八幡の部屋
「ねぇ、比企谷君」
「ん?」
「かまって」
「おい、やめろ。そんなタイトルのSSあるんだから」
「何を言ってるのか、よくわからないわ」
「あっそ。んで、どうした?」
「今日のお昼だけど…」
「どうすっかな?」
「サイゼリアに行かない?」
「行く行く。すぐ行こう」
「…私の手作りよりサイゼリアがいいと?」
「違う違う!ミラノ風ドリアが俺を呼んでるんだ!」
「そんなことある訳ないでしょ」
「んで、なんでサイゼリアなんだ?」
「このSS、サイゼリアネタがないからよ」
「内情暴露するのやめて」
「冗談よ。由比ヶ浜さんと戸塚君と待ち合わせしているのよ」
「それを早く言ってくれ。さあ、行くぞ。戸塚が俺を待っている」
「まったく、貴方は…」
サイゼリア
「ゆきのん、ヒッキー!こっち」
「由比ヶ浜さん、静かに」
「戸塚!戸塚が居る…」
「八幡っ!」
「あはは。ヒッキー、相変わらずだね」
「恋人が男色の趣味があるとは…」
「違う。戸塚は性別を超越している。いわば天使だ」
「はぁぁぁ」
「ゆきのんも大変だね」
「ホモ谷君は置いておいて」
「おい、俺を海老名さんが喜びそうな名前で呼ぶな」
「んで、只の食事会じゃないだろ」
「さすが八幡」
「おう、任せろ。戸塚のことなら、なんでもわかるぞ」
「やっぱり、ヒッキーキモイ」
「気持ち悪いわ、比企谷君」
「泣いていい?」
「泣き谷君は、泣かせておいて」
「おい、俺の彼女!」
「今日はテニスに行くのよ」
「ほ~ん。なんでこんなまわりくどいやり方をしたんだ?」
「普通に言ったら、貴方行かないでしょ?」
「戸塚が居る所だったら、どこでも行くぞ」
「八幡、それはちょっと…」
「ヒッキー、やっぱキモイ」
「比企谷君、私より戸塚君がそんなにいいの?」
「雪ノ下の方が…雪ノ下じゃなきゃダメに決まってるだろ。言わせんな」
「そ、そう…」
「ゆきのんとヒッキーは相変わらずだね」
「二人は仲良しだね」
「うっ!恥ずかしい…」
「こほん!で、では、食事をしたら、テニスに行きましょう」
テニスコート
「彩ちゃん、ヒッキー、お待たせ」
「ごめんなさい、お待たせして」
「ううん、大丈夫だよ。二人ともテニスウエア似合うね。ねぇ、八幡」
「お、おう…」
「そう?えへへ」
「比企谷君の卑猥な目線を感じるわ」
「仕方ねぇだろ…だから…」
「比企谷君。言いたいことはハッキリ言いなさい」
「ゆ、雪ノ下が可愛いんだから、見ちまっても、仕方ねぇって言ったんだよ」
「そ、そう…。あ、ありがと…」
「ど、どういたしまして…」
テニス終了
「八幡、なまってるよ」
「久しぶりだからな。戸塚は上手くなったな」
「そ、そうかな」
「良かったね、彩ちゃん」
「由比ヶ浜さんも上手くなったななったね」
「そ、そう?えへへ」
「雪ノ下、大丈夫か?」
「だ、大丈夫…よ」
「なあ、戸塚と由比ヶ浜は、時々テニスとかしてるのか?」
「たまにね」
「彩ちゃんにダイエットに付き合ってもらってるんだ」
「ほ~ん」
「じゃあ、またな戸塚、由比ヶ浜」
「二人とも、またね」
「ヒッキー!ゆきのん!またね」
「八幡、雪ノ下さん、またやろうね」
「なぁ、雪ノ下」
「何かしら?」
「戸塚と由比ヶ浜って…」
「私も思ったのだけど…」
「まだ正式にって感じじゃないな」
「でも、秒読みじゃないかしら」
「そうだといいな」
「…ねぇ、比企谷君」
「ん?」
「…テニスウエアを持っているのだけど…」
「お、おう…」
「…今夜は比企谷君の部屋に泊まっても…」
「お、おう、いいぞ」
「そ、それでね…。このテニスウエアを…」
「雪ノ下、それ以上は言わなくていいぞ」
「そ、そう。良かった…。嫌って言われたらどうしようかと…」
「言う訳ないだろ。今夜は寝かせないぞ」
「…今夜も可愛がってね」
「お、おう…」