Fate/reselect   作:Fate/reselect出張所

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第四話『ドッグファイト』

 

 

 三ヶ月前の秋。イギリス、ロンドンにて。

 ウィリアム・シンは魔術協会の総本山と名高い『時計塔』本部の廊下を、一介の講師として歩いていた。

 世界の隠者であるはずの魔術師の多くが大願成就の近道として所属する研究機関だが、決して隠者を思わせるような薄暗さは見られない。ウィリアムが歩いている廊下は外の日光が差して暖かな陽気が入り込んでいるし、すれ違う『時計塔』の学生達は皆、ウィリアムを見てはすれ違い際に会釈をし、笑顔で手を振る。

 無論、それは表の顔。外面だ。この時計塔も古くからある廊下へと向かえば、そこは光の差さぬ暗さが根付いている。自分とて、その暗がりに関わる人間だ。それは良く知っている。

 しかし……。と、ウィリアムは振り返って通り過ぎた学生の背を見る。あの学生達も、ウィリアムの家系については噂として聞いているはずだ。それでもあのように接してくれる若者達には、感謝の念しかない。

 しかし、それも終わりか。と、ウィリアムはとある部屋の前で立ち止まり、佇む。彼らにとっては酷い裏切りに映るかもしれない。しかし、ウィリアムが選んだ選択な以上、いずれ出てくる非難や失望もまた甘んじて受け入れねばならないだろう。

 降霊科学部長代理、ロッコ・ベルフェバンの部屋。数日後にはロンドンを去る以上、極力他人との接触は避けたいが、ウィリアムは彼にだけはと思い、ネクタイを締め直し、掛けていた眼鏡をしまった。

 ノックすると、返事はすぐに帰ってきた。

 入れ。という声に従い、入室する。ベルフェバンは部屋の奥のデスクに腰を落ち着け、まるでウィリアムの訪問を知っていたかのように頷いた。

「魔術刻印を娘に移植したと聞いた時から、何かあるだろうと思っていたよ」

「……そう、ですか」

 気恥ずかしそうに、ウィリアムは俯いた。それと同時に、その振る舞いの裏で素早く視線を巡らす。いつも通り、陳列棚に収まり切らない貴重な巻物やホルマリン漬け等が無造作に床に置かれた部屋。仕掛けてくる気配は、見受けられない。

「そう構えんでくれ」

 ベルフェバンはそう言って机の上で両の指を合わせ、笑みを浮かべる。

「それで……君がアポ無しとは珍しい。急な用かね?」

 来ると分かっていた癖に。その白々しい言葉に、ウィリアムは今度こそ本当に苦笑してしまう。やはり、ここに来ておいて正解だったようだ。

 ロッコ・ベルフェバン。ウィリアムが学生の頃より老体であったが背は曲がっておらず、色眼鏡を付けているが底のないような瞳の輝きは隠そうとしない。木彫りの置物なのではないかと思った頃もあったが、彼は背後を取ろうとしたウィリアムをダッシュで追ってきたものだ。

 この男とはしっかり話を付けねば、後々に、そして絶対に厄介なことになる。そうウィリアムは確信した。

「お察しの通りですよ、学部長。辞職願は僕の机の引き出しに入れてあります。時が来たら、わざとらしく見つけてください」

 あっけらかんと告げられた部下の言葉に、ベルフェバンは溜息をついた。

「それはまた、大事件だな」

「貴方や次期学部長であるソフィアリ講師……そして娘にも非難が及ばぬよう、失踪という形でいかせてもらいます。ここの会話も、なかったことにしていただければ……」

「無論だ……で、ソフィアリ講師には?」

「もちろん、言ってません」

「安心した」

 直情的な男だ。言って数時間後には、聖杯要らずで戦争が始まりかねない。そこはお互いの共通認識だったようだ。

「君が亜種聖杯戦争に参加しようとしている。そんな噂を最初に聞いた時には鼻で笑ったものだが……どこのだね?」

「非公開のものです。ただ始まってしまえば、ここのロードの耳には必ず入る……そして古い教室にも。到底隠蔽しきれない規模になるくらいには、暴れる所存ですよ」

「分からんな」

 と、ベルフェバンは息を吐き、かつての教え子を嗜めるようにこう続けた。

「君の家系は時計塔の歴史の中でも異例だ。封印指定を受けながらも君の娘で四代、魔術刻印の継承を許容され、それどころか講師としての地位まで得ている……もっとも刻印で継承した魔術の使用、研究は認められてはいないがね」

