やはり俺達のボーダーでの生活はまちがっている。 作:シェイド
26巻読みました。てるてる可愛すぎます。あれはずるい。だから柿崎さんはずるい。
「ハッチごめん!悪かった!今度、焼肉奢るから勘弁してくれ!」
「……」
「だから悪かったって!無言で旋空放つのやめろ!?」
「……ちっ」
「その『躱すな』みたいな目やめて!?自分の目がおかしいこと自覚して」
「まだ反省してないなお前…旋空弧月!」
「はっ!?」
『戦闘体活動限界、
***
…ふー、落ち着いた。怒りのままトリガーを振るうこと1時間。出水と米屋を一方的に蹂躙し、ポイントを200くらい奪った。
これであいつらも懲りてくれただろうか。全く、黒江と俺はそんな関係ではないっつーに。黒江に謝ってほしいくらいだ。こんな目の腐った男と噂される黒江が可哀そうだろうが。
マッカンを飲みながら暢気に個人ランク戦ブースから出てくると、目の前のソファにぐてっとした感じで倒れ伏している出水と米屋を発見した。
「比企谷お前さ…容赦なさすぎだろ。久々に弾当たらない感覚を味わったぞ。わざわざサイドエフェクトガンガンに使いやがって…」
「殺し方がえげつないんだよ!幻踊も完全に紙一重で避けやがって、後で反動きても知らねえからな!あと、最後の1戦で出したの生駒旋空だったぞあれ。いつの間に使えるようになったんだよ?」
俺のサイドエフェクト『強化神経』は、はじめ風間隊の菊地原の『強化聴覚』と同じランクCのサイドエフェクト認定をされていた。
小さい頃から自然と使いこなせていたわけではなかったこともあり、実際にその効果を実感したのはボーダー本部が設立され、防衛任務と個人ランク戦をひたすら狂ったようにやり続けていた、所謂俺が
当時、ガンガンとポイントを積み重ねてきていた太刀川さんや旧ボーダー時代から『風刃』ではなくとも弧月でトップレベルの使い手だった迅さん。あの2人にも負けるようなら黒トリガーに勝てないと思っていた俺は、訓練だろうが練習だろうが、気にせず『強化神経』を使い倒していた。
…結果、トリオン体の換装を解いた時に、これまでのトリオン体で使用した分だけの
4年間の鍛錬も実り、今では相手やタイミングに合わせ、『強化神経』のレベルを段階を分けるかのように力の入れ方を変えることで、反動を最小限に抑えられるようになれたのだ。
普段は
現在では、
今になってトリガーをうまく使うことで、疑似的に再現できるようになるなんて、その頃の俺は考えたこともないだろうけど。
まあ、今回は一方的に反撃させず虐殺する必要があった為に、
「使えるようになってない。出水にはいつも穴ぼこにされる恨みも込めて戦ってただけだし、米屋に対しては一番イラつくだろうなって戦い方をしただけだっつーの」
「お前2本目から俺が逃げられないように、こっそり
「だって
「誰だって逃げるだろうが!足を刺されたって感覚の前に気づいたら両足ともなくなってんだぞ!恐怖しか感じなかったわ!」
風間さんにスコーピオンで全く勝てなかった頃、スコーピオン(改)の開発をすると同時に本人に頭下げて、どんなタイミングで使えば効果的なのかをレクチャーしてもらったからな。要は実質的に風間さんの弟子みたいなものなのである。これくらい出来てなきゃ、風間さんに顔向けできん。
「出水とやってる時はスコーピオンばっか使ってたのに、俺と戦ると時には弧月使うんだもんな。戦闘スタイルをすぐに変えやがってよ。それに、最後の生駒旋空、いつの間に使えるようになったんだよ」
「え、使えてた?マジで?無我夢中で殺しに行ってただけなんだが…」
「無我夢中になってまで俺を殺そうとするな!」
米屋がぎゃーぎゃー言っているが、そんなことよりも俺が生駒旋空を使えていたなんて。
B級生駒隊の隊長、生駒さんの編み出した通称"生駒旋空"は、射程40mと、銃手すら驚く射程を誇っている。
旋空は効果発動の時間が短ければ短いほど射程が伸びる仕様となっており、確か前にログで見たら0.2秒の時間に完璧に剣速を合わせていたはず。神技だった。
…生駒さんとも結構ランク戦してきたし、個人的にカッコよくて本番でも使えるから、練習はしていたんだが…後でログを見直そう。生駒旋空を当たり前にできるようになれば、戦略の幅が広がるってもんだ。A級の生駒さんに、俺はなる!
