infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来   作:伊勢村誠三

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ケイタ「前回までのinfinite DRAGON KNIGHTは!」

セブン『真一が裏切っていたと判明した所までだな。』

ゼロワン『こうなったら取れる選択肢は少ないぞ?』

ケイタ「けどまだ選べる。まだ戦って勝てる!」

セブン『それでは本編だ!』


the final Plan

1

今度こそ真一を見る目は厳しい。

何度も裏切られた上に殺されるに等しいことをされれば当然と言えば当然だが。

 

「諸君、状況を整理しよう。」

 

マスターユーブロンは極力落ち着いた口調で一同に語り掛けた。

 

「我々に残された時間はそう多くはない。

ブライアン、テレポートシステムのエネルギー充電率は?」

 

「現在15パーセントを維持。

俺とフォンブレイバー達で出した計算が正しければ、

最短六時間以内に地球人はもれなく全員カーシュに拉致されます。」

 

タブレットを見ながらブライアンは厳しい現実を告げた。

しかし良い知らせもあるようで

 

「それから、遂にこのカードが完成しました。」

 

そう言ってアドベントカードの束を渡す。

 

「マスターそれは?」

 

「もしかして!俺らの分のサバイブカードか?」

 

「いや、楯無。

さすがに地球程度の技術じゃそれは無理だ。

けどゼイビアックスに届きうる力という意味では間違いじゃない。」

 

そう言ってブライアンは全員にカードを配る。

 

「リンクベント、ですか?」

 

「一体どんなカードなんだ?」

 

「俺たちのファイナルベントの力を収束、

増幅させれるカードだ。

その威力は最低でも俺ら全員のパワーの13乗。

15人のライダー全員でなきゃ使えない。」

 

「という事は!本官達以外のライダーの救出も!」

 

「ああ、可能になった。」

 

やったぁ!と仲間の帰還を喜ぶベンタラの騎士たち。

 

「それじゃあ地球の仮面ライダーの皆も!」

 

「ああ、君たちの友人も戦いの後に取り戻せる。」

 

「や、やったー!」

 

殆どが自分を苦しめた敵だったというのに自分の事の様に喜ぶ心愛。

 

「こらこら落ち着きなさい。

まずは世界を救ってからよ。」

 

「はい!」

 

「ん?待てや。15人でってことは今はこうやって話したりデッキを調整する時間も惜しいっちゅうことは」

 

「真一も戦ってもらうことになるな。」

 

「どういたしましょう?」

 

アレクの言葉に一同真一をむく。

 

「ではまず、ブライアン君から。」

 

「せやな。お前が一番権利がある。」

 

ブライアンはタブレットを近くに居た虚に預けると

 

「じゃあ罰として、二度と俺に謝るな。

お前の『ごめん』は耳にタコだ。」

 

そう言ってッもう仕事があるというように去って行こうとするブライアン。

 

「ちょ、ちょっと待てよ!俺は!」

 

「お前は今必要な、仲間だ。」

 

そう言ってブライアンは今度こそ持場に戻っていった。

呆気にとられる一度。しばらく固まっていたがやがて

 

「あーあ。どないする?」

 

「そうですね。

では私の料理特訓にでも付き合って貰いましょうか。」

 

そう言ってブライアンに続くアレク。

 

「おいおい。

……終わったらフリーズベントで人間樹氷にしてやる。

覚悟しとけよ?」

 

と、楯無。

 

「遠泳一日。逃げられると思うなよ?」

 

と、マコト。

 

「はぁ…私のバイクの洗車だ。

汚れが残ってたらやり直しだ。」

 

と、キース。

 

「そうですね本官は、

戦闘訓練にでも付き合って貰いましょう。

逮捕術の逮捕される側をお願いします。」

 

とモーラス。

 

「では私は居残り勉強にしましょう。

ライダーの心得を叩きなおしてあげます。

遅刻欠席は減点ですからね?」

 

と、サクラ。

 

「みんな大人やな。しゃーない。

俺も袋叩きにする程度で許したる。

次やったらホンマにベントするでな!」

 

とトニーも去って行く。

 

「皆、皆なんで?」

 