 それでもこれ以上、聖杯に何を望むのかね。そう、ベルフェバンはウィリアムに問う。

「継承さえ許されど、これ以上の研究は許されない。まあ、それに不服はないですよ。ただ……ね」

 ウィリアムは頬を掻きながら、こう続けた。

「僕らがホルマリン漬けにされてないのは、単純に強行するより飼い殺しの方がリスクはないと時計塔が判断したからでしょう? その判断から二百年……黒い噂も耳にしています。ここらで僕らが未だ家畜になっていないことを、改めて認知させておく必要がある」

「……ウィリアム。娘に刻印を継承したはずじゃが、アレはまだ使えるのかね?」

「一部、刻印をこちらに残してあります。あまりやりたくはありませんでしたが……」

 その言葉を聞いたベルフェバンは押し黙り、やがて背後の窓をから外の景色を伺いて、呟いた。

「秘儀裁示局へのパフォーマンスの為に、サーヴァント相手に戦う……どの勢力に対しても問題にならない相手として、サーヴァントが適任と判断したのか」

 ウィリアムは、ええ、と肯定した。

 秘儀裁示局・天文台カリオン。封印指定を発令する、時計塔最古の教室だ。希少な能力の保護の為と、能力を持った魔術師を保存する彼らを再度沈黙させるには、自身の命をもって二百年前の騒動――時計塔が和解を選んだ、先祖の戦いぶりを再現するしかない。

「もっとも時計塔に戻るのは愚か、生き残ることも難しいでしょうね。それでもこの任、娘にやらせようとは思えない訳で」

 娘が可愛すぎてねぇ。わざとらしく声を上ずらせるウィリアムに、ベルフェバンは目を瞑って溜息をつく。

「良いのかね? 時計塔を敵に回すことになるぞ? サーヴァントを呼ぶよりも早く、対処されかねん」

「だから貴方に会いに来ました」

 連中にこう言ってやってください。と、ウィリアムはこう言った。

「そちらこそ良いのか? このウィリアム・シンを敵に回すことになるが……ってね」

 この言葉はもちろん、ベルフェバンに対しても向けられた言葉だ。

 さあ、どう返すか。そう見つめるウィリアムに、彼は肩をすくめた。

「その言葉があれば、時計塔の野心家達の大多数は黙るじゃろう」

 好きにしろ。というベルフェバンの言葉に、ウィリアムは頭を下げた。

 

 

 

「ウィリアム君」

 目を開けて顔を上げると、和装に身を包んだ老人――自身のサーヴァント、キャスターがハンチング帽とマフラーの隙間からこちらを見下ろしていた。

「ああ、すみません。ちょっと昔のことを思い出してて……」

 ウィリアムはそう言って頭を下げ、慌ててビルの縁から腰を上げた。

「状況はどうです?」

「鏡宮邸へ向かわせた隊士は全滅。正確無比な矢により、敷居を跨ぐことさえ叶わなんだ」

「なら、アーチャーのクラス……で、しょうかね?」

 ウィリアムはそう言ってから、腕を組んで唸りだした。弓の名手といっても、騎乗して矢を放つライダーということも、陰に潜み毒矢を打ち込むアサシンということも考えられる。

