アイ潜IF外伝   作:四季の歓喜

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先に言っておきます………誠に申し訳ありません…orz

追記・とんでもない『ルカ違い』をやらかしていたので修正…


IS学園放送部 第二回ファントム・ラジオ ハロウィン企画編

オ「さぁて…やってまいりました皆さんお待ちかね、ハロウィン企画!!そして宣言通り、前回この企画の為に席を外したセヴァスとマドカの穴を埋めるべく、明日斗に続いて特別ゲストを更に二人お招き致しました!!御紹介しましょう!!……と、思ったけどメンドイから軽く済ませます。生徒会OBの楯無さんと虚さんで~す」

 

 

楯「ちょっと待ちなさいオランジュ君…」

 

 

オ「はいはい冗談ですから笑顔で蛇腹剣を向けないッ!!」

 

 

楯「まったく……こほん…はぁい皆さんこんにちは、そして現三年生の皆は久しぶり!!元IS学園生徒会長にして学園最強、更識楯無よ!!」

 

 

虚「同じく、元IS学園生徒会書記の布仏虚です。今日はよろしくお願いします。」

 

 

オ「はい、御紹介ありがとうございました。いや、しかし……楯無が簡単に承諾してくれるのは予想してたけど、虚さんまで来てくれるとは思わなかったですよ…」

 

 

楯「そうよねぇ、私も意外だと思ったけど……さっきその理由が分かってゲンナリしたとこよ…」

 

 

虚「何で私に敬語使って御嬢様にはタメ口なんですか…?」

 

 

オ「だって、ねぇ?一応俺の方が年上だし、日ごろの間抜けっぷり見ちゃってるし……虚さん怒ると怖いし…」

 

 

楯「それに所謂アレよ、虚ちゃん」

 

 

虚「アレ…?」

 

 

楯「ほい」

 

 

オ「楯無さんや~い、これラジオだから。視覚的なものは伝わらないから!!えっと今、楯無はいつもの扇子を広げてます。そんで例によって何か書いてあるんですが…」

 

 

虚「『類は友を呼ぶ』…お二人は根本的に同類ですものね……」

 

 

楯「ふふん、そういう事♪……片や日本お抱えの暗部当主!!」

 

 

オ「片や大犯罪組織の盟主候補!!」

 

 

楯「時にシリアスに!!」

 

 

オ「時にコミカルに!!」

 

 

楯「有能さと茶目っ気を備えた私達が…!!」

 

 

オ「意気投合するのは時間の問題だったのだ!!」

 

 

楯「いぇーい♪」

 

 

オ「いぇーい♪」

 

 

虚「……そうでしたね。お互い残念な性格の仲間を持って大変だと、この前セヴァス君と愚痴を零し合ったばかりでした…」

 

 

オ「そういえば、虚さんも楯無とセヴァスの鬼ごっこの一部始終を知ってるんですよね?俺は聞く度に爆笑したり、苦笑したり、失笑したりしたけど虚さんはどうでした?」

 

 

楯「嗚呼、懐かしくも思い出したくない記憶の数々が…」

 

 

虚「私ですか?そうですね…やはり自分が仕える人間が何度も出し抜かれる場面を見るというのは、中々良い気分ではありませんでした」

 

 

楯「虚ちゃん…!!」

 

 

虚「決して『ハッ、日頃の行いが悪いんだよクソ当主www』とか、『学園最強(笑)ザマァwww』などと不謹慎なことは思いませんでしたよ?」

 

 

楯「……虚ちゃん…?」

 

 

虚「あぁ後…『護衛任務とか言って事務仕事を全部押し付けんじゃねぇよ!!』とか、『たまには裏方事情を察しろボケ!!』なんて思いは微塵も抱きませんでしたから……」

 

 

楯「……。」

 

 

オ「……楯無、もしかして虚さん…機嫌悪い?」

 

 

楯「もしかしなくても、そうよ。因みに原因は…」

 

 

虚「時にオランジュ君…」

 

 

オ「はひぃ!?」

 

 

虚「……明日斗さんは何処に居るのですか…?」

 

 

オ「え、えっと…アイツは逃げました……」

 

