いや原作知識なんて無意味じゃねーか! 【永久凍結】 作:光車
走る、走る、走る。
加速して、加速して、走る。
その途中でルースと他の子供達と出会う。
「…あっ、エシェル!兄貴が、3人を助けに」
「わかってる。私はミレディを呼んでくるよ。みんなは自分の家とかに言って頂戴」
「…っああ!」
ルースと会話して、オー兄がもう大坑道に行っているという事が分かった。
だったら、みんなを心配するよりミレディを呼びに行って、戦力を確保した方がいい。
彼女が使ったところは見てないけど、重力魔法が使用できるのは既に分かっている。
だったらミレディを連れて行った方がいいはずだ。
私にない火力。
それを持ってるはずなんだから。
(………アレ?やっぱり聞き覚えがあるなぁ)
そう思いながら。
そして私はようやくミレディの所に到達した。
「ミレディ!」
「……ん?なにかな?」
少し、落ち込んでいるのかな?
まあそんな事はどうでもいい。
とりあえず告げなければ。
オー兄の事を。
「…えっ!?オーくんが!?」
「だから、一緒に来て!場所は私が!」
「分かったよ!エーちゃん」
エ、エーちゃん?
まあいっか。
とにかく今は。
大坑道へ。
急がなきゃ。
「座標魔法最高位術式、指定遠距離転移!」
私はミレディと一緒に大坑道前へと移動した。
「到着?」
「ううん、まだ。大坑道の65階層にいるみたい。まだ大丈夫。座標魔法中位術式、平面転移!」
もう一度転移する。
座標魔法は、座標を指定する必要がある。
その座標の指定は、平面転移が一番楽。
次に短距離転移。
最後に遠距離転移だ。
今回は、移動しにくかったから下に行ってみた。
というより無理。
強引に行ってみればいいと思うけど………。
やっぱり下位互換って不便だね。
「ここの上にいるの?」
「うん、ク…ミレディ、上をぶち破ってくれない?派手な演出で」
「なにを言おうとしたのかなエーちゃん?まあいいや。分かったよ!エーちゃん!」
その言葉の直後、大坑道全体が揺れる。
そして、
「ちょあーーーっ!みんな大好きミレディ・ライセンちゃん、ここに参上ぉ!」
………おい馬鹿。
確かに派手にとは言ったけど。
とりあえずノっとく。
ミレディの後ろにエフェクトマジックを作動。
超極小魔法陣、目に見えないほどに細かい魔法陣に刻んだ魔法は、薄赤色の爆発と黄色の星が飛び出るエフェクト。
もちろん害はない。
そして、
キララン☆
っていう感じの効果音もつけておいた。
「さっすがエーちゃん!分かってるぅ♪」
「「イェイ!」」
ハイタッチする私たち。
そして思考停止していたみんなが我にようやくかえって、
「「「「な、なんだお前はーーーっ」」」」
………これ、きもちいかも。
癖になりそう♪
主人公が煽る側に………。
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