TS転生したは良いものの身体の感度が良すぎる件 作:内臓脂肪が多いガリノッポ
あと、多分真面目に書いちゃったから時間掛かったのもある。勘違い要素を取り入れてる以上、別視点書かなきゃオモロくないからなぁ。
あと下ネタ少なくてすまない。次回はもっと増やすから(戒め)
因みに、ポケモンやりながら書いてたんで誤字あったらメンゴ!あ、ガリノッポの嫁ポケはパルシェン(意味深)だよ?
「──ーお前さん、悪りぃことは言わねぇ。あの女と関わるのは止めとけ」
冒険者ギルドの酒場。半ば情報屋みたいになっている此処では、金次第ではあるが周辺の情報が大概手に入る。ここの店主の元凄腕冒険者の親父は、こわもての顔なのに美人に弱くて有名だ。
俺——————ヴォーイ・クーンは、ある情報を求め人が少ない時間帯、つまりは昼下がりに此処へ赴いた。
「な、なんでだよ! 別にどんな奴かぐらい教えてくれたっていいだろ? 金だって多少は払う」
しかし、件の女—————アサカゼの情報を聞いたらこの通りである。
先日、というか昨日。俺は彼女に命を救われた。まだ冒険者になって日が浅い俺は、モンスターの討伐なんてのは下級のみで他は運搬の依頼なんかを受けて、なんとか食いつないでいた。
しかし、どうやら昨日の依頼は運搬ではあるが駆け出しが受けるものではなかったらしい。都から少し離れたあの山道を通って隣町まで行くのだが、あの道は凶暴なモンスターが多くいるらしい。
そんなことも知らず、美味しい報酬金額につられた俺は危うく命を落としそうになったのである。マヌケな話だ。
「たしかに、あの女に命を救われたっていうヤツは他にもいる」
「やっぱり良い奴なんじゃ「だがな────―」…………なんだよ?」
俺の言葉を遮って親父が口にしたのは、想像もしていなかった内容だった。
「あの女はそもそも得体が知れない」
「え?」
親父が憂鬱そうに言葉を並べていく。
「あの女、アサカゼは3年前ほどから突然この業界に姿を見せた出身地年齢本名すべてが不詳の冒険者だ。それ以前のコイツを知るヤツは誰もいない。どんな優秀な諜報役に依頼しても分からなかった」
つまりは正体不明ってヤツよ。親父は頭を掻きながらそう言った。
「そしてとても冒険者をやっている女とは思えないほどのあの美貌だ。
川が流れている様にクセなく腰まで伸びる黒髪。シミやそばかすのない白い柔肌。この辺の大陸ではあり得ない真っ赤な瞳。戦いに向いていない豊満な胸。細く華奢に見える手足。でかくて肉づきの良いケツ。ほら、どこもかしこも異常の一言だ」
たしかに、あの美しさ容姿に俺も見惚れた。その余りの美しさに、あの時の俺は呆けたままで、彼女が手を引いてくれるまで座り込んだままだった。
そういえば、あの時の彼女の顔は妙に色っぽくて息を吐く音すら意識に入ってきた。無表情であるはずなのに、まるで男を惑わすおとぎ話の妖精みたいで…………
「ん? 兄ちゃんどうした。そんな顔を赤らめて」
「え? い、いや、なんでもない。それより、続きを聞かせてくれ」
ええい、煩悩退散退散!! 俺は一体何を考えているんだ! そんなことは今は重要じゃない!
逸れた思考を元に戻そうと頭を振る。親父には少し変な目で見られたが、それは無視することした。
「戦闘のスタイルは回避を主軸に置いた、ヒットアンドアウェイ。使っている武器は細く鋭い剣。本人曰く『カタナ』ってのらしいが、それ以外はわからん。あんなすぐに折れちまいそうな剣を、隙間に滑り込ませるように振って、敵を一刀両断。敵は跡形も残さないらしいな」
そう、彼女は剣の類が通じない鎧ムカデの甲殻をいとも簡単に切断してみせた。そして、生存の確認が必要なくなる程に切り刻んだのだ。美しいとまで思わせる一連の動作はあまりにも現実離れした動きで、彼女の実力の高さを証明していた。
しかし、これまでの情報に彼女を避ける理由があっただろうか。俺はその点には首を傾げざるを得なかった。
「…………以上が確かな情報だ。が、あの女が問題なのはそこじゃない」
親父はうんざりした表情だった。
「——————あの女に関わったヤツは、みんな狂わされちまうんだ」
「ど、どういうことだ?」
「そのままの意味だ。画家が関わればあの女の絵しか描かなくなり、男が握手をすればその感触が忘れられず妻と別れ、冒険者がパーティーを組めば安全マージンを判断できなくなる。みんな、あの女と関わってそうなっちまった」
そのせいで、破滅したヤツだっているんだ。親父はそう続けた。
「それで付いた通り名は『
「そんな……」
俺は、その言葉を到底信じることができなかった。縁もゆかりもない俺を助けてくれた彼女が、人を破滅へと導いているだなんて…………
「まあ、そういうこった。情報料はタダにしといてやる。だから、あの女に近づくのはやめときな」
親父はその言葉を最後に会話を切り、裏方へ入って行った。
「…………」
♢
街中を歩きながら思った。本当にあの話が彼女の真実なのか。本当に人を狂わせる魔性の類なのか。
「だけど、アサカゼはあんなにも俺に優しくしてくれた…………」
確かに戦闘時のあの妖艶な表情は、普通じゃない。まるで悦楽に浸っているかのような(事実だよ)あの顔は、命を賭けて戦っている者とは思えないほど、美しかった。
だが、あの時に俺は他にも何かを感じた筈だ。それはなんだ?
