仕事の影響もあり更新が速度が異なりますが、何卒気長に宜しく御願いします。
何もない黒く塗り潰された空間で、ポツンと一人自分が漂っていた。何も考えず、何も行動もなくその場に漂うだけ。
(そういえば、自分は何してるんだろう。 確か、自分は……なんだっけ? 苦しかったような気がする)
記憶があやふやで、何で自身がどうやってこの場所に来たのかが分からない。だけどあの苦しさから、解放されたのなら良かったのかも知れない。漂っていれば何も変化は起きな…
[集え、始まりのもとにー]
聞いたようなフレーズが響き渡る。この言葉が自分を……俺をあの世界に導いた。記憶が思い出していく中、空間は白と黒と青の三色が入り混じった空間になる。
夢なのか天国や地獄かは分からない。だけど、問わないといけない気がするが、何故か口が開かず話し掛けることは出来ずにいた。その中で声は語り始めるが、女の声ではなく男の声になる。
[始まりと終わり、創造と破壊、全ての輪廻はこれをを繰り返す。だが、ある一部を除いた者が変革を及ぼそうと行動するが……何も変えられなかった。結局は" 思い出 "になり、また分岐点に戻るが周りの当事者達は何も気付かずにいる。そして、一部の存在達は抗い続け繰り返す。神の仕組みを変革するには元々の可能性だと難しいが……" 本来存在しない者 "と数多の可能性を結集すれば変えられるかもな]
語った言葉が何の意味をしてるかが分からない。意味のない言葉をずらずらと並べただけかもしれないが、何故か聞き耳を立ててしまう。
[可能性………勇気……神を……ヴァル……]
次第に言葉が聞こえなくなっていき意識が覚めた時には、目の前に怯えた様子で此方を見ているこの人、デントン博士との初対面した。
最初はコミ症な自分に対して、心身に接してくれるこの人がとても嬉しかった。この世界で初めての人でもあるけど、何よりちゃんと接してくれる人は……この人とじいちゃんだけだった。周りは結局上っ面だけで仕事だから仕方がないから、とやってる奴しかいなかった。だからこそ、嬉しかったし慣れるまでそんな時間は掛からなかった。
デントン博士以外にも話相手は出来た。名前はジョーイとサイ、二人共博士が勤務する学校の教え子で、手伝いする最中で俺と知り合った。因みにだが、デントン博士は学校だと先生や教授と呼ばれているみたい。俺は場合、最初の印象で博士と呼んでるけどね…。
博士から呼ばれて知り合った時に君付したら、二人共呼び捨てで良いと言われたので今に至る。同時に博士から俺の事を助手という肩書きにして二人が疑問持つ前に納得させた。他にも色々とゴタゴタがあったけど…。
ともかく、今は買い出しに行かなくては!! 今日の晩御飯はハンバーグと久々の白米だ。
(まっていろ白米!! 今 君の元へ!!)
