infinite DRAGON KNIGHT in 明日未来   作:伊勢村誠三

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ケイタ「前回までのinfinite DRAGON KNIGHTは!」

達郎「なんか一夏のISが超変身したとこまでだな。」

鈴「一夏の携帯余ったパーツ適当に着けてたけどあれで平気なの?」

ケイタ「平気らしいよ?うちのセブンだって時々つける場所間違えそうになるし。」

達郎「アイツら機械じゃねーのかよ?」

鈴「なんか見てるとトランスフォーマーのカセットロン思い出すわね。」

ケイタ「確かに。」

達郎「それよか続きだ。これ以上待たせちゃ悪いぜ。」

鈴「さてさてどうなる?」


Jorney an ancient city その11

四聖王騎(フォーエレメント)統一結束(ワンアッセンブル)だと?

ふざけやがって!白式は俺の物だ!それを勝手にごちゃごちゃかき混ぜて別物にしてんじゃねぇ!」

 

ゴルトセイバーの連続攻撃を両肩の不動岩山のバリアでいなしながら踊る様に躱し続ける一夏。

ここで一度今一夏のISがどの様な状態に有るかを説明しなければならない。

 

まず単一世界・両極双心をベースに両肩にやや小型化した不動岩山があり、オーランディ・ブルームの装甲が変化したプロテクターやスラスターが金色のバンドの様な呼吸式排熱ベルトを兼ねた結束パーツで固定されている。

 

更に箒の紅椿の様に打鉄弍式とオーランディ・ブルームのスラスターを変形させた展開装甲を装備し、補助人造筋肉と合わせての高速移動を可能にしている。

言うなれば回避特化型の合体だ。

 

もしシャルのラファールとセシリアのティアーズと合体したなら砲台にも狙撃手にもなれる遠距離特化型に、

蓮の黒翔とヴィシュヌのドゥルガー・シンと合体すれば近距離短期決戦型になっていただろう。

 

《つまり俺というフォンブレイバーを介してISとISを同調させることにより一夏は近くの仲間と状況に応じて実質無限のカスタマイズ形態を手に入れた事になる。が、弱点が無いわけじゃない。》

 

まず白式と黒法は元々親和性が高く、もうゼロワンが着身しなくても直ぐに合体できるが、四聖王騎(フォーエレメント)統一結束(ワンアッセンブル)は近くのISを無理やりくっつけてるだけなのでどうしてもアンバランスになってしまう。

 

従ってゼロワンとISにも負荷がかかる。

あまり長くは使えない。やり過ぎるとエネルギーの過剰使用で内側から壊れてしまう。

 

《だからこそ俺自身のボディを参考にした排熱機能をつけたのが功を成したようだな。》

 

ゼロワンのボディは全フォンブレイバーの中でも高性能の部類に入る。

1番初めに作られたフォンブレイバーではあるが4月にラムダ以外を全て取り替えるとなった時に、流石に宇宙での活動を想定しているNEXTモデル程ではないが高機能型に改修されている。

その際、前のボディにはなかった様々な機能が追加されているのだ。

 

《そんな話はともかく、一夏。あまり長くはこの姿を維持出来ない。なんとか隙を作って網島ケイタとレン・アキヤマに繋げるぞ。》

 

(待ってゼロワン。もしかしたらこれが最後のチャンスかもしれない。)

 

《なんのだ?》

 

(三春を、ただ黙るしかなかったこのクソ兄貴との因縁を断ち切れる最後の!)

 

《最後の兄妹喧嘩か?ふん、良いだろう。

二十分は持たせられるがそれが限界だ。》

 

(十分でいい!その代わりもう一個我儘聞いてくれる?)

 

《なんだ?》

 

(余ったパーツでデモリッションのデータから新しい武器作れない?)

