初の精霊とのデュエル、濡羽君は勝てるでしょうか。
実は途中で少し手直しがあったのでどこか失敗してそうだと思ってる小心者。
それでは本編。
❀
あの後すぐ、私達は近くのファストフード店に入ってレイから話を聞く事にした。
「へぇ〜…精霊になったのって数ヶ月前なんだね〜」
『はい。でも周りに他に精霊がいなくて霊化する方法がわからず、ずっと実体化したままだったんです…』
「…私達のところには精霊は沢山いるから、色々聞くといいよ」
『ありがとうございます、そうさせてもらいますね』
うん、やっぱりこの子はイラスト通り、生真面目な子みたいね。でも、隣にいる彼がちょっと気になるわね…
「星風さん、レイさんとデュエルしたいと思ってませんか?」
「えっ…なんで分かったんですか?」
「…そんなにソワソワしてたらすぐ分かるわよ。デュエルを始めた頃の優姫もそうだったから」
「風華、それは言わないでくださいよ」
あの頃の優姫は挙動不審だったんだもの、言いたくなるわ。
「それで…レイさん、お願い出来ますか?」
『良いですよ。でも、流石にここじゃ出来ないですよね』
「あ、それなら家に帰ろ〜♪」
『…えっと、どなたのお宅に?』
「…全員よ」
「色々事情がありまして、私達は一緒に暮らしているんです」
『えぇっ!?』
まぁ、初めて聞いたら驚くわよね。もう1人いるって知ったらどんな反応するのかしらね。
「じゃあ帰りますか?僕としてはプリズムの方でやってもいいんですけど」
「…荷物があるから、ね」
「なるほど、納得しました」
そんなわけで、私達はレイを連れて帰ることになった。さすがに荷物はみんなで分けて持って帰ったわよ。
☆
家に帰った僕達は、まず荷物を各々の部屋に置いてきた。家だと精霊達はみんな出てこれるから、待ってる時間はレイさんと談笑してたみたい。みんなすごく楽しそうだったよ。
「すみません、レイさん。お待たせしました」
『いえ、私以外の精霊と話せて楽しかったです!』
「そうですか。じゃあ早速ですけど…デュエル、しましょう!」
『分かりました!』
そうして僕らは向かい合い、僕はデュエルディスクを構え、レイさんは空中にデュエルステージ(フィールドが描かれた台座のこと。僕らで言うプレイマットだよ)を展開した。さぁ、始めるよ!
『「
デュエルスタンバイ
新マスタールール LP 8000
先攻 レイ
後攻 星風濡羽
デュエル開始
『私の先攻です!私は《トゥーンのもくじ》を使い、デッキから同名カードをサーチします!そしてこれはターン1がないので、合計3回使用!最終的に《トゥーン・サイバー・ドラゴン》を手札に加えます!』
レイ 手札 5→4→5
うっわぁ…あの初動って…
『そして《閃刀起動-エンゲージ》!デッキからエンゲージ以外の閃刀カード、《
レイ 手札 5→4→6
ほらきた、閃刀デッキの最高の初動!でも、僕の知ってる初動はここでホーネットビットをサーチすることなんだよね。やっぱり精霊だから自分を使いたいのかな?
『そしてそのまま私自身を召喚します!』
閃刀姫-レイ 攻撃表示 ATK 1500
レイ 手札 5→4
『閃刀解放!機動術式〈流水〉!青き鎧をその身に纏う!リンク召喚!《閃刀姫-シズク》!』
閃刀姫-シズク リンク1 ↗ ATK 1500
閃刀姫-シズク…確か召喚条件は水属性以外の閃刀姫1体、だったよね。そして閃刀姫リンクモンスターは全て、同名モンスターはターン中1度しか特殊召喚出来なかったよね。
『シズクの効果で、相手の場のモンスターの攻撃力と守備力は、私の墓地の魔法カードの数×100ポイントダウンします。今は4枚あるので400ポイントダウンですね。でも増やします!《手札抹殺》!お互いに手札交換です!』
うっ…墓地に魔法を増やしつつ手札にあるトゥーン・サイバー・ドラゴンを捨て、さらにこっちの手札も入れ替える…うん、理にかなってるね…
レイ 手札 4→0→3
濡羽 手札 5→0→5
『私はエリアゼロとハーキュリーベース、錬装融合を捨てました。よってさらに400ポイントのダウン追加、合計800ダウンですが、墓地の《
レイ 手札 3→4
『私はカードを3枚伏せてターンを終了します!このエンドフェイズ、シズクの効果で墓地にない閃刀魔法カード、《閃刀術式-ベクタードブラスト》をサーチします!』
レイ
モンスター シズク(攻撃表示)
魔法・罠 伏せ3
墓地 8
手札 2
デッキ 27
レイ LP 8000
「僕のターン、ドロー!」
濡羽 手札 5→6
さっきの手札抹殺で少しだけ良いカードを引いたからね。ちょっと動いてみよっと!