 マスターである自分が直に確認できれば、クラスやステータスは確認できるが、近づくこともままならない状況を、鏡宮は既に構築してしまっている。

「周囲に障害もないあの館に、アーチャーのサーヴァントですか……流石は開催者って感じですね。これ以上戦力を割いても無駄でしょう」

 その言葉に、キャスターも同意し頷く。

「それとウィリアム君。サーヴァントが他にも見つかった」

「おや」

 朗報だ。ウィリアムは笑みを浮かべた。

「君が言っていた、ミローネ、という家を襲撃した隊士が一蹴された」

「没落し、この地に移った一族ですから。必ず参加していると思っていました。クラスは?」

「恐らくバーサーカー。かなりの巨体で、斧を手にしていた。戦い方も、御世辞にも優美とは言い難い。しかも隊士を打ち払った後、すぐに移動を始めた」

「マスターを置いてですか?」

「逃げる際、脇に娘を抱えていた」

「金髪で小っこい、髪をこう……巻いた?」

 ウィリアムが両耳の手前で指を回すと、キャスターは、それだ、と指を立てた。

 ミローネ家の現当主、レオポルディーネ・ミローネだ。ウィリアムは確信した。

 調べた限りでは、ミローネ家はルーン魔術を研究していた一族だったはずだ。何かに刻むことで効果を発揮する、言ってしまえば迎撃に向いた魔術の使い手が工房から出ていくとは……。

「行方は? まだ、追えています?」

「逃げ回っているランサーの方へ、まっすぐ向かっている」

「ん……探索のルーン、あるいは地元ならではの準備をされてたんでしょうかね……」

「どうするかね? ウィリアム君」

 どうしましょうかね。ウィリアムはそう呟きながら、周りを歩き回る。

 バーサーカーがランサー陣営へと向かっている。

 この展開は予想外だが、こちらに不利に働く訳じゃあない。むしろ隊士達をぶつけるより多くの情報が望めるだろうし、場合によってはどちらかが脱落する可能性も期待できる。

「ランサーとセイバーは、まだ襲撃中でしたよね?」

「うむ。もっともランサーらは逃げ続けているし、セイバーの方はマスター自身が戦っている」

「なら、バーサーカーとランサーをぶつけましょう。バーサーカーの追撃はなし、二陣営の衝突後、ランサーへの攻撃も休止を」

「承知した」

 ウィリアムはキャスターに頷き。

「残る問題は、未だ二騎のサーヴァントが見つかっていないのと……」

 そして、ふと踵を返し、上空を睨んだ。上空には街の夜灯に照らされた薄雲をコントラストに、何かが飛行しているのが微かに見える。

「空を飛び交う、あの使い魔達でしょうね」

 キャスターはウィリアムの隣に立ち、腕を組んだ。

「ふむ……一度こちらに近づいてきたものを撃ち落としていたが、全てそうする訳にはいかんのかね?」

「結構な数を運用しているみたいですので、全部はちょっと……しかし、こちらがせっかく集めている情報を、どこぞの誰かに盗み見られているのは癪ですね」

 ウィリアムはそう言うと、深い溜息をつく。リスクは高いが、キャスターが他の面々に掛かりきりになっている以上、仕方がない。

 ウィリアムは背負っていた刀袋をそっと地面に置き、パーカーのジッパーを下ろした。パーカーの下は何も着ておらず、ウィリアムはパーカーを脱いで手早く腰に巻いた。

「ほう……」

 露わになったウィリアムの上半身を見て、キャスターは感嘆の声を上げた。

 肥大化することさえ許されないほどに、引き絞られた筋肉。しなやかな五体。それは河の上流から流された、大岩を連想させた。大きな才能を抱えた大岩は川底を転がる度に体を削られ、そして長い時を経て角のない、硬く艶のある石に変貌する。

 ウィリアムの五体は、彼一人で作られたものではない。彼の先祖の長きに渡る研究や鍛錬が、魔術刻印だけでなく血や肉をもって継がれ……ウィリアム・シンという男の体を通じて露わになっているに過ぎない。