 

虚「逃げた…?」

 

 

オ「はい、あなたが来ると聴いた途端に透明化して放送室から逃げましたッ!!」

 

 

虚「そうですか…………それで…?」

 

 

オ「へ…?」

 

 

虚「それで…?」

 

 

オ「え…いや、だからココには……」

 

 

虚「それで…?」

 

 

オ「………『何故か放送室から出れない!?』と叫んだ後に透明化して、隅っこで息を殺しながら虚さんをやり過ごそうとしてます…」

 

 

明「ちょっとオランジュ君!?」

 

 

虚「そこに居ましたか…」

 

 

明「ッ!?」

 

 

虚「お久しぶりですね、明日斗さん?いつも妹が御世話になってます…」

 

 

明「は、はい…お久しぶり、です……」

 

 

虚「今日も色々と胡散臭い霊感グッズを集めて周囲に設置してみたのですが、今日は当たりを引いた様ですね。これで貴方と妹のことについて、じっくりお話することが出来そうですね…」

 

 

明「な、なん…だと…?」

 

 

虚「……さぁ、楽しい楽しいOHANASHIの時間です…!!」

 

 

明「た、助けてえええええぇぇぇぇッ!?」

 

 

虚「あ、コラ待ちなさい!!」

 

 

オ「ちょ、二人とも!!ここそんなに広く無いんだから暴れるな!!……駄目だコリャ…」

 

 

楯「暫く机の下に避難しながら、二人だけでやるしか無さそうね…」

 

 

オ「しっかし、何だかんだ言って虚さんも妹を溺愛するタイプだったんだ…」

 

 

楯「私や千冬さん程じゃないけどね。でも、流石に身内が幽霊にゾッコンてのはちょっと…」

 

 

オ「のほほんさんの真実を知った時の虚さん、真っ白に燃え尽きてたしな。それから本人と詳しくお話するべく血眼になって明日斗を追いかけ続け、その閻魔様顔負けの気迫にビビった明日斗は虚さんから逃げ続けた、と……そんで『幽霊を狩る眼鏡悪魔』としてIS学園七不思議の一つに認定されたワケか…」

 

 

楯「それ本人には言っちゃ駄目よ?それこそ冗談抜きで狩られるから…」

 

 

オ「肝に銘じとく。さて前座はここまでにして、そろそろ企画の方に行きましょうか!!本日のメインコーナー、ちょっと遅めのハロウィン企画!!その名も…」

 

 

 

 

 

 

 

☆突撃!!お隣のコスプレ!!+a☆

 

 

 

 

オ「名前で何となく分かるかと思いますが、一応の説明をしましょう。カンペ持った楯無さ~ん」

 

 

楯「はい、ちょっと流行に乗り遅れた感が否めないこの企画。どういうものかと言いますと、前回の放送で現場に向かったセヴァス君とマドカちゃんがIS学園の寮を巡り、皆さんのコスプレをリポートすると言うものです!!私も何か着て来れば良かったな~」

 

 

オ「もしやるとしたら、何にするつもりだった…?」

 

 

楯「水蓮○ルカとか?」

 

 

オ「おいおい、外見的特徴が殆どそのまんまじゃないか…」

 

 

楯「だが…!!」

 

 

オ「それが良い!!」

 

 

楯「さて…いきなりハードル上げちゃった気がするけど、早速行って貰いましょうか!!」

 

 

オ「そうですね。それでは現場のセヴァスさ~ん!!」

 

 

―――中継・東棟

 

 

セ『放送聴いてて思ったが、お前ら本当に仲良いな…おっと、皆さんこんにちは!!現場のセヴァス・六道です!!現在、自分は寮の東棟に居ま~す!!因みに、マドカは西棟だ』

 

 

オ「セヴァスさん、セヴァスさん。そちらは今、どんな感じですか?」

 

 

セ『この企画への参加を承認してくれた人達以外は皆、ハロウィンパーティの本会場である食堂に集まりつつあるから余り人とはすれ違わなかった。まぁ遅れて食堂に向かう可愛い魔物や妖怪に挨拶されたり、ランニング・ベアの恰好にマジでビビられたりはした…』

