大学内・図書館
たまには、こういう所で読書もいいだろう…。
………
……
…
「うおっ!」
「図書館では静かにしないさい」
「突然、隣に居たら驚くわ」
「貴方、集中していて全然気がつかないんですもの…」
「そりゃ、悪かったな」
「もうお昼よ」
「じゃあ、飯にするか」
「そうね。どこがいいかしら」
「中庭でいいんじゃねぇの」
中庭
「ここの木陰が気持ちいいんだよ」
「なかなか良い場所ね」
「ベストプレイス候補なんだが…」
「けっこう、人が結構居るわね」
………
……
…
「ふぅ、ごちそうさま。相変わらず旨いよ」
「ふふっ、良かったわ。貴方、午後はどうするのかしら?」
「休講になったからなぁ。少しここで休んでから、バイトに行くよ」
「そう。夕方にはお店に顔を出すから」
「はいよ」
「では、私は行くわね」
「おう、いってらっしゃい」
「貴方もがんばってね」
(少し昼寝でもするか)
………
……
…
(…膝枕されてる?)
「ん?雪ノ下か?」
「目が覚めましたか、比企谷様」
「比企谷…様?…うをっ!」
「?どうかなさいましたか?」
「な、ななななななんで綾瀬さんが膝枕を!」
「比企谷様が気持ち良さそうに寝ていたので、つい…」
「いや、ダメだからね、そんなことしちゃ」
「ダメなんですか?」
「い、いや、そんな悲しそうな顔をされても…」
「では、どうすればよろしいでしょうか?」
「彼氏見つけて、してあげればいいと思うが」
「では、比企谷様!」
「いや、俺は違うからね」
「私も恋人と認めてくだされば、問題ないですね」
「どうして、そういう思考になっちゃうの!」
「良いではありませんか」
「いやいやいや…。あっ!バイトの時間だ!じゃあな」
「あ!比企谷様~」
コーヒーショップ
「ほぇ~。ゆきのんに挑む強者が居たんだね」
「参ったよ…。そのご令嬢にも…」
「どんな感じなの?ハーフらしんだがな、金髪で青い瞳…。セシリアか、ボーゼスか…」
「よくわからないよ」
「まぁ、奔放で参ってるよ」
「そ、それなら、私もヒッキーの恋人にしてほしいな」
「何言ってるの、由比ヶ浜!」
「えぇ~、一人増えるのも二人増えるのも一緒だよ」
「いやいやいや、ハーレムルートとかいらないからね」
「雪ノ下、いらっし…ひぃ!」
「ゆきのん、やっは…ひぃ!」
「比企谷君…」
「はひっ!」
「文子さんに膝枕されてたって、どういうことかしら?」
「ヒッキー、そんなことしてたの!じゃあ、私も…」
「由比ヶ浜さん…」
「ひぃ!」
「あ、あれは寝てる間に綾瀬さんが勝手に…」
「問答無用!!」
「ぎゃ~!」
この後メチャクチャ土下座した。
――――――――――――――――――
関係ないけど、冴え彼女の育てかたFINE良かったです。