「僕は《竜の渓谷》を発動!手札の《嵐征竜-テンペスト》を捨ててデッキから《ドラグニティ-ドゥクス》をサーチします!」
濡羽 手札 6→4→5
「そしてそのままドゥクスを召喚し、効果で墓地のクーゼを装備します!」
ドラグニティ-ドゥクス 攻撃表示
ATK 1500→800→1200
濡羽 手札 5→4
「ドゥクスの攻撃力はドラグニティカードの数×200ポイントの攻撃力を得ます。よって400アップし、差し引き300のダウンで済みます。そしてクーゼは装備状態のとき、自身の効果で特殊召喚出来ます!」
ドラグニティ-クーゼ 守備表示 DEF 200→0
「そしてレベル4のドゥクスにレベル"4"のクーゼをチューニング!」
「…えっ?」
ドラグニティ-ドゥクス レベル4 鳥獣族
ドラグニティ-クーゼ レベル4 ドラゴン族 チューナー
4+4=8
レベル8シンクロ
「槍の名を持つ竜を駆る、鳥獣の騎士!その槍の原典は、騎兵が操るしなやかな槍!シンクロ召喚!《ドラグニティナイト-バルーチャ》!」
ドラグニティナイト-バルーチャ 攻撃表示
ATK 2000→1300
「バルーチャの効果!シンクロ召喚に成功した時、墓地のドラグニティと名のつくドラゴン族モンスターを好きな数装備する!僕はクーゼ、ブランディストック、コルセスカ、ファランクスの4枚を装備!バルーチャの攻撃力は、装備しているドラグニティカードの数×300ポイントアップします!」
ドラグニティナイト-バルーチャ ATK 1300→2500
「…ちょっと待って。ドゥクスの効果で装備できるってことは、クーゼはレベル3以下のはずよね。どうしてレベル4になっているの?」
「それはですね…」
「クーゼはドラグニティのシンクロ素材とする時、レベル4のチューナーとして扱えるんですよ、風華」
「とまぁ、そういう事です」
うー、僕の説明を神名さんに取られちゃった…まぁいっか!デュエルの続きだよ!
「というか、手札に4枚もドラグニティチューナーいたんだね〜」
『それって…軽く事故ですよね…』
それは言わないで〜!!
「ば、バトルフェイズ!バルーチャでシズクに攻撃!」
『速攻魔法《閃刀機-イーグルブースター》を発動します!このターン、シズクは他のカード効果を受けず、墓地に魔法カードが3枚以上あるので戦闘破壊もされません!さらに、墓地に魔法カードが増えたので合計800ダウンになります!』
バルーチャの槍による攻撃は翼を得たシズクに全て回避されて、少し掠めるだけに終わった。というか、縦横無尽に動き過ぎて少し酔ってないかな…あれ。
ドラグニティナイト-バルーチャ ATK 2500→2400
閃刀姫-シズク ATK 1500
2400-1500=900
レイ LP 8000→7100
「けど装備されてるブランディストックの効果で、バルーチャは2回攻撃出来ます!もう一度お願い!バルーチャ!」
ドラグニティナイト-バルーチャ ATK 2400
閃刀姫-シズク ATK 1500
2400-1500=900
レイ LP 7100→6200
『くぅっ!』
「メイン2。ファランクスとクーゼを自身の効果で特殊召喚します!」
ドラグニティ-クーゼ 守備表示 DEF 200→0
ドラグニティ-ファランクス 守備表示
DEF 1100→300
ドラグニティナイト-バルーチャ ATK 2400→1800
「そして開け、鳥竜舞い踊るサーキット!召喚条件は『トークン以外の鳥獣族・ドラゴン族モンスター2体』!僕はバルーチャとクーゼをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、《ドラグニティナイト-ロムルス》!」
ドラグニティナイト-ロムルス リンク2 ↙ ↘
ATK 1200→400
「ロムルスの効果でデッキから《ドラグニティの神槍》をサーチ!」
濡羽 手札 4→5
うん!まだまだ行けるね!