 

 

楯「そういえばセヴァス君、あの時の恰好してるのね……ぷっ…」

 

 

セ『楯無テメェ、笑いやがったな?……この前、お前の体重が(ピー)Kg増えてた事を広めてやる…』

 

 

楯「ちょ、何で知ってるの!?って、コレって…!!」

 

 

オ「はい、校内放送…つまり全校生徒に聞かれました。ていうか、お前…」

 

 

楯「セヴァスくうううぅぅぅんッ!?」

 

 

セ『はっはっはッ、ザマァ!!とまぁ悪ふざけしてる内に目的地に着いたので、そろそろ話を進めよう』

 

 

オ「えっと、確かお前が最初に突撃する相手は……セシリアか…」

 

 

セ『おう。今俺はイギリス代表候補生、IS学園随一の御嬢様キャラ『セシリア・オルコット』の部屋の前に来ています。既に扉越しから何かしらのオーラ……アレだ、スコールの姉御の部屋と同じ雰囲気がする…』

 

 

楯「つまり、セレブリティオーラが滲み出てると言いたいのね…」

 

 

オ「そういや彼女の部屋、ルームメイトのこと御構い無しで私物を大量に持ち込んで凄い事になってるんだよな。御蔭で盗聴器も隠しカメラも仕掛け放題だったが…」

 

 

楯「確かに彼女の部屋だけは本当にチェックが大変だったわ。逆にラウラちゃんは職業柄、そういうのは自主的にやってくれるから楽だったのよ…」

 

 

セシ『ちょっとお待ちになって!!何か聞き捨てならないことがチラホラと!?』

 

 

セ『あ、出てきた』

 

 

オ「おっとメシマズ代表、こんにちは!!」

 

 

セシ『誰がメシマズ代表ですの!?……うぅ、最初から扱いが碌でも無いですわ…』

 

 

楯「まぁまぁそんなに落ち込まないで、改めて自己紹介でもしちゃいなさいな」

 

 

セシ『…そうですわね。それでは改めまして3年1組、イギリス代表候補生のセシリア・オルコットですわ。今日はこの企画に誘って頂き、御礼申し上げます』

 

 

セ『はい、どうも。話を混ぜ返すようで悪いが、あれから料理は上達したのか?』

 

 

セシ『とりあえず、不味くないモノは作れるようになりましたのよ…?』

 

 

セ『へぇ、良かったじゃん』

 

 

セシ『……皆さん曰く、美味しくも無いそうですが…』

 

 

セ『……微妙な味ってことか…』

 

 

セシ『簪さんには『シャ○メシ』と称されましたわ…』

 

 

オ「ナイスだ、お嬢www」

 

 

楯「簪ちゃんwww」

 

 

セシ『……セヴァスさん、今からあの二人の元を訪れても構いませんこと…?』

 

 

セ『気持ちは分かるが落ち着け…ところで、その仮装はそれ系を意識してやったのか?』

 

 

セシ『はい?どういう意味ですの?この恰好は妖精のつもりなんですが…』

 

 

セ『………リイ○フォースⅡにしか見えん…』

 

 

オ「あはははははははは!!マジでかッ!?」

 

 

楯「な、中の人ネタねッ!!」

 

 

セ『しかも、しっかりと髪を染めてらっしゃる…』

 

 

オ『ぶわはははははは!!ね、狙ってるとしか思えねぇ!?』

 

 

楯『無意識でやったのだとしたら…セシリアちゃん、恐ろしい子!!』

 

 

セシ『何ですの?リインフ○ースⅡとは?』

 

 

セ『知らぬが仏な気もするが、知りたきゃ簪に訊け。いやしかし、例によって今回も金使ったろコレ…』

 

 

セシ『当然ですわ!!まず服に使った生地ですが、これはかの有名な…』

 

 

セ『はい、というわけで一人目はセシリア・オルコットさんでした!!』

 

 

セシ『ちょっと!?まだ説明の途中でしてよ!!』

 

 

セ『絶対に長くなるから却下!!それでは一旦スタジオにお返しします!!』

 

