それでは本編へ。
☪︎
「どうでした?」
「リチューアル・チャーチとかグスタフが入ってたのは良かったと思うぜ。だがエクシーズ・リボーンはあんま良くねぇかな。時械神や時械巫女の召喚・特殊召喚条件が満たせねぇからな」
「あー…確かに、最後は時械巫女の墓地効果が使えなかったっすからね…」
まぁ正直、俺もホープ・オブ・フィフス引けなきゃどうなってたか分からねぇけどな。
「そのデッキは時械神だから、脇道に逸れずに時械神で攻めることを考えろ。それと今回みたいに、アイン・ソフ・オウルは破壊耐性はあってもバウンスには耐性がないからな。そこの穴を埋めるカードを入れたらどうだ?」
「うーん…汎用性考えたら神宣とかっすかね…」
「だな。あとはやっぱ墓地発動もできるブレスル使ってもいいかもな。アイン・ソフ・オウルにプロトコルみたいな効果あったらスキドレも視野に入ったんだがなぁ…」
流石にそこまで都合よくは無いんだよなぁ…
「プロトコル?なんすか、それ?」
「ん、あぁ。《オルターガイスト・プロトコル》だ。あいつにはオルターガイストの効果は無効にならないって効果があってな、スキドレと同時に発動してると、相手だけ無効化されて、自分のオルターガイストは普通に効果が使える状況が生まれるんだ」
「うっわぁ、酷い…」
「しかもオルターガイストってパーミッション系のデッキだからな。相当キツイぜ」
昔相手した時は絶望しかなかったぜ…ソリッドマン出しても効果使えず、融合しようにも無効化される。スキドレ割ろうにも、こっちも無効化だ。正直勝てる気がしねぇ…
「じゃあこのままここで使えそうなカード探してみるっす!」
「俺も色々見てぇから、別行動な」
そうして俺達は『プリズム』でカード探しを始めた。目下の問題は、展開阻止だな…
一方その頃…
☆
僕は今、緑葉さんと神名さん、小春の3人と一緒にショッピングモールに買い物に来ています。来ているんですが…
「なんで僕まで女性用の水着を見ないといけないんですかっ!!」
何故か女性用の水着を買いに来ています。いや、まぁ、4分の3は女性ですし、分かるんですよ…でも店内に僕がいる必要ありました?
「…君を1人にさせたら、勝手にどこかへ行くでしょう?」
「そうですね。実際、以前にも急に消えてしまわれた事がありましたよね。帰ってきたと思ったら暗い顔をしていましたし」
…あれは…まぁ…『女の子の声が聞こえたので異世界に行ってきました』、なんて言えないじゃないですか…精霊以上に信じられないよ…それに、誰にも言えないような
「聞いてる〜?濡羽っちは私達と一緒にいるんだよ〜♪」
「ねぇ…せめて向こうの男性用の水着を見させてよ…」
「…君が選ぶとしたら、グレーのフード付きラッシュガードでしょ」
「あれは…水着なのでしょうか…」
「ラッシュガード…?」
そもそも水着を着たことがないので(小学校と中学校の授業は全部見学してきました)、そこら辺はよく分かりませんね。
「上に羽織る水着だよ〜♪」
「…あながち間違ってはないわね」
「本来は、サーファーが擦り傷から身を守るために着ていたものですね」
…それってもしかして、水着の下に着るものなんじゃ…?
「グレーのパーカーがあれば1番ですけど…ないならそれで…」
「だから買ってあるよ〜♪」
「いつの間に!?というか今の会話の流れで買ってあるの!?」
なんか小春ってたまに妙なことするよね…しかも少し大きめのサイズだし…
「じゃあ濡羽っちの買い物は終わってるし〜」
「…向こうの女性服売場に行きましょうか」
「ですね。実は私達、前から星風さんに女性服を着せてみたいと思っていたんです」
「嘘でしょう!?」
僕が連れてこられた目的ってそれなの!?というか、神名さんはストッパー側だと思ってたのに!!