「んで、焼肉奢ってくれるんだろ?なあ、小町も呼んでいいか?」
「まあ、あれは悪ノリが過ぎたしな。謝罪も込めていいよ。…一応聞くけど、さっきまでのランク戦で失ったポイント返してくれたり?」
「無理だな」
「でも比企谷。あの内容見たら分かると思うが、雪の女王とピンクの悪魔が露骨にお前の悪口言ってたが、あれはいいのか?」
「ああ、あれか……。やっぱり、悪口だよな?中学の頃から日常的に言われてることだし、今でもたまに言われるから慣れきっててだな…日常と化してたから感覚が麻痺してるのかもしれない」
「「…焼肉行こうぜ」」
「お、おう」
2人に憐みや不憫で可哀そうみたいな視線を受けながら、肩を抱かれて慰めの言葉をかけられつつ、俺達は寿寿苑へと足を運ぶのだった。
…ついでに奢りだしと小町も呼んでみたところ、何故か日浦と一色がついてきたが、ちゃんと米屋と出水で奢ってくれた。
ゴチでした。人の金で食う肉は最高だぜ!
***
学校も終わり、隊室で本を読みながらゴロゴロしていた中。
一色が、珍しく依頼者を連れてきた。
「よっ、比企谷。久しぶりだな」
「ザキさん?どうしたんすか?」
「ああ、ちょっと奉仕部に依頼がしたくてな。いや、依頼っつーか、どっちかっていうと相談になるんだが」
「分かりました。どうぞこちらに」
訪ねてきたのは、B級の柿崎隊隊長の柿崎国治さんだった。
柿崎さんは、まだ嵐山隊がB級の頃に嵐山隊に所属していた元嵐山隊で、俺が手放しで尊敬する珍しい先輩である。あとリア充。
嵐山さんと同時期に入隊しており、当然ながら、入隊時から俺とも面識がある。というかランク戦もするし、たまに遊びに誘われることだってあるし。
俺が
ザキさんを来客用のソファへ案内したところで、ザキさんを連れてきた張本人である一色が、露骨に頬を膨らませて「不満ですけど私!」アピールをしていた。
…何だ?
「ちょっと先輩~!なんで柿崎さんに対してはそんなに丁寧なんですか!?私の時と雲泥の差何ですけど!?」
「は?何を当然のことを。ザキさんは尊敬する先輩で……お前は生意気な後輩だぞ?」
「なんですかそれ~!?」
一色が突っかかってくるので適当にあしらっていると、ザキさんが笑いながら声をかけてきた。
「お前たちって、ほんと仲いいよな」
「いやいやいや!全然ですって。むしろ…」
「むしろ?何ですか先輩?」
「な、何でもないです」
むしろ敵とまで言えます、と言おうとしたが、いい笑顔でこちらを見てくる一色が怖くて言えなかった。
一色がいると話が進まないので、ハウンドとスコーピオンでも練習して来いと、ランク戦ブースに向かわせた後で、ザキさんの話を聞くことにした。
「それでザキさん、今日はどうしたんですか?」
「ああ、実はだな…」
柿崎隊は、ザキさん含めて4人構成の部隊で、隊全体の仲が非常に良い。たまにだが、俺とか小町とか由比ヶ浜とか一色も声をかけられたりするが、隊全員で遊ぶことも多いらしい。雪ノ下が呼ばれないのは、単に接点が誰ともないからだな。巴や照屋をランク戦でボコボコにしてるイメージしかないし。
それで先日の休みに、4人で遊園地に遊びに行ったとのことだ。ジェットコースターに乗ったり、観覧車に乗ったり、コーヒーカップに乗ったりと、色々と楽しんだらしいが…その流れでお化け屋敷に行ったようだ。
うん、オチが読めたな。
「それでだな…」
「照屋が怖すぎて幽霊ぶっ飛ばしたか、お化け屋敷自体のギミックを壊してしまって親を呼ぶ羽目になり、照屋が申し訳なさで落ち込んでいる…ってとこですかね?」
「マジかよ…お前、さては比企谷の見た目で換装した迅か?」
いや、だって前にその話一色から聞いたし…。
にしても見た目だけ換装体変えるって、そういうメリットもあるのか…いたずらとかに使えそうだな。鳩原さんの一件以降、あまり見えないが落ち込んでいる二宮さんを元気付ける為に、鳩原さんのボディで発破をかけるのも悪くないんじゃないか?
