BLEACH 〜Higher Than That Moon〜 作:虹捜索隊
「卍解、
「形状は変わらないんだねぇ。」
京楽は報告書で能力しか見ていなかったため、その形状の無変化に驚いていた。
「私の能力を全て知っているものだと思っていたが。」
「いやいや、あの時君が十二番隊内を壊したせいで映像で残ってなかったんだよ?」
「ということは、修多羅、涅、藍染の報告による知識のみか。」
「まぁそうだね。」
「ということは、私の能力の全ては知らない訳だな。」
〜懺罪宮前〜
「知っていますよ。あなたが何者なのか。」
勇音は刀を中段に構えていた。
「何者かだと?滅却師のシャズ・ドミノ様、、、だろ!」
シャズは連続で何本もの矢を放つ。
「効きません!」
「また盾か!うざってえ!」
「だが守ってばっかりじゃあおれは倒せねぇぜ!?」
「わかってます、、、よ!」
氷の盾はシャズに向かって奔っていく。
「
「
「盾、、、、ですか?」
その盾を見た勇音が霊圧を上げると斬魄刀、三又の刀の内一本が光を放ち始める。
目の前の氷の盾が霧へと変化し、
盾を通り過ぎた霧はまた氷へと変化する。
今度は盾ではなく、槍に。
「そんなことが、、、!!」
そしてその槍はシャズの右脇腹に大きな風穴を開けた。
「クソ、、、クソがぁ、、、」
「その超速再生、破面ベースというのは本当なようですね。」
「おれは誇り高き滅却師だ!」
怒りの表情を浮かべたシャズの右脇腹はすでに塞がっている。
「どう思うのもあなたの自由ですが、少なくとも、、、」
「あなた、シャズ・ドミノではありませんね?」
「おれはシャズ・ドミノ様だ!!!」
ーーーーーーー
お前には
お前は正式な星十字騎士団ではないが、1人だけ部下を与える。
よろしくお願いします、ドミノ様。
行くぞ、技術開発局とかいうところを襲撃する。
こっちから開けてやりたかったんだけどよ、、、。
あん?何だてめえは?
おれは星十字騎士団シャズ・ドミノ
与えられた力は、、、
すまない、、、
助かった、、、、あぁ、、、
オレンジ色の死神と交戦したが全く歯が立たなかった。
なに?やつがあの特記戦力の黒崎一護なのか?
それでドミノ様は?
なんだと、、、?
ドミノ様、、、、。
そこに転がっていたのは主人の生々しい死体だった。
ーーーーーーー
「ではあなたが最後に戦ったのは誰ですか?」
「決まってんだろ!黒崎の野郎だ!」
「それはおかしいですね。シャズ・ドミノは吉良副隊長が斃したはずです。」
「なんだと?」
「あなたは知らないでしょうが、あなたの見たあの死体は偽物です。」
「その後シャズ・ドミノは四十六室を蹂躙し、その後吉良副隊長に討たれたのです。」
知る由もなかった。自分は早々に黒崎一護に倒され気絶していたからだ。
まさか偽の死体を使い生きながらえていたとは。
「あとあなたは破面ではないと言いましたが、射場隊長との戦闘記録を涅隊長が解析したところ、破面の霊圧や特徴と一致したとのことでした。」
男は顔を曇らせ始める。
「シャズ・ドミノの再生能力は、欠損部分に霊子を集め再生するものです。」
「しかしあなたは欠損部分から新たな組織が《生えて》きた。これは虚や破面のそれと同じです。」
「さらに再生するとき、耳のその髑髏のピアスも再生したようですね。それがあなたの破面としての仮面ではないですか?」
「何が言いたいん、、、」
そして勇音は真実を突きつける。
「あなたはシャズ・ドミノ唯一の部下、アルファラ・シラですね?」
男は一呼吸置くと静かに話し始める。。
「ふぅ、、、、」
「あの時の俺は滅却師の残党として斬られた後だった。」
天に向いて倒れる自分。
そして自分の視界を遮る影。
私は仙波逸ノ将。
君の主人を生き返らせたくないか?
どうやって、、、、
どうやって、か。
君はかなり肉体が欠損しているね。
私は死神、虚、破面、滅却師の境界をなくす研究をしている。
虚か破面になれば君は超速再生で回復できるかもしれない。
なにを、、、言って、、、?
君が生まれ変わるんだよ。
シャズ・ドミノに。
うつむいていた男、アルファラは顔を上げた。
「ドミノ様は死神にやられて終わるような方ではなかった。」
「だから恥を忍んで破面となった。全てはシャズ・ドミノの名を三界に轟かせるためだ!」
「アルファラ・シラは死に、シャズ・ドミノに生まれ変わった。」
勇音は悲しそうな顔をしている。
「シャズ・ドミノは死に、アルファラ・シラは生きている。破面として。これが事実です。」
「やかましい!!」
「生きろ!
骸骨のような顔に、外殻のついた太い腕、そして背中には甲羅がありそこにはダガーナイフのようなものが無数にも生えていた。
「外見は破面というよりも虚ですね。」
「こちらも一気に決めるとします。」
〜技術開発局〜
「ドミノが帰刃したようだな。やつは並大抵では止まらない。交戦している死神が可哀想だよ。」
「その心配は無用だよ。」
「なぜ毎度毎度、四番隊隊長は殺傷能力の高い卍解なんだろうね?」
仙波はかつての四番隊隊長、卯ノ花烈を頭に思い浮かべた。
「卯ノ花隊長が殺傷能力の高い卍解だと?」
「そうか、君は知らないのか。」
京楽は笠から不気味な笑顔をのぞかせている。
「虎徹隊長は卯ノ花隊長が残した遺書で、無駄な優しさはなくなったからね。彼女は今や護廷十三隊内でも貴重な回復手段でもあり、盾でもあり、そして矛でもある。」
「虎徹隊長が卍解するみたいだね。彼女は並大抵じゃあ止まらない。交戦してる破面が可哀想だよ。」
霊圧を上げた勇音の後ろには薄っすらと蜘蛛の足のようなものが浮かび上がる。
「卍解、、、」
あたりの気温が一気に下がり、霜が降り始めた。
「
「卍解だと?」
ぼやけていた蜘蛛の足は実体を持ち、銀色と白の美しい縞模様をしている。
そして勇音の頭上には同じ模様をした楕円形の塊が浮かんでいた。
「蜘蛛か、、、?」
その楕円の塊上方から白い霧のようなものが勢いよく噴出される。
「なにっ?」
その速度は速く、アルファラは避けることができなかった。
そして鋭い氷柱がアルファラの左太腿を貫く。
「速いな。だがさっきとなんら変わらない。」
見る見るうちにアルファラの傷口は塞がっていく。
「変わりがない、、、そうですか?」
アルファラが辺りを見回すと、霧のような糸のような線が張り巡らされていた。
「これは、、、糸?」
するとその糸が端から凍り始め、何本もの氷柱がアルファラの体を貫く。
一歩動いただけで串刺しとなり動けなくなっていた。
「この卍解は雲の糸を作り張り巡らせます。」
「そして私以外の体温を感じると雲の温度が下がり氷となります。」
「その温度はマイナス70℃。一番硬い氷です。」
その説明の間にも次々と氷が体を貫いていく。
「あなたはもう蜘蛛の巣にかかりました。」
シャズは蜘蛛に捕まった虫のようにもがいて暴れていた。
「私は四番隊隊長、虎徹勇音。」
「先代ほど優しくはありませんよ?」
To be continued.....