「墓地からバルーチャとクーゼを除外して《嵐征竜-テンペスト》を特殊召喚!」
嵐征竜-テンペスト 攻撃表示 ATK 2400
「儀式魔法《祝祷の聖歌》!場の《嵐征竜-テンペスト》をリリースして儀式召喚を執り行う!光纏し聖なる竜。その清光にて戦場を浄化せよ!《竜姫神サフィラ》降臨っ!」
竜姫神サフィラ 守備表示 DEF 2400→1600
濡羽 手札 5→3
「カードを2枚伏せてターンエンド。このエンドフェイズにサフィラの効果が発動します。今回は2枚引いて1枚捨てる効果を選びますね」
濡羽
モンスター ロムルス(攻撃表示) サフィラ ファランクス(守備表示)
魔法・罠 伏せ2
フィールド 竜の渓谷
墓地 8
除外 2
手札 2
デッキ 24
LP 8000
『私のターン、ドローします!』
レイ 手札 2→3
『早速行きます!閃刀解放!機動術式〈火炎〉!赤き鎧をその身に纏う!リンク召喚!《閃刀姫-カガリ》!』
閃刀姫-カガリ リンク1 ↖ ATK 1500
カガリは確か、炎属性以外の閃刀姫1体でリンク召喚出来るんだよね。そしてその効果はシズクと対極の攻撃的効果だったはず…
『リンク召喚成功時、カガリの効果によって墓地のエンゲージを回収します!そしてカガリの攻撃力は、墓地の魔法カードの数×100ポイントアップします!今は7枚なので700アップです!』
閃刀姫-カガリ ATK 1500→2200
ドラグニティナイト-ロムルス ATK 400→1200
ドラグニティ-ファランクス DEF 300→1100
竜姫神サフィラ DEF 1600→2400
「…でもその攻撃力じゃサフィラは超えられないわ」
「いえ…手札のベクタードブラストとエンゲージを使えば2400なんて簡単に超えられます」
『その通りです。まずは《閃刀術式-ベクタードブラスト》を使い、お互いにデッキトップ2枚を墓地へ!さらに墓地に魔法カードが3枚以上あるので、ロムルスを破壊します!』
「させません!チェーンして手札から《灰流うらら》を捨てて、その効果を無効にします!」
『けど墓地に魔法カードが増えました!さらに《閃刀起動-エンゲージ》!デッキから2枚目のベクタードブラストを手札に加えて1枚ドローします!』
閃刀姫-カガリ ATK 2200→2400
濡羽 手札 2→1
レイ 手札 3→1→2
「やっぱり2枚目…確かそのカードにターン1は無かったはず…」
『その通りです。2枚目のベクタードブラストを発動します。その効果でお互いにデッキから2枚を墓地へ送ります。その後、墓地に魔法カードが3枚以上あるので、エクストラモンスターゾーンのロムルスを破壊します!』
「させないと…言ったでしょう!《神の宣告》!ライフ半分を払い、魔法カードの発動を無効にするっ!」
閃刀姫-カガリ ATK 2400→2500
濡羽 LP 8000→4000
『…ならバトルフェイズに入ります!カガリでロムルスに攻撃します!神焔の太刀!』
炎を纏ったカガリの剣が、攻撃を防ごうとしたロムルスの槍ごと切り裂いた。
閃刀姫-カガリ ATK 2500
ドラグニティナイト-ロムルス ATK 1200
2500-1200=1300
濡羽 LP 4000→2700
「くぅっ…!」
『私はこれでターン終了です』
レイ
モンスター カガリ(攻撃表示)
魔法・罠 伏せ2
墓地 12
手札 1
デッキ 24
LP 6200
「僕のターン、ドロー!」
濡羽 手札 1→2
「…《調和の宝札》!手札からデストルドーを捨てて2枚ドロー!」
濡羽 手札 2→0→2
「っ…これって…」
僕が引いたのは、あの日異世界から帰ってきた時に手に入れていた見知らぬカード。スターダストが言うには、僕の心の闇が生み出したカードらしい。まさかこんな時に引くとは思わなかったけど…使ってもいいのかな…
『ヌレハ、気にせず使え。俺の事は気にすんな。どーせ除外多めなんだ。大欲入れてんだろ?復帰出来るさ』
「…大欲引いても使わないよ?」
『なっ!?それだけは勘弁!!』
「ふふっ、冗談だよ」
スターダストのお陰で、少しだけ気が楽になったよ。さぁ…行ってみようか!