…俺はまだ死にたくないから、3馬鹿と戦って一番戦績が悪かった奴の罰ゲームってことでやらせてみよ。
話が逸れたが、柿崎隊の万能手である照屋文香は、お嬢様学校に通っている家も裕福な本物のお嬢様であり、ボーダー隊員として同時期の入隊だった、歌川や奈良坂と新人賞を争ったくらいの逸材だ。
そんな照屋が柿崎隊に入りたいと志願した理由が、「柿崎さんは支えがいがあると思った」という完全に世話焼き女房の視点からの理由だったのは驚きである。
月見さんといい、照屋といい、才色兼備でお嬢様な人は、駄目なところがある男を世話したいとかいう思いがあるのかと、その話を聞いた俺は本気で考えたものだ。
…ここに専業主夫志望の駄目人間がいますよー?誰かー!
そんな照屋だが、お化けが大の苦手という、可愛いところもあったりする。だがまあ、怖がった時の反撃が過激すぎるのだ。
「照屋がお化け苦手だなんて知らなかったんだよ。連れて行った俺たちにも責任はあるんだが、最近ずっと照屋が落ち込んでいてな。隊の雰囲気が悪くなることはないんだが、俺としては、どうにか元気付けたいと思ってんだ」
「なるほど…。んで、何故うちに?嵐山さんとか時枝辺りに聞けば、そういうのって解決しそうですけど」
元嵐山隊だし、女の子への対応に慣れている嵐山さんや時枝であれば、良い解決策をすぐに出してくれそうだけどな。佐鳥は除く。アイツ、モテてるの分かっててお調子者やってるしな。
自分の魅せ方を分かってる奴ってのは強い。
「いや、もちろんそれも考えたんだよ。最近、広報の仕事がまた忙しくなっただろ?ランク戦シーズンでもある程度順位が確定してるし、より広報の仕事増えてっからな~。ちょっと言い出しにくいんだ。アイツらの負担になりたくないし」
「それで、相談事や依頼を受け持つ奉仕部を訪ねてきた、と」
「おう。つまりはそういうことだな」
…タイミングがなぁ。こういう話なら一色の方が向いてる…いや、あいつは照屋とはタイプが違いすぎる。駄目だな。
雪ノ下と由比ヶ浜は今日、家の用事って言ってたし、俺が対応するしかなさそうだ。
「依頼内容は、照屋の落ち込んでいる状態を改善したい、でいいですかね?」
「ああ、それで頼む」
「分かりました。何とかしてみます」
ザキさんに依頼されたら、どんな無理難題でもどうにかしないとな。
ぼっちは恩を忘れない生き物なのである。…こらそこ、仲良く焼肉行く奴がいるのにぼっちとか舐めてるとか思わないの。俺だって最近「元ぼっちってことでよくね?」って思うくらいには他人と関わってるっていう自覚あるから。
***
「あ、比企谷先輩」
「おう照屋。呼び出して悪いな」
「いえ、ランク戦してくれるなんて、一体どういう心境の変化ですか?前に弟子入り志願したら断られたのに」
「弟子取れるほど立派な人間でもないんでね。ランク戦は正隊員同士の模擬戦だし、あんま時間合わんのか全くランク戦する機会なかったけど」
「そうですね」
ザキさんに依頼された俺は、早速照屋と会うことにした。
基本的にボーダーから支給されている携帯端末には、B級以上の隊員の連絡先は大体入っている。これでも元総合ランキング1位(正確にはスタート時が1位だった。あっという間に太刀川さんに抜かされた上に隊務規定違反のせいで一生返り咲くことはないだろう)であり、奉仕部も兼ねているA級部隊の一員である。今の隊員たちの中ではかなりの古株に分類されるから、入隊してきた新しい人とランク戦or防衛任務をして連絡先交換、ってのが一連の流れになってきている。