「キャスター、こちらは貴方に任せます」

 ウィリアムは地面に置いていた刀袋を手にし、言った。

「使い魔の方は、僕がやりましょう」

 聖杯戦争の序盤は、魔術師による諜報合戦だ。そうウィリアムは考えている。参加した魔術師の誰もが他六騎の真名や弱点を探るべく尻尾を追っかけ、あわよくば噛み付こうと駆け回っている。

 しかしこの日坂の亜種聖杯戦争、そのドッグファイトを制するのは我々だ。

 ウィリアムはそう心のうちで決意するや否や駆け出し、ビルの屋上から(ましら)のように飛び跳ねた。

 

 

 

 シュウジの剣技は、人間業ではなかった。

 敵を踏み台に飛び跳ねつつ、踏み台の顎を跳ね切る。地上スレスレを駆けてすれ違い、振り返り際に膝裏へと刃を滑り込ませる。懐に飛び込んだと思ったら、次の瞬間には敵の背に剣を突き入れ、脇腹を一息に切り裂く。

 とにかく居着かない。構えない。待たない。セイバーの目には既にシュウジの剣先の相手、彼がこれまで戦っていた敵の姿が見えていた。それは人間という生命の延長線にあって、それでいて人間の域を超え出た存在。

 死徒、怪物や異端者。それらを代行者として戦ってきたシュウジが自ずと作り上げてきたスタイル。それが今、セイバーが目にしているものなのだろう。

 大変なものだな。と、セイバーは嘆息した。

 いつの時代でも、敵より格下だと足を使わざるを得なくなるようだ。

 そんなことを考えていると、新選組の隊士が三人、より近いセイバーを無視し、シュウジの方へ駆けつけているのが見えた。

「……やれやれ」

 セイバーは肩をすくめ、地面を強く蹴りつける。そして次の瞬間には、三人とシュウジの間に割って入り。

「ぬあッ!」

 割り込みに反応する隊士達に構わず、剣を左から右へ、横一文字に薙いだ。

 防ごうと刀を構える、避けようと体を引く、先に打ち込もうと飛び掛かる、隊士達のそれらの反応を、セイバーは一々気にしない。気にする必要もない。それらをより早い速度で、より強い力で、まとめて両断してしまう。

 それが周辺にいた隊士達の、最後の戦力であった。

 ちょうど敵を斬り伏せ、背後に迫っていた三人に気づいたシュウジであったが。その鮮烈な光景に、思わず息を呑んだ。

「ふむ……こんなもんだな」

「流石……」

「ありがとう、マイマスター」

 隊士が全て霧散したことを確認し、セイバーは剣を地面に振り付けてから、霊体化させる。

「さてシュウジ、敵の本体の位置だが……」

「分かったか?」

「いや……だが、こいつは威力偵察だ。こちらの情報を少しでも掠め取ろう、あわよくばマスターを討ち取ろうという」

 となれば。セイバーは顔を上げ、頭上にある幾つかのビルの上部を見回した。

「他の陣営にも、こいつらは送られているはずだ。それを利用してやろう」

「この新選組が向かう先に、この聖杯戦争の参加者がいるということか」

「おう。それに……俺達が襲われたんだ。昨夜、大立ち回りをやったランサー達も居場所が割れているだろう」

 なるほど。シュウジはセイバーの提案に頷く。単に強いだけじゃない。軍を指揮していただけあって、こういった機転が利くが故に、彼は英霊にまでなったのだろうと改めて実感する。

「そうなれば、シュウジよ」

 セイバーは振り返り、こちらへと駆け寄ってきている隊士達の二波目を見据える。

「まずは我らを追う者の目から、逃れねばな」

「頼めるか、セイバー?」

「任せろ」

 二人は迫りくる隊士達に背を向け、薄暗い裏道へ駆け込んだ。

 

 

 