「僕はエクストラデッキから《スターダスト・ドラゴン》を除外する!」
「何その召喚条件!?」
「私達の知らない…新しいカードですか…!?」
「これは僕の闇、僕の罪。僕の背負う咎は、非力!災禍の渦より現れよ、《Sin スターダスト・ドラゴン》!」
『行くぜ、ヌレハっ!』
僕の場にスターダスト・ドラゴンが現れ、黒白の鎧を纏った姿に変わった。少し厳つくなったけど…それでもカッコイイな。
Sin スターダスト・ドラゴン 攻撃表示 ATK 2500
濡羽 手札 2→1
『《Sin スターダスト・ドラゴン》…!?』
「このカードがいる限り僕のフィールド魔法は破壊されず、Sin スターダスト以外の自分のモンスターは攻撃出来ず、フィールド魔法がない時、Sin スターダストは破壊されます」
「…意外と厳しいのね」
「でもカガリは倒せますからね。バトルフェイズ!Sin スターダスト!カガリを討て!Sin シューティング・ソニック!」
鎧を纏ったスターダストの放つ、黒の混じった光線はカガリの装甲を打ち砕いたが、カガリの燃え盛る刀身に鎧ごと切り裂かれていた。
Sin スターダスト・ドラゴン ATK 2500
閃刀姫-カガリ ATK 2500
『っ…ですが、閃刀姫リンクモンスターが戦闘破壊されたので、墓地から私を特殊召喚します!チェーンして速攻魔法《閃刀機-シャークキャノン》!墓地のSin スターダストを除外します!』
閃刀姫-レイ 攻撃表示 ATK 1500
「…別にそんな事しなくても、Sin スターダストは効果的に蘇生不可だと思いますよ…?」
『…えっ、そうなんですか?』
「…メイン2に入ります」
『スルーしないでください!』
いやまぁ…ミスは誰にでもありますから、はい。
「僕は手札から《ドラグニティ-ミリトゥム》を通常召喚。さらに伏せていた《ドラグニティの神槍》を装備し、その効果でデッキから2枚目のクーゼを装備。そのまま装備解除します。そしてレベル4のミリトゥムにレベル2のクーゼをチューニング!」
ドラグニティ-ミリトゥム レベル4
ドラグニティ-クーゼ レベル2 チューナー
4+2=6
レベル6シンクロ
「駆けろ、疾風の如く!その翼で空を巡れ!シンクロ召喚!《スターダスト・チャージ・ウォリアー》!」
スターダスト・チャージ・ウォリアー 攻撃表示
ATK 2000
「チャージ・ウォリアーの効果で1枚ドロー!」
濡羽 手札 0→1
「カードを1枚伏せてターン終了です」
濡羽
モンスター チャージ・ウォリアー(攻撃表示)サフィラ ファランクス(守備表示)
魔法・罠 伏せ1
フィールド 竜の渓谷
墓地 20
除外 4
手札 0
デッキ 20
LP 2700
『私のターン、ドローします!』
レイ 手札 1→2
『閃刀解放!起動術式〈烈風〉!緑の鎧をその身に纏う!リンク召喚!《閃刀姫-ハヤテ》!』
閃刀姫-ハヤテ リンク1 ↙ ATK 1500
『そして装備魔法《ガーディアンの力》と《閃光の双剣-トライス》をハヤテに装備します!』
閃刀姫-ハヤテ ATK 1500→1000
レイ 手札 2→1
『トライスは装備したモンスターの攻撃力が500下がる代わりに2回攻撃が出来ます。そしてハヤテ自身ダイレクトアタックが可能で、ガーディアンの力は戦闘を行う度に魔力カウンターが乗り、このカードに乗った魔力カウンターの数×500ポイント、攻撃力がアップします!』
