ソードアート・オンライン ~紅き双剣士と蒼の少女~ 作:桜花 如月
第一層はじまりの街:宿屋
コハルと再会し、宿屋に入って情報を整理した後。
大規模なクエストというものを受ける前にアルゴはプレイヤーと売買した情報を整理したり新しい情報を集まるために1度、私とコハルを残してどこかに去っていった。
少し時間の空いた私とコハルはそれぞれ、さっき話せなかった話などを色々と話すことにした。
デスゲーム開始後、お互いがどんな動きをしたのか、どんなスキルなどを獲得したのか、など。
1ヶ月間、第一層のエリアで起こった色んなことについて話すだけでも私たちはそこそこ長く話を続けていた。
お姉ちゃん以外の誰かとこうやって話すというのはSAOβテスト前の私には到底想像できない事だった。今もこれが夢なのでは、と思ってしまうぐらいに──
「どうしたの?ハヅキ?」
「あ、大丈夫……ちょっとリアルの事を考えちゃって」
「そっか……リアル、かぁ」
自分がこうやって話している、そう考えて少しぼーっとしてた所にコハルが話しかけてきて我に返った。
そして、ふと気になったことを口にしていた。
「コハルは……リアルの姿の私を見ても、何も思わないの?」
「え?うーん……」
私が突然口にした質問に対し、コハルは少し悩む素振りをした後、こんな答えを出してきた。
「もちろん、蒼い眼ってビックリはするけど……それを言ったら私だって目の色は緑だよ?」
「あ……」
自分のことを考えていたせいであまり気にしてなかったけど、よく見たらコハルも髪型等は違うけど私と同じように髪色は黒で目の色は緑色だった。
「ハヅキがリアルで何かあったのかもしれないけど、私はそれだけでハヅキを嫌いになったりしないよ」
「コハル……ありがとう」
「うん、こちらこそ!」
リアルで色々あったため、自分に自信がなかった私をこうやって、嫌うことも無く、普通に受け入れてくれた。
そんなコハルを見て私は1つ、大きな覚悟を決めた。
「コハル、強くなろう」
「え……?」
「強くなって、この世界から出よう」
「……うん、そうだね」
コハルは少し戸惑った様子を見せたあと、何故か私の手を掴んで来た。
「私、SAOのサービス開始からログインして、ハヅキと合流しようとしたの、でも、合流できなくて、SAOがデスゲームになって……もう二度とリアルに戻れないんだ、って絶望したんだ。
でも、ハヅキがどこかで私を探してるかもしれない、そう思って諦め無いようにした、1ヶ月経っちゃったけど……諦めなかったからハヅキと……
「コハル……」
「だからこそ、私達で頑張ってレベルを上げて、階層攻略に参加しよ!そしてこのゲームをクリアしよう!」
「うん……!」
なんて、約束に近いものをして少し経ったところでアルゴが戻ってきた。
「何かあったのカ?」って聞かれたけど何も無かった、そう答えてアルゴの質問を流したあと、アルゴの言っていた【大規模クエスト】というものの詳細を教えてもらうことに。
「大規模クエストって言うのはナ、ズバリ……」
──タワークエスト、だヨ
レズですかね、いや違う?
さて、今年も終わりますね、早いよね
実はアンダーワールド編まで書くのが今年の目標でした、SAOすら終わってないよ、おかしいね
もしかしたらもう1話今年中に更新するかも、出来たらだけどね。
ハヅキ:黒髪ショート、蒼眼
コハル:黒髪ロング、緑目