遊戯王 WIND SEEKER   作:鐡 銀

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デュエルパート、ナユタvsヤクモです。

迷走し続けた結果、時間もないので諦めました。
今回は2本連続で投稿します。

では本編へ。


四十五枚目:エンタメvs伝説

デュエルスタンバイ

 

新マスタールール2 LP 8000

 

決闘者(デュエリスト)

先攻 本名不詳(ヤクモ)

後攻 天翔 那由(ナユタ)

 

デュエル開始

 

 

「先に説明しておくね!今日行われる大会から新ルールが適用されるよ!一部のカードの処理が変更されたってのも大きいけど、何より大きいのは融合・シンクロ・エクシーズに限り直接メインモンスターゾーンに展開できるようになったこと!これで前より戦術の幅が広がるね!」

「そうだな。では先攻で動かせてもらうぞ。俺は手札から《龍の霊廟》を発動する」

「ちょ、説明してたんですけど!?チェーンはないよ!」

「ならばそのままデッキからドラゴン族モンスターである《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》を墓地へ送る。通常モンスターを墓地へ送ったのでさらにもう1枚墓地へ送る。《太古の白石(ホワイト・オブ・エンシェント)》を送る」

 

ヤクモ 手札 5→4

 

早速墓地へ送られましたね、《青眼の白龍》。

ヤクモさんのデッキは【青眼の白龍】。高い攻撃力を持つ通常モンスターである《青眼の白龍》を主軸にしたデッキです。構築法によってデッキタイプがガラリと変わるのが特徴ですね。

中には私の使うエクゾディアと絡めた【青眼エクゾディア】などもあるそうですが、私は見たことがありませんね。

 

「そして《青き眼の護人》を召喚」

 

青き眼の護人 攻撃表示

ATK 800

ヤクモ 手札 4→3

 

「護人の効果。手札から光属性・レベル1のチューナーを特殊召喚する。《青き眼の祭司》を特殊召喚」

 

青き眼の祭司 守備表示

DEF 1200

ヤクモ 手札 3→2

 

「祭司を対象に護人の効果。祭司を墓地へ送り、手札からブルーアイズモンスターを特殊召喚する」

「うっわ、早速ぅ?」

「古の時代より崇められし伝説の白龍!《青眼の白龍》召喚!」

 

刹那、空からこのスタジアムに一体の白い龍が舞い降りました。美しいその身体に秘められた力は、見ている側にも伝わってきます。これが…青眼の白龍ですか…

 

青眼の白龍 攻撃表示

ATK 3000

ヤクモ 手札 2→1

 

「そして俺はレベル8の青眼の白龍にレベル1の青き眼の護人をチューニング!」

 

青き眼の護人 レベル1 チューナー

青眼の白龍 レベル8 ブルーアイズ

8+1=9

レベル9シンクロ

 

「その身に秘めるは精霊の力。崇め祀るは白き龍!シンクロ召喚!来るは精霊龍、《青眼の精霊龍(ブルーアイズ・スピリット・ドラゴン)》!」

 

青眼の精霊龍 守備表示

DEF 3000

 

「エンドフェイズに《太古の白石》の効果発動。デッキから3体目の《青眼の白龍》を特殊召喚する!」

 

青眼の白龍 攻撃表示

ATK 3000

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

ヤクモ

モンスター 青眼の白龍(攻撃表示) 精霊龍(守備表示)

魔法・罠 なし

墓地 6

手札 2

デッキ 31

LP 8000

 

 

「うーん、雑に並んだなー。僕のターン、ドロー♪」

 

ナユタ 手札 5→6

 

「おっと、これはなかなかいいカードだね。僕はスケール6の《EMギタートル》とスケール3の《EMリターンタンタン》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

EMギタートル スケール6

EMリターンタンタン スケール3

 

ナユタさんが使うのは【EM(エンタメイト)】。ペンデュラム召喚を主軸にしたカテゴリです。属するモンスターは数多く存在しますが、攻撃力2000以上のモンスターは少ないという珍しいカテゴリでもあります。

