infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来   作:伊勢村誠三

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ケイタ「前回までのinfinite DRAGON KNIGHTは!」

石橋「なんかお前らのケータイについて話してたのと、織斑千冬がなんか知ってるかもって話だよな。」

芝浦「よくわかんないけどお前の従姉めんどくせえな。」

ケイタ「俺も今でも苦手だよ。しかもここ最近は誤認とは言え逮捕されてるし。」

石橋「ま、その辺りも最終章間近だしそろそろ明かされてくのかな?」

芝浦「そんな事より本編どうぞ。」


Jorney an ancient city その6

二日目。朝食もそこそこにケイタ達は荷物をまとめてホテルを発った。

何処から情報が洩れるか分からないため、居場所を一か所にしないためだ。

 

「さ、二日目も楽しんでいきましょうか!

とは言ってもどこかに特別な予約をしてる訳ではないから、昨日と同じで各班自由にって感じだけど。」

 

荷物だけ駅のロッカーに預け、手荷物のみで観光に繰り出す。

 

「どうする?昨日は各班探していろいろ回ったけど?」

 

「虚さんはなんか有りますか?」

 

「二条城とかどうでしょうか?」

 

「あー、名前は聞きますけど詳しくは知りませんよね。」

 

じゃあ行こうか。とルートを検索し歩き出す。

 

「……?…………?」

 

「一夏どうした?」

 

「いや、なんか、見られてる?気がして。」

 

そう言って落ち着かない感じでうなじを撫でる一夏。

 

「考えすぎ、ならいいんだけどな。」

 

その後も何度も振り返り、背後を確認する一夏。

 

「そんなにか?」

 

「うん。ずっとつけられてる気がして。」

 

「さては一夏のストーカーだったりしてな。」

 

「よし殺す。」

 

ケイタは真顔でUターンすると引き返し始める。

 

「ちょ!ま、待ってケイタ!」

 

「決断が早すぎますよ網島君!」

 

「ケイタ冗談!冗談だから!」

 

止める三人を振り払うと、ケイタはとんできた銃弾を懐から出したデッキではじく!

 

「拳銃だ!」

 

誰かが叫ぶ。周りにいた人々は一斉にはけていく。

 

「弾、布仏先輩と逃げて。ここは私たちが。」

 

「おう、気を付けろよ。」

 

「ご武運を。」

 

2人が行ったのをケイタと一夏が確認すると隠れていたらしい、

というかばらけてつけて来ていたらしい女が七人。

2人を囲むように現れる。

 

『あの紅髪の女性、ギリシャ代表候補生のベルベット・ヘルか?』

 

「ギリシャって、フォルテ先輩の?」

 

『大方、仇をはき違えて一夏を狙ってきたといったとこだろう。』

 

「なら俺があの眼鏡を相手にする。一夏、他の雑魚頼めるか?」

 

「モチのロン!」

 

走り出す。六人は利き腕にのみビーム砲付きの装甲を展開し向かう。

ケイタは瞬間加速で躍り出ると、ベルベットに肉薄する。

ベルベットもすぐさま専用機のヘル・アンド・ヘヴンを展開するが

中距離型のヘル・アンド・ヘヴンに対し全距離対応の赤龍改では分が悪い。

 

《しかも肉弾戦はケイタの専門分野。さすがに同情するな。》

 

フェイントからの左ストレート、

下段払いからのワンツーパンチ!

面白いように吹っ飛ぶベルベット。

 

「この!」

 

しかし吹っ飛びながらサブマシンガンを呼び出したベルベットは得意の中距離戦に持ち込む。

 

「うお!だったら俺も!」

 

左腕の装甲に逆鱗閃甲を纏わせ盾に、右手で脚部装甲から取り出したハンドガンの龍火を構えて対応する。

 

(ゴリゴリのパワーファイターかと思えば銃撃戦もいけるの?)

 

正直舐めてたが、それでもやることは変わらない。

フォルテの仇討ちを邪魔するなら倒す。

黒い決意を弾丸にのせ放つ。

 

(おー、おー、殺る気満々です事。さて、一夏の方は)

 

柱に隠れながら一夏の方を見るともう既に三人を倒し、残り三人だった。

 

(ゼロワン!もしかしてだけどさ!)

 

《ああ、どうやらこのIS。これで最大展開状態の様だ。》

 

本来は暗殺かなんかに使うためのISなんだろう。

その証拠にスピードはともかく威力はお粗末だ。

 

(こそこそはい回ってネズミみたいだね。)

 

《ではラット、とでも呼んでやるか?》

 

(じゃちゃっちゃっと狩り飛ばしちゃおうか!)

 

ゼロワンに死角からの攻撃のカバーを任せ、一夏は目の前の敵に進む!

 

《五時と八時の方向からくる!八時の方が若干早い!》

 

(アイサー!)

 

飛び上がり、刀身の展開装甲を開き、

そこからエネルギーを出し刀身延長。二人とも切り捨てる。

そして最後に一回ひっこめた刀身を再び伸ばした突きで貫く!