「…ってことは…!」
『バトルフェイズ!ハヤテでダイレクトアタック!新風の太刀!』
ハヤテはサフィラとチャージ・ウォリアー、ファランクスを飛び越えると僕に直接攻撃を仕掛けてきた。
「…この二連撃を受けたら…」
「星風さんは負けてしまいますね」
「まだ、終わらせません!永続
『そんなっ!』
ハヤテの攻撃は、光の壁によって防がれた。危ない、このカードを引いてなかったら負けてたよ…
『っ…ですが攻撃力は500上昇します。さらにハヤテが戦闘を行ったダメージ計算後、デッキから閃刀カードを墓地へ送ります。ハーキュリーベースを墓地へ送り、ターン終了です』
レイ
モンスター ハヤテ(攻撃表示)
魔法・罠 伏せ1 ガーディアンの力 トライス
墓地 15
手札 0
デッキ 22
LP 6200
「僕のターン、ドロー!」
濡羽 手札 0→1
正直、このまま続けても勝てる気はしない。閃刀姫には豊富な除去があるし、魔法カードを多く積む関係上、汎用性の高いカードも入れているから、より除去は増える。だからこそ、このターンで決める勢いで行かなきゃね!
「《マジック・プランター》を発動します。スピリットバリアを墓地へ送り2枚ドロー!」
濡羽 手札 1→0→2
「さらに墓地の《亡龍の戦慄-デストルドー》の効果!サフィラを対象に、ライフを半分支払い、サフィラのレベル分自身のレベルを下げて墓地から特殊召喚します!」
亡龍の戦慄-デストルドー 攻撃表示 ATK 1000
レベル 7→1
濡羽 LP 2700→1350
「そしてこの特殊召喚成功時、《地獄の暴走召喚》!」
「えぇ〜!?」
「僕はデッキからデストルドーを特殊召喚します!さぁ、レイさんは出来ますか?」
『わかってて聞いてますよね…私はハヤテを選択しますが、特殊召喚は出来ません』
1体目のデストルドーが鳴くと、僕のデッキからもう1体のデストルドーが現れた。彼ら(?)は自身の効果で特殊召喚されていないので、レベルは7のままだ。
「そして僕はレベル6のチャージ・ウォリアーにレベル1となったデストルドーをチューニング!」
スターダスト・チャージ・ウォリアー レベル6
亡龍の戦慄-デストルドー レベル1 チューナー
6+1=7
レベル7シンクロ
「蒼き月の元に芽吹く一輪の薔薇。風を受けて花開け!シンクロ召喚、《月華竜 ブラック・ローズ》!」
月華竜 ブラック・ローズ 攻撃表示 ATK 2400
「ブラック・ローズの効果!ハヤテをバウンスします!
『させません!
「なら僕はブラック・ローズとデストルドーでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
月華竜 ブラック・ローズ レベル7 ドラゴン族
亡龍の戦慄-デストルドー レベル7 ドラゴン族
「全てを破壊する撃滅の力!今が進化の時!《激滅龍 ダーク・アームド》!」
撃滅龍 ダーク・アームド 攻撃表示 ATK 2800
「ダーク・アームドの効果!
『うっ…ガーディアンの力自体に耐性はありませんからね…』
「その後、僕の墓地のカード1枚を除外します。僕はマジック・プランターを除外します」
閃刀姫-ハヤテ ATK 1500→1000
これで厄介な戦闘破壊耐性も消えたから…あとは、ライフを削りきるだけ!
