infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来   作:伊勢村誠三

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ケイタ「前回までのinfinite DRAGON KNIGHTは!」

立香「ケイタ君が暴走したラウラちゃんを倒したとこまでだね。」

マシュ「て言うか暇ならinfinite time の方も更新して下さい!」

立香「大丈夫!そろそろ書くって言ってたから!」

ケイタ「まずは本編の方をどうぞ!」


crisis In network その4

1

「お待たせしました木苺のケーキと紅茶のセットです。」

 

「あ、レン少佐。お疲れ様です。」

 

「おー!苦しゅうないぞレン少佐!」

 

「……アンドリューにハリエット。お前らなんで居るんだ?」

 

突如現れた部下達に困惑しながらも仕事はしっかりこなす蓮。

 

「ヘッドがなんか裏ルートで招待状貰えたから遊んで来いって。」

 

「お姉ちゃんとアキツネも来てますよ。」

 

「おい待てブルー大隊の中枢が全員じゃねぇか。

今誰が本国に残ってんだよ。」

 

「ラミネスとフランシスが残ってます。」

 

クリス・ラミネス。

アキツネの右腕で前線に出て戦うより司令室で頭を使って活躍するタイプの軍人で、男女問わず隊内から認められている。

 

ロキシー・フランシス

師団長ポリーの子分の1人でジュリエットの飲み友達。

使ってるISは量産型だが、その腕前は防戦ならば蓮とラウラを同時に相手取れる優秀なパイロットだ。

 

「まあ、なら大問題を起こしたりはしないだろうが。」

 

しかしそれでも乱痴気パーティーぐらいはやってそうだなと思い溜息をつく蓮。

最後にどうぞごゆっくりと言って裏に戻る。

 

(全く、わかっちゃいたが珍客万来だな。ん?)

 

サードが振動する。連続で来るし電話だろうか?

 

(こんなタイミングで誰が?)

 

一度バックヤードに戻ると

 

(全部メールだと!?

しかもアドレスはフラネット社、ジーンか!)

 

気付いた蓮は自分の人差し指にはめた金の三連リングをなで、打鉄黒翔を部分展開する。

 

「サード、バーチャルブーストフォンアナライザー着身。

ジーンを着信拒否にしろ。」

 

『は、はい!………ぐっううぅ…なんとか、なりました。』

 

情報負荷で動けなくなりかけていたサードはややグロッキーな感じだが大丈夫そうだ。

 

「サード。あれは、敵だな?」

 

『はい。フラネット社は利用されたと見るべきでしょう。』

 

「ならこの攻撃はアンカーにも及んでると思うか?」

 

『そのうち及ぶでしょう。』

 

「なら今のうちに行っとくか。」

 

教室の窓の前にデッキを構え、Vバックルを出現させる。

ポーズをとって

 

「KAMEN-RIDER!」

 

ウイングナイトに変身し、鏡に飛び込む。

アドベントサイクルに乗り込みエンジンを全開にする。

サードのナビに従い指定された場所で降り、鏡越しに中に入る。

 

「サードここか?」

 

『はい。旧アンカー本部。まだアンカーが一小社だったころの場所で、

おそらく間明が潜伏していた場所の一つです。』

 

「だろうな。」

 

ラーメン一本道の残骸を掴みながらつぶやく蓮。

 

「それにお迎えも用意してあるしな。」

 

振り返ると虚ろな目をした男がスマホを右手に、四角いデバイスを左手に立っている。

 

『レン様、あのスマートフォンには例のジーンラビリンスが仕込まれています。』

 

「なら奪って調べさせてもらうか。」

 

「実装。」

 

男はファイティングポーズをとる蓮を見ると持っていたデバイス、プログライズキーを起動する

 

<ハリケーン!>

 

<レイドライズ!ストーミングペンギン!>

 

<The winds are at hiscommed>

 

「ペンギン、風を意のままにとは。飛べねえくせにな!」

 

ストーミングペンギンレイダーとウイングナイトの戦闘が始まった。

何か武器を持ってるわけじゃないレイダーに対しウイングナイトは容赦なくダークバイザーで削いでいく。

 

「素人に負けるかよ」

 

<SWORD VENT>

 

武器をウイングランサーに持ち替え重点的に斬り付けていた場所を貫く!

 

「キュウ………。」

 

古典的な声を上げながら男は変身解除とともに崩れ落ちた。

 

「サード、こいつどうする?」

 

『外にでも放り出しておきましょう。』

 

と、その前に男の持っていたスマートフォンを解析する。

 

『やはりジーンラビリンスは人間を洗脳するアプリの様です。』

 

「サブリミナル効果とかか?」

 

『それも有りますが、視覚的以外にも聴覚的にも様々な効果が。』

 

「それで盗んだベルトとアイテムで変身させたのか。」

 

『彼以外にも役割の濃淡はあれど、このゲームをある程度やりこんでいる人間は操られているとみるべきですね。』

 

「だとすると、何人ぐらいだ。」

 

『そうですね、、このゲームはゆがんだ精神の持ち主ほど先に進みやすいように誘導する仕組みが組み込まれています。』

 

「つまりそのゲームに夢中な奴は知らない間に間明の奴隷ってわけか。」

 

『まあ、持ち前の才能で進んでしまう人も居るでしょうが』

 

「確か前にケイタや簪が最終ステージをクリアした奴はざっと100人ぐらいって言ってたな。」

 

『はい。おそらくこのゲームのホームページにのってるユーザー名とこの端末に登録されてウ名前が一致しました。』

 

「少なくとも100人、最終ステージに行けてる奴らだけども6000人弱。」

 

『特定は困難です。』

 

「だったらいつどんな邪魔が来てもいいように対応するしかない。」

 

蓮は設備を復旧させるとすぐさま作業に取り掛かる。

そこで蓮とサードは衝撃のニュースを目にする。

 

『ハジメマシテ、私ハGENEデス。

ネット世界二生マレタ新シイ生命デス。』

 

「サード、これはまさか……サード?」

 

『感じます、ネットにフォースと、ゼロワンを。』

 




ケイタ「いかがだったでしょうか?」

立香「もうジーンがあんなに成長を?」

マシュ「ま、まさか並列分散リンクを?」

ケイタ「その並列なんちゃらって、操られたラウラも言ってましたけどなんなんですか?」

立香「その説明は次回ってことで!」

マシュ「次回、crisis In net work その5!」

ケイタ「戦わなければ生き残れない!」

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