 

「よし!ケイタの援護を」

 

『待て一夏。変身出来るとはいえ、

五反田弾たちには絶対防御のような自動防御がない。

ここは二人を追うべきだ。』

 

「でもケイタが」

 

『あいつはどんな男だ?』

 

「そりゃタフだけど」

 

『違う。あいつは織斑一夏に、

俺がもっとも信頼する人間に認められた男だ。』

 

「そっか、よし!弾達を追おう!」

 

「! 逃がさない!」

 

「行かせるか!」

 

両腕に逆鱗閃甲を纏わせ一夏めがけて撃たれた弾丸をすべて受け、強引に肉薄する。

 

「らぁ!」

 

肘で一発。足元をけん制で撃たれるのを飛んで避けながら背中のマウントラッチからアサルトライフルの龍炎を構える。

フルオートで至近距離から叩き込む!

 

「うわああああ!!!」

 

「まだまだ!」

 

龍炎をマウントラッチに戻し、

腕部装甲からコンバットナイフの鳳爪を二本とも引き抜き

アーマーとアーマーの間、関節部の柔らかい部分を引き裂いていく。

 

(このまま押し切る!……!?)

 

たまたま視界の端に捉えた水面が揺れる。

そこから紅色の鎧の戦士が飛び出てきた。

 

「!? な、なにこいつ!」

 

「手塚さん!」

 

そして後から現れたのは、紫色のケイタが一番嫌いな敵が変身していたはずのライダーと、話に聞く金色の仮面ライダーだ。

 

「織斑マドカに、三春!」

 

「ようケイタ!久しぶりだな!」

 

やっぱりかと思いながらスティングを助け起こすケイタ。

 

「平気か手塚さん?」

 

「ああ、派手に吹っ飛ばされたがダメージは大したことない。

ただ、昨日占ったんだが」

 

「なんだよ。」

 

「私は近いうちにベントされる。」

 

「!? それって!」

 

「安心しろ。死ぬつもりなんて毛頭ない。

これ以上千夜に泣かれるのは勘弁だ。」

 

「そっか、おいアンタ!ベルベットって言ったよな?」

 

「え?」

 

乱入者が来てからずっと成り行きを見守っていたベルベットに声をかける。

 

「さっさと後ろで伸びてる手下連れて逃げろ。

そんぐらいの時間は稼いでやる。」

 

「アナタ、自分が何を言ってるか分かってるの?

私たちはさっきまで殺しあってたのよ?」

 

「うるせぇどうだっていいんだよ!

背中ならちゃんと守ってやるから早くいけ!」

 

「………借りはそのうち返す。」

 

「命狙うついでに?」

 

軽口で返してやるとベルベットは不快そうに眉を寄せるが、すぐに仲間のもとに向かう。

ケイタはISを解除しデッキを構える。

ストライクはその間にも攻撃しようとするがラスに止められる。

 

「お優しいな待ってくれんのか?」

 

「ああ、サバイブモードまではな。

俺と同じとこまで這いあがってきたのを蹴落として這いつくばらせてやる!」

 

「あっそ、お前が俺たちを舐めてんのは十分わかったぜ!

カメンライダー!」

 

<SWORD VENT>

 

ドラゴンナイトに変身し、ドラグセイバーを装備する。

三人の仮面ライダーもカードを切る。

 

<SWORD VENT>

 

<COPY VENT>

 

<STRIKE VENT>

 

ゴルトセイバー、コピーされたドラグセイバー、メタルホーンがそれぞれの手に握られる。

 

「手塚さん、俺のも使ってくれ。」

 

「いいのか?」

 

「ああ、俺にはサバイブモードがある!」

 

カードを引き抜くと同時に舞い上がる烈火。

そして変身したドラグバイザーツヴァイのドラグランザーの口を模したスロットにカードをセット!

 

「変身!」

 

<SURVIVE MODE>

 

烈火が鎧となり、ドラゴンナイトはサバイブモードに変身した。

バイザーのブレードを展開し、ラスに向かう。

続いてスティングもストライクに向かっていく。

 

「はははは!ホラホラどうした?もっと楽しく踊れよ!!」

 

正面にいたと思ったら背後に、背後にいたと思ったら正面に。

瞬間移動でラスはドラゴンナイトを翻弄した。

 

《幸い動きが単純だから受ける躱すは何とかなってるが、

このままではやられっぱなしだ。頭数を増やそう。》

 

(よし来た!来い、ドラグランザー!)

 

<ATTACK VENT>

 

飛来したドラグランザーがラスに火炎攻撃を浴びせる!

 

「うわああ!熱い熱い!!卑怯だぞ!」

 

<GUARD VENT>

 

すぐさま契約ビーストの尻尾を模した盾、

ゴルトシールドを装備し、ドラゴンブレスを凌ぐラス。

 

「卑怯とか瞬間移動(チート)持ちに言われたくねーよ!」

 

<STRANGE VENT>

 

<STEAL VENT>

 

ゴルトシールドを奪取し、ドラグランザーにさらに火炎を浴びせさせる。

 

「ぐああああーー!!!な、なんでだよぉ!