 

オ「は~い、どうもでした。あぁ可笑し……」

 

 

楯「いやぁ最初がこれだと、残りの皆も期待していいかしら…?」

 

 

オ「そうだな…おっと、そろそろアッチも着いた頃かな?マドカさ~ん」

 

 

―――中継・西棟

 

 

マ『やっとか、待ちくたびれたぞ…?』

 

 

オ「ほい、お待たせしました。そちら西棟の様子はどうですか~?」

 

 

マ『東棟よりはまだ人が残っていたからな…この姉さんそっくりの恰好で、廊下の隅っこで体育座りして暇つぶしてた』

 

 

オ「ぶふぉ!?」

 

 

楯「それはまた随分とシュールな光景ね…」

 

 

マ『10人ぐらい私の前を通ったが、全員私に気付いた瞬間に『ヒィ!?』と小さな悲鳴を上げて逃げて行ったぞ?気配を消していたから、相当近くまで近寄らないと分からなかったみたいだが…』

 

 

オ「アレか、何時の間にか超至近距離にライオンが居たって感覚か…」

 

 

シャ『うわ、本当に居た!?織斑先生、一体どうしたんですか!?』

 

 

マ『あ、シャルロットが来た…』

 

 

オ「シャルロットさああああああああああああぁぁぁぁん!!」

 

 

マ『やかましい!!』

 

 

シャ『……あれ…?』

 

 

ラ『良く見ろシャルロット、コイツは織斑教官では無くてマドカだ』

 

 

マ『おや、ラウラも来たか……って、またとんでもない恰好を…』

 

 

楯「はぁい、二人とも久しぶり~」

 

 

シャ『あ、楯無しさん。御無沙汰しています』

 

 

ラ『……ぬ、あの女狐か。また面倒くさい事にならなければ良いが…それよりもマドカ!!貴様、教官の恰好で何てことをしているんだ!?』

 

 

マ『気にするな、私は気にしない。というか、お前も大概だろうに…』

 

 

ラ『何を言うか!!あと、良い機会だからツーショットで写メ頼む!!』

 

 

マ『オイ…』

 

 

シャ『あ、あはは…』

 

 

オ「どんな状況なのか激しく気になるが、先に自己紹介をヨロ」

 

 

シャ『おっと、ごめんなさい。3年1組、フランス代表候補生のシャルロット・デュノアです。そして…』

 

 

ラ『同じく3年1組、ドイツ代表候補生にして黒兎隊部隊長ラウラ・ボーデヴィッヒだ。よろしく頼む。』

 

 

オ「はい、どうも~」

 

 

楯「さてさて早速だけど、二人はどんな仮装をしているのかしら…?」

 

 

マ『まずシャルロットなんだが、ピンク色のドレスを着ているな…』

 

 

オ「ほほぅ!!」

 

 

楯「それでそれで…?」

 

 

マ『髪の三つ編みは解いてストレート、頭には小さな王冠……これはもしや…』

 

 

楯「……キノコの国の桃プリンセス…」

 

 

オ「くああああああああッ!!直に見れないのが悔しい!!絶対に普通に着こなしている姿を想像出来るのに悔しいッ!!」

 

 

マ『あぁ、普通に着こなしている。特徴を口に出してやっと気付けた位に違和感なく…』

 

 

シャ『えっと、一応褒められてるのかな…?』

 

 

オ「勿論ですとも!!シャルロットさんならば何を着ても似合う、そう言いたいのですよ!!」

 

 

シャ『あ、ありが…と……』

 

 

ラ『おいオランジュ、引かれてるぞ…』

 

 

オ「もうこの際だ自重しねぇ!!シャルロットさん、俺と結婚を前提に付き合って下さ……」

 

 

マ『明日斗、やれ』

 

 

明「合点承知」

 

 

オ「うわ何をするヤメらーでぃっしゅ!?」

 

 

明「……悪は滅んだ…」

 

 

オ「お、おおぉう…消火器を全力投球とかマジ勘弁……ガクッ…」

 

 

楯「あれ、虚ちゃんは…?」

 

 

虚「こ、ここ…です…」

 

