infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来   作:伊勢村誠三

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ケイタ「えーっと、前回までは簪さんのお姉さんが威厳を捨てたかわりに生徒会役員をゲットしたとこまでだっけ?」
理世「久々に私の出番もあったな。」
ウォズ「そして今回、遂に全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え過去と未来をしろしめす時の王者たる我が魔王や名だたるレジェンドライダー達が登場!…おっと、ここから先はまだ未来のお話でしたね。」
理世「そうゆうわけだからさっさと行こうか。」
ケイタ「さてさてどうなる?」
(op Black & White 仮面ライダージオウ)


五反田弾の休日デート!

1

今にも湯気が立ちそうな道路を一台のカワサキ・ニンジャが駆け抜けて行く。

 

「サード、撒けたか?」

 

乗っていたのは任務帰りの蓮だ。

報告を済ませ、ラビットハウスに帰る途中だったのだが

 

『駄目ですピッタリ着いてきます。』

 

ミラーを見る。背後からおかしなバイクが追いかけて来ている。

形こそホンダCRF250RALLYにそっくりだが、

奇妙な面の様な飾りに腕時計のベルトの様な装飾があったりと兎に角目立つ改造バイクだ。

 

(心なしか、ウイングサイクルに似てる気がする)

 

なんか嫌だなと思いつつも蓮は直接話した方が早そうだと思い、

近くのスーパーの立体駐車場に入った。案の定着いてくる。

 

『直接話すおつもりですか?幾らなんでも危険では?』

 

「最悪ダークウイングを呼ぶ。

そうならなくてもこっちには銃にISに仮面ライダーもある。」

 

鏡の代わりになる鏡の前で止まり、

メットを外してバイクを降りる。

 

「男のケツ追っかけるなんて悪趣味だな!何の用だ?」

 

ヘルメットを外してバイクを降りる追跡者。

身長も低くクラシックバレエダンサーの様に極めて細身で明るい茶髪に未だあどけない顔立ちの少年だった。

 

「蓮にどうしても渡しとかなきゃいけないものがあったからね。」

 

「!? お前、俺の事を知ってるのか?」

 

「うん。けど若い蓮に会うのは今日が初めてかな。」

 

「若い、俺だと?」

 

兎に角、と言って少年は蓮に黒いデバイスを2つ渡した。

片方は丸い、もう片方は四角い形をしている。

 

「これは?」

 

「君らが未来で必要な物だよ。

片方はケイタに渡して。それじゃ!」

 

「! 待て!お前は何者だ!?」

 

「俺は常盤ソウゴ、王様だよ!」

 

 

 

2

最近良くおかしな事態に遭遇する気がする。

柱の影から様子を伺いながら大江達郎はつくづく思った。

 

(まさか『パフューマン剣』の新刊買いに来ただけなのにこんな場面を目撃するとは)

 

弾と虚が仲良さそうに話しながら映画館Tジョイ風都に入って行く。

これはまだ良い。

確か少し前に弾が映画デートだとはしゃいでいた。

問題は、その背後にシャーロックホームズが着てるような外装と帽子を身に付けた4人組が尾行している事だ。

 

(しかもよく見たらうち2人は一夏に鈴じゃねぇか)

 

しかしよくよく4人を観察してみると何やらはしゃいでる一番背の高い青髪の人とオレンジっぽい茶髪のハイテンションな子に引っ張られて来たって感じだ。

 

(ま、流石にデートをぶっ壊しに行くような事は無いだろうけど、

一応念の為に見張っときますか。)

 

とかなんとか言いつつ達郎自身も楽しみながら4人の後に続いた。

 

 

 

3

なんでこんな事になったんだろう?

この猛暑には暑すぎるシャーロックホームズスタイルを脱ぎながら一夏は生徒会に入った事を後悔した。

 

朝、いきなり楯無に私服で校門前に集合だとメールされ、

心愛と共に向かうと

 

「遂に尻尾を掴んだわ!今から虚ちゃんのデートを尾行よ!」

 

楯無はこれも虚ちゃんの為だから。

とかもし男が悪い虫だった場合然るべき対処をとかどうとか言ってたけど要するに

 

「虚ちゃんの彼氏なんて気になるに決まってるでしょ!」

 

って事らしい。

 

(私、あの人の道楽に付き合わされるために生徒会役員になったわけじゃないのに。)

 

《報復でウイルス入りのメールでも送りつけるか?》

 

(やめてね?)