「《貪欲な壺》を使います。墓地のチャージ・ウォリアー、ドゥクス、ブラック・ローズ、ミリトゥム、クーゼの5枚を戻して2枚ドロー!」
濡羽 手札 1→0→2
「そして墓地のロムルスとクーゼを除外!《嵐征竜-テンペスト》を特殊召喚!」
嵐征竜-テンペスト 攻撃表示 ATK 2700
「僕は…ファランクスとダーク・アームドをリリースしてアドバンス召喚!《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》」
ドラグニティアームズ-レヴァテイン 攻撃表示 ATK 2600
濡羽 手札 2→1
「…なんでわざわざダーク・アームドを?」
「ダーク・アームドは効果を使ったターンには攻撃出来ないからだよね〜♪」
「そうだよ。そして召喚に成功したレヴァテインの効果で墓地のブランディストックを装備!サフィラを攻撃表示に変更してバトルフェイズ!サフィラでハヤテに攻撃!」
竜姫神サフィラ ATK 2500
閃刀姫-ハヤテ ATK 1000
2500-1000=1500
レイ LP 6200→4700
『うぅっ!けど墓地の私の効果!墓地から特殊召喚!そして効果起動!私をリリースすることで、エクストラデッキから閃刀姫を特殊召喚します!』
フリーチェーンの擬似リンク召喚!?
『閃刀解放!起動術式〈皇土〉!黄の鎧をその身に纏う!リンク召喚!《閃刀姫-カイナ》!』
閃刀姫-カイナ リンク1 ↘ ATK 1500
『カイナの効果!特殊召喚に成功した時、相手モンスター1体の攻撃を封じます!私が対象に取るのはレヴァテイン!』
「構いません!テンペストでカイナを攻撃!」
嵐征竜-テンペスト ATK 2400
閃刀姫-カイナ ATK 1500
2400-1500=900
レイ LP 4700→3800
『うぐ…けどこれで…』
「メイン2に入りますね。《竜の渓谷》の効果で手札の《光の護封霊剣》を捨て、デッキから《ドラグニティ-アキュリス》を手札に加えます。これでターン終了です」
濡羽
モンスター レヴァテイン テンペスト サフィラ(攻撃表示)
魔法・罠 ブランディストック
フィールド 竜の渓谷
墓地 20
除外 7
手札 1
デッキ 12
LP 1350
『私のターン…ドロー!』
レイ 手札 0→1
『…《閃刀起動-エンゲージ》!デッキからホーネットビットを手札に加え、墓地に魔法カードが3枚以上あるので1枚ドローします!』
この土壇場でエンゲージを…!
レイ 手札 1→0→2
『さらに《貪欲な壺》!カガリ、シズク、ハヤテ、カイナ、トゥーン・サイバー・ドラゴンをデッキ・エクストラデッキに戻して2枚ドローします!』
レイ 手札 2→1→3
『そして《閃刀機-ホーネットビット》!場に閃刀姫トークンを特殊召喚します!墓地に魔法カードが3枚以上あるので、このトークンは攻守1500になります!そして、閃刀解放!起動術式〈火炎〉!赤き鎧をその身に纏う!リンク召喚!《閃刀姫-カガリ》!効果は使いません!そして墓地に13枚の魔法カードがあるため、攻撃力1300アップです!』
閃刀姫-カガリ ATK 1500→2800
『バトルフェイズ!カガリでテンペストに攻撃!神焔の太刀!』
カガリの赤々と燃える刀でテンペストを切り裂いていた…んだけどさ…テンペスト、自分の風で炎を強くしてない?気のせい?
閃刀姫-カガリ ATK 2800
嵐征竜-テンペスト ATK 2400
2800-2400=400
濡羽 LP 1350→950
『メイン2に入ります。閃刀解放!起動術式〈流水〉!青き鎧をその身に纏う!リンク召喚!《閃刀姫-シズク》!』
やっぱり…ここでシズクを!