 

楯「あらあら肩で息しちゃって、決着はついたの…?」

 

 

虚「と、とりあえず本音のことは保留ということに決まりました……あくまで保留ですが…!!」

 

 

明「というわけで、やっとこさ僕達も本格参加さ」

 

 

楯「分かったわ。それじゃオランジュ君が気絶してる内に、ラウラちゃんの仮装リポートよろしくねマドカちゃん」

 

 

マ『ふむ、分かった…と言いたいのだが、これは本当に何なんだ?』

 

 

ラ『ふふふ、流石の貴様でもコレは分からないか…』

 

 

マ『いや…私で分からなかったら誰も分からんと思うぞ……』

 

 

ラ『ふん、ならばヒントをくれてやろう。この格好はな……妖怪のひとつだ…』

 

 

マ『うん?黒い着物の上に抹茶色の羽織、腰には鍔の無い刀…こんな妖怪、日本に居たか?』

 

 

ラ『まだ分からないのか?態々越界の瞳にカラーコンタクト付けて両方とも赤目にしてきたのだが……おい、本気と書いてマジで分からないのか…?』

 

 

マ『分からん』

 

 

ラ『なん…だと…?』

 

 

虚「お嬢様、分かりますか…?」

 

 

楯「いや全然。結構マイナーな妖怪なのかしら…」

 

 

明「……僕、分かったかも…」

 

 

楯「え、嘘…!?」

 

 

明「確かに、その妖怪自体はメジャーだと思うけどさ…」

 

 

ラ『明日斗は分かってくれるか!!シャルロットに至っては、これが何の恰好なのか教えても分かってくれなかったのだが、これで少し安心したぞ!!』

 

 

マ『……誰にも分かって貰えない事が微妙に不安だったのか…』

 

 

明「一応訊くけど、ラウラちゃん……それ孫の方でしょ…」

 

 

ラ『おぉ、そうだそうだ!!明日斗は完璧に分かっているな!!ほら見ろシャルロットにマドカ、ちゃんと分かる奴には分かるんだ!!』

 

 

シャ『そ、そうだね…』

 

 

マ『分かったからさっさと教えろ、尺がヤバい』

 

 

ラ『ふふふふふ…ならば教えてやろう、この私のコスプレは……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――『ぬらりひょん』だ!!

 

 

 

 

 

マ『……。』

 

 

楯「……。」

 

 

虚「……。」

 

 

シャ『皆が言葉を失った!?』

 

 

ラ『む、どうした…?』

 

 

明「因みにラウラちゃん、ぬらりひょんってどんな妖怪か知ってる…?」

 

 

ラ『ふ、舐めるな、既にリサーチ済みに決まってる。ぬらりひょんとは、その業界では誰もが知る妖怪の総大将…つまりは超大物だ。『畏』の字を背負い、百鬼夜行を率いては夜な夜な街を練り歩き……』

 

 

明「……やっぱりか…」

 

 

楯「典型的なフィクションの弊害の例を見た気がするわ…」

 

 

虚「史実の水戸黄門が、実際は日本巡りしてなかった事を知らないようなものでしょうか…」

 

 

明「いや、その例えは分かりにくい…」

 

 

シャ『ねぇねぇマドカ、本当のぬらりひょんってどんな感じなの…?』

 

 

マ『ちょっと待て、今ググってる……あった、ホレ…』

 

 

シャ『……うわぁ…』

 

 

明「まぁ、漫画の孫の方の外見的特徴はラウラちゃんと似てるからね。意外と悪くないんじゃない?」

 

 

マ『確かに何なのか理解してから見ると、そんなに悪くない気もする…』

 

 

シャ『……お持ち帰りしたい…』

 

 

マ『何か言ったか?』

 

 

シャ『う、ううん!!何も言ってないよ!?』

 

 

ラ『ふふふ、このクオリティならば嫁も教官も誉めてくれるに違いない。そう思わんか?』

 

 

マ『織斑家はマ○ジン派だから知らん。姉さんに至っては漫画やアニメを見てるかすら怪しいんだが…』

 

 

ラ『なぬ…!?』

 

 