「——————もしかしたら」
そうだ! 彼女は何かに耐えるように歯をくいしばっていたじゃないか! 鎧ムカデと戦っているときも、俺の手を引いたときもそうだ。
もしかしたら、彼女が戦っていたのはむしろ自分自身だったんじゃないのか? (正解)
だとしたら、彼女は自分でも抑えきれない欲求や感情を漏らしているだけで、本当は不本意なものだったのではないか(大正解)
「行かなきゃ…………!」
俺は走りだした。今すぐ彼女に会いたかった。
俺に優しく、そして親切にしてくれてた彼女こそが本当の彼女。それが俺が追いつきたいと思った彼女だ。きっと噂される彼女は、彼女が持つ抑えきれないナニカ(ビッチ)を見ているに過ぎないのだ。
だとしたら、彼女はどれだけ悲しい思いをしているのだろう。その孤独と絶望感は計り知れない。それを思うと胸が張り裂けそうになった。
「アサカゼッ!!」
向かったのは都の郊外。住宅街から離れて住んでいるという彼女の自宅だ。今の俺にはそれすら悲しか感じる。
通りの人ごみをかき分け、目的地へと一直線に進む。なぜ俺が一回会っただけの女に全力を注いでいるのかだって? そんなの好きだからに決まってる。
例え彼女にとっては何気ない行動だったとしても、俺にとっては惚れるに十分なものだったんだ! だから、その女が苦しんでいるのなら助けたい。それは別に可笑しなことなんかじゃない!
彼女がくれた腕輪は、俺の気持ちに応え、走る速度を上げる。こんな時でも彼女の優しさは俺を助けてくれている。
夕暮れ時。日が沈み辺りが見えにくなるこの時間帯にも、その姿をはっきりと認識することが出来た。
「…………どうして此処へ?」
自宅のドアを開ける直前だったアサカゼは振り向き、こちらを見る。表情の変化はなくとも、見開かれた目が驚きの感情を伝えていた。
息を切らせながら、俺はアサカゼに言った。
「突然すまない。けど、どうしても伝えたいことがあったんだ」
俺が思いついた案は単純なものだ。体裁も整ってないし、何より急すぎる話だ。彼女とっても迷惑なものだとわかっている。
けど、彼女の助けになる方法が、俺にはこれしか思いつかなかった。
「…………なに?」
首をかわいらしく傾げる彼女に、俺は頭を下げて叫んだ。
「——————俺に、闘い方を教えてくれッ!!」
後々、この行動を振り返ってみれば脈絡が無さ過ぎたと恥ずかしく思う。過程や理由を話さずに頼み込むだなんて断られても仕方のない話しだ。
「いいよ」
けど、彼女は何も聞かずにそれを受け入れてくれた。そして、その言葉を聞いて俺は確信した。
「ありがとう、本当にありがとう」
もう一度、頭を下げる。
やはり彼女は狂ってもいなければ、異常でもない。優しい女性だ。やはり、何かの事情で誤解されているに過ぎないのだ。
「…………明日から、始める。朝、食事前に来て」
「ああ、よろしく頼む」
今の俺は強くもないし、別段頭の回転が速いわけでもない。でも、こんな俺にだって彼女のために出来ることはある。
「———————それとな、お、俺はお前を避けたりなんてしないからな。他の奴らがどれだけお前のことを避けてても、俺はお前を誤解したりなんてしない」
彼女の手を取って、思いを告げる。そう、俺にできることとは彼女の傍にいることだ。例え誰が彼女否定しても俺だけは、彼女の味方でいよう。そのために強くなりたいし、傍らにいたい。
それを実行するのに、俺のプライドなんて安いものだ。だから、彼女に教えを乞うことにしたのだ。
「ッ―————」
彼女の身体がビクッと跳ねる。そして、それは身体の震えへと繋がっていく。驚きによるものかと思ったが、どうやらそれは違うようだ。なぜなら、その目が潤んでいたからだ。
都の人から狂人と言われ避けられている彼女は、本当は優しいただの女性に過ぎなかった。孤独に悲しみもすれば、優しさに涙もする人間だったのだ。
俺は自らの決意をより強めた。ああ、俺がコイツを、アサカゼを守るんだ。
「もう一人になんてさせないし、ならない。だってお前を尊敬してる俺という男がいるからな」
手をより強く握る。彼女の震えは更に大きくなり、やがて涙をこぼし始めた。無表情に隠れていた感情がようやく姿を見せたのだ。
「———ッ―—ッ、——————ッ!!」
この姿を見て確信する。やはり彼女は強く、心優しく、美しく、そして普通の感性をもつ人間だったのだ(ここで痛恨の勘違い)!