「それだけ貴方は自分が思うより思われてるのよ。

こんだけやられたら頼らないのはかえって不誠実よ?」

 

と、珍しく年上っぽい所を見せる楯無。

 

「お嬢様はもう少し我々を頼らないことを覚えて頂きたいのですが。」

 

「うっ!」

 

「地球の危機が迫ろうと書類の提出期限は伸びませんからね?」

 

虚と鈴音に突っ込まれて冷や汗を流し始める楯無。

 

「それと今まで重ねてきた悪事もな。

文化祭のシンデレラ鬼ごっこのせいで無駄になった予算。

責任取ってもらうから。」

 

そう言って無駄になったドレスなど小道具代の請求書と解任要求に関する書類を渡すケイタ。

 

「こ!こんな時に渡さないでよ!

てか解任請求って何!?うちの学校こんな制度あった!?」

 

「はいはい、今そうゆうの良いから。

ボーデヴィッヒ、ベンタラの俺の補佐を頼んだ。」

 

「了解であります!」

 

楯無を引っ張りながら去って行く蓮とラウラ。

 

「つらい時はつらいって言っても良かったんだよ。

だから今度から自分の事はしっかりやらなきゃだけど、

ちゃんと皆も頼りな?」

 

自分が言えた事では無いかもだけど、

と少し自嘲しながらも確信をもって言うシャルロット。

 

「だからまずはバックアップをわたくし達に、

背中をライダーの皆さんに任せてください。

必ず勝てます。」

 

既に気合十分なセシリア。

残ったケイタと一夏は

 

「行こうぜ。皆が待ってる。」

 

「今夜は祝勝会だね。」

 

そう言って一足早く一同に合流していった。

 

「皆ぁ……ごめ、いや、ありがとう。」

 

 

「それでは作戦を発表する!」

 

ライダーたちはそれぞれ用意されたバイクに、

ラウラ、鈴音、心愛、虚は車に。

ISのある一夏、セシリア、楯無、シャルロットは

それぞれケイタ、蓮、楯無、アレクの後ろに乗っている。

 

「これよりゼイビアックスの基地に突撃する。

基地にはアドベントシールド、つまり仮面ライダーの親友を拒む装置が仕掛けられている。

これをラウラ班四人で破壊し、一斉に突入。

私もその後残るライダー達と共に往く。

それまで各自陽動。

ラウラ班を隠し切れ。それでは、健闘を祈る!」

 

 

3

「ほう、これはこれは。随分と大所帯だな。」

 

ベンタラの要塞にて、鏡越しに仮面ライダーが来ると察知したゼイビアックスは直ぐに配下のアドベントビーストを招集した。

 

「基地の警備を固めろ。ネズミ一匹いれるな。」

 

配下たちが下がるのを確認するとテレポートシステムの調整に戻った。

 

「お客さんが来るまでに終わらせないとな。」

 

 

作戦通り分かれた一同はラウラ班を護衛するケイタ、一夏とサクラ以外ばらけて陽動作戦を開始した。

市街地で真一、蓮、アレク、セシリア、シャルロット。

 

「「KAMEN-RIDER!」」

 

「カメンライダー!」

 

工業地区で楯無が2人とトニー、モーラスが

 

「「KAMEN-RIDER!」」

 

「カメンライダー!」

 

森林地帯でマコトとキースが

 

「KAMEN-RIDER!」

 

「仮面ライダー!」

 

それぞれ戦闘を始めた。

どうやらそれなりの質のビーストは基地の護衛に回してるらしく出て来るのはミニオン型のビーストしかいない。

だが

 

「くっそ!一匹一匹は大したことないけど!」

 

「数が多すぎる!アレク手を貸してくれ!」

 

「もう少々お待ちを!

こっちもお誘いが多くてですね!」

 

「セシリア大丈夫?」

 

「大丈夫ですわ!

でも窓を割っても高層ビルが立ち並ぶこのエリアでは!」

 

「あーもー!キリがない!」

 

それはどこのメンバーも同じなようで

例えば楯無班は

 

「くっそ!なんやこの数!」

 

「こっちの武器が持つかしら?」

 

「本官もこれ程の戦場は初めてであります。」

 

「泣き言言うな!さっさと一網打尽にするんだよ!