シャ『……。』

 

 

楯「ま、まぁ大丈夫でしょ。とにかく、出演ありがとうね~」

 

 

シャ『はい、此方こそありがとう御座いました』

 

 

ラ『マドカはこの後どうするのだ?』

 

 

マ『私か?まだリポートやるから寮巡りを続けるつもりだが…』

 

 

ラ『そうか…まぁ、頑張ってくれ。』

 

 

マ『うむ。では、移動するから一旦スタジオにお返しするぞ』

 

 

楯「はい、御苦労様。引き続きよろしくね~」

 

 

オ「ゲフッ、あぁクソ…直に見たかった……」

 

 

明「あ、起きた」

 

 

虚「さっきの消火器投下で、頭のカボチャが粉砕された上に盛大に出血してますね…」

 

 

楯「充分ホラーな絵になってるわ…」

 

 

オ「うるせぇ、自覚してるわい……それより、そろそろセヴァスの方が次の場所に着いてる頃じゃないか…?」

 

 

楯「おっと、そういえばそうね。それじゃあ繋げてみましょうか、セヴァスく~ん」

 

 

 

―――中継・東棟

 

 

 

セ『はいよ~、こちら東棟のセヴァスだ。しかしラウラの奴、マドカ経由で俺から借りた漫画やゲームの影響受け過ぎだろ…』

 

 

楯「あなたが原因かッ!!」

 

 

セ『い、いやだってなぁ…』

 

 

セシ『あの頃のラウラさんを返して下さいッ!!』

 

 

オ「ありゃ?」

 

 

明「セシリアちゃん、ついて来たの?」

 

 

セシ『当然ですわ。折角の出番だというのに、メシマズと中の人ネタで弄られただけで終わりなんて真っ平御免ですッ!!』

 

 

セ『というわけで、さっきまで一緒にラウラの現在を喜ぶべきか嘆くべきか悩んでたところだ』

 

 

オ「そうか…因みに、次は誰に突撃リポートするんだ……?」

 

 

セ『ツンデレ不遇少女』

 

 

オ「あぁ、まな板チャイナか…」

 

 

鈴『あんたら喧嘩売ってるのかあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?』

 

 

セ『うお、危ねッ!?』

 

 

セシ『あ、扉を蹴破って出てきましたわ…』

 

 

オ「おぉこんばんは、今日も元気で何よりで御座います」

 

 

鈴『やかましいわ!!後でシメに行くから覚悟しておきなさいよ!?』

 

 

明「落ち着いて落ち着いて、とにかく自己紹介を…」

 

 

鈴『全く…3年2組、中国代表候補生の『凰鈴音』よ。一応言っておくけど、さっきこの馬鹿二人が言った事を私に言ったら……一人残らずぶっ飛ばすわよ…?』

 

 

セシ『……あながち間違ってなかった気もしますが…』

 

 

鈴『何か言ったセシリア?ていうか、居たの…?』

 

 

セシ『はい、どうせなので同行させて頂きましたの』

 

 

鈴『ふぅん…』

 

 

セ『会話してるところ悪いが、先に仮装の紹介させろい』

 

 

鈴『あ、ゴメン。じゃあ、好きなだけどうぞ』

 

 

セ『御言葉に甘えましてっと…ふむ、全体的オレンジ色な中華風の服と帽子だな。心なしか袖がのほほんさんの制服並に長いな……』

 

 

セシ『正直な話、ただの民族衣装にしか見えない気がするのですが…』

 

 

鈴『確かにそうだけど……これさえやれば早変わりよ…!!』

 

 

セ『ん?おでこに物々しいお札をペタリ……あ、分かった…!!』

 

 

セシ『それ、キョンシーですわね!!』

 

 

鈴『せ~かい!!』

 

 

虚「さっきと打って変わってメジャーなのが来ましたね」

 

 

楯「そうねぇ、でも似合ってそうじゃない…?」

 

 

セ『お察しの通り、違和感無ぇわ。いや本音を言うと、さっきの3人のインパクトが強烈だったから心配だったんだが……結構、張り合えてたな…』

 

 

