東方酒呑錄   作:aodama

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書いてて分かった。私には戦闘描写の才能は無い。




※前話で、阿求が鬼の事を知らないのは可笑しいんじゃないかというご指摘を多く受けたので、修正がてら今回のネタに使わさせていただきました。


第七話

「なんですか! これ!」

 

 

酒呑さんが帰った後、改めて調べてみたら····出てくる情報は全て驚愕すべきものしか無かった。曰く、最強の人攫い。 曰く、最強の種族。曰く、最強の豪酒·····。嘘か誠か、出てくる鬼の情報はどれも“最強”の称号ばかり。昔の自分は酒に酔って話を大きくし過ぎただけなのでは? と、疑ってしまうほど、調べれば調べるほど鬼という存在が出鱈目な存在にしか見えてこなかった。

 

 

「見つかったのかい、阿求?」

 

「あ·····慧音さん。すみません。没頭してしまって····。資料探しを手伝って貰ったというのに。」

 

「いや、気にしなくていい。で、どうだった?」

 

「はい。あるにはあったんですが·····」

 

 

そう言って渡した資料に軽く目を通すと、むぅ·····、と唸ってしまった。

 

 

「私が歴史を調べた時はここまで大きく鬼の事は評価されてなかったぞ?」

 

「で、ですよねー! こんな妖怪がいてたまるかって話ですよね!いやぁ、昔の私は寝ぼけてたんですよ! きっと!」

 

 

きっと私はその時、乾いた笑みを浮かべていただろう。そしてふと、疑問に思うことがある。

 

 

「慧音さん。もし、もしですよ? ここに書いてある最強の妖怪である()()()()()()()()一体どうなると思いますか?」

 

「すまない。私には想像もつかないことだ。」

 

「そ、そうですよね。すみません。変な事聞いちゃって·····」

 

「·····そうだな。ただ、ここに書いてあることが全て本当で、鬼同士が戦ったとするならば·····」

 

 

 

ーーーきっと、尋常ではない被害が出ることだろう。

 

 

 

 

 

★☆ ☆★ ★☆ ☆★

 

 

 

 

 

「あたしの名前は伊吹萃香。()()()()()()()()()。」

 

 

待って。

 

 

え·····いや、ホント、ちょっと待って? 何故? Why? 一体何が起こったというのだ·····?

 

 

「アンタも鬼を·····しかも酒呑童子を名乗るんだったら分かっているよな?鬼がどういう事が大っ嫌いなのかって事をよぉ?」

 

 

あっ·····

 

 

 

 

 

ああぁぁぁそうだったぁぁぁ!!!伊吹萃香って酒呑童子をモチーフにしてんじゃんッ!? そりゃ萃香から見れば自分を名乗る大馬鹿者なんだから、殺りに来てもおかしくないよねッ!?

 

 

「私達は嘘が大っ嫌いでねぇ? その上、自分が鬼を名乗って、挙句の果てには酒呑童子を名乗る? そうかそうか·····」

 

 

ッ!? 萃香の妖力が飛躍的に上がって·····不味ッ!?

 

 

「愚弄するのも大概にしろ、小娘。」

 

 

消えた。

 

 

 

直後に横から感じる強い衝撃。

 

 

「ッ!? づ、ぅ·····ッ!?」

 

「楽に死ねると思うなよ? 鬼の逆鱗に触れた事·····どういう事か、その身で味わえ」

 

 

違う! 消えたんじゃない! 目に見えないほど小さくなっているだけかッ!? ってか味わうどころかそのまま昇天する勢いですけどこれッ!?

