infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来   作:伊勢村誠三

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ケイタ「前回までのinfinite DRAGON KNIGHTは」

蓮「間明のやつがフラネット社の社長になったとこまでだ。」

セブン『一体何が目的で……』

ケイタ「それを探るのが俺たちの仕事だよ。」

蓮「まあ、ろくなこと考えてないだろうがな。」

セブン『さてさてどうなる?』


四章 崩壊の足音編
crisis In network その1


1

テレビをつける。

間明の社長就任に合わせた記者会見の様子が映し出される。

チャンネルを替える。

さっきのチャンネルと同じ内容。

チャンネルを替える。

何やらコメンテイターが如何にも自分が正しい様に間明について言っている。

チャンネルを替える。

丁度CMだ。内容は

 

『ジーン。それは車と、テレビと、家と、生活と。

アナタと繋がるケータイ。フラネット社から』

 

画面の向こうの間明がキメ顔で振り返った所で蓮はテレビを消してリモコンを放り投げた。

 

「何処のチャンネルも同じだ。」

 

戻るとケイタ、心愛、簪の3人が思い思いの席に座りながら考え込んでいる。

 

「何か、わかったの?」

 

「いや、テレビでもネット以上の事は拾えそうにない。」

 

『それだけ間明は秘密裏かつ用意周到により混乱が求められるタイミングを狙って動いていたのでしょう。』

 

心愛の疑問に蓮とサードが答える。

それが解決すると次の疑問が湧く。

 

『だが、なぜフラネット社なんだ?

あのジーンとかいう明らかにファイブを、フォンブレイバーを模したケータイで何かコトを起こすつもりなんだろうが…有数の通信会社でアンカー以外なら他にもあるだろ?』

 

「それは分からないし、考える意味は無い。

けどもしかしたら間明はアンカーを裏切った時からこうするつもりだったのかも。」

 

そう言って簪が持って来ていたプログラミング用PCからURLを送信する。

 

「ジーンラビリンス?」

 

「フラネット社が出してるアプリゲーム。

ジャンルはクイズゲームで、紫の蛇が出題するクイズに答えていきながら鏡の迷宮の最奥を目指すゲーム。」

 

「紫の蛇に」

 

『鏡の迷宮、ですか。』

 

4人と2台のフォンブレイバーはほぼ同時にベンタラとベノスネーカーを連想した。

 

「まあ、間違いなく間明の仕業だけど、結局そのゲームがどうした?」

 

「クリア時間から計算して間明がアンカーにいた頃から製作されてた。」

 

「つまりその段階で間明はゼイビアックスやその他の協力者と繋がっていたと?」

 

「………だとしたら、この前のアナザードライブの件も間明の仕業だな。」

 

神妙な顔で言うケイタ。

 

「どうゆう事だ?」

 

「多分、上手く記者になりすなりベンタラ越しに忍び込むなりして、例えばスピーカーとか仕掛けて催眠でもして誘導してたんじゃない?」

 

「いや方法は別に聞いてない。なんでそう思った。」

 

「このホームページを信用するなら最奥の部屋まで行けたのは5886人。

更に正解してクリア出来たのは現段階で108人。」

 

『つまり?』

 

「この5886って数字は剛さんが仮面ライダードライブと一緒に絶滅させた機械生命体ロイミュードの識別ナンバーを全部足した数だ。」

 

「あ!そうだよ!0〜108までの数字全部足したらそうなるよ!」

 

計算の速い心愛が手を叩く。

フォンブレイバー達も演算機能を使い確かめる。

 

『心愛の言う通りだ。』

 

『レン様……』

 

「ああ、コイツは思った以上に厄介なヤマだ。」

 

 

2

「はぁ、はぁ…はぁ!」

 

偏頭痛のする頭を無理矢理殴りつけると海之、もう既にスティングに変身している、は襲いくるアンドロボットとゼロワンの群れを倒しながら進んだ。

 

(間違いなくまずい状況だとわかってフラネット社まで来たはいいが、熱烈に歓迎されてしまったな。)

 

かつて三春と鈴音を強襲したゼロワンと同型の人造人間たちと、精々並の人間三人分程度の力しかないがウジのように次から次に湧いてくるアンドロボット。

雲霞のごとき敵兵は確実に海之を削っていた。

 

(なんとか、なんとか包囲を抜けなければジリ貧か!)

 

<SWING VENT>

 

エビルウィップで近くにいたゼロワンの首を掴み、ほかのアンドロイド達に投げ飛ばす!

 

「何処からでもかかって来い!

私が残らず倒してやる!」

 

そう言って一番敵の数が少ない方に飛びだそうとした時、

 

<ボルテック!タイムブレーク!>

 

等速直線運動のグラフの様な白い線に乗って来たゴツい仮面ライダーがアンドロイド達を一掃した。

着地してこちらを振り向く。

 

「仮面ライダー……ビルド?」

 

よく見ると赤青2色の仮面のクリアマゼンタの複眼がカタカナで『ビルド』となっている。

 

「の、力を借りてるだけだよ。

君が仮面ライダースティングだね?」

 

「ああ。そう言うお前は何者だ?

