ゼレフに出会いを   作:心か

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優しい目でお願いします笑


第2話

ゼレフのスキルにフィン達が驚いた次の日のまだ日が出てもいないの頃

「こんな時間から特訓だなんて凄いね」

ゼレフは、このファミリアにおいての期待の星アイズに話しかけていた。

「あなたこそ、こんなに朝早くから何をしてるの?」

「僕かい?僕は、ただここの空気や生き物が少し気になってね。ただ物音がしたからここに来てみれば君がいたから話しかけてみたんだ」

「そう...」

軽く返事をした後アイズは、そのまま鍛錬を再開した。暫く訓練を続けていたアイズなのだが

「ずっとそこにいるの?」

先程の会話からずっとゼレフは、アイズの訓練の風景を眺めていたのであった

「いや、良い腕をしているな、と思ってね。失礼した」

そう言ってゼレフは、その場を去っていった

「不思議な人...」

そう思いながらアイズは、また訓練を再開した

 

朝食の時間になり団員達やゼレフは、食堂に集まっていた

ゼレフが食事をしていると

フィンがゼレフと同じ机の席着いた

「おはよう、ゼレフ。昨晩は、よく眠れたかい?」

「うん。よく眠れたよ」

フィンとゼレフが朝の軽い挨拶をしていると

「ねえねえ、貴方ってフィンとどうゆう関係なの?なんか仲良くしてるけど」

と何故か少し怒気の混じった声で話しかけてくる女性がいた

「いや、ゼレフと会ったのは、昨晩だよ。ティオネ」

少し困り気味のゼレフを気にかけてフィンが答えた

「もう団長に近づく人に片っ端から威嚇していくんだから〜」

ティオネと呼ばれた女性に話し掛けるティオネにそっくりな女性がいた

「ごめんね!私は、ティオナ。さっき話しかけて来た子が姉のティオネ。よろしくね」

ティオナがゼレフに謝罪を兼ねて挨拶をしていた

「昨日紹介があったと思うけど僕は、ゼレフ。よろしくね、でも大丈夫?フィンが今とても大変そうに見えるけど」

フィンは、今朝っぱらからティオネに猛アプローチをくらっていた

「アハハ〜、ちょっと助けに行ってくるね!」

そう言いながらティオナは、ティオネの方に向かっていった

 

朝食を終えゼレフが何をしようか考えているとリヴェリアがアイズを連れて話しかけて来た

「ゼレフ、よければ一緒にダンジョンに行かないか?」

それは、ダンジョンに行かないか、という誘いだった。リヴェリアには、考えがありゼレフに始めてのダンジョンを安全に経験してもらうのと無理を続けてダンジョンに入り浸っているアイズの息抜きを兼ねてだった。

「そうだね、僕もダンジョンについては、気になってたんだ。一緒に行くよ」

そう言ってゼレフ達は、ダンジョンに向かって行った

ダンジョンに入って暫くするとゼレフ達の前にゴブリン達が現れた

「やれるか?ゼレフ」

そうリヴェリアが問いかける

「ああ、問題ないよ」

とゼレフが答えながらゴブリンに向かって行く

「ゼレフって武器持ってるの?」

とリヴェリアにアイズが問いかけると、リヴェリアは、忘れてたと答えるような顔をしていた

「おいっ、ゼレフ武器は、ちゃんと」とリヴェリアが言いかけた直後

ゼレフが手を向けた瞬間にゴブリン達は、魔石を残して姿を消した

アイズとリヴェリアは、何が起きたかが理解出来なかった

するとゼレフは、

「すまない僕には、武器は必要ないんだ。それにしてもこの魔石は、興味深いな」

そうゼレフ言っているとリヴェリアが先程の現象に問いかけた

「今のは、魔法か?(いやでもあり得るのか、演唱も無しにあんな馬鹿げた魔法が、いやでも確かに魔力を感じたのだが)」

そう考察を続けているリヴェリアにゼレフは、答えた

「うん。あれは、間違いなく魔法だよ」

ゼレフは、当たり前のように答えた

「ゼレフ先程の魔法についてもっとくわ「ゼレフ私と戦って」おいアイズ!」

ゼレフ達の付き合いで来ていたアイズの戦闘の欲求が先程の光景により再熱し始めた

「お願い、ゼレフ」

ともう一度ゼレフにお願いした

ゼレフは、少し考える様なそぶりを見せると

「いいよ、アイズ。ただもう少しダンジョンを見てもいいかい?それにリヴェリアも何か聞きたい様子だし」

「うん。全然構わない」

とアイズは、少し満足気に答えた

するとリヴェリアは、ようやく私の番だという風に話し出した

「もう一度聞くが先程の魔法は、一体なんの魔法だ?あとアイズ後で少し説教だ」

「ゔっ」

「僕が今使ったのは、黒魔法つまり外法の物だ、君の様な気高い人が知る必要はないよ」

「黒魔法?そんな物が実在するなんて」

ニワカには、信じられない、それがリヴェリアの正直な気持ちであった。だが昨日のスキルを見る限りこの現象は、あり得ない話ではないという事は、リヴェリア自身もわかっていた。