 

《やってみよう》

 

一夏は夜桜と雪片弐型を構え、攻めに転じる。

剣では互角かも知れないが、体術では体格、アーマーの性能で勝るラスが勝るため、打撃技は避け切れないものはアーマーの硬い部分で受ける。

 

「妹のお前が兄の俺に剣で勝とうなんて、百億年早いんだよ!」

 

調子に乗ったラスがゴルトセイバーで一夏の剣を弾く。

 

「貰ったぁ!死ねぇえ!」

 

「・・・・・・・か。」

 

「あ?」

 

「うるせえ!バーカ!」

 

背中と踵の展開装甲を起動して逆上がりの様な宙返りで顎に多段蹴りをたたき込み、ようやく仕上がった武器をアーマーに押し当てる。

 

「零落白夜ノコ切断!」

 

丸鋸型のIS用ブーストフォンデモリッションはラスにまともなダメージを与えた。

胸から派手に火花が散る。

 

「こ、この!」

 

「まだまだ!」

 

銃剣も召喚し直し、右手にノコ、左手に槍の変則両手持ちでラスを追い詰める!

徐々に、だが確実にラスはスタミナを、エネルギーを削られていた。

 

「こうなったら!行けビースト共!一夏の大切な物を全部壊せ!」

 

周囲の鏡から三体の鳳凰型ビーストが生身でいる簪とロランに襲い掛かる!

 

「しまった!蓮!」

 

「ああ!」

 

戦いを見守っていた二人が向かうが間に合うだろうか?

 

「達郎!なんかわかんないけど良いタイミングみたいよ!」

 

「鈴!俺を思いっきり投げろ!」

 

頭上から、建物の上から二つの人影がワイヤーを使って飛び降りてきた。

うち一人が小柄な方に遠心力で飛ばされる。

右手にはイクサナックルが、その腰にはイクサベルトが装着されている!

 

<レヂイ!>

 

「変身!」

 

<フィ・ス・ト・オ・ン!>

 

「開幕から決めさせてもらうぜ!イクサ・ジャッジメント!」

 

ロランに襲い掛かろうとしたガルドストームは一撃で爆散させられた。

 

「な!ば、ばかな!」

 

「馬鹿はお前だよ三春。こんなことして何になる?」

 

「その声、お前達郎か!?」

 

「正解。ズバリ救援ってやつさ。」

 

「達郎!喋ってないでこっち手伝って!」

 

「あ、まず!」

 

一方鈴音はISが無いため、達郎から借りた対ファンガイア用携行武器のファンガイアバスターで戦っていた。

拘束用ワイヤーやイクサカリバーより威力は劣るがそれでも急所を貫ければファンガイアを絶命させられる純銀製対ファンガイア弾を発射できる優れものだ。

 

それでも流石に一人で動かない人を守りながら戦っていては本領発揮とはいかない。

ウイングナイトのダークアローが火を噴く!

残った二体の鳳凰型ビーストのもとにドラゴンナイトとイクサが向かうまで時間を稼げた。

 

「このまま援護する」

 

「く、くそう!こんなこんな筈じゃ!!」

 

「だまれ!」

 

デモリッションが左のゴルトセイバーをはじき、

 

「最期ぐらい!」

 

銃剣が右のゴルトセイバーをかちあげ、

 

「その不愉快な声を出すんじゃないこの自己中が!」

 

両手に持った夜桜と雪片弐型を合体させた剣でバイザーを叩き斬る!

これでもうカードは使えない。

 

「一夏これ!」

 

鈴からファンガイアバスターが投げ渡される。

一夏はセットされていたワイヤーをラスの首に巻き付ける。

すぐ斬られるだろうが、一瞬でも瞬間移動を封じれただけで十分だ!

 

「はああああ!!!!」

 

「こっちも決める!」

 

「その命、俺が貰う!」

 

一夏がラスを、ケイタがガルドサンダーを、達郎がガルドミラージュを空に向かって吹っ飛ばしたのはほぼ同時だった。

 

<イ・ク・サ・ナッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・アッ・プ!>

 

「おらぁ!」

 

ガルドミラージュの腹部をイクサのブロークンファングが破壊し

 

<FINAL VENT>

 

「ドラゴンファイヤーストォオオオオオオムッ!!!!!」

 

ドラグランザーの連続火炎弾がガルドサンダーを焼き尽くし

 

「いっけぇええええええーーーーー!!!!!!!」

 

一夏の零落白夜と満壊極夜の二重技がラスを切り裂く!