 

 

「ッ、そぉらッ!?」

 

「ッ!? へぇ·····腕っ節はアタシ達()に匹敵する力を持っているようだね·····」

 

 

何とか小さくなった萃香を見つけて、拳を突き出す。同様に萃香も一撃繰り出していたようで、互いに拳をぶつけ、衝撃波が周囲の石畳を抉り返す。それを数度繰り返しているうちに萃香が罵声にも似た疑問をぶつけてくる。

 

 

「どうしてそれだけの力がありながら態々自身を鬼と偽るッ!?」

 

「どう、も! こうも無いわ·····ッ! ウチは酒呑童子! それ以上でもそれ以下でもないッ!?」

 

「だからァッ!? それが嘘だっつってんだろォッ!?」

 

 

小さくなったり、大きくなったりを繰り返し、能力を巧みに使い此方を撹乱させながら追い詰めてくる萃香。相手の気迫に押され、一撃を顔に食らってしまい後ろへ数歩タタラを踏んでしまう。

 

 

「酒呑童子はアタシの昔の名だッ!あの醜い人間共に騙され! ()()()()()()()()()()()()()()。 私の罪を·····勇儀や紫にも話したことのない事を何故お前が知っているッ!?」

 

 

··········

 

 

「··········知らんわそんなモン。」

 

「何?」

 

「ウチはウチや。他の誰でもない。昔悪さをして、金時の小僧や頼光の牛女に殺された·····酒呑童子。それがウチや。」

 

 

だってそれ以外説明の仕様がないんだもん。

 

 

「殺され·····お前、何を言って·····いや、嘘はついてない?·····ッ! そうか、ハハッそうかそうか! そういう事だったのかッ!? アハハハハッ!?」

 

 

お、おおぅ? なんか知らんがいきなり爆笑し始めたぞ?

 

 

「いやぁ参ったねこりゃ·····そういう事ならお前さんも早く言えよ。これじゃあ私が馬鹿みたいじゃないか?」

 

 

ん? んん〜? 笑い終わったと思えば今度は納得して·····一体なんだってばよ?

 

 

「で、アンタは能力を試したいんだっけ? 良いよ良いよ! 何時でも掛かってきな!」

 

 

いつの間に再び戦闘態勢に入っている萃香さん。ちょっと待ってね? 頭ん中混乱の嵐に包まれているわけよこっちは?

 

 

「来ないのかい? なら、コッチから行くよ!」

 

 

地を蹴り、一直線に此方へ向かってくる萃香·····先程より何か早くなってません?

 

 

「おらァッ!」

 

「(大振りはフェイク·····本命は、脚ィッ!)」

 

 

上段から下段へ向けて大振りの右、そのまま勢いを殺さずに踵落としを繰り出してくる。繰り出してきた大振りは避け、踵落としは腕をクロスし、受け止め防ぐ。

 

「ッ!? やっぱアタシをモチーフにしているだけはあるねッ!」

 

「なんの話しやさかいッ!?」

 

「気にすんな! こっちの話だ!」

 

 

依然にして攻撃の手を緩めない萃香、攻撃をいなしながら笑顔を見せる。ほら、俺の笑顔見て? 今の俺(外見だけ)美少女だから。 ラブ&ピース、 平和が一番! 暴力いくない!

 

 

「お前·····ナニモンだよ?」

 

 

え?

 

 

「これだけの殺気や力を前に笑顔を浮かべるなんて·····くぅぅ! 久々に滾ってきたァッ!?」

 

 

どうやら相手をやる気にさせてしまったらしい。うん、逆効果。酒呑失敗テヘペロ☆

 

 

「行くぞォッ!!!」

 

 

ちっきしょー! やってやらぁー!

 

 

 

 

 

★☆ ☆★ ★☆ ☆★

 

 

 

 

 

「新しい鬼が外から来たって?」

 

 

久々に紫と会って話してみたら、随分と面白そうな話を持ってきてくれたもんだ。コイツは酒の肴になりそうだね。

 

 

「相当珍しい奴だな、ソイツ。·····鬼なのに、現代に残ってたんだろ? 随分とモノ好きな奴なんだろうな?」

 

「下っ端の鬼どころじゃないわ。少なく見積っても、私達と同じ大妖怪クラスはあるわ。」

 

「へぇ? 紫がそこまで言うのは珍しいね。ソイツの名前とか分かるのかい?」

 

「確か·····酒呑童子と名乗っていたわ。」

 

 

ーーーーーーあ゛?

