珈琲   作:おたふみ

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大学編・その19

大学内・図書館

 

たまには、こういう所で読書もいいだろう…。

 

………

……

 

「うおっ!」

「図書館では静かにしないさい」

「突然、隣に居たら驚くわ」

「貴方、集中していて全然気がつかないんですもの…」

「そりゃ、悪かったな」

「もうお昼よ」

「じゃあ、飯にするか」

「そうね。どこがいいかしら」

「中庭でいいんじゃねぇの」

 

中庭

「ここの木陰が気持ちいいんだよ」

「なかなか良い場所ね」

「ベストプレイス候補なんだが…」

「けっこう、人が結構居るわね」

 

………

……

 

「ふぅ、ごちそうさま。相変わらず旨いよ」

「ふふっ、良かったわ。貴方、午後はどうするのかしら?」

「休講になったからなぁ。少しここで休んでから、バイトに行くよ」

「そう。夕方にはお店に顔を出すから」

「はいよ」

「では、私は行くわね」

「おう、いってらっしゃい」

「貴方もがんばってね」

 

(少し昼寝でもするか)

………

……

 

(…膝枕されてる?)

「ん?雪ノ下か?」

「目が覚めましたか、比企谷様」

「比企谷…様?…うをっ!」

「?どうかなさいましたか?」

「な、ななななななんで綾瀬さんが膝枕を!」

「比企谷様が気持ち良さそうに寝ていたので、つい…」

「いや、ダメだからね、そんなことしちゃ」

「ダメなんですか?」

「い、いや、そんな悲しそうな顔をされても…」

「では、どうすればよろしいでしょうか?」

「彼氏見つけて、してあげればいいと思うが」

「では、比企谷様!」

「いや、俺は違うからね」

「私も恋人と認めてくだされば、問題ないですね」

「どうして、そういう思考になっちゃうの!」

「良いではありませんか」

「いやいやいや…。あっ!バイトの時間だ!じゃあな」

「あ!比企谷様~」

 

 

コーヒーショップ

 

「ほぇ~。ゆきのんに挑む強者が居たんだね」

「参ったよ…。そのご令嬢にも…」

「どんな感じなの?ハーフらしんだがな、金髪で青い瞳…。セシリアか、ボーゼスか…」

「よくわからないよ」

「まぁ、奔放で参ってるよ」

「そ、それなら、私もヒッキーの恋人にしてほしいな」

「何言ってるの、由比ヶ浜!」

「えぇ~、一人増えるのも二人増えるのも一緒だよ」

「いやいやいや、ハーレムルートとかいらないからね」

 

「雪ノ下、いらっし…ひぃ!」

「ゆきのん、やっは…ひぃ!」

「比企谷君…」

「はひっ!」

「文子さんに膝枕されてたって、どういうことかしら?」

「ヒッキー、そんなことしてたの!じゃあ、私も…」

「由比ヶ浜さん…」

「ひぃ!」

「あ、あれは寝てる間に綾瀬さんが勝手に…」

「問答無用!!」

「ぎゃ~!」

 

この後メチャクチャ土下座した。




――――――――――――――――――

関係ないけど、冴え彼女の育てかたFINE良かったです。

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