ソードアートオンラインにTASさん(らしきもの)をぶち込んでみた   作:無玄

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2年もの間失踪していて申し訳ありません。

もうリズベットの原型すらない。



第14話

「(´・ω・`)はあまじはあ。」

 

この店の店主、リズベットは憂いでいた。もちろんデスゲームと化したこのソードアート・オンラインのことである。

 

ーカランカランー

 

扉に付けられた鐘の音が店内に響き渡る。入ってきたのは見た目20にも満たないくらいの青年だ。

 

「(´・ω・`)らんらん♪リズベット武具店へようこそ。」

 

続けてどこか違和感はあるものの、可愛らしい声が店内に響き渡る。

 

「すみません。コイツの手入れをお願いしたいんですけど……」

 

「(´・ω・`)かしこまりましたー。」

 

店主の少女は出された剣を受け取る。……が、その剣を見て目を見開く。

 

「(´・ω・`)機械仕掛けの剣!?貴方はまさか……。」

 

その言葉に答える青年。

 

「こんにちは、攻略組アルタマン鬼軍曹ことアルタです。」

 

その言葉を聞いた瞬間、少女は全身をプルプルと震わせ、何かを呟く。

 

「(´・ω・`)ねぇねぇ。」

 

「なになに?」

 

「(´・ω・`)サイン下さい。」

 

その瞬間、突き出された色紙!この間僅か0.02秒!

 

「お、おう。」

 

意表を突かれた青年ことアルタは、戸惑いながらもサインをする。

 

「(´・ω・`)おほーっ!これで攻略組七人衆のサインコレクションが揃った~!」

 

少女はカウンターの上で悶えるような動きの踊りを10秒ほど踊り続けた。……ちなみに攻略組七人衆とはタス、アルタ、キリト ヒースクリフ、アスナ、キバオウ、豹虫達攻略組の異常集団のことで、現在の攻略組最高責任者達である。また、それ以外は殲滅部隊クロネコや情報部隊ラット、聖騎士部隊ブロントなどの各分野に特化された部隊から成り立っているのが現状の攻略組である。

 

「とりま、剣のメンテ頼んでOK?」

 

「(´・ω・`)いいよ~♪」

 

その後、メンテナンスは滞りなく終了し、アルタは戻って来た剣の調子を確かめるように軽く素振りをしている。

 

「(´・ω・`)ねぇねぇ。」

 

「なになに?」

 

「(´・ω・`)この剣どこで手に入れたの?」

 

「階層ボスの部位破壊ボーナスでドロップしたんだ。」

 

事実である。

 

「(´・ω・`)そっかー。」

 

聞いてきた割に素っ気ない返事である。

 

「(´・ω・`)らんらん♪そういえば自己紹介がまだだった。らんらんはリズベット。一応マスターメイサーだよ。」

 

「あ、ああ。俺はさっきも言ったがアルタだ。一応攻略組の責任者やってる。あと、メンテだけってのもアレだから予備として2、3本そこそこの性能の剣を売ってくれ。」

 

「(´・ω・`)ありがとー。これからもよろしくねー。」

 

リズベットは自作した剣を三本程手にとって渡す。一本目は髑髏の付いた銀色の大剣、二本目は一回り小さい大剣。三本目は刀。……明らかに某伝説の魔剣士が使ってそうな剣である。

 

「う、うーん?かなり良い剣だな。でも何というか…」

 

渡された剣を見てぶつぶつ呟きながら店を出て行くアルタであった。

 

 

 

 

 

ーカランカランー

 

アルタの姿がすっかり見えなくなった所でもう一度鐘が鳴った。今度入ってきたのは……言わずとしれたタスだった。

 

「(´・ω・`)らんらん♪いらっしゃい。」

 

「……らんらん♪武器作成お願い。」

 

「(´・ω・`)いいよー。材料はコレ?どこで手に入れたのー?」

 

「……火山で火を噴く大きい豚仕留めたら落ちた。」

 

「(´・ω・`)なにそれ怖い。」

 

「……強火で炙ってあげた。」

 

「(´・ω・`)じゅあわくるくる。」

 

「……豚は出荷よー。」

 

「(´・ω・`)そんなー。」

 

お互いに軽口を叩き合うように会話をしつつも、お互いに手は止めない。一人は左手でウィンドウの開閉を、一人は両手でインゴットにハンマーを叩きつけながら。

 

「(´・ω・`)らんらんも乱数調整が出来ればなー簡単に強い武器が作れるんだけどなー。」

 

「……案外やってる人は多いから、リズもやってみたら?」

 

「(´・ω・`)らんらんは豚だから難しいことはわからないよ。」

 

しょんぼりしながらも叩くのは止めないリズベット。そうしている間に一本の武器が出来上がった。

 

「(´・ω・`)名前はカリバーン。らんらんが知る限り現状最強の剣だね。ウンガイイナー」

 

「……流石リズ、いい仕事をしてくれる。」

 

「(´・ω・`)横で乱数調整してるんだから誰でも同じなんじゃないの?」

 

その言葉に首を横に振るタス。

 

「……リズの武器作成は乱数調整がしやすい。リアルラックが良いからなのか簡単に終わる。」

 

「(´・ω・`)そっかー。」

 

「……それじゃ、もう時間だから行くね。」

 

出来上がった剣を受け取ったタスは店を出る。位置判定が街に切り替わった瞬間上空に吹っ飛んだ。

 

「(´・ω・`)攻略組って良い人ばかりだけど怖いなぁ……。」

 

誰も居なくなった店内で一人呟くリズベット。

 

「(´・ω・`)はあまじはあ」

 

その姿はやっぱり憂いでいた。




なんでこんなのが店主してるんだ……?

久々なので没ネタはお休みです。すみません。

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