 

ゼロワンを諫めながらも本当にそうしてやろうか?といった言った考えが頭を過ぎる。

 

「ねぇ一夏。」

 

「どしたの鈴?」

 

「私ら見られてない?」

 

「まあ、そりゃこんな格好で4人固まって歩いてたら当然」

 

「そうじゃなくて尾行(つけ)られてる。」

 

思わず振り返る。誰かがふっ!と漫画本で顔を隠した。

 

背格好はケイタと同じくらいで灰色のTシャツに半ズボンに赤いショルダーバックの軽装だ。

 

「……誰だろう?」

 

「私らは専用IS持ちよ。ライダー関係、

テロリスト、仮想敵国のスパイ。

可能性は幾らでもあるわ。

それに、アンタは世界で唯一2つのISを同時に使ったパイロットよ。

オマケに千冬さんの妹でケイタの彼女!

狙われない理由の方が少ないわ。」

 

「な!な、なんでケイタ!ケイタは関係ないじゃん!!か、彼女って言ったってまだ腕絡めたりとか添い寝とかキスまでしかしてないし!!」

 

(そんだけやってりゃ充分でしょうに……)

 

ちょっと呆れながら溜息を吐き、

 

「兎に角、注意するに越した事は無いわ。

生徒会長ははしゃぎっぱなしだし、

心愛は性格と運と理系以外は一般人だし

何かあったら私達がどうにかするしかないわけだからね。」

 

「わかった。なんかあったら背中任せたよ。」

 

「勿論!万里の長城より堅牢に守ってみせるわ!」

 

ポンと自信満々に鈴は胸を叩いた。

 

 

 

4

「こりゃどうゆう事だ?」

 

久々に帰ってきたと思えばとんでもない患者を運び込んで来た西馬(さいば)ニコに悪態を吐きながらもバグスターウイルス感染症専門医、花家(はなや)大我(たいが)はニコに手を貸した。

 

「私に言われたってわかんないよ!

いきなり前を歩いてたら血吐いて倒れて!」

 

彼女は口元を血で真っ赤にしたボブカットの茶髪の少女を担いで来た。

 

「兎に角、運ぶぞ!」

 

何かまずい感染症という可能性も考慮して上の階の使っていない部屋に運んだ。

 

「ねぇ大我!はやく診てあげてよ!」

 

「急かすな!まず俺たちの防御が優先……」

 

そこまで言った所でキーン!キーン!と耳鳴りの様な音が響く。

 

「何この音……! 大我後ろ!」

 

背後の鏡からイノシシ型ビーストのワイルドボーダーがとびた飛び出して来た!すかさず2人を庇いながらワイルドボーダーを蹴り飛ばす大我。

 

「くそ!こんなタイミングで何のバグスターだ!?」

 

ゲーマドライバーを装着し、

バンバンシューティングガシャットを構える。

 

<バンバンシューティング!>

 

引き金を引く様にスイッチを押し、ガシャットを起動。

 

「第弐戦術・・・変身!」

 

クルクルと回しながら持ち替え、

ゲーマドライバーにセットし、レバーを開いてレベルアップ!

 

<ガッシャット!ガッチャーン!レベルアップ!

ババンバン!バンババン!(yeah!)バンバンシューティング! >

 

肩の傾向イエローのマント同じ色の片目を隠す前髪の様な装飾が特徴的な紺色のライダー、スナイプに変身する。

 

「ミッション開「待て!」

 

振り返るとベットからボブカットの茶髪の少女が起き上がっていた。

 

「病人は寝てろ!」

 

「そういう訳にはいかん!」

 

フラフラと立ち上がりながらスティングのデッキを構えて

 

「仮面ライダー!」

 

海之はスティングに変身した。

 

「嘘……」

 

「んな馬鹿な……」

 

だが驚いてばかりもいられない。

 

<ステージセレクト!>

 

敵をゲーム空間に隔離する。

これで誰にも邪魔させない。

選ばれたのは廃採石場のステージだ。

ワイルドボーダーは混乱しながら辺りを見回している。

 

「おい!なんでドライバーにガシャット無しで変身してるとか今は聞かねえからすっこんでろ。病人は足手纏いだ!」

 

「うるさい奴は私が倒す!」

 

<COPY VENT>

 

コピーしたガシャコンマグナムのBボタンを押し、

弾丸を連射しながらワイルドボーダーに迫るスティング。

 

しかし始めから満身創痍の小娘などお呼びじゃないと言わんばかりにスティングをタックルで吹き飛ばすと、スナイプに真っ直ぐ突っ込んでいく。

 