そして…なかなかに面白い演出を行うカテゴリでもあると聞いています。というのも、ナユタさんのデュエルを見るのはこれが初めてなのです。

 

「リターンタンタンが発動したから、ギタートルのペンデュラム効果が発動!1枚ドローするよっ!」

 

ナユタ 手札 6→4→5

 

「これは…うん、リターンタンタンのペンデュラム効果発動!自身を手札に!」

 

ナユタ 手札 5→6

 

「な、なんでリターンタンタンを戻すの?ペンデュラム召喚出来たんじゃ…」

「スケールを貼り直すのが目的だと思います。まぁそれ以前に精霊龍の効果がありますけれど」

 

私たちの会話に答えるかのように、ヤクモさん達も話し始めました。

 

「ふっ、忘れていないようだな。青眼の精霊龍がいる限り、相手はモンスターを2体以上同時に特殊召喚出来ないという事を」

「ホントそれ明らかなペンデュラムメタですよねぇ。けどそれもこれで解決っ!《サンダー・ボルト》発動!」

 

ナユタさんが発動した魔法により、ヤクモさんのモンスター達は雷に打たれて消えた…かに見えましたが、簡素な鎧を纏ったようなブルーアイズが場に残っていました。

 

「えっ、何…?何が起きたの?」

「精霊龍の効果、真光の霊導。精霊龍をリリースすることでエクストラデッキから光属性・ドラゴン族のシンクロモンスターを守備表示で特殊召喚する。ただし、このターン終了時に破壊されるがな。この効果で《蒼眼の銀龍》を直接特殊召喚させてもらった」

 

蒼眼の銀龍 守備表示

DEF 3000

 

「うーん、けどエンドフェイズに破壊されちゃうなら壁としてしか意味無いですよね〜」

「いえ、そうでもありませんよ。蒼眼の銀龍が特殊召喚された次のターンの終了時まで、ナユタさんの場のドラゴン族は効果の対象にならず、効果では破壊されません」

「デメリットってなんだっけ〜!?」

 

むしろ、あのモンスターは精霊龍との併用を意識して作られたように感じますね。

 

「ふっふーん、要は戦闘破壊すればいいんだよね!僕はスケール1の《EMレ・ベルマン》をセッティング!」

 

EMレ・ベルマン スケール1

ナユタ 手札 5→4

 

「これでレベル2から5のモンスターが同時に召喚可能!揺れ動く輝石は笑顔を運ぶ!Show must go on(お楽しみはこれからだよ)!」

 

EMレ・ベルマン スケール1

EMギタートル スケール6

ペンデュラム召喚可能レベル 2~5

 

「ペンデュラム召喚!手札からレベル5、《EMダグ・ダガーマン》!同じくレベル5、《EMパートナーガ》!そしてレベル4、《EMペンデュラム・マジシャン》!」

 

EMダグ・ダガーマン 攻撃表示

ATK 2000

EMパートナーガ 守備表示

DEF 2100

EMペンデュラム・マジシャン 攻撃表示

ATK 1500

ナユタ 手札 4→1

 

「特殊召喚されたペンデュラム・マジシャンの効果をチェーン1、パートナーガの効果をチェーン2で発動するよ!まずはパートナーガの効果!ダグ・ダガーマンの攻撃力を、僕の場のEMモンスターの数×300ポイントアップさせる!」

「えっと、EMモンスターは三体いるよね…ってことは…」

 

パートナーガとダグ・ダガーマン、そしてペンデュラム・マジシャンが手を繋ぎ輪を描く。そしてその輪を通してダグ・ダガーマンは笑顔になった(力を増した)ようです。

 

EMダグ・ダガーマン

ATK 2000→2900

 

「ふん、それでも200足りん」

「まぁまぁ慌てない慌てない♪チェーン1のペンデュラム・マジシャンの効果!パートナーガとギタートルを破壊して、デッキから《EMドクロバット・ジョーカー》と《EMゴールド・ファング》をサーチ!」

 

今度はペンデュラム・マジシャンの手に持つ秤に縮小されたパートナーガとギタートルが乗せられ、次の瞬間には手品の如くドクロバット・ジョーカーとゴールド・ファングに入れ替わっていました。一体どのような仕組みなのでしょうか…