ラスは最強のライダーの鎧じゃなかったのか!?」

 

「はっ!スペック頼りの素人に負ける程やわな修羅場のくぐり方はしてないって話さ!」

 

<SHOOT VENT>

 

ドラゴンナイトの背後にまわったドラグランザーの口とドラグバイザーツヴァイの発射口にエネルギーが集中する。

 

「メテオバレットォオオオオオーーーーッッッ!!!!」

 

「ま、負けるかぁああ!」

 

<CONFINE VENT>

 

ドラグバイザーツヴァイとドラグランザーが突如効果を失い消える。

思わず動揺するドラゴンナイト。その隙にラスは光弾を連射する。

ドラゴンナイトはさっき奪ったゴルトシールドで受けようとするが

 

<STEAL VENT>

 

盾を奪い返されもろにエネルギー弾をすべて喰らってしまう。

サバイブモードが解除され、転がるドラゴンナイト。

 

「今しかない!」

 

とどめを刺さんと向かうストライク。

 

「やらせるか!」

 

<FINAL VENT>

 

背中を向けたストライクに攻撃しようとするスティングだったが

 

<ATTACK VENT>

 

横から突進してきたメタルゲラスに妨害される。

エビルダイバーから落ちた衝撃でドラグセイバーにバイザーまで落としてしまう。

もうカードは使えない。

 

(こ、こうなれば!)

 

立ち上がり走り出すスティング。

その先では

 

(う、くっそ!立てねぇ!)

 

ストライクがいまだダメージの抜けないドラゴンナイトにとどめを刺そうとしていた。

 

「二枚ある。どっちが好みだ?」

 

「じゃあ、クリスマスカードが良いな。」

 

「おめでとうバーニングクリスマスだ!!」

 

<FINAL VENT>

 

背後にベノスネーカーが現れる。

バク宙ぎみに飛びあがり、激流に乗ったストライクのバタ足キックが!

 

『ケイタ立て!このままでは直撃だ!』

 

「マズイ………!」

 

「網島ぁあああ!!」

 

「え?」

 

スティングが、割って入る。

手を大きく広げて降りかかる毒さえも一身に受け、

何度もアーマーを蹴りつけられ吹っ飛ぶ。

その先で、真っ赤な火柱が上がる。

 

「手塚!おい嘘だろ!手塚ぁ…手塚ああ!!!」

 

痛む体に鞭を撃ち、海之のもとに駆け寄る。

毒でただれて、その上火傷だらけの身体からは黒い粒子が上がっていた。

 

「嘘だろ止まれ止まってくれ!」

 

「ぅ………ゆう、いち?」

 

どうやらもうろうとする意識でケイタの事を誰かと勘違いしているらしい。

 

「見てて、くれたか?わたゴホッ!私・・運命を、変えたよ?」

 

「馬鹿!なんも変わってねぇよ!

お前が死んじまうよ!お前の占い通りに!」

 

「違う……ほん、、当は網島。

あいつが、死ぬはずだったんゴッホ!ゴホッ!」

 

「え?」

 

驚くケイタに網島には秘密だよ?とまるで恋をした女の子の様にはにかみながら言う手塚。

 

「雄一、皆に…伝えて、運命に、、縛られないでって……」

 

「何、何諦めてんだよ!まだ助かるかもしれないだろ!」

 

「私が助かったら、網島が死んじゃうよ……ああ、私の占いが、やっと……。」

 

それが彼女の最期の言葉だった。

黒い粒子になりきった彼女はストライクが持つデッキに吸い込まれて消えた。

 

「これで、揃った!」

 

ストライクはスティングのデッキからアタックベントのカードを引き抜き、他の2枚と同時にベントイン!

 

ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーが集結する。

 

<UNITE VENT>

 

三体のビーストが合体する。

エビルダイバーが(ウイング)に、メタルゲラスが胴体(ボディー)に、ベノスネーカーが頭部(ヘッド)になり出来上がった西洋龍の様なビーストは

 

「ハハハハハ!!!素晴らしい!セレビーストジェノサイダー!これがストライクの究極の力だ!」

 

地獄の夜明けを告げるかの様なおぞましい咆哮が響く。

血と犠牲とに歪められた正義の力が最悪の敵を練り上げてしまった。




ケイタ「いかがだったでしょうか?」

石橋「スティング、芝浦、ステーキナイフ…うっ!頭が!」

芝浦「おい大丈夫か?」

ケイタ「あんま深く考えちゃダメだ。
見ちゃいけない物まで見える。」

石橋「そ、そうなのか?」

芝浦「こりゃサッサと締めた方がいいな。
次回、Jorney an ancient city その7」

ケイタ「戦わなければ生き残れない!」
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