今回、新たにキャラが出ます。そしてテストの内容は…恐らく、前回の問よりも楽です(笑)
では、本編へ。
☆
試験当日。
「それでは、はじめ!」
先生の合図と共に、教室の生徒全員が筆記試験に取り組んだ。今日は1日中筆記試験をして、明日はデュエルの実技試験をするんだけど…
(…今年、妙な問題が多くない…?)
『と言われても、去年の問題知らないから〜』
『まぁ、難しいというよりは奇妙な問題が多いですね…』
去年の問題は、基礎ルールの確認やチェーン処理の問題などが殆どだった。けれど今年の問題は、一癖も二癖もある問題ばかりだった。
(『トポロジック・ボマー・ドラゴンの影響で規制されたカードを答えよ』…なんでこんな問題があるのさ…)
『というか、実際そのせいで規制されたカードって1枚しか思い当たらないんですけど』
『俺がいれば普通に防げるけどな?』
それが出来ないからアレはキツかったんだよね…
(まぁ答えは『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』だよね)
『…次の問題もなかなか酷いですね』
『なになに…『最も多くの融合モンスターを融合召喚できる素材の組み合わせを答えよ。なお、融合素材代用モンスターは考慮しないものとする』…なんだこれ…』
この問題の答えは『E・HERO バーストレディとE・HERO フェザーマン』なんだけど…小春と湊月君がすごく心配になってきたよ…
(2人とも…大丈夫かな…)
『それより自分の心配…は要りませんでしたね』
『つか、時間気にしながらやれよ?』
スターダストの言うことが珍しく的を射ていて驚いたよね。
『しれっと罵倒された気がするぞっ!?』
そんなこんなで、何とか乗り切った試験後。
「やぁ、いらっしゃい、濡羽君。小春さんと湊月くんは?」
「2人は、緑葉さんと神名さんと一緒に自己採点してます。僕は試験前にデッキを見直しにここに来ました」
僕は『プリズム』に来ていた。今言ったように明日の実技試験前にデッキを見直したかったのもあるし、何よりカードを見ていたかったからね。
「あ、そうだ。新しいカードが入ったよ。向こうにあるよ」
「ありがとうございますっ!」
柊真さんに教えてもらい、僕は早速店の奥に行った。
「おー、色々入ってる!それに新しいストラクに、パックも!」
僕が追加されたパックに手を伸ばした時、その手に重なるようにもう一つの手が伸びてきた。
「えっ?」
「……っ!?」
その人は綺麗な銀髪で、黒いキャップを被っていてよく見えなかったけど、黄色い眼をしているように見えた。
「あ、もしかしてあなたもこのパック買うんですか?」
「…ハ、ハイ…」
「じゃあ、1つどうぞ。幸い、まだパックは残ってますから」
「…ありがとう…ございます…」
…もしかして、怯えられてる…?
「…で、では、失礼します!」
…逃げられちゃった…のかな?うーん、そんな妙なことをした覚えはないんだけどなぁ…
「まぁ、いっか」
僕は気にせず、2,3パック手に取って買いに行った。
「あ、さっきの」
「……ぁ…」
テーブルに向かうと、さっきの銀髪さんがいた。
「何かいいカードが出ました?」
「…………………」
無言でその人がみせてきたカードは…
「…《I:Pマスカレーナ》の20thシク…!?」
この人、運がえげつない…確か持っていったのって、1パックだけだったよね…?
「コレ…そんなに凄いんですか?」
「滅茶苦茶凄いですよ…お店によっては{自主規制}円で買い取ってもらえるくらいには」
「ヒェッ…」
まぁ、そんな反応になりますよね…
「…それでは…このカード…どうすれば…」
「持ってたらいいと思いますよ。シクじゃなくても、普通に使えるカードなので」
「…そう、ですか…」
「それより、この2枚貰っても良いですか?」
「えっ…あっ、どうぞ…」
「ありがとうございます!」
やった、これで僕の買ったパックからあのカードが出れば…
「…ぁ、マジ…?」
期待を胸に僕が買った3パックを開けると、僕の望んだカードが全て入っていた。何たる幸運。
「…カード、揃ったんですか?」
「はいっ!」
すごく嬉しかったけど、ふと思った疑問の方が大きかった。
「そういえば、なんでそのパック買おうと思ったんですか?」
「あ…それは…その…」
「??」
「…デッキを新しく組もうかと、思いまして…」
「なるほどー…あ、それなら!」
僕は単なる思いつきで、持ってきていた鞄の中からひとつのデッキを取りだした。
「少し待っててくださいね。このカードを抜いて、これを入れて…」
少しばかり手を加えたデッキを、僕はその人に差し出した。
「このデッキでよければ、差し上げますよ」
「えっ!?」
「カード貰ったお礼です」
「で、でも、そんな…」
「お礼と言ったそばから何ですけど、その代わりに…僕とデュエルしてください」
「…ふぇ?」
「そのデッキ、自分で回すよりも敵に回した方が楽しいと思うんです。だからお願いします!」
「わ、わかりました…」
なんか困惑しながらもデュエルを了承して貰えた。そのまま僕達はデュエルスペースへと向かった。
「それじゃあ、よろしくお願いします。えっと…」
「…ワタシは、マリーです」
「マリーさん、よろしくお願いします。僕は星風濡羽です」
「…え、男の人なんですか?」
「生物学的にも男ですっ!!」
あーもー、また女の子だと思われてたのー!?いい加減、初見で気付く人いないのー!?
「…凄く、意外です…」
「そ、そんなことよりも、デュエル、始めますよ!」
「ハ、ハイ…それでは…」
「「
次回、マリーvs濡羽です。
マリーさんの簡単なプロフィール公開してしまうと
・女性
・17歳
・決闘者
です。この人、アカデミア生ではありません。何者なのかは、デュエル後に。
ではでは。