「大丈夫、大丈夫だ。お前はもう孤独なんかじゃない。だから、もう泣いていいんだ……」
「—————!! ———————!?! ———!!!!」
やがて彼女は、膝を崩し涙を流しながら嗚咽をもらした。
俺はそんな彼女の背中を、ずっと優しくたたいていた。
♢
ん? 誰かが来た? ってボーイ君じゃん。二度と会わないって思ったけど早速会っちゃったよ。
え? 修行をつけて欲しいって? もちろん構わないさ。男の子が強くなりたい気持ちはよーくわかるからね。
それじゃ、明日から始めようか。厳しくいくから朝飯食べる前に来てね? じゃないとゲロるよ?
ッ♡♡ ちょ、まって、なんでとつぜん手なんて握るのさ!? や、やめッ♡ は、手の平って感覚がかなり敏感なんだぞ!!
やっ♡ま、まっへ? そんな強くされると色々と漏れ出してきちゃうからぁ♡♡ あ~もうっ、だから強くしないでってばッ!!
アッ、アッ、アッ。も、もう立ってらんないぃ♡♡ 力が抜けてぇ、もう、限界ぃ♡ かんべんしてよぉ♡♡
って、ちょ♡ちょっとそれはまずいってぇ♡♡ そんらにやしゃしく、せにゃかポンポンされたらぁ♡♡ ああぁぁ♡♡ も、もう、らめぇ♡♡ あたまのにゃかま~しろぉ♡
まっ、ままままっへてばぁ♡このままだときちゃうからぁ♡♡ アッ、も、もう、ダメぇ♡ くるくる、きちゃうぅぅ♡♡
────————————ッ~~~ッ!! ♡♡ ッ!!?? ♡♡
その大きな高まりを最後に、俺の記憶は途切れている。その後に見た己の身体の惨状から、この事件は加害者ボーイ君による『過失ノアの大洪水(大嘘)』と名付けた。
いやぁ、彼があんなテクニシャンだったとは…………
綿パンツじゃなかったら、津波が起きてたな(余裕のコメント)
徐行運転から、アクセル全開にするとこうなるらしいよ。現実ではみんなも安全運転してよね!!
下ネタが足りなかった人は⬇︎にオマケコーナーがあるから許してネ!
「さーて、ここからはオマケコーナーの時間だよ!司会は全宇宙でもっとも尊くてかわゆい私こと、神ちゃまでーす!!いえーい。
と、言うわけで今回のコーナーはコレ!!
『聞かれてないけど答えちゃおう!エッチなアサカゼちゃんへのQ&A』
ヒューヒュー、ドンドンぱふぱふー!!
まあ、見れば内容はわかるよね?よし、じゃあ早速始めようか。
『くえすちょん1. ディルムッド・オディナに会ったらどうなる?』
他作品を突然出してくる無茶ぶりにもきっと答えてくれるのがうちのアサカゼちゃんよ!さあ、アンサーをどうぞ!!
『あんさー. 「フィオナ騎士団が一番槍、ディルムッ「抱いてッ!!」は?え、どうした「あーんもうディル様ぁ♡今すぐめちゃくちゃにしてぇ〜♡」なんだこの女は!?」』
って感じになるらしいよ。うーん、色々とぐちゃぐちゃだねぇ。まあ、ウチのアサカゼちゃんがあのホクロに逆らえるわけないよネ!
続いて『くえすちょん2. アサカゼちゃんが絶対に勝てない相手は?』
うーん、いっぱいいそうだけどなぁ。みんなはどう思う?まぁ、とりあえず答え聞いてみよっか。
『あんさー.「 マーラ様に決まってんじゃん。え?理由?いや、もう見た目だけで敗北確定でしょ?あんなん無理無理、即堕ちして終わりだよ。」』
……デスヨネー。
んじゃあラストのくえすちょん!いってみよー!!
『くえすちょん3. 排泄のときっt「触れないで下さい…………」アッハイ』
い、以上、オマケコーナーでした〜!!次回もみんな楽しみにしててね〜!!
……最後の、流石にアウトかぁ。放送コード的にアウトだったかぁ。