 

ナユタ 手札 1→3

 

「そしてダグ・ダガーマンの効果!手札のリターンタンタンを捨てて1枚ドロー!」

「いいカードは引けたか?」

「ふっふっふ。ヤクモさん、僕がドローに頼ると思いますか?」

「エンターテイナーとしては逆転のドローにかけるものだと思うのだが」

「ぐっ、正論がダイレクトアタックを!?」

 

大仰な動きでよろめくナユタさん。なんというか…エンタメデュエリストというより芸人の方が近い気がします。

 

「そ、それより!僕は《EMゴールド・ファング》を召喚!」

 

EMゴールド・ファング 攻撃表示

ATK 1800

ナユタ 手札 3→2

 

「なるほどな。確かにサーチしたそいつなら突破可能か」

「ゴールド・ファングの効果発動!僕の場のEMの攻撃力を200ポイントアップさせるよ!」

 

EMダグ・ダガーマン

ATK 2900→3100

EMゴールド・ファング

ATK 1800→2000

EMペンデュラム・マジシャン

ATK 1500→1700

 

「バトルフェイズ!ダグ・ダガーマンで蒼眼の銀龍を攻撃!」

 

EMダグ・ダガーマン

ATK 3100

蒼眼の銀龍

DEF 3000

 

「くっ、銀龍…」

「続いて、ゴールド・ファングとペンデュラム・マジシャンの攻撃!」

 

EMゴールド・ファング

ATK 2000

EMペンデュラム・マジシャン

ATK 1700

ヤクモ LP 8000→4300

 

「僕はカードを1枚伏せてターンエンド!ここでゴールド・ファングとパートナーガの効果は終了!」

 

EMダグ・ダガーマン

ATK 3100→2000

EMゴールド・ファング

ATK 2000→1800

EMペンデュラム・マジシャン

ATK 1700→1500

 

ナユタ

モンスター ダグ・ダガーマン ゴールド・ファング ペンデュラム・マジシャン(攻撃表示)

魔法・罠 伏せ1

ペンデュラム レ・ベルマン

墓地 2

手札 1

デッキ 30

LP 8000

 

 

「ふっ…流石に食らったな。だが負けんさ。俺のターン、ドロー」

 

ヤクモ 手札 2→3

 

「《トレードイン》を発動する。手札の《青眼の白龍》をコストに2枚ドロー」

 

ヤクモ 手札 3→2→3

 

「…これで、ヤクモプロの青眼の白龍は全て墓地へ行ったわね」

「ですね。ここからあり得るとすれば…」

「墓地融合だな」

「いや、ヤクモくんならきっと別の選択肢を持ってくるかな」

「ひゃっ!?」

 

いつの間にか私たちの隣に座っていたのは、朝に別れたはずの西条さんと、昨日出会った緋乃坂さん…そして、プロデュエリストのリンネさんでした。

 

「り、リンネプロ!?なんでここに!?」

「2人のデュエルを見に来たんだよ。茜ちゃんに連れてきてもらったんだ〜」

「とわちんは方向音痴だからね〜」

「驚きました。おふたりは知り合いだったのですね」

「従姉妹だよー」

「ま、今は2人のデュエルを見よ。多分、これからが面白いよ」

 

リンネさんに促され、西条さんと緋乃坂さんも加えた私たち7人はエキシビションに目を向けました。

 

「観客席の動揺…どうやら、リンネが来たらしいな」

「そうみたいですね〜。ま、今はエキシビション優先ですよ?」

「そうだな。俺は《カオス・フォーム》を発動!墓地の《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》を除外し、『カオス』儀式モンスターの儀式召喚を執り行う!」

 

青眼の白龍 レベル8

 

「白き龍の魂を贄とし降臨せよ、混沌に染まりし龍!儀式召喚!《青眼の混沌龍(ブルーアイズ・カオス・ドラゴン)》!」

 

青眼の混沌龍 攻撃表示

ATK 3000

ヤクモ 手札 3→1

 

