infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来   作:伊勢村誠三

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ケイタ「前回までのinfinite DRAGON KNIGHT…てか随分と間が空いたな。」

セブン『コロナ騒ぎだなんだで家にいる時間が多くて中々書けなかったとそうだ。』

千冬「それなのに他サイトで一次創作を書いたり、ハーメルンで多重クロスの聖杯戦争ものを書いたりしてたんだがな…」

ケイタ「これは問い詰める必要があるな。」

セブン『それよりまずは本編だ。』

千冬「さてさてどうなる?」

(op Alive A life 仮面ライダー龍騎)


誰がライダーガシャットを盗み出したのか

1

ドライブの偽物を探す、としたはいいが、

ケイタと剛の調査は行き詰まっていた。

 

「見つかりませんね、偽仮面ライダー。」

 

「ま、そう簡単に見つかりゃ苦労しないか。」

 

公園の広場の一角にて、

寄ってくる野良ウサギを撫でながら

ケイタと剛は休息を取っていた。

 

「そう言えば、詩島さんのお兄さんはなんで仮面ライダーになったんですか?」

 

「…2014年に起きたグローバルフリーズがきっかけだ。」

 

「グローバル…フリーズ?」

 

「……え? 知らないの?」

 

「え、ええ。そんな事件?ありましたっけ?」

 

「そんな事件って…世界中で機械生命体ロイミュードが一斉蜂起した大事件だぞ?」

 

「ろ、ろ、ロリショージョ?」

 

「なんか懐かしい間違い方してるし!」

 

どう説明したものか、と頭をひねる剛。

 

「いざ1から説明するとなるとどっから話したもんかな…」

 

「まあ、何にせよ俺はドライブのこと信じてますから。」

 

「ありがとう。」

 

剛がそう言った瞬間、意識以外の全ての時間がゆっくりとしか動かなくなった。

 

(せ、セブンこれって!?)

 

《わ、分からん!だがかなり不味いぞ!》

 

唯一自由に動く目を動く者がいる方に向ける。

 

(ああ、確かにアレはドライブだな。)

 

赤い潰れた廃車をそのままヒトガタにした様な異形が近づいて来た。

その左胸には歪な英字で「DRIVE」と書かれている。

 

《自己主張の激しい奴だ。》

 

(せめて、変身だけでも!)

 

なんとかポケットの中からデッキを取り出そうとするがそれより早く

 

(詩島さん!?)

 

剛がなんで事のない様に普通に立ち上がった。

 

「キサマ、なぜウゴける!?」

 

「俺には、コイツがあるからな。」

 

そう言って剛は掌サイズの黒いバイク型のアイテム、シグナルチェイサーを見せる。

 

「そこをどけ!ブリュンヒルデの弟はワタシが殺す!」

 

「だったら退くわけにはいかないな!」

 

剛は特殊警棒を取り出すと生身にも関わらず、アナザードライブに向かっていった。

 

《凄いな、あの怪人と戦えているぞ!》

 

(俺らも早く加勢しないと!)

 

ゆっくりとしか動けない中、なんとかデッキを取り出す。

 

(Vバックル出てくんのも遅っ!

セブンこれ倍速とかできないの!?)

 

《出来たらとっくにやってる!》

 

今はなんとか剛の卓越した戦闘センスのおかげか、

はたまたアナザードライブが格闘のど素人故か、

なんとか剛は無傷だが、いつどうなるかわからない。

 

《ん? この音はサイレン? あれは!》

 

見ると『Anti Infinite stratos Murder attacker corpS』と書かれた車が普通の速度で入って来た。

 

「こちらマッハ隊隊長!目標を確認、変身許可を!」

 

車から飛び降りながら防弾衣姿の男達は腰にドライバーを装着!

 

<マッハドライバー!>

 

「総員、変身!目標を撃破せよ!」

 

「変身!」

 

量産型マッハドライバーに特状課キーをセット。

隊員達は量産型マッハに変身してアナザードライブに向かっていく。

 

「君! なぜ動けるか知らんがさがっていろ!」

 

「AIMS!?なんでここにってうわ!」

 

剛を退避させ、

果敢にもアナザードライブに向かっていくマッハ達。

しかし所詮量産型。

鍛え上げた人間は倒せても人間を超えた理不尽には一歩及ばない。

物量でなんとか拮抗しているが、

いつまでもは持たないだろう。

現に今、吹っ飛ばされた1人からベルトが外れてケイタの爪先に当たって止まる。

 

「うお! 動けた!」

 

『どうやらそのベルトには敵の特殊なプレッシャーを無効化する機能がある様だ。」

 

「よっし、セブン!

