Fate/reselect   作:Fate/reselect出張所

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Fate/reselect 番外『ドラゴン学校』卒業

ガラガラガラ……

 

 

ドラゴン先生(以降、D先生)「掃除の時間だ!!!」ピシャーン

 

 

コツ コツ コツ

 

 

D先生「そもそも、この一件を亜種聖杯戦争と呼ぶこと自体、無理があると思うんだよね」

 

D先生「儀式のやり方も違えば、規模も違う。主催者も監督役も腹は真っ黒。果てにはアレクシア・ブロッケン……自身に魔神柱を降ろせる特大級の怪物ときた」

 

D先生「『欠片』……いや、あの聖杯が復元され利用されるのは権能の行使に他ならない。アレクシアは至ってはもう普通に人理の破壊に繋がる存在になってしまった」

 

D先生「そんなの“抑止力”の一つや二つ、僕を含めて三つくらい働くのもしょうがないよね」カチャカチャ

 

 

―――

 

 

ポチッ

 

ウィーン ズゴゴゴゴ

 

 

D先生「……問題は、僕が召喚できる『枠』がなかったことだった」

 

D先生「『欠片』を聖杯とする為、ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアが拡散した亜種聖杯戦争のシステムとは若干異なり、しかもセイバー、ランサー、ライダーの枠がほぼ同時に埋まろうとしていた」

 

D先生「三吉さんには悪いことをしたけど、彼女との縁に相乗りする形で出るしかなかったんだ。……お陰で、彼女は本来の半分程度の実力しか出せなかったみたいだけど」

 

D先生「……そうだね。お竜さんの力もあるし、何より優秀で信頼できる人だから……きっと何とかしてくれると信じてたよ」

 

 

―――

 

 

ゴシゴシゴシ……

 

 

D先生「君を助けたのは……どちらかと言えば成り行きだったかな?」

 

D先生「あそこにいた理由は、そもそもアサシン達……アレクシア・ブロッケンを監視していたからなんだ」

 

D先生「けど君は“抑止力”に後押しされた存在だったし、君は本来この争いとは何の関りもない人だったから……まあ、私情も多分にあったよ」

 

D先生「こういう結果になったのは……いや、それこそあの時は予想さえしてなかったよ」

 

D先生「こうして寝てる間に色々教えてきたのは? いや……それは……ハッハッハッ」

 

 

 

D先生「……ごめんね?」

 

 

―――

 

 

キュッ キュッ キュッ 

 

 

D先生「……うん、こんなものかな?」

 

D先生「もう少し……もう少しで、この長かった戦争も終わる」

 

D先生「だから最後の最後で申し訳ないけど、君の力を借りたい」

 

D先生「僕らの手で、決着をつけよう」

 

 

 

ガサガサ……

 

ポイッ

 

 

 

坂本龍馬「……それじゃあ、そろそろ行こうか? マスター」

 

佐藤「……うん。行こう、ランサー」

 

 

 

 この物語は、失ったものを拾い直す物語だった。

 私にとって、そして彼らにとって。

 それは必ずしも、幸福や栄光を得る物語ではなかったかも知れない。

 しかし私はもう、決して後悔することはない。

 

 

 

Fate/reselect 番外『ドラゴン学校』 了

 

 

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