えっと…偽ビルド。」

 

「偽ビルドって…アナザーライダーじゃないんだから!って言ってもわかんないか。」

 

「?」

 

「ま、兎に角。俺は仮面ライダージオウ。

君からサバイブのカードを取り上げるために来た。」

 

「!? つまりは、私の敵か。」

 

「ん〜〜、、、今はそうなるね。」

 

「なら、容赦はせん!」

 

エビルバイザーとドリルクラッシャーが火花を散らす。

 

「とっ!無理すんなよ、

もう身体ボロボロなんだろ?」

 

「敵に労られる程ではない!」

 

距離を取ってエビルウィップでジオウの手首を掴んでチェーンデスマッチを仕掛ける。

 

「喰らえ!」

 

「うわ!あの鞭をどうにかしないと!」

 

<サーチホーク!>

 

ホルスターからタカウォッチロイドを飛ばし、

スティングが怯んだ隙にエビルウィップを逆に奪い取る。

 

「この小癪な!」

 

「悪いけど、倒させてもらうよ!」

 

<クウガ!>

 

<アーマータイム!♪〜クウガ!>

 

クウガアーマーに変身して2000の技を駆使してスティングに連続攻撃を浴びせる。

持病の発作の余韻に確実に身体を蝕む変身拒否反応(リジェクション)も手伝い膝をつく。

 

「く、くそ!」

 

「やめなよ。今の君じゃ俺には敵わない。」

 

「黙れ!私は、私はこのままでは、

このまま終わる訳にはいかないんだ!」

 

デッキからサバイブカードを引き抜く。

周囲を疾風が包み、

バイザーがツヴァイ形態に変化する。

 

「………なら、痛い目にあってもらうよ。」

 

<ジオウ(ツー)!>

 

光と闇、2つのウォッチが1つになったジオウⅡウォッチを起動して2つに割る。

 

「「変身!!」」

 

<SURVIVE MODE>

 

<ライダータイム!

仮面ライダー!ライダー!

ジオウ・ジオウ・ジオウ!Ⅱ! >

 

それぞれサバイブモードとジオウⅡに変身した。

 

「私は、負けん!」

 

<SWORD VENT>

 

エビルバイザーツヴァイの刃がエネルギーを帯びる。

 

「いいや、勝つのは俺だ!」

 

<サイキョーギレード!>

 

<ジカンギレード!ケン!>

 

左右両刃のエビルバイザーツヴァイにジオウⅡは二刀流で応えた。

何事もそつなく器用にこなし、

武器の扱いにも長ける海之だが、

つい一月前に手に入れた力と与えられるべくして与えられた最強の力では差があり過ぎた。

 

「ば、馬鹿な!いくら私にハンデが有るとは言え、サバイブモードが押されるなど!」

 

「俺は王様だから、

民や仲間の為に負ける訳には行かないのさ!」

 

<ジオウサイキョー!>

 

ジカンギレードとサイキョーギレードを合体させサイキョージカンギレードにし、更にディケイドライドウォッチを起動してライドヘイセイバーも召喚する。

 

「君はもう戦っちゃいけない。」

 

「私は、痛みだらけの未来を変えるためならどれだけでも戦う!」

 

<SHOOT VENT>

 

エビルバイザーツヴァイに青い光の矢をつがえる。

 

<ライダー!フィニッシュタイム!>

 

ドライバーとそれに付いたライドウォッチを操作して二刀にエネルギーを送る。

 

「喰らえぇええええ!!!」

 

「うおおおおおおおお!!!!!」

 

<トゥワイス!タイムブレーク!>

 

まずサイキョウギレードで矢を明後日の方向に弾き飛ばし、続いてスティングが第二の矢を放つより先にライドヘイセイバーで一番頑丈な胸部装甲を切り裂く!

 

「あ、」

 

爆裂。変身を解除された海之が倒れる。

ジオウは変身を解除して常磐ソウゴの姿に戻るとデッキからサバイブのカードを引き抜き、ドラゴンナイトにそっくりなライダーの力の宿ったライドウォッチを起動させる。

 

<龍騎!>

 

「ケイタと蓮のとこまで!」

 

出現したケイタのとは違うドラグレッターを召喚し、海之ごとラビットハウスに移動する。

 

「うわぁ!」

 

「な、なに!ケイタ君カード使った!?」

 

「いや使ってない使ってない!」

 

向こうから見れば急にドラグレッターが突然通りすぎていったように見えるのだろう。

 

「よ!お邪魔します!」

 

「!? 常磐ソウゴ!」

 

蓮が驚いた声を上げる。

 

「蓮、知り合い?」

 

蓮は無言でブランクライドウォッチを取り出す。

 

「! じゃあアンタも仮面ライダーウォズの仲間か!」

 

「あ、ウォズちゃんと一夏にリバイブウォッチ渡したんだ。

じゃ、大体の準備はオッケーか。」

 

「準備?」

 

「何か知ってるの?」

 

心愛と簪が詰め寄る。ソウゴは懐からサバイブカードを取り出し、蓮に渡す。

 

「なんでお前がこれを?」

 

「ここまでが俺の仕事、ここらは君達の仕事。

この世界の平和は任せたよ、この世界の仮面ライダーとケータイ捜査官。」

 

そう言ってソウゴは店を出ようとする。

 

「ま、まって!あなたは何者なの!」

 

ソウゴはちょっと考えていたずらっぽく笑うと

 

「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えてて!」

 

蓮が何か言いたげだったのを無視して外に出る。

 

「おいま」

 

<タイムマジーン!>

 

上空で赤い巨大な、、、マシーンが浮遊していた。

 

「ソウゴ乗れ!もたもたするな!」

 

「ゲイツ!」

 

ソウゴは変身せずにジャンプしマシーンに飛び乗る。

 

「じゃ!また未来で!」

 

ハッチを閉めたタイムマジーンは空に空いたトンネルに突っ込んで消えていった。




ケイタ「えっと、、俺ら何見せられてたの?」

セブン『なにかが、超時空的何かが空に消えていった、、。』

蓮「と、とにかく次回予告を!」

ケイタ「じ、次回crisis In network その2!」

セブン『これが、明日のリアル!』
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