「喰らうか!」

 

スナイプはすかさず高速化のエナジーアイテムを打ち抜き、

スピードを底上げすると、

周囲に展開されたドラム缶型のアイテムに隠れながら狙撃する。

 

怯むワイルドボーダー。ヤケクソで突進を繰り返すが、

その度に自分で巻き起こした砂塵で視界を無くして良い的にされている。

 

「私がっ!………倒す!!」

 

ガシャコンマグナムを放り、

デッキからサバイブカードを引き抜く。

 

「変…身ッ!」

 

<SURVIVE MODE>

 

サバイブモードに変身し、新たなカードをベントイン

 

<SWORD VENT>

エビルバイザーツヴァイの弭槍(ブレード)部分に青いエネルギーが集まり、放たれる。

 

なます切りにされたワイルドボーダーが絶叫と共に爆散した。

 

<GAME CLEAR!>

 

ファンファーレと共にゲームエリアが元の花家ゲーム病クリニックに戻る。

 

「う…ぐばぁ!」

 

明らかにマズイ呻き声を上げながらスティングは膝を突き、変身を解除する。

 

「こ、ここは?」

 

「病院だよ、アンタ道端で血吐いて倒れたから。」

 

「!? もう変身拒否反応(リジェクション)の間隔がそんなに短く……たった2週間でこれとは……。身代わりにもならんな。」

 

「は?おい待てお前それはどうゆう事だ?」

 

海之の胸ぐらを掴んで無理矢理立たせる大我。

 

「ちょっと大我!?」

 

「なんの話だ?」

 

「なんの話も何もあるか!身代わりにもならない!?

お前その力を誰かの代わりに使って死ぬ気か!?」

 

「……ああ。サバイブカードを使うからか、

あるいはデッキに負荷をかけすぎるからか、

明確な理由は調べようがないがサバイブモードで戦い続ければ血液循環に異常をきたして死に至る。」

 

「今すぐ辞めろ!命の代わりに命が救われるなんてあっちゃいけないんだ!」

 

「運命は変えられる!!!………だが、

私の占いは当たる…当たるんだよ良くも悪くもっ!

…最近は主に悪くもな。私は…」

 

半分も分からないだろうな。

と思いながらも海之は大我とニコに占った全ての未来を語った。

 

「何…それ?SFアクションゲームじゃあるまいし…」

 

「……つまり血液交換さえ出来ればそのサバイブモードになっても問題ないんだな?」

 

「大我!?」

 

変身拒否反応(リジェクション)の痛みに耐える事にはなるがな………」

 

「だったらこの闇医者を当たれ。

違法で良けりゃ健康な血が買える。」

 

何やらアドレスをメモした紙を渡す大我。

 

「いいのか?」

 

「ただし、条件がある。死ぬ気でやっても絶対に死ぬな。」

 

「先輩ライダーからの助言。有難く受け取る。」

 

アドレスのメモを掴むと海之は覚束ない足取りで花家ゲーム病クリニックを後にした。

 

 

 

5

「いらっしゃいませーって宇治松さん。」

 

「いらっしゃい。お、紗路もか。」

 

「おじゃましま〜す。」

 

「お、おじゃまします理世先輩!」

 

千客万来とはいかないが、

ラビットハウスは今日も珍客万来だった。

 

「今日は手塚さん一緒じゃないの?」

 

「うん。朝から『アドベントビーストは年中無休だ』って……」

 

少し寂しそうに笑いながらカップの縁を撫でる千夜。

 

「そっか、連絡くれたら手伝うのに。」

 

「そんな事言っていいのか?一夏が嫉妬するぞ?」

 

悪戯っぽく揶揄う理世

 

「な! か、からかわないで下さいよ。

それにあれ以来2日に1回添い寝してるし、

それぐらいでいいバランスです!」

 

真っ赤になりながら弁明…したつもりで無意識に惚気るケイタ。

 

「ふ、2日に1回添い寝!?

