こっちは気が向いたら更新にするつもりです。(他作品が完結するまで)
完結したら、この小説もコツコツ書いていきます()
(文才は)ないです。悲しいなぁ…
リーリエちゃんを精神的に虐めたい。も読もう!!
1
とある洞窟には、1つの噂があった。昔から伝わっている誰でも知っている噂。
―――あそこには化け物がいる。全てを破壊する者がいる。あそこに行った者は誰一人として帰ってこない。
身も蓋もない、誰が言い出したのか分からない。そんな噂。
子供でも騙されないだろう噂。実際、誰もその噂を信じていなかった。
でも、誰も近付こうとはしない。噂を疑ってそこに近付く人間はいない。
ポケモンですら近付かない。何かがいることをわかっているように。
その化け物はポケモンも人間も近寄らないような洞窟。そこに居るという。
ある日、そんな洞窟にある1人の女の子がやってくる。
「…はぁ」
スクールの帰り道、考古学の本を抱えて将来のことを考える。
「トレーナー、かぁ」
私は、ポケモントレーナーになりたくない。今時にそんなことを思っている人はいないだろう。
ポケモンバトルは好きだ。お互いが育て上げた最高のパートナーが全力でぶつかり合う姿には心が踊る。私も、そんな様にアツいバトルをしたいと昔は思っていた。
けど、そんなに世の中は甘くはなかった。私には才能がなかった。育てる才能、戦わせる才能どちらもなかった。
私の指示のせいでポケモンが倒れて行く。その倒れる姿を見るのが辛い。思わず息を呑み、胸が締め付けられる。
そして、ボロボロになってしまったポケモンを直視することが出来ない。折角、私の為に戦ってくれたのに。
理由はわかっている。
ポケモンに恨まれることが、恐ろしくて仕方ない。
恨まれてしまったら、私はもうポケモン関われない。
ポケモンが恐い。その事を誰かに打ち明けれたら、どれだけよかったか。
「……」
スクールの帰り道だったけど、今は帰りたくない。一人の時間が欲しかった。
一人になれる場所なら橋の下の洞窟がいいだろう。
昔から化け物が出る噂が流れている洞窟。でもその噂を信じている人は誰もいない。
「……っ」
今すぐにでも泣いてしまいたい衝動を抑えて、その洞窟に向かうことにした。
橋の横にある立ち入り禁止のフェンスを登って洞窟に続く下り坂を歩く。
悪い事をして背徳感を感じたことが何故か心地よかった。この時だけスクールの嫌な事は忘れられた。
「…静かね」
辺りに草が生い茂っているのにポケモンの気配は一切感じない。不思議なところだった。
どんな所でもポケモンの一匹や二匹ぐらいなら居るはずなのに。…今はそれがありがたいけど。
草木を掻き分けて進んでいくと、少し開けた場所に出た。
辺りは整備されている様なほど整っていて沢山きのみがなっている木が美しく風に揺られていた。
そしてその奥。
遠目からでも分かる程の巨大な入口。なんでも飲み込んでしまいそうだ。
入口付近には落ち着いて座れそうな倒木と大きな石が無造作に置かれていた。
「…すごい」
噂になっている洞窟らしき所よりも、周りの風景に心を奪われる。こんなにも美しい所があったなんて。
この風景をスケッチしておきたかったけど、生憎スケッチブックが手元になかった。
また来ようと決意した時だった。
「…雨、降ってきたわね」
このまま濡れて風邪を引くのは良くない。そう思って洞窟で雨宿りする事にした。
「……」
洞窟に入って岩に座ること1時間。雨は一向に止む気配を見せなかった。
今はそれがありがたい。1人でゆっくり考えれる時間は大切だ。
でも、考えれば考えるだけ心が重くなる。
ポケモントレーナーになりたくない。私は考古学を学びたい。ただ、それを伝えれない。
…どうすればいいの?
