする。

 

「じゃあね、侑子。またよろしく」

 

「ええ。いってらっしゃい。ひかり」

 

魔女の見送りを受けて少女は黒い穴の中に躊躇いもなく飛び込んだ。

 

【さて次はどんな世界やら】

 




うちはヒカリ(転生者)

イタチとサスケの従兄妹。両親は物心ついた時に他界しており養子として引き取られた。サスケは従兄妹だとは思っていない。
イタチは知っている。イタチや二歳差、サスケとも二歳差。

すでに写輪眼を会得済み。自身が体験してきた【愛しい者との別離】はすでに『体験済み』なので会得できた。侑子に願った事はサスケを幸せにするための力。対価は決められた期間しかこの世界にいられない事。つまりタイムリミットの間にサスケを幸せにしなくてはならない。自分の死は恐ろしくない。
生まれ変わっても胸のサイズは変わらない。これも呪いだと思っている。
毎日牛乳を飲んでいる。仕事中でも飲んでいる。
自分の近親者のみ、(自分の懐にいれた相手)に対してのみ信愛を抱く。その他に関しては死のうが喚こうが関係ない。つまり自分の家族loveな子。
ヒカリからの愛情をまっすぐに受けたサスケはヒカリだけに依存してヒカリ相手にツンデレになったりデレデレになったり。
タイムリミットが来たらサスケと別れなければならないことを惜しんでいる。が、対価なので仕方ないと諦めている。
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