てか網島さんと織斑さんって付き合ってたんですか!?」

 

「紗路ちゃん知らなかったの?」

 

「言ってなかったっけ?」

 

「聞いてない。」

 

そっか。と一瞬間が開く一同。

 

「まあ、一夏と付き合ってます。」

 

「そう、なんですか。」

 

再び微妙な沈黙。

 

「つ、付き合ってみてどうだ?何か新しい発見とかあったか?」

 

「え? あ、ああ。前より甘えて来ますね。」

 

「前より?」

 

「よく知らないけど、血縁的には従妹ぐらいの感じらしくて。

一夏達、両親いなかったんで小4から中2までは同じ家に住んでたんです。」

 

「へ〜7年越しの大恋愛かぁ……」

 

「なんか素敵だね。」

 

『冴えない白馬の王子だが、なかなかどうして一途だぞ。』

 

「うっせえケータイ急に喋るな。」

 

「ははは、もしかしてセブン構ってもらう時間減って寂しいの?」

 

『そんな事は無いぞ 桐間。ちゃんと勉強を見てやったりカードに興じたりする時間はちゃんとある。』

 

「一緒に宿題とか正しく恋人同士のイベントだと思うが?」

 

『天々座、君は一夏がどうやって物を教えるか知らないからそんな事が言えるんだ。』

 

「えっとつまり?」

 

「古文の解説を聞いてるはずなのに効果音の方がまともな文章より多いからね?」

 

「あー、そりゃセブンの方がいいね。」

 

なんて話していると客が来た。

 

「いらっしゃいませー」

 

新たに来た客は2人とも若い男で片や赤と黒のコート、片や青を基調としたストリート風のパーカーとダンサーかカラーギャングみたいな格好だ。

 

「今日のおすすめを2つ。」

 

青いパーカーの方、あどけない顔立ちの少年が柔かに注文を告げる。

理世が奥に行くのを見送ると真剣な表情になり

 

「ねえザック。この街に現れる怪物がインベスじゃ無いのは分かったけど……」

 

「問題は例の仮面の騎士だろ?

分かってるよもし財団XやSHADOWの残党なら倒さねえと」

 

決意を固めた様な2人の手にはそれぞれ葡萄(ブドウ)胡桃(クルミ)を模した禁断の錠前(ロックシード)が握られていた。

 

 

 

6

戦兎(せんと)!売ってきたぜ!」

 

「おーう、ちゃんと金にしてきたか?」

 

木組みの街の外れの貸し倉庫の一角。

唯一そこを住処として借りている2人組、

自称天才物理学者の桐生(きりゅう)戦兎(せんと)と元ボクサーの万丈(ばんじょう)龍我(りゅうが)は細々暮らしていた。

 

「いーや!二束三文にしかならなかった!」

 

ガクっ!と何やら作っていた発明品を机から落としながらズッコケる戦兎。

 

「おいおいマジで言ってんのかよ、

俺の発明品が売れなきゃここも追い出されんだぞ!」

 

「おう!だからどうしよっかな〜て思いながら緑のストールの兄ちゃんがやってるたこ焼き屋で飯食ってたらなんか戦兎に調べて欲しいもんがあるっつー奴見つけて来たから連れて来た!」

 

万丈がそう言うと背後から黒いTシャツに白い薄手の上着の少年、蓮が現れる。

 

「あなたが桐生博士ですか?」

 

「如何にも、君は?」

 

「俺はレン・アキヤマ。

桐生博士にこのデバイスを調べて頂きたく、

万丈さんに案内していただいた次第です。」

 

ポケットからライドウォッチとミライドウォッチを取り出す蓮。

 

「!? これって!」

 

「あぁ……あ、ああぁ!あん時の未来人が持ってたやつ!!」

 

「未来人?」

 

「おう!そんでそれのビルドのやつとかでその未来人が仮面ライダーに変身してビルドの偽物やっつけたんだよ!」

 

「おいちょっと万丈!その話してどうすんだよ?

すいませんねうちの馬鹿が。」

 

「あぁ!馬鹿ってなんだ!!筋肉付けろ筋肉!!」

 

「いえ、信じますよ。俺も仮面ライダーですから。」

 

ポケットからデッキを取り出し、

 

「KAMEN-RIDER!」

 

蓮はウイングナイトに変身した。

 

「うそーん…」

 

「こいつも変身しちゃったよ……」

 

「仮面ライダーウイングナイト。

よろしくお願いしますね、先輩。」

 

 

 

7

「虚…さん……」

 

「な、なんですか弾くん?」

 

「は、初映画デートで…4DXは失敗でしたね。」

 

「……うん、次から普通の3Dにしようか?」

 

憔悴仕切った弾と虚はバーガー屋で遅めの昼食を取っていた。

元々朝食を遅めに食べて10時開演で2時に終わる映画を見終わり、

空き始めたレストランで昼食、

その後ショッピングというデートプランだったのだが

 

「全くショッピングに行けるだけの体力残りませんでしたね……。」

 

「とんでもなく…いや、とんでも無かったですね。」

 