「……きてみろよ」
物思いにふけりすぎた。誰かが探しに来たのかもしれない。
そっと洞窟から外を見る。
「…ここならよォ拠点に丁度いいんじゃねェ?誰もいねェしよォ」
「でもよ、確かここの洞窟って化け物が出るんじゃなかったか?」
青い髪のおカッパにGのロゴが入った悪趣味な服装。
「バカ、おまえまだそんなこと信じてるのかァ?…まァその噂のお陰でよォ、誰もいねェンだろうなァ」
「だからこそ拠点に最適って訳か。流石だな!!バカに見えてしっかり色々考えてるもんな!!」
「あァ!?」
間違いない、ギンガ団だ。辺りを物色している。
洞窟の入口付近に2人のギンガ団。逃げる事を視野に入れるなら音を立てず、見つからないようにする事が第一。
仮に隠れるとしても、隠れる事が出来そうな場所なんて無い。こちら側に2人が来てしまったらアウト。
背水の陣。今を表すのにぴったりな言葉だ。
…早く帰ればよかった。でも今更遅い。
今出来る最善の策は洞窟の奥に逃げる事っ!?
「…ッあー。雨鬱陶しいわァ…」
「これから洞窟の軽い下見するだけだし頑張れよ」
…こっちに近付いてくる!?不味い、早く奥へ…ッ!?
足元にあった石につまづいて転んでしまう。ゴツゴツしていたからか、軽くコケただけでも擦り傷ができた。
「…?今、なんか聞こえたか?」
「あァ、聞こえたなァ。俺が見てくる」
直ぐに立ち上がって洞窟の奥に逃げる。少し痛むけど、これぐらいなら問題ない。
「ッあ!?ガキだと!?話聞いてやがったなァ!?」
「ズバット!!あのガキを追え!!出来れば捕まえろ!!」
「キキっ!!」
「うそ…」
走り始めてすぐに行き止まり。一本道で続いていたこの洞窟は長くはなかった。スクールの校庭の半分ぐらいの距離。そう私は推測した。
周りは意外と苔のお陰で明るく、スムーズに逃げれたけど。
周りを見渡しても無造作に岩が転がっていて隠れれるような場所はない。足元も不安定でまた転んでしまいそうだ。
「それでも、どこか隠れれる場所を」
来た道を振り返るとズバットが私を狙っていた。
「キーッ!!」
「う、ああ」
思わず耳を塞いでしまうようなほどの音。音が反響してさらに響く。…立っていられない。
「ズバット、ご苦労だった。戻れ」
「ったくよォ、もっと静かに出来ねェのかよ」
「ガキに逃げられて、さっきの事をチクられるよりは良いだろ?我慢しろ」
ギンガ団が私の顔を掴み、無理やり目を合わせられた。…この人達の目、人を見る目じゃない。物を見る目だ。
「おいお嬢ちゃん、あんまり大人舐めてると怖い目見るぞ」
「まァそんなこと言ってもよォ、ガキなんだからよォ、痛い目見ねェとわかんねェよなァ!!」
「がッ…」
首を捕まれ顔を思いっ切り殴られる。
「や、やめて」
「うるせェなァ!!」
二、三発続けて殴られた衝撃で倒れてしまう。
「やめ、てくだ、さい」
そう懇願しても、届かない。
「まだわかってねェみてェだなァ!?舐めてンじゃねェぞ!!クソガキィ!!」
体を丸めて頭を守ろうとしたけど、容赦ない蹴りに為す術もなかった。溝落ちや腰、顔まで蹴られた。
「ぅ、ぁ」
痛い、息ができない、血の味がする。
意識が朦朧としているその時だった。
「ぐるぅうああああああおおお!!!!」
雄叫びをあげて突然化け物は現れた。
「…ッなんだ!?」
「ま、まじかよ…!!」
ギンガ団の2人は動けない。種族の差を見せつけられただ呆然とするだけ。
体には数え切れないほどの傷跡、まさに歴戦を戦ってきた事を物語っている。
まさに化け物。そう思わせるようなポケモン。
けたたましい鳴き声と共にガブリアスが現れた。
ノリと勢いで書き上げたのでぐっちゃぐちゃだァ!!(すまない)
こんな駄文でもよろしければ書いていきます(日本語力)
ガブリアスかフライゴンだったらフライゴン派です(固い意志)