おい地球の刀奈(こしぬけ)!お前水の女だってな?」

 

「凄く勘違いされる言い方辞めてくれる!?」

 

「うるせえ!いいから地面に水を張れ!」

 

「どないするんや水なんか?」

 

「こうするんだよ!」

 

<FREEZE VENT>

 

足を地面とくっ付けられたビーストたちはたちまち動けなくなる。

 

「トニー!」

 

「あいよ!」

 

<ATTACK VENT>

 

その氷を鏡にしてレイヨウ型ビーストを大量召喚。

雑魚敵を一掃する。

 

「ここは終わり?」

 

「ああ、さっさと次ぎ行くで!」

 

「おう!」

 

「ええ!」

 

「了解!」

 

続いてマコトとキースは

 

「ふっ!はぁあああ!!!」

 

パワーファイターのトラストとトリッキーな戦いを得意とするスティングはお互いをカバーできるいいコンビの様だ。

 

「そろそろか?」

 

「もうそろその筈だ。ファイナルベントはとっとけよ?」

 

「ああ。この試練、必ず勝つぞ!」

 

「ああ!」

 

そしてケイタ達ラウラ班。

 

「ここがゼイビアックスの基地……」

 

「如何にも悪の城って感じね。」

 

車を降りる虚、心愛、鈴音、ラウラ。

 

「一夏。四人の護衛を任せた。

俺たちが囮になってる間に突入しろ。」

 

「うん。気を付けてね?」

 

「ああ。」

 

一回だけキスを交わし、サクラとともにデッキを構える。

 

「「カメンライダー!」」

 

ドラゴンナイトとセイレーンに変身する。

 

「あ、そうだ一夏。これ持ってけ。」

 

<SWORD VENT>

 

ドラグセイバーを一夏に渡す。

 

「ISのブレードじゃ屋内では扱いずらいだろ?」

 

「ありがと、ケイタだと思って大事に使うね。」

 

「また後で。おいビーストども!こっちだ!」

 

2人が引き付けてる間に五人は基地に潜入した。

迷路のような通路を進み、真一より教えられたルートを進む。

 

「何あのでっかい機械。」

 

「おそらくあれがアドベントシールド発生装置だ。」

 

「持ってきた爆弾で足りるでしょうか?」

 

「ゼロワン。いざとなったら白式と黒法を自爆させるって出来るの?」

 

『出来なくは無いが中に人が居ないと無理だ。』

 

「駄目かぁ」

 

「いや一夏ちゃん凄いこと考えるね!?」

 

それより早く済ませよう、と以外にもてきぱきと爆弾を仕掛けていく虚と心愛。

 

「早!」

 

「意外な特技だな。」

 

「私こう見えても三年整備課のエースですから。

本音程ではありませんがこういうのも得意なんですよ?」

 

「機械いじりは得意だからね!」

 

そしてあっという間に爆弾の設置は完了した。

皆が安全圏に入るまで余裕がある。

 

「こちら一夏。爆弾の設置完了です。」

 

『こちら司令部。

テレポートシステムの充電率が75%を切った。

今すぐにでも爆破させてくれ。』

 

「了解。退避次第すぐ」

 

そこまで言ったところで通信機を誰かに射抜かれた。

その後も一射二射と矢が飛んでくる。

 

「この矢ってビースト!?」

 

「前にあった蜂型だ。」

 

一夏はドラグセイバーを強く握ると前に出る。

 

「皆鏡を用意しといて。あいつは私が!」

 

「い、一夏ちゃん!?」

 

低い姿勢で矢を避けながら肉薄して近接戦に持ち込んだ。

矢を放ってきたビースト、バズスティンガーに斬りかかる。

バズスティンガーは矢を短剣のように使い応戦してきた。

 

「こんの!」

 

流石に筋力では一夏が劣るが

 

「一夏ちゃん!」

 

「一夏こっちよ!」

 

鏡になるスクリーンを持った心愛と鈴音が走ってくる。

バズスティンガーがそっちを振り向いた瞬間一夏は渾身の蹴りでその鏡までぶっ飛ばした。

直ぐにスクリーンを閉じる2人。

 

