そんな気分で唐突に作りました
「…ここは何処だ。ベジータは、フリーザ様は!?」
「ギニューさん、ようこそ死後の世界へ。貴方はつい先程お亡くなりになりました。」
「何!?」
突然見知らぬ場にとばされ困惑するギニュー、そんな彼の目の前に白髪の少女が現れる。
そしてその少女はギニューに悲しそうな顔で自分が死んだ事を告げた。
「そうか、やはり俺はベジータにやられたんだな…。」
「はい、そして追い打ちをかけるようで申し訳無いのですが。
…。貴方は生前罪の無い人を殺め過ぎました、天界の規定により貴方は地獄に堕ちる事になります。」
「…。」
「で、ですがご安心下さい。地獄は確かに大変な所ですがそこでしっかり反省すれば魂を洗われ別の命として生まれ変わる事ができます。」
解っていた事とはいえ自分の地獄行きを告げられ気落ちするギニュー、そんな彼の姿を見かねて白髪の少女は苦難を乗り越えれば転生する事ができる事を伝えた。
「なるほど、一つ聞きたいのだが地獄でどの位過ごせば別の命へと産まれ変わるのだ?」
「はい、しっかり反省すれば1週間ほどで、遅くても1年程で転生する事ができます。まあそれでも反省せず数十年地獄に残る方もいらっしゃいますが、そんな方はほんの極一部なので遅くとも1年と考えていただいても大丈夫です。」
「…そうか。」
(という事はジースも、バータも、グルドも、リクームも、皆地獄にはもうおらんかも知れんな。フリーザ様も今頃サイヤ人達と闘っておられるだろう。フリーザ様の事だ、必ずサイヤ人共を倒す筈だ。)
(そうなると地獄にしばらく俺一人か、それに転生してしまえばもうフリーザ様に会う事は無いだろう。俺は生まれ変わった後もあの様な素晴らしい方に仕える事ができるだろうか?あいつらの様な最高の部下と巡り会えるだろうか?)
(俺は、どうするべきか…。)
「それではそろそろ地獄へお連れ致します。最期に質問、言い残したい言葉があれば答えられる範疇でお答えしますが何かありますか?」
「…いくつか質問してもいいか?」
「はい、大丈夫です。」
「お前は俺達のいた現実世界へ行く事はできるのか?」
「はい、可能です。実はこっそり天界からそちらの世界へお忍びで遊びに行ったりしているんですよ。」
ギニューの質問に対し、少女は笑顔で答える。そしてギニューはその答えを聞き少女にバレない程僅かに怪しく微笑んだ。
「じゃあ次の質問なのだが…、お前は死者を現実世界へ送る事は可能か?」
「はい、死者を現実世界へ送る事は一日のみなら可能です。しかし現世へ行く事ができるのは前世で沢山の善行をした方、もしくは現世にいる特殊な霊媒術を使える人に呼ばれた時のこの2つのみとなっています。」
「ですから残念ですがギニューさんを現世へ送る事は…」
「いや、その話さえ聞ければ充分だ。気にしないでくれ。」
「そ、そうですか。それでも期待に答えられず申し訳ありません。」
現世へ蘇る事ができるか聞かれた少女はギニューの事を思ってか、残念そうな顔でそれが不可能であることを告げた。別にその事は気にしなくていいと言ってもなお謝ってくる。本当に優しい娘なのだろう。
「本当に気にしなくてもいいぞ、その代わりに地獄へ行く前に最後の1言を告げてもいいか?」
「はい、このエリスしっかりギニューさんの最後の言葉を聞かせていただきます。」
「…。そうか、それじゃあ。」
「「「チェーーーンジ!!!!!!」」」
眩い黄色の光が二人を包み込んだ。
このすばはアニメとここハーメルンに掲載されているss程度しか知識のない
超絶にわかです、おかしな所があればご指摘お願いします。