デッキのエネルギーを全部赤龍改に!」

 

『了解だ!』

 

マッハドライバーを装着し、赤龍改を展開するケイタ。

逆鱗閃甲を纏わせた拳を叩き込む!

 

「ISだと!?」

 

「赤いIS…網島ケイタか!!」

 

「信用できるか?

アイツはあの織斑千冬(悪魔野郎)の従弟だぞ?」

 

「だが、今ある最高戦力だ!

総員、ARを装備!

神経断裂弾の使用を許可する!」

 

民間人を避難させていたマッハ達がアサルトライフルを持って戻って来た。

仲間に武器を渡すとそれぞれ訓練通りに散っていく。

 

「ISには絶対防御がある。

それに彼も飛び出したからには覚悟の上だろう!

諸共撃て!!」

 

「はぁ!」

 

「正気か!?」

 

『ま、不味い!

イニシエイト・クラック・シークエンス発動!』

 

なんとかケイタの死角から

狙っていたマッハ達の視覚補助システムを乗っ取り撃たれる銃の数を減らし、ケイタはアナザードライブを盾に凌ぐ。

 

「クレイジー過ぎんだろ!

一体何考えてやがる!?」

 

『AIMSはISに憎悪を抱く人間ばかりを集めた組織だとは聞いていたがこれ程とは……』

 

上空に上がり龍炎での狙撃に切り替える。

 

「ここはひくか!」

 

一気に加速するアナザードライブマッハ達を撹乱するとその場から文字通りの電光石火で走り去っていった。

 

「早! なんだあれ?」

 

『シーカーを着身しても目で追えなかった。

アレに勝つには早さ、いや速さが必要だ。』

 

「速さ、か。」

 

呟きながら地上に戻るケイタ。

 

「戻って来た。網島ケイタパイロット!」

 

「は、はい!」

 

隊長格らしいマッハに声をかけられる。

 

「協力に感謝する。」

 

そう言って手を差し出された。

 

「あ、いえ。」

 

握手をしようとするが

 

 

「違う。マッハドライバーを返せ。」

 

「え?、あぁ、はい。」

 

素直にマッハドライバーを返すケイタ。

 

「隊長! 点呼終わりました。

死者0名。負傷者7名です。」

 

「わかった。状況終了!撤退だ。」

 

次々と車に乗り込んで行く隊員達。

 

「ま、待て!」

 

戻って来た剛が隊長に詰め寄る。

 

「なんでアンタらがそれを!?」

 

「貴様が知る必要は…お前、詩島剛か?」

 

「!? だったら何だよ。」

 

「沢神技術顧問から預かっている装備がある。」

 

そう言って隊長は報告に来た部下に何かを持ってこさせた。

 

「これ! 俺のマッハドライバー!」

 

「シグナルバイクは持っているな?

アナザードライブ擬きとの戦闘に使えとの事だ。」

 

「わかった。りんなさんによろしく言っといてくれ。」

 

「ああ。わかった。」

 

そう言うと今度こそエイムズ達は去って行った。

 

「大丈夫だったかケイタ君?」

 

「なんとか。にしても、剛さんも仮面ライダーだったなんて。」

 

「ああ、仮面ライダーチェイサーマッハの詩島剛だ。

改めてよろしくな。」

 

 

2

その日の夜、アメリカ某州某所にあるネクストシステムの開発者、 ハーレー・ヘンドリクソンの研究所にいた。

 

「やあ!よく来てくれたなサムライボーイ!」

 

「お、お初にお目にかかります。」

 

ハーレー博士のハイな感じに若干押され気味な蓮。

 

「ポリーから頼まれた物は出来てるよ。」

 

ネクストシフトカーだ。

そう言ってハーレー博士はメタリックブラックにクリアカラーのラインが入ったシフトカー、かつてパラドックス・ロイミュード=仮面ライダーダークドライブが使っていた3台の未来型シフトカーを再現した物だった。

 

「これで万が一重加速に巻き込まれても

こいつを持ってる限り大丈夫だ。」

 

「協力、感謝します。」

 

「なーに、ポリーの頼みだ。ここだけの話、

あいつサイボーグ化手術のせいで年齢不詳だが

アラフォーは超えてるからな。」

 

「知ってます。

この前いつも永遠の19歳って言ってたのを

『流石に無理がある』って言って

永遠の24歳に更新して呆れられてましたよ。」

 

「ははっ!戦場以外では舐められっぱなしなのは三十年前から変わらないな!」

 