 

 

「今、ナンテ言った?」

 

「(ッ!? 萃香がキレて·····?)酒呑童子、と·····」

 

 

成程ねぇ·····

 

 

「ちょっくら、挨拶しに行ってくるよ。」

 

「萃香·····?」

 

「それで、その酒呑童子って奴はどこに居るんだい?」

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「今は博麗神社に居候しているはずだわ。」

 

「そうかい·····ありがとよ。」

 

「喧嘩は程々に、くれぐれも博麗神社付近ではしないでよね。」

 

「大丈夫だって紫。」

 

 

ーーー喧嘩なんて生易しいモンじゃねぇから。

 

 

そのまま能力を使い、直ぐに博麗神社へと移動する。境内を見てみると、紫の言っていた特徴に当てはまる存在が居た。

 

 

「博麗神社に着いた事だし、色々試してみよか。」

 

「へぇ? 一体何をだい?」

 

「能力の効果範囲に、·····」

 

 

その言葉を聞き終わる前に奴の脇腹に向けて、蹴りを放つ。相手の身体は、まるで鞠のようにポンポンと跳ねるが、直ぐに体勢を立て直して此方へ向き直してくる。

 

 

「なら、アタシが試してやるよ? 嗚呼、心配は要らない。どうせすぐに使えなくなるんだから·····。アタシの名前は伊吹萃香。()()()()()()()()()

 

 

相手は驚きのあまりどうやら硬直しているみたいだ。

 

 

「アンタも鬼を·····しかも酒呑童子を名乗るんだったら分かっているよな?鬼がどういう事が大っ嫌いなのかって事をよぉ?」

 

 

嘘は勿論。卑怯なことも大っ嫌いだ。

 

 

「私達は嘘が大っ嫌いでねぇ? その上、自分が鬼を名乗って、挙句の果てには酒呑童子を名乗る? そうかそうか·····」

 

 

まぁ、取り敢えず

 

 

「愚弄するのも大概にしろ、小娘。」

 

 

殺すか。

 

 

 

 

能力で身体を小さくし、本気を出して相手の背後に回り、渾身の打撃を加える。

 

 

「ッ!? づ、ぅ·····ッ!?」

 

 

ッ!? 無意識か? 打撃が当たる直前で後ろに飛んでダメージを軽減しただと?

 

 

「楽に死ねると思うなよ? 鬼の逆鱗に触れた事·····どういう事か、その身で味わえ」

 

 

まぁ、その分苦しむのはコイツだから此方もやりやすい。同じ方向から手を加える。が

 

 

「ッ、そぉらッ!?」

 

「ッ!? へぇ·····腕っ節はアタシ達鬼に匹敵する力を持っているようだね·····」

 

 

何度か拳を交わす事に、此奴から伝わる力にふつふつと怒りが湧いてくる。

 

 

「どうしてそれだけの力がありながら態々自身を鬼と偽るッ!?」

 

「どう、も! こうも無いわ·····ッ! ウチは酒呑童子! それ以上でもそれ以下でもないッ!?」

 

「だからァッ!? それが嘘だっつってんだろォッ!?」

 

 

此奴から感じる怒りの方が大きい為、良い一撃が入った喜びを感じる暇もない。

 

 

「酒呑童子はアタシの昔の名だッ!あの醜い人間共に騙され! ()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

そうだ·····あの時私は、あの毒酒を飲み、体の自由を奪われて·····能力を使って必死に逃げだした。

 

 

「私の罪を·····勇儀や紫にも話したことのない事を何故お前が知っているッ!?」

 

 

その時居た仲間は全員死んだ。そうだ·····コレは私の罪だ。けど、人間達を言い訳にして、酒呑童子の名を捨てて、その罪から逃れようと·····逃げようとしていた。

 

 

でも、

 

 

それでも、

 

 

その名(酒呑童子)を使われると、哀しいんだよ。

 

 

·····死にたくなるんだよ。

 

 

 

 

 

「··········知らんわそんなモン。」

 

「何?」

 

「ウチはウチや。他の誰でもない。昔悪さをして、金時の小僧や頼光の牛女に殺された·····酒呑童子。それがウチや。」

 

「殺され·····お前、何を言って·····いや、嘘はついてない?」

 

 

嘘はついてないとなると、コイツは本当に鬼·····それも酒呑童子? いや、でも酒呑童子は本来私の事だ。·····ッ!? そうかッ!?そういう事か!

