いや原作知識なんて無意味じゃねーか! 【永久凍結】   作:光車

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三話 下位互換って、不便!

走る、走る、走る。

加速して、加速して、走る。

 

その途中でルースと他の子供達と出会う。

 

「…あっ、エシェル!兄貴が、3人を助けに」

「わかってる。私はミレディを呼んでくるよ。みんなは自分の家とかに言って頂戴」

「…っああ!」

 

ルースと会話して、オー兄がもう大坑道に行っているという事が分かった。

だったら、みんなを心配するよりミレディを呼びに行って、戦力を確保した方がいい。

彼女が使ったところは見てないけど、重力魔法が使用できるのは既に分かっている。

だったらミレディを連れて行った方がいいはずだ。

私にない火力。

それを持ってるはずなんだから。

 

(………アレ?やっぱり聞き覚えがあるなぁ)

 

そう思いながら。

 

そして私はようやくミレディの所に到達した。

 

「ミレディ!」

 

「……ん?なにかな?」

 

少し、落ち込んでいるのかな?

まあそんな事はどうでもいい。

とりあえず告げなければ。

オー兄の事を。

 

 

「…えっ!?オーくんが!?」

「だから、一緒に来て!場所は私が!」

「分かったよ!エーちゃん」

 

エ、エーちゃん?

 

まあいっか。

とにかく今は。

大坑道へ。

急がなきゃ。

 

「座標魔法最高位術式、指定遠距離転移!」

 

私はミレディと一緒に大坑道前へと移動した。

 

「到着?」

「ううん、まだ。大坑道の65階層にいるみたい。まだ大丈夫。座標魔法中位術式、平面転移!」

 

もう一度転移する。

 

座標魔法は、座標を指定する必要がある。

その座標の指定は、平面転移が一番楽。

次に短距離転移。

最後に遠距離転移だ。

 

今回は、移動しにくかったから下に行ってみた。

というより無理。

強引に行ってみればいいと思うけど………。

やっぱり下位互換って不便だね。

 

「ここの上にいるの?」

「うん、ク…ミレディ、上をぶち破ってくれない?派手な演出で」

「なにを言おうとしたのかなエーちゃん?まあいいや。分かったよ!エーちゃん!」

 

その言葉の直後、大坑道全体が揺れる。

 

そして、

 

「ちょあーーーっ!みんな大好きミレディ・ライセンちゃん、ここに参上ぉ!」

 

………おい馬鹿。

確かに派手にとは言ったけど。

とりあえずノっとく。

ミレディの後ろにエフェクトマジックを作動。

超極小魔法陣、目に見えないほどに細かい魔法陣に刻んだ魔法は、薄赤色の爆発と黄色の星が飛び出るエフェクト。

もちろん害はない。

 

そして、

キララン☆

っていう感じの効果音もつけておいた。

 

「さっすがエーちゃん!分かってるぅ♪」

 

「「イェイ!」」

ハイタッチする私たち。

 

そして思考停止していたみんなが我にようやくかえって、

 

「「「「な、なんだお前はーーーっ」」」」

 

………これ、きもちいかも。

癖になりそう♪




主人公が煽る側に………。

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