 一方、読水とランサーは襲撃から逃れようと夜道を駆け回っていた。

 元々日坂市の中心である日坂中央駅の隣の駅であるからと、ねじ込むように建てられたマンション。ベランダから脱出して少し走れば、街の賑わいからは大きく離れることになる。

 そうなると、新選組の亡霊達の襲撃はより一層苛烈になった。しかし、ランサーはそれを制し続けている。

 高速道路橋の下、薄暗がりの中で鈍い音が響いた。

 呻き声も漏らさず、隊士が地面に倒れ霧散する。ランサーは一息つきながら、左手で印を結ぶ。すると、隊士の顔面にめり込ませたマンホールの蓋が飛来し、彼女の脇で静止する。

 マンションを抜けてから、かれこれ四度目の襲撃。ランサーはそれらの襲撃を、このマンホールと槍で防ぎ切っている。

 襲撃者の正体は掴めてはいないが、物理的な攻撃も効果があると知れたのは幸運だった。ランサーは囲む隊士らを槍で突破し、投げ付けられた手槍をマンホールの蓋で防ぎ、そして返す刀で蓋を投げ付けた。

 しかしそれでも、未だ彼らの包囲からは突破できていない。

「マスター! 次は……」

「ちょっと待てって」

 焦りからか、読水は声を荒げつつ、右手に持った物を周囲に向けていく。

 それは、蝋状になった人間の右手であった。

 栄光の右手(ハンズ・オブ・グローリー)。罪人の右手を屍蝋化させたもので、門前で使えば家の住人は眠ってしまうと伝えられる――魔術礼装としては、ありふれた代物である。

 読水が持つ物は、とある死霊術師から買い取った特別製だ。

 屍蝋化した右手に火が点いている限り、この礼装の先へは微弱な眠りの呪いが送られている。正常な状態にある一般人でも難なく抵抗できるその呪いは、逆に抵抗されると火の勢いが弱まってしまう。この火の強弱によって礼装の持ち主は、右手の先に何かがいるかどうかをレーダーのように判断できる。

 これを手に入れるのに、読水はその死霊術師から大金をふんだくられはしたが、これによって読水は何度も敵の追跡を掻い潜っている。

 読水は上下左右、あらゆる所に栄光の右手で示すが、火の勢いが弱まる箇所はない。

「よし、どこにもいない。ランサー、この間に逃げ切るぞ」

 そう言って、読水は橋の下から抜けようと歩き出した。

 その時だ。読水が向かおうとした先で、何かをアスファルトの地面に叩きつけたような、破裂音が響き渡った。

 咄嗟に読水は立ち止まり、音の方向に栄光の右手を向けた。

 その瞬間、右手に灯っていた火は掻き消えた。

「……ッ!?」

 ありふれているとはいえ、魔術礼装だ。風でそうそう消える炎ではない。そして炎を消すほどの抵抗力を持つ存在など、今の日坂市には敵以外しかいないだろう。

 たたらを踏んで後方に下がる読水。読水と、『炎を消すほどの魔術抵抗を持つ何者か』、二つの間に緊迫した面持ちのランサーが入った。

 そして橋下へ差し込んでいた街灯の光を遮る、巨大な影が横合いから現れた。

 影となって良くは見えないが、読水にもその男が二メートル近い長身であること、肩に戦斧を担いでいること。

 そして、バーサーカーのクラスのサーヴァントであることを、マスターである読水は正確に読み取った。そしてそうでなくとも、肌に伝わるほどに直接的な威圧感、目眩を感じるほどに溢れ出た暴力性は、彼が狂戦士と呼ばれる存在であることを悟らせた。

「……ランサー」

 ランサーは読水の言葉に、静かに頷いて応えた。

 印を結んでいた左手は、ゆっくりと槍の柄に添えられる。印を解かれたマンホールの蓋は地面に落下し、ガランと大きな音を響かせた。

 その音にバーサーカーはゆっくりとこちらに向き直り、斧を地面の方へと下ろした。

 

 

 

 

 

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