「じゃ、早速ランク戦しましょう。今回は近接縛りでお願いします」
「分かった。じゃ、233に入るぞ」
「了解です」
ランク戦する必要は正直ないだろうが、ランク戦は会話の話題作りに苦労せずに済むからな。
実力を上げたい照屋の為にも、ちゃんと本気でやろう。
照屋のスタイルは、弧月と突撃銃の両方を使うオールラウンダースタイル。俺も弧月でいいか…。
***
「お疲れさん。前やった時よりかなり強くなってんな」
「訓練は欠かしてませんから。ま、比企谷先輩には敵いませんでしたけど」
ランク戦は10本して9-1で俺が勝った。前やった時も確か9-1だったが、やりづらさが段違いだ。
奈良坂や歌川がA級部隊で活躍している為、現在目立つことはないものの、能力的には間違いなく有能だと言えるだろう。
これでお嬢様学校で1、2を争う才女だからな…うーむ、相手がザキさんでなければ、相手の男を呪ってるところである。リア充は爆発しろ!爆発は芸術だ!
「格上相手の戦闘は、もう少し距離を取るか、もしくは攻撃の姿勢を続けた方がいいぞ。余裕を与えると相手の餌食になり兼ねない。手っ取り早いのは、相手の対処速度を上回る攻撃を組み立てて攻め続けるか、中距離と近距離をもっと使い分けて戦うことだな。例えばだが…」
「なるほど…!そうなるとですよ、こういう場面では…」
照屋は、才能もあって努力家だ。家のことや学校のこともあって、いつもランク戦ばかりする戦闘狂どもと違い、そこまでランク戦に時間を取れていないらしいが、努力の跡も見えるし学ぶことに貪欲だ。
そのうち、マスタークラスまで上がってくると俺は踏んでいる。もっとも、それがいつになるかは分からないが。
「ご指導ありがとうございました。またランク戦してくださいね」
「ああ、もちろん。…話変わるけど、照屋の好物って何だ?」
「好物ですか?そうですね、基本的に嫌いなものはないんですけど、特にプリンが好きです」
「プリンか、美味しいよな」
「…どうかしましたか?いきなり好きな食べ物を聞いてくるなんて」
「え、あーいや、特に深い理由はない。最近三馬鹿どもとそういう話をしてな。ちょっと気になっただけだ」
照屋の好物をわざわざ聞いた理由は、当然ある。
ザキさんによれば、B級ランク戦シーズンでもない為、照屋と会う機会が極端に減っているとのことだった。というか照屋が隊室にいないことが多いとのこと。
加えて、声をかけてもすぐに逃げてしまうらしい。こんな落ち着いてる子があわあわしているイメージ全く浮かばないんだけど…烏丸を前にした氷見みたいなもんと思えば分かりやすいか。
なら、まずは話をするきっかけ作りからする必要があるから、照屋の好きなもので釣って誘き出し、話をさせようというありきたりな作戦でいくつもりだ。
俺がLINEでザキさんに作戦の概要を伝えていると、照屋から何やら視線を感じた。
「…どした?」
「いえ、その…そういったことは、いろはちゃんにしてあげてくださいね」
「そういったこと?」
「いろはちゃんの好きなもの、知ってますか?」
「知らん」
「即答ですね」
「あ、イケメンか?中学の頃言っていたが、ステータスになるからとか何とか言って…お、ちょうどいた」
「誰がです?」
「一色が好きな相手、と言っても中学生の頃の話だけどな」
「え!?」
俺が指さした方向を、物凄く驚いた様子で凝視する照屋。そ、そんなに気になる?