「あ、危なかったぁ~」

 

「一夏アンタ無茶よ!?何かあってからじゃ遅いんだから!」

 

「でも皆は生身だし…」

 

「あんな化け物相手じゃISなんて有ってない物よ。

それに友達が傷ついてつらいのはアンタだけじゃないのよ?」

 

「!? ごめん。」

 

「ごめんよりありがとうって言って欲しいな。」

 

「いーって、友達でしょ?」

 

「うん!」

 

三人合流したところでラウラと虚もやって来た。

 

「行きますよ!」

 

「はい!」

 

スイッチが押され轟音と共に熱風が吹き抜けた。

身を寄せ合って衝撃に耐える5人。

 

『こちらブライアン。シールドの消滅を確認した。

ライダー達を突入させる!』

 

「皆スクリーン持って!」

 

鏡のスクリーンを構えて少し開けた場所に向ける。

10人の仮面ライダー達と3人のISパイロット達が飛び出して来た。

 

「皆!」

 

「待たせたな。」

 

「これからどうする?」

 

「二手に分かれよう。サクラさんは網島、アキヤマ、真一連れてさっさとゼイビアックスの所へ。俺たちは生身の奴らを守りながら行きます。」

 

アックスの作戦に頷く一同。

確かに実力的にはそれがベストだ。

 

「分かりました。後は任せましたよ?」

 

 

5

「ふっふっふ!さすがにアドベントシールドを破壊された時は焦ったがもうエネルギーは90%充電完了だ。

今更邪魔が入ったところで止められない!」

 

「それはどうかな?」

 

勝ち誇るゼイビアックスに水を差すようにワープ装置から長身痩躯の男が現れる。

 

「久しいな。えーと?

この惑星の言語風に言うなら、ユーブロン。」

 

一人で来た度胸は買うが、それは勇敢ではなく蛮勇だぞ?

と、怪人態に変身するゼイビアックス。

 

「私だけではないぞ?」

 

ワープ装置に干渉するユーブロン。

その奥では復活した五人のライダー達の姿があった。

 

「ゼイビアックス!」

 

突撃しようとしたのを見てワープ装置を停止させるゼイビアックス。

 

「残念だったなユーブロン!所詮この世は弱肉強食!

ベンタラ人も地球人もカーシュの為に使いつぶされる運命。」

 

「違う!カーシュは戦争で滅んだ。

我々は愚かだったのだ。

それから目を逸らすために未来有る星を巻き込むべきではない!」

 

「裏切り者が!どちらが愚かか分からせてやる!」

 

ゼイビアックスが青白い光弾を放つ。

ユーブロンはジャンプで避けながらアドベントキーを構え

 

「KAMEN-RIDER!」

 

アドベントマスターに変身した!

 

「いいだろう!望み通り苦しんで死ね!」

 

戦闘民族の星、カーシュきっての戦士同士の戦いは凄まじいの一言だった。

キック一つ、パンチ一発とっても洗練されている。

 

「私の戦いは三つの世界の救済だ!

滅びゆくカーシュを救い!

いずれ始まる人間同士の争いが起こる前にカーシュ復興のために人間を一つにまとめる!」

 

「お前の正義は独りよがりだ!」

 

「偽善も詭弁も聞き飽きた!」

 

アドベントマスターのブロックを破り、渾身のストレートを叩き込むゼイビアックス。

 

「これでトドメだユーブロン!」

 

ゼイビアックスが大型の光弾を放とうとした時

 

<<STRIKE VENT>>

 

「なに!?」

 

二体の龍と2人の龍騎士が炎の拳を放つ!

流石によろけるゼイビアックス。

そこにウイングナイトとセイレーンの鋭い斬撃が決まる!

 

「き、貴様ら!」

 

「この時を待っていたぞゼイビアックス!」

 

「ならばさっさと決着をつけてやる!」

 




ケイタ「いかがだったでしょうか?」

セブン『遂にゼイビアックスとの直接戦闘か。』

ゼロワン『という事は次回で遂に?』

ケイタ「ああ。次回!Last Qestion!」

セブン、ゼロワン『『これが!明日のリアル!』』
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