BLEACH 〜Higher Than That Moon〜 作:虹捜索隊
Extra Ⅲ
〜浦原商店地下・勉強部屋〜
「後悔しなや。」
突然現れた金髪のおかっぱ頭にそう言われ、顔を手で覆われた。
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「ここは、、、」
一勇は横になった摩天楼の上に立っていた。
「そう、いつもの場所だ。」
死覇装を纏った黒い
「
「一勇、お前ももう気づいているとは思うが、お前の中にいるのは私だけではない。」
「まずは、、、」
黒い融月が霧となって消えていくと、灰色の
「一勇。」
「お前は、、、?」
「私も融月だ。」
「物質の魂を使役する。それが私の司る能力。」
すると光と共に、周囲が摩天楼から一勇の通う高校の教室へと変化した。
「そこから動かず、何も触らずに私に何かを当ててみろ。」
「はぁ?」
「言っただろう?私の能力は物質の魂を操ると。」
一勇は聞き慣れない単語に目を丸くしている。
「物質の魂?」
「なんだ、父親から聞いていないのか?」
「お前がいつも使っているペンを想像してみろ。」
「はぁ?なんなんだいきなり、、、」
「いいから想像してみろ。」
一勇は目を瞑り、いつも学校で作っているペンを頭に思い浮かべた。
「なるほど、これか。」
灰色の
「どうなってんだ!?」
「一勇、これに触れず動かし、私に当ててみろ。」
「無理に決まってんだろ!」
「物質には魂が宿っている。その魂を引き出して使役することで動かすことができる。」
「物質の中の魂、、、?」
「時間がない。霊圧を研ぎ澄ませてみろ。」
「霊圧を、、、?」
「(なんだ、、、?うっすらと何かが浮かんでる、、、)」
「視えたか?今お前が気づいたものこそが、物質の魂だ。」
「次はお前の霊圧を伸ばして魂につなげるイメージをしてみろ。」
「(伸ばしてつなげるイメージ、、、)」
「(繋がった!)」
「今だ!一勇!使役してみろ!」
するとペンが宙に浮き、灰色の靄に突き刺さった。
「そう、それこそが物質の魂を操る力。」
「さぁ、次はこちらの番だ。」
灰色の靄がそう言うと、靄の周りに大量のペンが浮かび上がる。
「次は攻撃を防いでみろ。」
「はぁ!?どうやってだよ!今少しコツ掴んだばっかでそんなことできるか!!」
すると一勇の背後から少年のような声が響く。
「それは僕の力を使うといいよ。」
一勇が後ろを振り向くと、小さな橙色の靄が飛び回っていた。
「僕の力は拒絶する力。」
「拒絶する力、、、?」
一勇はどこかで聞いたことのある言葉に考えを巡らせていた。
「あのペンが君に突き刺さるのを拒絶してごらん?」
すると灰色の靄が一勇に向けペンを飛ばす。
「さぁ、一緒に唱えて!」
「、、、、、、、」
一勇が橙色の靄の言葉を復唱すると、ペンが勢いを失い、その場に落ち始める。
「これは相手の攻撃方法の構築を拒絶する力。」
「攻撃方法の構築の拒絶、、、?」
そこまで聞いて一勇はこの力が何なのか勘付いた。
「これはお袋の力、、、!」
「そう!その通り!けど君が使えるのはこの拒絶の力だけなんだ。」
「まぁそんなことで、灰色と僕の力は理解できたよね?」
そう告げながら橙色の靄はびゅんびゅんと一勇の周りを飛び回っている。
「次は河川敷だ。」
灰色の融月がそう言うと、辺りが白い光に包まれた。
「ちょっ、、、!一体何なん、、、」
光が収まると、そこは見覚えのある景色だった。
「ここは、、、?うちの近所の河川敷、、、?それに、、、雨?」
To be continued........