infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来   作:伊勢村誠三

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「んーー!やっと書けたぁ!」

 

3月。歳が変わって漸く暖かい日も有るようになって来た今日この頃。

もう直ぐ2年生になる心愛は制服姿で机に向かっていた。

と言ってもIS学園の制服では無い。

 

「IS学園は廃校になるわ。

度重なる暴走やテロで絶対数を減らし続けて兵器としての信用は地に落ちたわけだしね。」

 

年が変わる頃、楯無に告げられた事実は衝撃だった。

みんな戸惑ったり、笑い飛ばしたり、

真に受けなかったり、実感湧かなかったり、

悲しんだり、どうでも良さそうだったり。

 

そんな中で蓮の行動は1番早かった。

 

「ええ!?蓮お前アメリカの高校行くの?」

 

「ああ、今年度一杯は日本(こっち)にいるが、

2年からはエリーと同じ学校に通うつもりだ。」

 

クリスマスには帰ってくるから会えるよ。

とは言え長いお別れだ。

 

「もっと相談してくれても良かったじゃん!」

 

「俺は、仲間に頼れる時は頼りたいと思うが、

頼らないと何も出来ない奴にはなりたく無い。」

 

だから取り敢えず自分の道を行く。

お前らはどうする?

 

そう聞かれて直ぐには答えられなかった。

 

「時間はあんまり無いけど、

ちゃんと悩んでちゃんと決めろよ?」

 

お別れする覚悟も出来ないまま皆は歩き出していた。

 

「私か?千夜と一緒にこの街の高校にな。

マスターユーブロンのおかげで持病も良くなったし。

この国を守れる仕事を目指すつもりだ。」

 

海之は夢に向かっていた。

千夜も海之が帰ってきて凄く元気そうだった。

 

「私は、健や淳やお姉ちゃん達と名古屋。

今までIS以外やってなかったから、

それ以外で何か一生懸命になれる物を探したい。」

 

簪は夢を探しに行くつもりらしい。

それをやりながら地球の仮面ライダーもやるつもりだと言うから大した物だ。

 

それは更識家分家の石橋健と芝浦淳にも言える事だが。

彼らはインサイザーのデッキとトラストのデッキを受け取りライダーになったのだ。

同じ様にライダーになったクロエは

 

「私もずっと実験施設か束様の元にしかいた事が有りませんので、取り敢えずこの世を乱した償いを少しづつでもしながら友達を増やせたらなと思っております。ベンタラの私には負けられませんから!」

 

と束や千冬の母校に転入した。

因みに彼ら彼女らにデッキを託したベンタラのライダー達、真一、ブライアン、楯無、モーラス、キース、アレクは真一を除きベンタラ再建の為の要職に就いたとのことだ。

 

ブライアンだけはオニキスのデッキを改修してライダーを続けているらしい。

 

「私もレン少佐と同じくアメリカだ。

姉さんと離れるのは寂しいが、ポリー団長はこんな私もまだ軍に置いてくれると言ってくれた。」

 

ラウラはそのままアメリカ軍でポリーの元で働く様だ。

 

「わたくしですか?そうですね…。

オルコット家を守る為にも日々これ精進。

祖国に戻って勉強ですわ!」

 

セシリアは義務を果たす為に

 

「そうだな、自分の学力と相談して剣道の出来る学校に行くつもりだ。

何でかわからんが夏から今までの記憶が無くて、

しかもそれ以前の記憶もどうも歯抜けなんだが…

三春に恥じないようにやるだけやるさ!」

 

記憶を消されて戻された箒は今まで通りやりたい事を

因みにケイタや蓮との確執は解消されたようで時々一夏を交えて話すこともある。

 

「僕?風都の辰巻高校って所に行くつもり。

鈴やケイタに一夏もそうだってさ。

風都に行く理由?僕には母さんも死んじゃったし故郷も無いから、ケイタ達の街で過ごしてみようかな?って。」

 

シャルロットは行き先を、みんな考えていた。

何もそれはIS学園に限った話ではなく

 

「俺?相変わらず青空の会でイクサ続けてるよ。

風都にケイタ達が来るんなら負けてられないしな。

それに弾は『絶対虚さんと同じ大学行く!』って言ってすっかりガリ勉になっちゃったし。」

 

皆やりたい事に打ち込むなり探すなりして邁進していた。

 

「はあ。」

 

そんな時心愛の背中を押したのは真耶だった。

 

「どうしました保登さん?

何か悩み事ですか?先生で良ければ相談に乗りますよ?」

 

「先生は、やりたい事って有りますか?」

 

「そうですね…しばらくは教師でしょうか?

織斑先生みたいにこれを機にISコア研究の方に行く人も多いみたいですけど、私はこの仕事を続けたいです。」

 

「皆夢を目指したり、夢を探したり立派だなぁ。

私何も無いや。」

 

「そんな事ありませんよ。

保登さんは十分魅力的です。

ただ誰でも周りが眩しく見える時だって有るだけで、きっとあなたに合った何かが見つかります!」

 

そう言われて夢とかじゃなくてもやりたい事とかを思い浮かべてみた。

 

(弁護士、バリスタ、小説家…小説?そうだ!)

 

心愛はフィクションとしてケイタ達との戦いの記録をWebに投稿した。

まともに書くと一年はかかってしまうのでISの部分は端折って、かなり脚色も加えたし、実名は伏せたが全て書いて表した。

タイトルは

 

infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来

 

明日の未来を掴むために戦ったケイタ達を知って欲しい。

そう思って書き続けた。

ついに今日書き終えた。エンドマークを打ち終えた。

3ヶ月。短いようであっと言う間に過ぎていって、今日はいよいよ蓮がアメリカに向けて飛び立つ日だ。

 

「心愛さーん!そろそろですよ!」

 

「わかった直ぐ行く!」

 

階段を降りると蓮がもう支度を整えていた。

ケイタや一夏ももうすぐ風都に行く。

でもまたきっと会えるだろう。だから

 

「じゃあな。」

 

「元気でな。」

 

「エリーさんによろしくね。」

 

「またね!」

 

最後は笑顔で見送ろう。

物語が終わったなら、きっと見てて詰まらない日常に戻って過ごせるから。

誰が何と言おうと、この物語はハッピーエンドだ。




執筆 伊勢村誠三

原作 KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT
   ケータイ捜査官7
   インフィニット・ストラトス
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