「部下に借金するのも変わらずですか?」

 

「ああ、あいつの金銭感覚だけは我々にも解明できない。」

 

「笑えないですね。」

 

ああ、全くだ。とハーレー博士が言った直後、

蓮のスマートフォンがなった。

 

「失礼、もしもし心愛? 何があったか?」

 

『あ、蓮君! 今日ね、学園入って色んなデータ持って来たの!』

 

「!? よく忍び込めたな。」

 

『蓮君得意の鏡のイリュージョンってやつだよ!』

 

そう言えばシールのカードを渡していたなと思い出す蓮。

 

Isee(なるほど) で、収穫はあったか?」

 

『豊漁だよ。』

 

心愛がそう言うと蓮の打鉄黒翔にデータが送られて来る。

 

「………! 心愛お前本当良くやった!勲章ものだぞ!」

 

『でしょでしょ!?』

 

「しっかし、お前がここまで人を疑うとは思わなかったがな。」

 

『酷いなぁ、探偵としての才能を開花させたと言って欲しいね!』

 

「はいはい。兎に角、大手柄だ。

こっから先は荒ごとになるから俺達に任せろ。」

 

『ラジャー!』

 

通話を切り、ハーレー博士に礼を言うと蓮はアメリカでの自宅にむかいながらポリーに通信を入れた。

 

『ハァイ、レン。こんな時間にどうしたの?』

 

「ちょっと3日ぐらい留守にします。

シフトカーこのまま借りていくんで上には上手く言っといて下さい。」

 

『は? ちょっと待ってどうゆうこと?』

 

「借金半分チャラにしてやるから有無を言わずにやれ!」

 

『喜んで!』

 

さっさと通信を切ると蓮はベンタラに消えた。

 

 

3

「ただいま戻りましたっと…あれ?まだエムちゃんしか来てないのかい?」

 

「間明…貴様と2人きりとは運がない。」

 

つれないねえ。と言いながら間明は時計を見る。

ゼイビアックスに言われた時間を少し過ぎている。

 

「ねぇ、エムちゃん。僕が君の端末に勝手に入れておいたゲームはやってくれたかい?」

 

「?……まさかあの 『ジーンラビリンス』ってゲームお前が作ったのか?」

 

「自信作だよ。どうだった?」

 

「見た瞬間に消した。このサイバー犯罪社会で得体の知れないアプリを開くなど狂気の沙汰だ。」

 

「酷いね、端末に()害は無いのに。」

 

含む様に言う間明にエムは眉を潜めた。

やはりこの基地には得体の知れない男しかいない。

 

「それにしても将軍は遅いね。」

 

「呼びつけたんなら私達より早く来て欲しいものだが…」

 

背後の鏡が突然揺らめく。

中からもうすっかり見慣れたカブトガニの様な怪人が現れる。

 

「いやぁ〜2人ともお待たせしてすまなかったね。」

 

「ゼイビアックス将軍。」

 

「それで?わざわざ呼びつけたぐらいだ。

それなりに大事なことなんだろうな?」

 

「勿論だ。君達に新しい仲間を紹介したくてね。」

 

入って来てくれ。ゼイビアックスがそう言うと

反対側の鏡の奥から金色の不死鳥をもした仮面ライダーが現れた。

 

「紹介しよう。仮面(かめん)契約者(ライダー)憤怒(ラス)こと、織斑三春君だ。」

 

アーマーを解除したラスは2人の前に立つ。

 

「………まさか、こいつまで…」

 

「はっはっはっ!これは面白くなりますね。」

 

「君達にはキャノンボールファーストに合わせた作戦で活躍してもらう。

それまで待てるかな?」

 

「勿論だ。俺は俺の正義を証明して俺の守りだけが正しいことを証明する!」

 

「期待してるよ。」

 

笑いが、嗤いがこだまする。

目の前の問題も解決せぬまま、事態は深く静かに進行していた。

喉元に突き付けられるまで誰にも気付かれる事はない。




ケイタ「いかがだったでしょうか?」

セブン『これで残るライダーはついにキャモだけだな。」

千冬「原作ではただの噛ませ犬だったが、やはりRIDER TIMEの影響か?」

ケイタ「らしいね。そのうちinfinite time 仮面ライダーキャモ(仮題)もやりたいって言ってたし。」

セブン『まだ他のシリーズも終わってないのに増やすつもりか?』

千冬「一応、本編が終わってからにするとは言っていたが…」

ケイタ「ま、気長に待とうよ。次回、いかにして保登心愛は犯人に気づいたのか!」

セブン『これが!明日のリアル!』
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