「それじゃ、レッツゴー!」
「十全に嫌だぁぁぁぁ!!!!!!」
結局、小一時間着せ替え人形にさせられました…
「もう嫌…今日は散々だよ…」
僕はさっきのお店から少し離れたところにあるベンチで項垂れていました。流石に…ね。
「…でも、私達は楽しかったわ」
「だね〜♪」
「普段できないような体験でしたね」
『…ちと思ったんだが…お前さん、もしかして結構不憫な立ち位置か?』
『もしかしなくてもヌレハは結構不憫な立ち位置ですよ』
精霊達は平常運転です。羨ましいよ…
そう思っていると、小春が何かに気付いたんだ。
「あれ…ねぇ濡羽っち、あれってさ〜、いわゆるナンパって奴だよね〜」
「どこ?…うん、あれはそうだと思うよ」
「…されてる方は困ってるみたいね」
まぁ、当然困りますよね。されて困らない人って相当少ないと思いますよ。
「助けますか?なんて、愚問ですよね」
「そうですね。小春、ちょっと手伝って」
「いいよ〜♪」
僕と小春はナンパされてる人を助けるために動く事にした。ま、やる事はよく見るアレなんだけどね。
「なぁ、良いじゃんかよ。俺らと一緒に行こうぜ?」
『……』
「いい加減無視すんのも寒いぞ?なんとか言えよ」
「あ〜、いた〜!」
『…?』
「すみません、その娘、僕達の友達なんですけど…」
「お借りしますね〜♪」
『…!?』
僕らはナンパされてた子を半ば無理やり連れ出した。小春のコミュ力あれば多分なんとかなると思ったんだよね。
「あ、ちょ、おい!」
「ほんとごめんね〜♪」
小春が女の子を連れて走っていくのと同時に、ベンチで待っていた緑葉さんと神名さんもこっちに来て一緒に走り去った。僕は…まぁ、みんなの荷物持って走りましたよ。えぇ、こんな時だけ男子扱いされるんですよねぇ…
「…まさか割と強引に連れ出すとは思わなかったわ…」
「ですね。もう少し上手く出来なかったのですか?」
「なんか…ごめんなさい…」
『ヌレハ、そんなことより!』
『ちょっとばかし信じたくねぇ状況なんだが…』
ライズベルトとスターダストが焦ってるんだけど…なにか変な状況なの?
「あはは〜、大丈夫だった〜?」
『…ありがとうございました』
「気にしなくていいよ」
『それで…その…』
「…どうかした?」
『あ、いえ…精霊が多いんだな〜、って』
「「「「…え、精霊見えるの?」」」」
『はい。というか…」
女の子は被っていた帽子を脱ぐと、こう続けた。
『実体化してるだけで、私も《閃刀姫-レイ》の精霊なので』
「…えっ」
「ええっ!?」
「そ〜なの!?」
「まさか…ですね…」
この時、僕と緑葉さんの精霊はみんなこう思ってたらしいんだ。
(いや、少なくとも
男の娘主人公にしようと決めた時から描きたかった女子の着せ替え人形にさせられる回。そして新しい精霊が現れました。ナンパされてたけど。
次回は少し趣向を変えて会話&デュエル回となります。
そして雑談。
とうとうヴレインズ終わりましたね。まさか遊作がフュリアス使うとは思いませんでした。しかもアクセスコード・トーカー…使いたいですね。ジ・アライバル・サイバース@イグニスターも。Ai君、なんだかんだ一番人間味がありましたね。けど最後…もしかして、全イグニス復活フラグですかね。だとしたら残り3体のカテゴリも出して欲しいです。
そして次は11期…でしたっけ。新しい召喚法、来るんでしょうか。新しい種族か属性は来そうですよね。個人的には風属性カテゴリが増えてくれるとありがたいですね。濡羽君と風華さんが強くなりますから。
ではでは。