偽りの鷹   作:セイ・アオク

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今更感が歪めないけど…楽しめたら幸いです
無かったら作れば良い…可能性だもの

(一部追加、修正、補正あり)


プロローグ
始まりと鷹


只今猛烈に困惑している。突然の出来事で未だに判断出来ないけど、取り敢えず今までの経緯を振り返ってみよう。

 

高校卒業した翌日、俺は自宅の部屋でのんびりしていた。大学の準備は済ませており、後はその日が来るまで気長にやるだけ……でも、何もやらないのは些か寂しくもあった。なので、毎度のルーチンワーク如くこのゲームを引き出しパッケージを出した。

 

俺にとって、大切なこの[スーパーロボット大戦W ・K・L]の三シリーズ。DSに挿しては戦闘シーンとBGMを楽しみ、挿し入れ替えしては同じ事を繰り返して楽しんでいたが……いつもとは違う違和感を感じる。

 

突如機械からノイズ音がし故障か何かだと思った矢先、そのノイズ音から声が聞こえた気がした。

 

「つ………ま………に…」

 

「なんだ、この声……このゲームには声は無かった筈だけど。 まさか、故障とか爆発とは……」

 

DS本体から聴こえる声は徐々に大きくハッキリになりつつある中、俺は逃げるべきか否かを考える。しかし、何故かその考えは消えて、この声を確かめたいという想いが強くなる。結果、逃げずその場に留まった……留まったが故に、今に至る原因だと不確かだけどそれしかなかった…

 

 

 

「集え、始まりのもとにー」

 

 

 

次の瞬間、謎の声と共に眩い光に包まれてしまう。次に目を開くと、深い霧の中で椅子に座っていた。

 

「えっ、何が……?」

 

突然の事に理解が追いつかない。一旦、霧が晴れるまで椅子周辺を探索しようと考えるが、何故か上下左右ともに不自然な見えない壁や天井が存在していて、結局椅子から立ち上がれずに座ることしか出来なかった。この深い霧と視界が分からない状態に更には逃げ場のない。

 

「・・・・・・・・・」

 

これだと、鳥籠の中いる気分でしかしない。白が続くこの深い霧が余計に不安を増すばかり……霧さえ晴れれば、この不安は少しは消えると思いたい。

 

そう思ったのが幸いしたのかは不明だけど、霧が徐々に晴れ周りが見えてくる。だけど、徐々に不安から焦りにへと変わっていった…

 

「これって…戦闘機、だよね?」

 

……本当に一体全体どうなってるんだろ?

 

 

 

軽い過去から今に戻り、何故壁や天井があったのかがよく分かった。そりゃ戦闘機に乗れば狭いのは当たり前だ。

戦闘機とは、漢字の如く戦いの為にある機械であり主に空を基本として空中戦闘する。地上に対して攻めやすく、軍事では重宝される。そんな機体に俺が乗れば違和感でしかない。

 

椅子に座ったまま、辺りの機械を触らず何があるのか調べる。沢山のパネルにコントローラーみたいな物、前にはモニターがあって後ろにはもう一人乗れる椅子が少し見えた。

 

(ますます戦闘機ですね、ありがとうございます)

 

全く嬉しくない状況が続く中、今まで映らなかったモニターにある言葉が映し出される。

 

【 識別コード ヴァルホーク 】

 

(戦闘機かと、散々思っていたけどWの主人公機かい!!)

 

 

 

嬉しさが込み上げるが不安感も出てくる。何故スーパーロボット大戦に出る機体に俺が乗ってるのか。それ以前にこの機体が実在していると仮定したとしたら、ここは……この世界はWの世界何だろうか?

 

軽めに解説だが、この機体は古代の人…というより、主人公の父親が作ったものなんだ。大きく省くけどWには前編と後編の二部になっていて、前編最後にて危機的状況の中、主人公を守ろうとした父親が遥か過去に行って、自身が乗っていた機体や戦艦を一から手掛け未来にいる自分の家族に託したものが、この機体ヴァルホークなんだ。

 

輪廻や時間軸、パラドックスはどうなのかとか論理は難しいから置いとく。でも、これだけは分かる……凄い父親だと思う。まぁ色々と種を蒔きまくるけどね。

 

「…どうしよう」

 

今はオートパイロットシステムでやっていて、今何処に向かってるのか全然分からない。モニターやガラス越しから外を見ても海が続くばかり。到着するまでは辛抱するしかないのが現状だったりする。

 

もしも、Wの世界なら主人公にこの機体を返さないといけないし、元に帰る手段を考えないといけない。まぁ、あのモニターが嘘情報出した可能性もあるので案外気楽……には出来ないか。だって戦闘機には変わらないし、場合によっては国家にお世話になります!?ルートになるかもしれない。

 

(どんなに考えてもジリ貧しかないのは絶望しか湧かないな…。一旦寝よう…そうすればきっと大丈夫だと思うから)

 

そう思って軽く睡眠に入る。

こんな夢など、現実にはない……そうするしかなかった。

 

 




やって後悔はない
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