「それじゃあ行こうか」

そうゼレフが言い歩き始めたのでリヴェリア達も遅れながら歩き始めた

1週間分くらいの食費を稼ぐとダンジョンの体験とアイズの戦闘もあるため、すぐにダンジョンを出ていった

「しかしこんなに早くでても良いのか?」

とリヴェリアがゼレフに問いかけると

「ああ、大体ダンジョンの事も知れたしね、それに食費も稼げた。十分だよ」

そう言いながら歩いていると、アイズが何かに反応した

「ジャガ丸くんだ、リヴェリア、食べていい?」

「今日ぐらいは、許してやろう。ただあんまり食べすぎるなよ」

そう念を押す

「うん」

そうしてジャガ丸くんを10個買ってきたアイズであった

ため息を吐いて歩いているリヴェリアと満足げな顔をしながらジャガ丸くんを食べているアイズに

「少し用を思い出したんだ。時間が少しかかると思うから先に帰ってても構わないよ」

そうゼレフが言うと

「了解した。先にファミリアで待っているぞ」

「うん、じゃあホームの広場で待ってる」

二人とも了解したようでゼレフは、リヴェリア達と別れた

「さて、僕をずっと見てる神の所にでも挨拶をしに行こうかな」

そう言うとバベルの塔と呼ばれる建物に歩みを進めた

 

「あら、気づかれた?」

そう笑みを浮かべながら街を見下ろしている神、フレイヤは、ある一人の青年を見ていた。その青年の魂は、例えるなら黒、深淵の様な暗闇、ただその色は、何故か闇を感じさせない、むしろ暖かさを感じるくらいだ。その青年を見ていると目があった気がした、ただその青年との距離は、常人の目には、見える筈もないにいるのにも関わらずだ。フレイヤは、その青年がこちらに来る事を確信したのか椅子からおり、一人の男に話しかけた。

「オッタル、いるかしら」

オッタル、今フレイヤが読んだ名は、オラリオにおいて最強と呼ばれる男の名だ

「はい、フレイヤ様」

すると、何処にいたのか、オッタルが現れた

「ここに黒髪のローブをまとった子が来ると思うから案内してもらえるかしら」

「承知いたしました」

そう言ってオッタルが部屋から出ようとした直後

「その必要は、ないよ」

その声が聞こえた瞬間その黒い魂を持った青年ゼレフが部屋に立っていたのだ

「ウフフ、貴方とてもいいわ、とても、どう?私のファミリアに入らない?」

と魅了を掛けつつゼレフを誘惑しているフレイヤと

「フレイヤ様、私の後ろに」

とフレイヤを守るようにオッタルは、剣に手を掛けつつ前に立った

「僕は、もうファミリアに入っているんだ、それにこのファミリアを変えるつもりもない。なに、僕は、ここに戦争を仕掛けに来たわけじゃない。僕をずっと見ているから気になっただけなんだ。だから剣を引いてくれないかい?」

とゼレフは、正直告げた。

「オッタル、あの子は、嘘をついていないわ。剣を引いてあげて。ただ惜しいわ、とても。ただ貴方知ってる?別のファミリアとの間でこうゆう事しては、いけないってこと」

すると、ゼレフは、忘れてたと言わんばかりの顔をしていた

「ウフフ、いいわ。今回は、無しにしてあげる。ただ最後に質問をしてもよろしいかしら」

「ああ、構わないよ」

「貴方を射止めたファミリアの名前を聞いてもよろしいかしら」

「君もよく知っている、ロキファミリアだよ」

そう答えると少し悔しそうな顔をしながら

「そう、ありがとうね」

そう言うと相変わらず魅了を掛けつつゼレフに笑いかけた

「じゃあ、僕は出て行くよ。すまない、急に来てしまって。じゃあまた今度ね」

そう言うとゼレフは、フレイヤの部屋から姿を消した

 

フレイヤの件を終えゼレフは、ロキファミリアに帰ってきていた。するとリヴェリアが

「ゼレフ、今アイズが広場で待っているぞ」

と先程のアイズとの約束の件を伝えに来た

「うん。今から向かうよ」

そう言いながらゼレフは、広場に歩いて行った。するとそれについて行く者達がいた。監督役としてリヴェリアとフィンそしてロキが広場に向かっていた。

「すまない、遅れた」

ゼレフがアイズに謝罪を述べるとすぐに

「いい、大丈夫。それより戦おう」

そう言うとアイズは、剣を構えた

「そうだね、じゃあ戦おうか」

そう言うとアイズとは、対照的にゼレフは、構えもせずに立っているだけだった

舐められている、そう思いレベル差を考慮してるとはいえレベル3程度のものなら対応しきれない程のスピードでゼレフに向かったのだが

レベル1であるゼレフは、簡単に避けたのだ

「ねえねえ団長、ゼレフって元々どこかに属してたんですか?」

とどこから現れたのかティオネがフィンに質問をしていた。

「いや、ゼレフは、正真正銘レベル1だよ」

「ええ!?じゃあゼレフって一体...」

この会話をしている間も戦闘が続いていた。

「どうして?なんで当たらない」

そこには、ゼレフ攻撃するも、全てかわされているアイズの姿があった

「どうしてって、本気を出してないからじゃないかい?」

と避けながらゼレフが言うと

「いいの?全力でやって怪我しちゃうよ」

そうゼレフの心配をするアイズの言葉にゼレフは

「大丈夫。本気できても構わないよ」

そうゼレフが言うと、アイズは、一度距離をとり決心がついたのか魔法を唱えた

「テンペスト...」

そう言うとアイズの周りに嵐のような風が舞い上がった

「なるほど、エンチャント魔法か、君は、面白い魔法を使うね」

そうゼレフが言った直後、まさに神速の如くアイズがゼレフに接近したがアイズは、確かに見たのだ。ゼレフが笑みを浮かべているのを。

その直後ゼレフの周りに魔法陣が現れた。そして、近づくもの全てを切り裂くアイズのエンチャントした体に手を向けた直後アイズのテンペストが解けたのだ。

「なっ?!」

アイズが驚いた直後アイズの剣を奪いアイズの首元にそれを突き出した

「勝負ありかな」

そう言いながら広場から戻って行くゼレフをアイズを含めロキ達は、眺めることしかできなかったのだ。

 

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