BLEACH 〜Higher Than That Moon〜 作:虹捜索隊
「お前、、、その霊圧、、、破面だな、、?」
「
緑の
「どうした、呆けていたら俺に殺されるぞ。」
その言葉で我を取り戻した一勇は斬魄刀を振るった。
「月牙天衝!」
緑の靄は一勇の月牙天衝を左手で受け止め相殺させると、右手に緑の雷のような霊子を構築させ始める。
そして槍のようになった霊子を一勇に向かって投擲した。
「
一勇は雷のような槍を避けると、一勇のはるか後ろで轟音を立てながら火柱が上がる。
その火柱を目の当たりにした一勇は動くことができなかった。
「どうだ一勇。絶望したか?」
図星だったのか一勇は苦悶の表情を浮かべている。
「一勇。」
緑の靄は一勇の名を呼んだ。
「絶望に負けるな。」
「お前の父と母は幾度となく絶望を乗り越えてきた。」
「親父とお袋が、、、?」
「そうだ。お前の父からは戦いを通して、お前の母からは対話を通して心というものを感じた。」
「やつらの子だと言うのなら乗り越えて見せろ、一勇。」
一勇は斬魄刀を振るい、斬撃をその場に留め、そこから弓矢の要領で霊矢を飛ばす。
緑の靄は虚閃を飛ばし相殺させた。
相殺の衝撃によって砂が舞い上がる。
「
「やべっ、、、」
舞い上がった砂によって槍の視認が遅れた一勇は月牙天衝を何度も放ち相殺させようとするが、
がむしゃらにあらゆる能力を使った一勇はすんでのところで槍の進行方向をずらすことに成功する。
「もしかして今のは、、、砂を、、、?」
「となりゃ、試してみるしかねぇ!」
「(一勇の顔つきが変わった。希望を見いだしたか?)」
「月牙天衝!」
一勇は緑の靄ではなく、その真下の地面に向けて月牙を放つ。
「何をしている一勇。」
そして月牙は地面に直撃し、大量の砂を巻き上げた。
一勇は砂煙の外から滅却師の矢を放つ。
「そんな砂の煙幕で不意が突けると思ったのか?」
緑の靄はまるで攻撃を予測していたかのように矢を躱した。
「そんなことでは俺は倒せんぞ、かず、、、、なに?」
緑の靄には一勇の放った矢が突き刺さっていた。
「なるほど、使役した砂で一度躱して通過した矢の方向を変えたのか。」
「なら最後にこれを防いでみろ。」
緑の靄は胸を貫かれたまま、雷の槍を構築する。
「
今までにないほどの巨大な霊圧を放っている。
「これで最後だ、一勇。」
放たれた槍は轟音を立てながら一勇に迫るが、一勇の体がオレンジ色に光ると、槍は一勇に辿り着く前に崩壊していった。
「なるほど、攻撃の構築の拒絶か。」
緑の靄は戦闘を終えるかのように霊圧を落ち着かせ、胸に刺さる霊子の矢を分解した。
「一勇、ここまでだ。お前は絶望に立ち向かい、俺を上回った。」
「お前に俺の能力を授ける。」
そう言うと緑の靄は一勇の方へ歩み寄る。
緑の靄が手を一勇に差し伸べると大きな光が二人を包む。
「なっ、、、」
一勇が自身の胸元を見ると、大きく穴が穿たれていた。
「てめぇ、、、何しやが、、、」
「一勇、お前の体を見てみろ。」
「こ、これは、、、!」
「これが俺の、そしてお前の新しい力だ。」
「俺の能力を呼び出すときの解号は、、、、」
「さぁ、戻れ。」
「元の世界へ。」
心あるが故にお前に全てを。
To be continued.......