珈琲   作:おたふみ

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久しぶりのクロスオーバーです。


特別編3

とある日曜日。

材木座に、サバゲで欠員が出たので参加してくれと頼まれた。

たまにはいいだろう。雪ノ下も由比ヶ浜と買い物と言ってたしな。

「う~す」

「待ちかねたぞ、我が盟友よ」

「うぜぇ」

「八幡、銃はあったか?」

「実家探したけど、コスモドラグーンしかなかった」

「な、何故そんなレア物が…」

「知らね。親父のコレクションだ」

「ならば、こんなこともあろうかと…」

「あっ!テメェ言ってみたいセリフを!」

「ふっ。我のM-16を使え」

「あいよ。相手は女も居るのか?」

「どうやら、そうらしい。だが、かなりの手練れと聞いている」

「ふ~ん。ま、関係ないか。早く死ぬか最後まで残るかだからな」

「おぬし、最後まで残るつもりか!」

「ステルスヒッキーは伊達じゃない」

「言ってみたいセリフ!ズルいぞ八幡!」

「ふっ」

 

ゲームは、半ば予想通りにこっちは俺が残り、相手は女一人…。

 

最後の勝負…。

 

「いやぁ~。参ったであります」

「アンタもなかなかだったよ」

「本当に初心者でありますか?」

「まぁね。目立たないことには自信があるからな」

「いずれ、また戦いましょう」

「機会があったらな。俺は比企谷八幡だ」

「比企谷殿ですね、自分は大和亜季であります。では、失礼します」

 

綺麗な敬礼をして去っていったのは、ミリオタアイドル・大和亜季でした。サイン貰えばよかった…。

 

 

――――――――――――――

 

別の日曜日。

雪ノ下と神田の古書店巡り。

たまには、こういうデートもします。

 

「比企谷君、私は向こうを見てくるわ」

「俺はこの列に居るよ」

しばらくは別々に本選びをする。

すると、数冊の本を抱えた女性がヨロヨロとこちらに向かって来た。

俺の前で見事に本を落としてしまった。

「大丈夫ですか?」

「…すいません」

「手伝います」

「ありがとう…ごさいます…」

落ちた本を拾い、その女性に渡す…。前髪に隠れてはいるが、綺麗な目をしていた。思わず見惚れてしまう。

「では…失礼します…」

「はい…」

しばらく女性を見ていると、後ろから冷気を感じる…。

「何を見惚れているのかしら…」

「うおっ!ビックリした。落とした本を拾っただけだ。それに、見惚れても勘弁してほしい相手だ」

「それは浮気発言かしら?」

「ちげぇよ。あの女性、アイドルの鷺沢文香だよ」

「なるほど、だから見覚えがあったのね」

「そうだろ?」

「でも、見惚れてたのは別問題よ。後で調き…、教育が必要ね」

「今、調教って言おうとしたよね?」

 

この後、大量の荷物持ちをさせられました。調教?逆にベッドでイヂワルしてやりました。

 

 


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