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

(酒呑童子)という鬼を殺しきれなかったあのグズ達は、都に·····帝にすら嘘をついたんだな!「討伐した」と! 「殺した」と! そうだよな。本気で私を殺しに来て、「殺せませんでした」なんて奴らのメンツが丸潰れだもんな!その間違った伝承から新たにコイツが生まれたのか!

 

 

·····嗚呼、そうか·····紫は全部気づいていたんだな。気づいた上で、私にこうやって過去とのケジメを付けさせてくれる場を用意してくれたんだ。

 

 

「いやぁ参ったねこりゃ·····そういう事ならお前さんも早く言えよ。これじゃあ私が馬鹿みたいじゃないか?」

 

 

ここまで全て紫の掌の上ということか·····我が友とはいえ恐ろしいよ。

 

 

「で、アンタは能力を試したいんだっけ? 良いよ良いよ! 何時でも掛かってきな!」

 

 

アタシが戦闘態勢を解除したのが原因か。混乱しているのが目に見えてわかる。

 

 

「来ないのかい? なら、コッチから行くよ!」

 

 

迷わない。被害者とはいえ関わったのは私だ。なら、コイツとのケジメは私が付けなきゃ駄目だろう。

 

 

「おらァッ!」

 

 

上段から下段へ向けて大振りの右、そのまま勢いを殺さずに踵落としを繰り出す。が、バレていたのか軽く避けられ、踵落としは腕を十字に組まれ防がれる。

 

 

「ッ!? やっぱアタシをモチーフにしているだけはあるねッ!」

 

「なんの話しやさかいッ!?」

 

「気にすんな! こっちの話だ!」

 

 

おかしい。先程より攻撃は威烈さを増すばかりな筈なのだが、コイツは笑みを深めていくばかりだ。

 

 

「お前·····ナニモンだよ?」

 

 

ぞくっ、と背中を嫌な汗が垂れるのを感じる。

 

 

「これだけの殺気や力を前に笑顔を浮かべるなんて·····くぅぅ! 久々に滾ってきたァッ!?」

 

 

どうやらこれは、私も本気でやらなきゃ駄目みたいだね。

 

 

「行くぞォッ!!!」

 

 

これならどうだ?

 

 

ーーー四天王奥義「三歩壊廃」

 

 

0.007

 

 

ーーー一歩、足に力を極限まで貯める。

 

 

0.053

 

 

ーーー二歩、一気に爆発させ、相手の懐に踏み込む。

 

 

0.737

 

 

ーーー三歩、能力で大きくした腕を叩きつける。

 

 

0.999

 

 

ドガァァァン!!! と、その力の強大さ故か綺麗に整備されていた石畳は崩れ、鳥居に至っては最早原型を留めておらず、余波で倒れた木々がその惨状を物語っていた。

 

 

「流石に·····やり過ぎたか?」

 

 

能力により巨大化した腕を退けると·····

 

 

「·····居ない?」

 

 

そこには倒れた相手の身体ではなく()()()()()()()()()()()()()()()しかなかった。

 

 

その時だった、

 

 

「ッ!? がぽぁッ!?」

 

 

地面から腕が出てきて引きずり込まれたと思ったら、数ヶ所から鈍い痛みを感じる。そして、首出せたと思ったら、先程まで水のようだった地面は再び土と石でできた道に戻っていた。

 

 

「どうや? これでウチの勝ちや」

 

 

動けない。いや、本気を出せばここから抜け出すことなど造作もないが、ここまで油断してやられたのだ。実質こっちの負けと言ったところだろう·····それに

 

 

「(負けたのに、妙に清々しいな)」

 

 

過去のケジメを自分なりにつけれたおかげか、まるで朝の起床のように心が軽かった。

 

 

「参った、降参だよ。」

 