「ほらね」

「…青眼の混沌龍…あの盤面から儀式召喚に繋げるのね」

「さらに《死者蘇生》!墓地より甦れ!《蒼眼の銀龍》!」

 

蒼眼の銀龍 守備表示

DEF 3000

ヤクモ 手札 1→0

 

「ふふん。ヤクモさん、プレミったね!蒼眼の銀龍の与える耐性は混沌龍は標準装備!それなら精霊龍や白龍を出した方が良かったんじゃないの?」

「さぁな。それもじきに分かる。バトルフェイズ!混沌龍でダガーマンに攻撃!この瞬間、混沌龍の効果発動!相手モンスター全ての表示形式を変更する!さらに、この効果で表示形式を変更されたモンスターの攻守は0になる!」

「んにゃび!?」

 

混沌龍の咆哮に怯えたのか、ダガーマンはナイフを取り落とし、ゴールド・ファングは蛇に睨まれた蛙の様に縮こまり、ペンデュラム・マジシャンはあらぬ方向を向いてしまいました。

 

EMダグ・ダガーマン

ATK→DEF 600→0

EMゴールド・ファング

ATK→DEF 700→0

EMペンデュラム・マジシャン

ATK→DEF 800→0

 

「そして混沌龍は貫通持ちだ。ダガーマンを貫け!」

 

青眼の混沌龍

ATK 3000

EMダグ・ダガーマン

DEF 0

3000-0=3000

ナユタ LP 8000→5000

 

「くぁっ!うー、やっぱり効くなぁ……」

「ターンエンド。さぁ、返してみせろ」

 

ヤクモ

モンスター 混沌龍(攻撃表示) 銀龍(守備表示)

魔法・罠 なし

墓地 11

除外 1

手札 0

デッキ 28

LP 4300

 

 

「僕のターン、ドロー!」

 

ナユタ 手札 1→2

 

「うーん…決めた!これだね!レディース&ジェントルメン!今回のエンタメの演目は『白龍討伐』!見事に達成できましたらご喝采!!」

 

白龍討伐…ということは…あの2体を倒す、ということですか?

 

「まずはこのカード!開け、振り子の揺れるサーキット!召喚条件は『ペンデュラムモンスター2体』!僕はゴールド・ファングとペンデュラム・マジシャンをリンクマーカーにセット、リンク召喚!破壊を力に変える錬金術師!リンク2、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》!」

 

ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム リンク2 ↙ ↘

ATK 1800

 

「エレクトラムのリンク召喚成功時の効果発動!僕はデッキから《EMラフメイカー》を表側でエクストラデッキに加える!そしてスケール8の《EMドクロバット・ジョーカー》をペンデュラムスケールにセッティング!ペンデュラム召喚!」

 

EMレ・ベルマン スケール1

EMドクロバット・ジョーカー スケール8

ペンデュラム召喚可能レベル 2~7

 

「エクストラデッキからレベル4《EMペンデュラム・マジシャン》、同じくレベル4《EMゴールド・ファング》!」

 

EMペンデュラム・マジシャン 攻撃表示

ATK 1500

EMゴールド・ファング 攻撃表示

ATK 1800

ナユタ 手札 2→1

 

「ペンデュラム・マジシャンの効果とゴールド・ファングの効果をそれぞれ発動!僕の場のEM全ての攻撃力が200アップし、ペンデュラムゾーンの2枚を破壊することでデッキから《EMエクストラ・シューター》と《EM五光の魔術師》を手札に加える!」

 

ナユタ 手札 1→3

 

「一気に盤面が変わりましたね」

「…これで終わりじゃないわ」

「そうね。まだエレクトラムの効果があるわ」

 

私の率直な感想に、風華と輝琉さんがそう答えました。エレクトラムの効果とは一体…?

