BLEACH 〜Higher Than That Moon〜   作:虹捜索隊

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BLEACH大好き人間の完全オリジナルです。
よかったら読んでください。


プロローグ
The other Mad Moon


 

 

 

隠密機動第三分隊檻理隊(かんりたい)

 

瀞霊廷内で罪を犯したものを投獄・監督する。

 

 

檻理隊にはもう一種類、『特別檻理隊』というものがある。

 

それは護廷十三隊に入隊したものの思想や行動において他の死神に危険を及ぼす、又は隊の業務に支障を来す恐れがあると判断される隊員を調査・捕縛し管理下に置くこと。

 

 

つまり、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()である。

 

 

その施設は地下特別管理棟と呼ばれ、二番隊隊舎敷地内北西、幅三十間の巨大な堀の奥に位置する。

 

 

通称『蛆虫(うじむし)の巣』である。

 

 

 

 

〜蛆虫の巣、独房〜

 

 

「なぜ私ではないんだ。」

 

「やつより私の方が優れているはずだ。」

 

「浦原喜助め、私ではなくやつを選ぶとは万死に値する。」

 

ずっと考えていた。なぜやつなのか。

なぜ蛆虫の巣出身のあいつなのか。

 

 

「そして修多羅千手丸(しゅたらせんじゅまる)、藍染惣右介、お前らもだ、、、」

 

ずっと考えていた。なぜ自分がここにいるのか。

なぜ忌み嫌っていた蛆虫の巣に閉じ込められているのか。

 

 

「復讐してやる。」

 

 

その願いがどこぞの神に届いたからなのか、約80年の時を経てその機会がやってきた。

 

 

 

後に霊王護神大戦と呼ばれる死神と滅却師の戦争。

 

滅却師は瞬く間に尸魂界全土を攻略し死神を殲滅していった。

 

 

そしてここ、蛆虫の巣も襲撃を受けこの男は息子とともに逃げることができた。

 

 

彼の妻は蛆虫の巣に一家全員で収容された1ヶ月後、生活に慣れることが出来ず自ら命を絶っていた。

 

 

 

 

「滅却師に感謝せねばな。こんなところまで襲撃してくれるとは。」

 

男は戦死した滅却師の服を奪い、まず息子に着せその後自分も身に纏った。

 

 

向かうところは決まっていた。

 

十二番隊隊舎技術開発局。

 

かつて自分もいた隊舎を見て妙な高揚感を覚えた。

 

「十二番隊舎もこの有様か。変わり果てたな。いい気味だ。」

 

 

 

崩れた隊舎を見渡しながら歩みを進める。

 

「さぁ、涅の資料だな。」

男は局長室前まで来ると手慣れた様子で局長室の鍵を開ける。

 

部屋へ入ると無傷のまま生き残っていた局長室内のパソコンをつける。

 

そして必要なデータを探し始める。

 

面白いデータはいくつか見つけた。

 

「ほう、、、王印移遷中に襲撃を受けたのか。」

 

「このデータも使えそうだ。」

 

そのファイルは《王印による虚圏への再構築》と題されていた。

 

 

さらにデータを探ると、《浦原喜助送信データ》というファイルを発見する。

 

「これは浦原喜助からの資料か?」

 

藍染惣右介の反乱後、浦原と涅は協力関係が僅かながら構築されていた。

とは言ってもほとんどが浦原からの一方通行だったのだが。

 

 

《崩玉データ涅さんへ》

 

男は怪訝そうな面持ちでファイルを開く。

 

「浦原喜助、こんな物を開発するとは、、、。なるほど。」

 

「境界を取り払う、、、」

 

「それが、、、崩玉。」

 

「復讐だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぜだ!なぜうまくいかない!!」

 

「死神と滅却師との境界は取り払えても魂魄が耐えきれず消滅してしまう。」

 

「どうすれば、、、。」

 

 

その時あるファイルを思い出す。

 

《王印による虚圏(ウェコムンド)への再構築》

 

「消滅する前に光を浴びせ再構築できれば。」

 

 

 

 

 

 

「成功だ!!!」

 

「やはり王印と魂魄の強さが鍵だったか。」

 

「強魂魄を集めなければ。」

 

 

「滅却師の残党か。やってみる価値はある。」

 

「あとは、、、この(ホロウ)破面(アランカル)思念珠(しねんじゅ)か。」

 

 

「面白くなりそうだ。」

 

 

「待っていろ涅マユリ。」

 

 

「この仙波(せんば)逸ノ将(いつのしょう)がお前を必ず地に堕とす。」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

BLEACH 〜Higher Than That Moon〜

 

 

 

 

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