 

 

 

 

★☆ ☆★ ★☆ ☆★

 

 

 

 

 

「参った、降参だよ。」

 

 

死ぬかと思った。死ぬかと思った。(二回目)

 

 

もう萃香の腕見た瞬間に「避!? 否!? 死!?」を実感したね。咄嗟に地面を酒に変えて逃げたからいいものの·····。でも、まぁ、結果的に能力の範囲と酒にした物を戻すことが出来るっていう融通ががきくことがわかったし良しとしますか。

 

 

「なぁ? そろそろここから出して欲しいんだけど?」

 

「·····襲わへん?」

 

「襲わん襲わん。鬼は嘘をつかないんだよ。」

 

「·····さっき殺すって」

 

「あれはジョークだからセーフ」

 

「·····てか自分で抜け出せるやろ」

 

「めんどい、疲れた、出して。」

 

 

こ、の·····ロリ鬼めッ! 良いだろう、大人をからかうとどういう事になるか教えてやる!

 

 

「そうそう、そうやって丁寧に出して·····ってどこ触ってるんだいッ!? ひゃっ!? わ、脇はやめろぉ!? う、んっ! そこ、だめぇ!?」

 

 

ふぅ、いい事したナー。

 

 

「はぁ、はぁ·····後で覚えとけよ。」

 

 

なんかの事だかナー?

 

 

「まぁ、これでーーーッ!?」

 

 

 

刹那、空気が変わった。

 

 

 

正確に言えば、僅かだが、幻想郷全体に“死”の気配が漂い始めた。極限まで集中してやっとわかる程度だが一つ確信した事がある。

 

 

ーーーこのままでは幻想郷がヤバい

 

 

「·····成程、これが紫の言っていた妖怪桜の力か」

 

 

知っているのか雷電!?

 

 

「冥界に存在する一本の桜の妖怪が化け物級に強いってのは聞いたかな? 止めるにしても、このままだとまずいね·····」

 

 

それってもしかして西行妖の事か!? え? 嘘だろ!? だって原作じゃあ封印とかれてないじゃんッ!?

 

 

「はよ行って止めな!」

 

「とは言ってもアンタ行き方知ってんのかい?」

 

 

確か知識だと、空に大きな穴が開いていて、そこから繋がってるんじゃなかったっけ?

 

 

「アンタ一人で行くつもりかい。」

 

「それでも、このままやと幻想郷が危ないやろ。なら行かな」

 

 

俺の存在も危ねぇッ!?

 

 

「面白そうだし。アンタについて行くよ」

 

「ええんか?」

 

「アタシ達はもうダチだろ? なら、最後まで付き合ってやんよ。」

 

 

マジか! 萃香さんが来てくれるなら、心強いでェッ!

 

 

「ほな、直ぐに向かうで!」

 

 

脳裏にふと、一人の少女が浮かぶ。無愛想で、不器用で、それでいてお節介で優しい楽園の素敵な巫女。

 

 

「(待ってろよ! 霊夢!)」

 

 

冥界へ向けて、二人の鬼が博麗神社を後にした。

 

 

 

 

 

 

 




紫「え? 何それ知らない。」
※紫さんからしたら萃香だったらこの鬼知ってんじゃね? という軽い気持ちで聞いただけです。


萃香が逃げ延びる(この時点で萃香生存)

武士側「やべえ殺せなかったって言ったら怒られる·····嘘でもいいから殺したってことにしよ。」

大半の人がこの嘘の伝承を信じたが、武士本人達は萃香が生きている事を知っているので恐れを抱いていた。

その恐れから酒呑童子が生まれた。と萃香は解釈した。

と、解釈してください。自分でもかなり強引だと分かっていますがこうでもしなきゃ無理だったんですぅ·····泣



※詳しく調べてみると阿求の能力は実は秘術のうちの一つで厳密に言うと能力ではないらしいですね。なので今回は独自解釈という形で前世の記憶はやや曖昧といった風に捉えさせて頂きました。完璧に憶えているのではなく「あー確かそんな種族いたなー」程度の設定です。
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