 

「ここでエレクトラムの効果発動!ペンデュラムゾーンのカードが破壊された時、1枚ドローできる!」

 

ナユタ 手札 3→4

 

「えぇ〜!?まだドローするの!?」

「元々ペンデュラム召喚は融合と同じくらい手札消費の激しいデッキだ。そんな召喚法に限って、ハンドアドバンテージを稼ぐ手段に長けてんだよなぁ」

「融合使いの湊月くんが言えたことじゃないよね」

「永遠さんも同じっすよね」

 

リンネさんが使うのは確か…サイバードラゴン、でしたね。なるほど、確かにハンドアドバンテージを稼ぐカードが多いです。

 

「…うん、これだけあればなんとかなる!スケール1の《EMスマイル・マジシャン》をセッティング!そしてエレクトラムの効果発動!ペンデュラム・マジシャンを破壊して、エクストラデッキの表側のペンデュラムモンスターを手札に加える!僕はラフメイカーを手札に加えるよ!」

 

ナユタ 手札 4→3→4

 

「ここでスマイル・マジシャンのペンデュラム効果発動!元々の攻撃力より高い攻撃力を持つ自分のモンスターが破壊された時、ペンデュラムゾーンから特殊召喚できる!笑顔を生み出す奇術師!《EMスマイル・マジシャン》!スマイル・マジシャンの効果でデッキから《スマイル・ワールド》をサーチ!」

 

EMスマイル・マジシャン 攻撃表示

ATK 2500

 

ナユタ 手札 4→5

 

「セットカードオープン!《戦線復帰》!墓地のリターンタンタンを守備表示で特殊召喚!」

 

EMリターンタンタン 守備表示

DEF 600

 

「そして、リターンタンタンとエレクトラムをリリース!笑顔を作る稀代の天才魔導師!白龍討伐隊のリーダー!《EMラフメイカー》召喚!」

 

EMラフメイカー 攻撃表示

ATK 2500

ナユタ 手札 5→4

 

「お、出た出たナユタの切り札」

「あれがナユタプロの切り札なんですね。ラインちゃん、効果って分かります?」

「残念ながら知らないわ。緑葉さんは知ってるかしら?」

「…知っているけれど言わないわ。実際に見た方が面白いから」

「そしてここで《スマイル・ワールド》発動!お互いの場のモンスターの攻撃力は、フィールドのモンスターの数×100ポイントアップする!」

 

EMゴールド・ファング

ATK 2000→2500

EMスマイル・マジシャン

ATK 2500→3000

EMラフメイカー

ATK 2500→3000

青眼の混沌龍

ATK 3000→3500

蒼眼の銀龍

ATK 2500→3000

ナユタ 手札 4→3

 

「えっ…お互いの?それじゃあ相手のモンスターまで…」

「…今回の場合はあまり関係ないわ、小春」

「ふぇ?」

「ねーねー、どうして関係ないのー?」

「ま、見てれば分かるよ茜ちゃん」

 

…何が起きるのでしょうか。少し楽しみです。

 

「ここでスマイル・マジシャンの効果!僕の場の元々の攻撃力よりも攻撃力が上のモンスターの数だけ、デッキからドローできる!この効果は僕の場に『EM』『魔術師』『オッドアイズ』しかいない時にしか使えないけどね。3枚ドローさせてもらうよ!」

「構わん。もとより止める手段などない」

 

ナユタ 手札 3→6

 

「…『オッドアイズ』…『魔術師』?聞いた事のないカテゴリだわ」

「私もです。なんなのでしょうか…」

「そのふたつなら私が新しく作ったカテゴリだよ。ナユタが混成デッキをプレゼントするとか言ってたから預けたんだけど…」

「えっ…?」

 

それでは…私の手元にある、これが…オッドアイズと魔術師の混成デッキ…言うなれば【オッドアイズ魔術師】…ということですか?

 

「……なんだか、とんでもないものを戴いた気がします」

「あ、貴女が貰ったんだ。それじゃあ後で使い方教えてあげよっか?」

「是非お願いします」

 

頑張って使いこなさないといけませんね。

 

「《EM五光の魔術師》をペンデュラムスケールにセッティング!そして、カードを4枚セット!」

 

EM五光の魔術師 スケール12

ナユタ 手札 6→2

 

「これで五光の魔術師のペンデュラム効果が発動するよ!お互いのプレイヤーは、自身の場に伏せられた魔法・罠カードの枚数により効果が発動する!4枚の効果は…僕の場のモンスターの攻撃力は、元々の数値の倍になる!」