鈴『……実はさっきまで放送聴いてて不安だったわ、普通の仮装したの私だけみたいだったから…』

 

 

セシ『私のは普通のカテゴリーに入って無いんですの!?』

 

 

明「不可抗力みたいだけどね…」

 

 

オ「……ところで、やけに静かじゃないか…?」

 

 

楯「え、どこが…?」

 

 

虚「モノの見事に騒ぎまくってるようにしか見えませんが…」

 

 

オ「いや、その3人じゃねぇよ。もう一人居るじゃないか、面白いことになりそうな奴が鈴の部屋に…。そう思ってセヴァスを鈴の場所に向かわせたんだが……」

 

 

楯「あ…」

 

 

セ『……そういえば、鈴…』

 

 

鈴『何…?』

 

 

セ『………………ティナはどうした……?』

 

 

鈴『……放送前半のあんたとマドカの惚気聴いたら、泣いて食堂に走り去ったわよ。今頃お菓子のやけ食いでもしてるんじゃない…?』

 

 

セシ『……ご愁傷様です…』

 

 

セ『何か気まずくなったんでスタジオに返す…』

 

 

明「はいは~い、ご苦労様~」

 

 

楯「何とも言えない雰囲気ね……彼女、まだセヴァス君のこと諦めて無かったの…?」

 

 

オ「おうよ、まだ全然。セヴァスの追っ掛けを纏めて、本格的にアタックしようと思った矢先に二人の恋人宣言があったんだよなぁ。暫く枕を涙で湿らせながら日々を過ごしたらしいけど、それでも諦め切れずに虎視眈眈と機会を窺ってるとか……まぁ、もっとも…」

 

 

セ『俺はマドカ以外の子にはゴメンナサイするつもりなんで』

 

 

オ「御覧の通りだ…」

 

 

明「ふと思い出したけど、虚ちゃんは最近どうなの…?」

 

 

虚「え…な、何がですか?」

 

 

明「五反田君と良い感じになってたじゃん。かれとは今でも仲良くしてるのかい…?」

 

 

虚「そ、そんな事を貴方に教える義理は…」

 

 

楯「関係は概ね良好らしいわよ?」

 

 

虚「お嬢様!?」

 

 

オ「ほほう、そこんとこ詳しく頼む…」

 

 

楯「メールのやり取りは当たり前、五反田食堂で昼食を摂るのは最早日課になりつつあるし、彼のゲーム仲間である本音ちゃんから色々と情報を仕入れようとしてたわね…」

 

 

虚「ちょ、何でそこまで知ってるんですか!?いや、それよりもこれ以上暴露しないでくださ…」

 

 

楯「因みに、彼も虚ちゃんと似たような感じよ…?」

 

 

虚「詳しくお願いします」

 

 

楯「ふふん、良いわよ♪そんなわけでオランジュ君、ちょっとガールズトークしてても良い?」

 

 

オ「構わねぇぞ。ていうか、丁度良いからもう一度だけ休憩挟むか」

 

 

明「あれ、今回は三部構成じゃないの?」

 

 

オ「みなまで言うな」

 

 

明「……つまり、予想を超えるという予想を更に上回る文量になっちゃったのね…」

 

 

オ「そういうこった、本当に申し訳ない…」

 

 

明「まったく、本編を放置しといて何してるんだい…」

 

 

オ「いや、ネタが切れたわけじゃ無いんだぜ?むしろ、書かなきゃいけない話が逆に多くてさ…」

 

 

明「このラジオが終わったらすぐに書けそう?」

 

 

オ「多分……ただ四季の歓喜の奴、マドカのせいでシリアスは避けられないって嘆いていた…」

 

 

明「6巻の内容からすると……あのイベントか…」

 

 

オ「ま、本格的な予告はまた今度するんでその時に。さて次回は、箒と簪のお嬢にも協力して貰ったドッキリ企画に突入しようかと思ってます、御期待下さい。それでは本日3回目の休憩タ~イム!!」

 




そんなわけで次回は延長戦です。早くて今日中、遅くて金曜日までには終わらせたい…

そして本編を進めよう……当分は書きたくなかったシリアスを…
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