4DX。標準の映像・音声の他に座席のリクライニングや霧、雪などの現象などを体験できる新時代の映画の事だ。

 

しかも2人の見た映画は『遠い昔、遥か彼方の銀河系で……』のプロローグでお馴染みの超大人気シリーズの最終作、

光と闇の最終決戦を描いた話題の作品だ。

 

画面の中で戦闘機が撃墜されれば背中に衝撃が与えられ、

弾幕のシーンでは耳の横を空気が通り抜けて行き、

砂塵が舞い上がればスネの裏に空気が吹きつけられ、

正しく画面の向こうにいるかのような体験だった。

 

「私、あのH字型の戦闘機に5回は撃墜されました……」

 

「俺もあの白いメットの奴らに7回はブラスターで撃たれましたよ…」

 

力なく笑いながらも映画の品評会で盛り上がる2人。

一方尾行を続ける生徒会の面々も

 

「あちゃ〜あれはちょっと失敗した感じかしら?

時間配分的には完璧なんだけど…」

 

「4DXって凄いんですね〜」

 

そこから少し離れたカフェから2人の様子を見ていた。

 

(呑気なもんね。)

 

鈴がISのプライベートチャンネルを開いて話しかけてきた。

 

小さく頷く一夏。

ISの300どに渡る視界、通称『山羊の目』で謎の追跡者を捕らえる。

少し離れたコンビニのイートインコーナーからこちらの様子を伺っている。

 

(私達が気付いたって気付いてると思う?)

 

(多分ね。相手は男だし、私達が派手にISを使うってんなら人混みに紛れてさっさとトンズラって算段なんでしょうね。)

 

そして当の本人大江達郎は

 

「流石に4DXでヘロヘロは完全に想定外みたいだな。

ま、本人達が楽しそうならいいんだが。」

 

コンビニスイーツを食べながら楽しんで尾行を続けていた。

 

すると弾達のいるバーガー屋の前で1人挙動不審な男が立ち止まる。

 

「? なんだ……」

 

男が何かを手に押し込むと身体が歪な赤い光に包まれる!

 

「ドーパント!」

 

達郎はすぐに飛び出すと直ぐにバックから1つのカメラと擬似ガイアメモリを取り出す。

 

<BAT!>

 

フィリップに渡された二機目の、

達郎専用のバットショットを起動し、

男が変身した赤いドーパントに牽制攻撃をさせる。

 

「おい鈴!一夏!」

 

「えっ!?達郎?」

 

「あ、アンタがなんでここに?危ないから下がってて!」

 

今にもISを展開して飛びかかろうとする三人の前に立ちはだかる達郎。

 

「そりゃこっちの台詞だよ。あれ見ろよ。」

 

バットショットは充分な時間を稼げたらしい。

虚を守る弾の腰にはマツボックリロックシードが付いた戦極ドライバーが装着されている。

 

心臓の前で作った拳を振り下ろし

 

<ロックオン!>

 

「変身!」

 

<ソイヤ!マツボックリアームズ!>

 

次元の裂け目(クラック)から現れたマツボックリを模した鋼の鎧が自動で弾達をドーパントの火炎から守り、弾の頭上へ戻り

 

<一撃 in the shadow!>

 

頭に被さると迸るエネルギーが黒いライドウェアを形成し、

弾を戦士の姿に変えた。

 

「お、お前の様なガキが仮面ライダーだと!?」

 

「ああ、ライダー4号黒影!正義の為、見参!!」




ケイタ「いかがだったでしょうか?」
ウォズ「少ない…我が魔王の出番が最初だけとはどうゆう事だ!」
理世「仕方ないだろゲスト程度の出演なんだから。」
ケイタ「それ以外にも無意味に色んなレジェンドライダー出てきたよね。」
理世「スナイプにビルドにクローズ、龍玄にナックル。後ジオウか。」
ウォズ「一つ、気になったのだが…五反田弾=仮面ライダー黒影はスカルから数えて5人目じゃないのかい?」
ケイタ「ああそれね。スカルは風都のガイアメモリの戦士に仮面ライダーの称号が付く前に活躍した戦士だから、位置的にはプロトドライブや1型みたいな0号ライダーって扱いだから。」
理世「1型なのに0号とはこれいかに?」
ケイタ「いいんだよ細かい事は。次回、夏休み編その5 織斑千冬の受難!」
ウォズ「次回も平成を彩ったレジェンド達が出演予定だ。」
理世「お楽しみに!」
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