そこには、金髪のC級隊員がいた。…葉山隼人、俺の嫌いな奴である。
黒江と同時期だとは由比ヶ浜を通じて知っていたが、仮入隊してなかったのか。いや、あれは三浦や戸部のペースに合わせてんな。B級あがったら隊組むって話も由比ヶ浜から聞いたし。
「どういうこと?いろはちゃんは事あるごとに先輩先輩言ってるのに……難儀な恋と思ったら理由は本人のせい?今度女子会で話し合いが必要かな……」
照屋は何やらブツブツと言っているが、何かまずいこと言ったのか?俺、何かやっちゃいました?
***
数日後、ザキさんがうちの隊室を訪ねてきてお礼を言ってきた。どうやら、あの後はうまくいったらしい。
ちなみにどうしたかと言えば、宇井と巴に協力要請を出し、照屋の一番好きそうな美味しいプリン(宇井が何個かピックアップしたものから、柿崎さんが選んだ)を人数分購入後、自然な形で宇井が照屋を親戚から貰ったという体で伝え、柿崎さん達がいないタイミングを計らい、隊室へと呼び寄せる。
そこにわざわざカクレオンまで使ったザキさんが潜伏しており、照屋が席についたところで登場。万が一逃げられないように、巴がごく自然と出入口を塞いだ後、ザキさんによる謝罪と照屋にいつも通りに接して欲しいんだという話をしてもらった。
何を言ったかは定かではないが、その時の照屋は、顔を真っ赤にしていたらしい。
小町情報により、照屋がザキさんのことを好いていることは分かっていた為、この作戦を決行したが無事成功して何よりである。
宇井も巴もにっこにこしてた。てえてえで溢れている。やっぱ、柿崎隊は最高だぜ!
「ありがとな比企谷。おかげ様で、前みたいに隊全体で楽しく過ごせてるぜ」
「いえ、奉仕部の務めですのでお構いなく。…ところで、照屋は今日どうしたんすか?俺とのランク戦の予定を取り消していきましたけど…」
「ああ、なんだっけか?女子会がどうとか言ってたぞ」
「えぇ…大事な予定って女子会かよ…」
「ははっ、まあまあ。照屋からしたらそれだけの何かがあったってことじゃないのか?」
律儀で真面目な照屋が、ランク戦の約束を捨ててまで行く女子会…い、一体どんなことを話してるんだ…?
***
「ちょっといろはちゃん、どういうこと?」
「そうそう、自分から勝負捨ててるよね~?」
「いや、その、当時は好きだったといいますか、それ以降、先輩に話しかける口実にしてたと言いますか…」
「そういうこと言ってるから、比企谷先輩に誤解されたまま、面倒な後輩扱いされてるんだよ?」
「生意気な後輩枠らしいからね。アピールからやり直そ?」
「…そ、そんなことより文香はどうなの!?柿崎さんとは進展あったの!?柿崎さんが先輩に文香のことで依頼してきたのは聞いてるけど…」
「…えへへ///」
「ふ、文香に先を越された…?嘘でしょ…?」
「あーいや、別にそんなことないよ。ただ、仲間としてまた接して欲しいって柿崎さんに言われたことに喜んでるだけだから。ちょろいよね~」
「真登華!?」
「なんだ~、びっくりした。文香だって似たようなもんじゃん」
「妹枠のいろはちゃんよりは頑張ってるの!」
「…私からすればどっちもどっちかな~。応援はするけど…他の人にとられないようにね~」
「「…なんとなく、真登華が全部を掻っ攫っていきそう」」
「へ!?いやいや、私どっちとも話すだけで、なんにもないって」
「私が柿崎さんとたくさん喋れない分、真登華の方が話してる…」
「先輩とも前、ご飯行ってたよね…?」
「あはは…黙秘権を行使する!」
「「こらー!待てー!!」」
※女子会は大いに盛り上がったそうです。
宇井真登華が実はかなり推している人物になります。可愛い。