………………………………
僕には最近知り合ったお兄さんがいる。
初めて会ったのは、学校友達リナに買い物の荷物運びをされていた時だったっけ…。両手に大量の荷物持っている僕と楽しそうに目の前を歩くリナがいて、そんな時に突然背後から暴走したクルマが来て周りの人は逃げ惑う中、僕もリナも突然の事でその場から逃げれずにただ立ち尽くしていたんだ……。あの時は突然の事で混乱したのもあるけど、迫る死の恐怖で身体が固まったんだと今は思うんだ。
そんな時、横から誰かが僕とリナを担いでその場から助けてくれたのがあのお兄さんなんだ。
結局、この事件は軽症者は多数いたけど誰も死ななくて良かったと思うし下手したら大惨事だったかも知れないから。僕もリナも怪我は無く服が汚れた程度で済んだのは奇跡なのかな…。
その後、僕もリナもお兄さんに感謝して名前聞いたんだけど何も答えずにその場から離れて行った。あの人は僕達にとって紛れもないヒーローであるのは間違いないから……。
また逢いたいと思ったけど居場所が分からなかった。だけど再会は奇遇で、友人のサイと一緒にデントン先生の手伝いで先生の自宅に行ったらあのお兄さんと再開を果たした。そこで自己紹介をして、愛称でカズ兄と呼んでるんだ。僕には姉さんがいるけど、兄が欲しかったのもあってそう呼んでいる……勿論カズ兄から許可は得ている。
翌日リナに連絡して待ち合わせ場所で再会したんだけど、まさかリナのお兄さん ウィルがいた。勿論リナはいたけど何でこうなったか聞いたら、リナが僕に会うと言ったら付いてきたそうだ。
僕とウィルの中は良くなく、会う度に暴言を言ってその仲裁でリナやサイが入る。だけどサイはいないけど何時もと違うメンバーが一人いる…。
「お前は何でまたリナを誘った? そのせいでリナは大怪我しそうになったんだぞ!! 」
「そっ、それは……」
「リナの周りをウロチョロするだけの迷惑じゃ飽き足らずに、今度は事故に巻き込ませようとしたのか!?」
「お兄ちゃんやめて! あの時、私から誘っただけで……それにあの事件は偶々……」
「リナは黙ってろ! 偶々だろうが何だろうが、この役立たずがいたから起きたんだ!」
ウィルが僕に向かって拳を振り落とそうと見えて、直ぐさま目を閉じるが痛みがこない…。目を少しずつ開けるとウィルの拳を止めているカズ兄が立っていた。
「誰かは知らんが、俺の邪魔は…」
「ウィル!! カズ兄は僕とリナを救ってくれた命の恩人だよ!!」
「お兄ちゃん!! ジョーイの言っているのは本当よ!!」
「なっ、なん……だと!?」
僕とリナの言葉にウィルは釈然と立ち尽くした。先程までの威勢はなくなり、無言でカズ兄を見つめカズ兄は何も言わずただ見つめ返す。
「すまなかった……」
ただ一言、ウィルは言いその場を後にするのを僕は見ることしか出来なかった。
他にも話はあるけど、カズ兄は何時も無言だけど行動力が凄い人だと思う。性格はクールだけど熱血みたいな感じかな?僕はそんなヒーローになれたら良いな…。
「あっ、こんなゴミ箱にラジコンロボットが捨てられている。直したら動きそうだし持って帰ろう。 このロボットの名前は……」
………………………………
「買い物が終わったし博士の所に戻るか……って何だアレ?」
遠くで空飛ぶロボットが二体が、何かと戦っているように見えるけどあの周辺って確か…
(博士の自宅がある周辺じゃないか!! 急いで戻らないと…)
博士から借りたママチャリに乗って急いで戻る中、その道中で変な人間っぽい存在だとを見かける。
(虫の鎧を付けた人? それに銃を持ってるな……隠れながら博士の所に向かおう)
あの虫人間の視野に入らないように動きながら観察するが、あの二体のロボットと虫人間は対立してるみたいた。それに他に戦って………
「じょ、ジョーイが戦っている? それに隣の白いロボットは一体?」
白いロボットは虫人間に攻撃し、相手の攻撃から瞬時にロボットに近づいてジョーイの右腕にあるコンソールっぽい物でバリアを出して守る……
(オカシイナ……Kだと割り切れたのに、今度はLのイクサーがいる。 ジョーイって女の子っぽいからイクサーなの? Wのテッカマンやオーガンではないと思うから、…やっぱイクサー?)
軽く混乱する中、戦闘はいつの間にか終わっており二体のロボットは姿を消していたが空には大型空母が街中央に浮いていた。安全を確かめ博士達がいる場所に向かおうとするが、突然頭から声が聞こえた。
[汝、余の手元へ]
謎の声を聞いた瞬間に俺は意識を奪われた…。
戦闘は無しになってしまいました。
次回に持ち越しになりましたので、戦闘待ち望んだ方々には申し訳ないです。