代理人観察日記 作:357
~観察日記 一日目~
俺はイヴァン=スコルヴィッチ。
鉄血工造の技術者、つまりは鉄血の製造する戦術人形と呼ばれる子達の開発やメンテナンス、修理を請け負う仕事を主としている。
だが、悲しいかな。
その仕事は今は無く、現在進行形でほぼ無職。
何故かって?
うちの人形達が一斉に蜂起しちゃったんだよ。
全く、何て事をしてくれるんだよ給料とか無いと困るし・・・何より一番愛しく最もお気に入りの代理人の観察ができないじゃないか。
ん?観察って何の事だって?
話してやろう・・・俺は昔、まだ新人だった頃、助手として他の技術者に連れられて代理人の所にメンテナンスに行ったんだ。
メンテナンスの際に代理人に初めて会った時、それは美しく、流暢で礼儀正しく、冷たい表情ながらも何処か安心感が持てる姿、そしてサブアームを出す際のスカートをめぐり上げる仕様。
とても素晴らしく、俺は・・・惚れてしまった!簡単に言えば一目惚れした!
故にこの時から代理人にもうアプローチしたりするが
何故かビンタやらパンチやら蹴りやらサブアームの訓練用のゴム弾での銃撃やらと散々な攻撃を受けた。
俺はただ結婚を前提にパンツを見せて下さいと言っただけなのに・・・攻撃された後、ゴミを見る様な蔑みの目で見てきた代理人になかなかの快感を覚えたのは良かったのは別の話だ。
まぁ、兎に角・・・俺は代理人を振り向かせる為に彼女の飲食の好みや好きな物を調べたり、身長や胸の大きさ、ウエストを調べたり、就寝時間と起床時間を計ったりする観察を行った。
は?観察じゃなくてストーカーだと?
何を馬鹿な!ストーカーなんてしてないぞ!
俺は代理人に振り向いて欲しいから観察してるだけで自宅まで進入する様な行為をするストーカー行為はしてない!
まぁ、代理人の観察はまだ幸いにも可能だ。
何故なら!
俺はこんな時の為に上司達や社長に内緒で俺の部下の鉄血兵達に全力で社内に地下を作り拡張したのだ!
代理人が他の拠点に行こうが地下ルートから行けば常に張り付ける様に様々な所に道を繋げ、本社に劣らない研究施設も完備した!
金の出所?
そんな物、横領したに決まっている。
部下の鉄血兵の蜂起?
そうえば彼奴らやけに素直・・・何だって?俺を放置してたら代理人が危ないからいるだけだって?うるせぇ!
まぁ、兎に角・・・俺はこの地下を最大限に活かし、代理人を常に観察し続けるつもりだ。
例え無職になろうが代理人が人類の敵になろうと俺は絶対にこの恋を諦めたりはしない断じてだ!
よって・・・今から代理人の所に突撃を結構し、もう一度告白する!
では行ってくる!代理人の寝室に!
その後、従えてた鉄血兵達に全力で止められた。解せぬ