『シズクの効果。墓地に魔法カードが13枚あるので、相手モンスター全ての攻撃力と守備力を1300ダウンさせます!』
ドラグニティアームズ-レヴァテイン ATK 2600→2400
竜姫神サフィラ ATK 2500→1200
『私はカードを1枚伏せてターン終了です。このエンドフェイズ、デッキから《閃刀姫機-ウィドウアンカー》をサーチします』
レイ
モンスター シズク(攻撃表示)
魔法・罠 伏せ1
墓地 18
手札 3
デッキ 17
LP 3800
「僕のターン…ドロー!」
濡羽 手札 1→2
シズクの効果は墓地に魔法カードが増えれば増えるほど厄介になる。それにあの伏せ…きっと速攻魔法だろうね。だから最低でも2900はないと突破出来ない…
「…うん、やれるだけやってみよっか。《大欲な壺》!除外されているスターダスト、Sin スターダスト、チャージ・ウォリアーをデッキに戻して1枚ドロー!」
濡羽 手札 2→1→2
「《アドバンスドロー》!レヴァテインをリリースして2枚ドロー!」
濡羽 手札 2→1→3
「…このターンで決める!墓地のデストルドーの効果!対象はサフィラ!」
亡龍の戦慄-デストルドー 攻撃表示 ATK 1000
レベル 7→1
濡羽 LP 1350→675
「レベル7のテンペストにレベル1となったデストルドーをチューニング!」
嵐征竜-テンペスト レベル7
亡龍の戦慄-デストルドー レベル1 チューナー
7+1=8
レベル8シンクロ
「集いし星の煌めきをその身に宿し、飛び立て!シンクロ召喚!《スターダスト・ドラゴン》!」
『今度はこっちだぜぇ!』
スターダスト・ドラゴン 攻撃表示 ATK 2500→1200
「《閃光の双剣-トライス》をサフィラに装備!レイさんも使ったから分かりますよね」
竜姫神サフィラ ATK 1200→700
濡羽 手札 3→2
「バトルフェイズ!サフィラでシズクに攻撃!閃光の龍擊!」
「…自爆特攻…なわけないわよね」
『何かありますね…けどさせません!
「だろうと思いました!スターダストの効果!このカードをリリースして破壊効果を無効にし、破壊します!ヴィクテム・サンクチュアリ!」
レイさんの発動したミラーフォースは粒子になったスターダストにより、無効になった。これで邪魔するものはない!
「このダメージステップ!手札から《禁じられた聖典》!互いに元々の攻撃力でバトルします!さらに《墓穴の指名者》!墓地のレイを除外し、このターン中に同名カードは効果を使えません!」
『そんなっ!』
竜姫神サフィラ ATK 700→2500
閃刀姫-シズク ATK 1500
2500-1500=1000
レイ LP 3800→2800
濡羽 手札 2→0
「さらに追撃!この瞬間、墓地の《スキル・サクセサー》の効果!墓地から除外して、攻撃力を800アップします!」
竜姫神サフィラ ATK 2000→2800
『そのカード…まさか…あの時のサフィラで捨てたカード!』
「これで…決められます!サフィラでダイレクトアタック!」
竜姫神サフィラ ダイレクトアタック ATK 2800
レイ LP 2800→0
「お疲れ様でした。星風さん、レイさん」
「凄かったよ〜!!」
『ありがとうございます。凄く楽しかったです!』
「僕もです!」
ゲームエンド
WINNER 星風濡羽
というわけで濡羽君の勝利です。
ベクタードブラストを止めるためだけに使われたうららと神宣…ぶっちゃけてしまえば、墓地カウントが面倒だっただけだったり…
今回は少しいつもと変えてみたんですがどうでしたか?普段通り墓地のカードまで記した方がいいでしょうかね。
そして今回新たに使ったSin スターダスト。メインデッキに火力が少ないなと思ったので追加しました。
次回で一応ひとつの区切りとしようかと思います。つまり、次回で一章終了という形になると思われます。どうなるかは書いてみないと分からない。
まぁても、夏休み編は相当長くなる予定ではあるので。
ではでは。
(ミスがあったので少しデュエルの中身を変えました。ご了承下さい)