3人が着地すると同時に大爆発を起こす。

 

「やったのか?」

 

「油断はできないよ。ほら。」

 

炎の中からボロボロの三春が出て来た。

服はあちこち破けて焦げていたし、体中傷だらけだが、それでもまだ立てている。

 

「あああ……ああああああ!!!一夏ぁ…これで、これで勝ったと思うな!

万全のコンディションに回復したとき!それがお前の最後だ!」

 

そう言ってデッキを構える三春。

しかしいつまでたっても起動しない。

 

「なんでだ!何で反応しない!?そんな、そんなはずはない!これは俺の力だ、俺だけが使いこなせえるんだ!!」

 

「いいやそれは違う。」

 

心底失望、と言った感じで現れたスーツ姿の女の声は、

その喉から出るはずのない男の声だった。

 

「ゼイビアックス!?」

 

「織斑三春。お前がラスのデッキを使えたのは私が本来のラス、ヴィック・フレイザーの生命エネルギーを与えていっただけだからに過ぎない。

まあ、織斑千冬の劣化コピーとは言え妹のマドカ君ともども少しは使えると思ったのだが、それっぽいもので妥協するのは良くないという教訓を残す結果になったな。」

 

「俺が、あの出来損ないの妹をかばうような耄碌した姉の劣化コピー?

取り消せ!今すぐその発言を取り消せ!!」

 

「残念ながら消されるのは君だ!」

 

左手だけ変身したゼイビアックスの腕が三春の身体にめり込む。

 

「そうだ、冥途の土産に良いことを教えてやろう。」

 

(bgm EXCITE 三浦大知)

 

「なぜ君達には両親が居ないのか!

なぜ君たりには六歳以前の記憶がないのか!

なぜ織斑千冬は君たちに何も語らないのか!」

 

「何言ってんだよアイツ?」

 

「どうゆうこと?」

 

「まさか!」

 

「それ以上言うな!」

 

『やめろー!』

 

「織斑!そうなの付く者はすべて旧人類を淘汰、全滅させ、新人類による新たな人類史を始めるための計画、project ZERO=DIVERにより造り出された人造人間だからだぁ!!!」

 

ゼイビアックスの笑い声が響く。

呆然としたまま膝を付く三春、そして一夏は

 

「う、嘘だ。私をだまそうとしてる!!」

 

頭では何とか否定しようとするが、姉の人間離れした力も、

いろんな辻褄も全く覚えのない両親の温かみも、それで説明がついてしまう気がした。

 

「嘘じゃないさ!その証拠に三人の男性IS操縦者がいるんだよ。

君たちは計画の一環で使われた人間をあらゆる環境に適応させる因子、モザイカ因子を埋め込まれている。だからISにも乗れるし、サバイブモードに変身しても変身拒絶反応(リジェクション)が起きないのさ!」

 

「!? 馬鹿な…一夏の従兄だっていうケイタはともかく俺はそんなものいつ!」

 

「米軍に入ったころだろう?

ドイツでは人造人間に投与して失敗したそれを天然の人間に使って初めて成功したのが君という訳だ!」

 

そんなまさかと思う一方で軍ならやりかねないとも思える。

実際蓮自身も出来すぎてると思ってたのだ。

 

「君たちは自分の意志で戦っていたつもりかもしれないが、

それは結局モザイカ因子の持つ人類を絶滅させるための力を付けようとする本能でしかないんだよ!」

 

高笑いを挙げながら去っていくゼイビアックス。

そこに残された一同。

 

「な、なあケイタ?」

 

「達郎ごめん。少し、少し自分と向き合う時間をくれ。」

 

鏡の奥に去って行くケイタ。

それに黙って続く蓮。

 

「い、一夏!」

 

「鈴、これ2人に返しといて。」

 

一夏は鈴音に簪とロランのISを渡すと空の彼方に飛んで行ってしまった。




仮面ライダーラス 脱落。
残り 4人。

次回、Killer of human species その1
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