 

EMゴールド・ファング

ATK 2500→3600

EMスマイル・マジシャン

ATK 3000→5000

EMラフメイカー

ATK 3000→5000

 

「バトルフェイズ!まずは鎧龍を討伐しようかな!スマイル・マジシャンで蒼眼の銀龍を攻撃!」

 

EMスマイル・マジシャン

ATK 5000

蒼眼の銀龍 DEF 3000

 

「そしてラフメイカーで混沌龍を攻撃!この瞬間、ラフメイカーの効果発動!このモンスターの攻撃力は、このモンスターと相手の場のモンスターのうち、攻撃力が元々の数値より上昇しているモンスターの数×1000ポイントアップする!ラフメイカーは当然アップしているし、ヤクモさんの混沌龍も攻撃力がアップしている!よって攻撃力2000アップ!」

 

EMラフメイカー

ATK 5000→7000

 

「笑顔の魔導師よ、混沌に染まりし白龍を討て!スマイル・バースト!」

 

ラフメイカーの持つ杖の先から虹色の光が四方八方に広がり、混沌龍を包み込みました。そして、混沌龍は笑顔になりながら消滅していきました。

 

EMラフメイカー

ATK 7000

青眼の混沌龍

ATK 3500

7000-3500→3500

ヤクモ LP 4300→800

 

「決めろ、ゴールド・ファング!ダイレクトアタック!」

 

EMゴールド・ファング ダイレクトアタック

ATK 3600

ヤクモ LP 800→-2600

 

「これにて演目『白龍討伐』終了!」




というわけでナユタプロの勝利。
そして迷走した言い訳をさせてください。
エ ン タ メ デ ュ エ ル っ て 難 し い で す 。
正直な話、ラフメイカーが使いたかったんです。そうなるとエンタメイトにするしかなく、そうするとエンタメデュエルするしか無くなるんです。今後彼の出番は減らしマス。毎回エンタメってたらメンタルが持ちません。

では気を取り直してカード紹介へ。

「と、言うわけで!今回も行いますカード紹介!今回担当するのはワタシ、マリー・リュクス・ミネルヴァと、輝琉ラインちゃんです!」
「ちょ、マリー!自己紹介くらいさせなさいよ!ったく…まぁいいわ。今回は何を紹介するの?」
「今回はこのカード、《EMラフメイカー》です!」

EMラフメイカー
ペンデュラム・効果モンスター
星8/光属性/魔法使い族/攻2500/守2000
【Pスケール:青5/赤5】
(1):1ターンに1度、相手フィールドに元々の攻撃力より
高い攻撃力を持つモンスターが存在する場合に発動できる。
自分は1000LP回復する。
【モンスター効果】
「EMラフメイカー」の(1)(2)のモンスター効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードの攻撃宣言時に発動できる。
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで、
このカード及び相手フィールドのモンスターの内、
元々の攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターの数×1000アップする。
(2):元々の攻撃力より高い攻撃力を持つこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、
自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
※テキストは遊戯王wikiより引用

「攻撃力が上がっているモンスターが多ければ多いほど有利になる、エンタメイトの切り札です!」
「けどこのパンプ、ラフメイカー自身と相手のモンスターしかカウントしないから気をつけなさいよ。自分のモンスターだけ上げても1000しか上がらないわ」
「そこで使うのが《スマイル・ワールド》なんですよね!」
「そうね。全てのモンスターが一律で強化されるから実質上がっていないようなものだから、ラフメイカーの大幅強化が狙えるわ」
「さらに、元々の攻撃力よりこのカードの攻撃力が上がっているなら、破壊された時に墓地の好きなモンスターを蘇生させることができます!」
「けどラフメイカーはペンデュラム。自身の蘇生は難しいわ」
「なので蘇生させたいモンスターを墓地に用意して、《デストラクト・ポーション》などでバトルフェイズ中に破壊して次に繋げるのもありかもしれませんね!」
「紹介するのもこのくらいかしらね。次のデュエルは誰かしらね」
「それはすぐに分かりますよ!それでは皆様、また次回です!」
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